ハンパない集中力

今日は午前に滋賀県中部の中学校でお座敷があります。なので、朝はゆっくり。それにしても、朝にゆっくりできるのは、マジで大切です。
で、JRに乗って最寄りの駅へ。お迎えに来ていただいているので、あれやこれや話をしながら中学校へ。実はこの中学校、去年も来ています。さてさて、今年はどんな感じかな。
とりま、会場に着いたらセッティング開始。まぁでもすぐに終わります。ちょうどいろんな機器のバッテリーがなくなりかかっているので、充電させてもらいましょう。
やがて生徒さんが入ってきました。けっこうにぎやかというか元気というか。でも、こういう生徒さんの方が反応がいいんですよね。教員の方、けっこう大声で並ばせているので、そういうことですね。と、その教員の方
「実は、中学生の時に話を聞かせてもらったんです」
マジか…。
ということで、お座敷開始。はじめの「つかみ」はバッチリです。その後、かなりガッツリ聞いてくれています。集中力、ハンパないな。
生徒バージョンは基本的にはミッション1とほとんど同じで、前半はライフストーリーです。ただ、あまりやる機会がないので、ところどころ飛んでます。それを思い出しながら話をしなくちゃなりません。途中、時計を見ると、「これはあまるな」と思ったんですが、考えてみると、そこからが長いのでした。ヤバイヤバイ。ただ、生徒さんはもちろんそんなわたしの胸中はわからないわけで、メチャクチャ真剣に聞き続けてくれています。
てことで、前半終了。休憩に入ったら、とたんににぎやかになりました。きっと疲れているんだろうな。
で、後半開始。ここからはセクシュアリティの話です。途中に質問タイムがありますが、2人質問してくれました。うれしいな。
最後の生徒会長さんのあいさつもよかったし、拍手もメッチャ大きくて、恐縮するなど。
それにしても、片づけをしながら話をしていたら、2年前まではメチャクチャ荒れていたんだとか。なので、
「かつてK中学校に行ったことがありますが、当時の加配のO橋さんが「滋賀県で一番しんどい学校です」って胸を張っておられました」
というと
「うちは2番目です」
としれっと返されて、笑ってしまいました。別れ際に
「来年も来て下さい」
と言われてしまいました。
てことで、家に帰って昼ごはん。その後、弟のお寺に用事しに行ったり、整形外科にヤクゲトしに行ったり。
そんなこんなで、まぁ有意義な1日でした。

むき身の話

今日は午前も午後も出張です。なので、朝は少しゆっくり。
午前は第2のふるさとで研修会です。普段は火曜日にある会議だけど、今回はイレギュラーに向かいます。
会場は「高いところ」にあるので、いつものように山登り。少し早めに着くと、すでに講師の新谷さんが来ておられます。
し「熊本には行かれたんですか?」
い「もちろん、行ってきました。疲れたけど、よかったです」
し「濱元さんもおられましたか?」
い「いはりました、いはりました。壇上におられてびっくりしました」
と、ありがちな会話から。そして
し「今日はむき身の話でもいいですか?」
い「ぜんぜんOKですよ」
と、濃いぃ会話へ(笑)。
ということで、なぜか司会をさせられながら、研修会開始です。演題は「人権教育を基盤とした学校と地域の協働 ー大阪府高槻市第4中学校区の実践からー」ということで、「とん小」と4中のとりくみを聞かせていただきました。簡単に言うと「大阪北部地震」のあとの街づくりを、子どもたちも含めてとりくんでいくということ、そこに参画することが、子どもたちをエンパワーしたり、「学ぶ」ことへのモチベーションを高めることにつながるという話です。一通り話を聞かせていただいたけど、あまりにもいろんなとりくみがありすぎて、混乱してしまいました。なので、
「すみませんが、全体像が把握できないので、全体的な見取り図をお願いします」
というと、大雑把な地図を書かれて、それらがどのようにつながっているかを示してくださいました。わかりやすい。が、もうひとつ
「それらのとりくみの中心になっているのはどこですか?」
と質問すると、基本的には中学校なんだとか。なるほど。だからこの時の発表は4中だったんだ。
ただ、なかなかいろいろ大変な状況のようで、このあたりで「むき身の話」が出てきました。が、実はそういう話の中にこそヒントがあります。「うまくいっている」状態からはなかなか学べませんからね。
後半はワークショップです。実は苦手なんだけど、けっこう楽しくワークができたし、第2のふるさとの「可能性」を感じることができるワークでした。
てことで、午前の出張終了。移動中に、ちょっと職場によって、午後の出張場所へ。
午後の会議は進路とのセッションです。が、眠い。時計を見ると3時です。そりゃ眠いわ。それでも、近畿の話し合いの中で「欠格条項」という言葉が出ていたことに反応して、少し話をしてみたり。てことで、午後の出張も終了。
帰りに「稲荷」に用事があったので降りようとしたら、降ろしてもらえない。いや、降りる客より前に乗って来るなよ。ひでぇな。なので、駅員さんに
「みなさんの責任ではないことは重々承知した上で、マナーが悪いので、何かコメントする方法を考えられたらいいなぁと思います」
みたいな話をしてしまいました。ちなみに、謝られたので、
「いえいえ、みなさんの責任じゃないので、謝る必要なんてないです」
ともコメント。
で、用事が終わって帰ったら、久しぶりの筋トレです。効きますね。

そして、本日のラン。ちょっと気が乗らないけど、とりあえず走りましょうか。いちおういつもの6km+1kmの周回コースということで、走りはじめはゆっくりと走ることにしました。が、どうも走り方を身体が忘れている気がします。最初の1kmのタイムを見たら6分ちょいです。遅いな。次の1kmは暗くて足もとがガタガタなので、ここは慎重に走ることにしましょう。さらに次の1kmを走っているとき、心が折れそうになリマした。なので、4kmか5kmでやめようかと思ったけど、まぁ6kmは走ろうかなと。このあたりで、少しペースが上がってきました。とにかく地面を押す感じを思い出すように走りましょう。6km走ったところで、えいやと7kmのコースに入りました。
結果、7kmを40分30秒でアベレージが5分47秒でした。スプリットは6分13秒→6分04秒→5分58秒→5分26秒→5分42秒→5分25秒→5分35秒でした。
うーん、ビミョー。なにせ、今週からレースがはじまりますからねぇ。

まぁいいや。とにかくシャワーからのビールを楽しみますか。

似てるかも・全同教大会2日目

朝、目が覚めてあたりを見ると、よく見えます。コンタクトつけたままで寝たようです。アカンやん。とにかく身支度をしなければということで、あれやこれやしていたら、ふと気づきました。
スマホがない!
えーと、1軒目のお店でテーブルの下に置いてたから、あそこだな。てことは、夜まで連絡がとれないだろうなら、送ってもらうしかないなと判断。が、念のためにベッドと壁の隙間を見たらありました。やれやれ。よかったよ。
今日は8時半受付9時開会なので、8時40分くらいに着けばいいかなと思って到着したら、すでにみなさん来ておられます。早いな。
間もなく分科会2日目スタート。
まずは兵庫高のレポートです。なんか、聴覚障害の生徒の入学がきっかけで、手話の人権学習をはじめたり、自主講座をはじめたりしたというレポートです。全同教にしては珍しくプレゼン使っておられます。
なんか、あまり迫力がないレポートです。そのままだと「ふーん」で終わってしまいそうです。が、なにか引っかかる。なんだろう。その時、ふとこのシンポでのW田さんの言葉
「わたしは自分が障害者とは思ってません。わたしは手話文化を生きているだけです」
を思い出しました。そうか、「聴覚障害の子のために」手話をしていると考えるのではなく、「手話文化」という文化をとりいれることで、多文化化していると考えたら、案外おもしろいんじゃないかな。たぶんレポーターさんはそんなこと考えてないでしょうけどね。
とりま、質問としては
「なぜプレゼン使ってるんですか?なぜ元号使ってるんですか?」
だけは言っておきますか。まぁ答えはだいたい想像つきますがね(笑)。
休憩時間に鳥取のSげるちゃんが来られました。
「手話文化ってなんですか?」
「いや、かつてシンポに参加してね」
という話から、日本手話と日本語手話の違いのこととかを話したら、納得してくれました。しかし、知らんのや…。
2本目のレポートは、メチャクチャしっかりしたAさんの話。県奨の前に、突然「告知」されて、大混乱しながらも、カミングアウトしたいと思いはじめたと。ところが親にとめられて断念したという話。思わずUりんちゃんに
「レポーターのN野さん、Aさんに惚れてるね」
と、いらんことを言ってしまうなど。
Aさんの「なぜこんなに言いたんだろう」という言葉がいいなぁ。言いたいんだろうなぁ。ただ、反対する保護者の「先生、あとは任せたで」という言葉の意味をN野さんはどうとっているんだろう。なので、それを質問。すると「反対したら荒れるだろうから、そのフォローを任せたよ」と解釈されたようです。うーん。そうなんだろうか。
フロアからは「カミングアウトはスタートラインなのに、せんせいはゴールと勘違いしている」とか、さまざまな指摘が飛びます。またN野さんも「学校に仲間がいないんです。自分のせいです」とか、いろんなことを引き受けられます。
てことで、総括討論の前の休憩時間にTさきさんのところへ。すると
「あのせんせいは引き受けすぎじゃ」
とごもっともな指摘。なので、わたしも
「Aさんもですね」
とひとこと。
総括討論でTさきさん、「あんたもAさんも引き受けすぎじゃ。きっと仲間はいるはずだから、その人に振ればいい」と、優しい意見。
わたしは、さっき思った「手話文化」の話を出して「学校文化を変えていこう」という話。話終わった瞬間に、言い忘れていることがあったので、2度目の挙手。いろんな人が話したあと、当ててくださいました。K野さん、ありがとう。
「Mさんはカミングアウトを振り返って、「カミングアウトしたことは、自分にとってもよかった」っていう作文を書きました。カミングアウトって、そういうもんだと思います。それからもうひとつ」
と言って、この時のこと後日談話しました。そして最後に
「反差別を楽しくオシャレにカッコよくやりましょう」
という発言で終了。
最後のK林さんの総括もよかった。
そして最後にTさきさんとごあいさつ。
「あんたとけっこう似てるかもしれんなぁ」
めっちゃうれしかったです。なので
「また、来年もお会いしましょう」
てことで、今年の全同教大会も終了。
さてと、ひとりかと思ったけど、M永さんとM山さんがランチにつきあってくださいました。

で、ごはんを飲みながら、いろいろ話。
「たしかにわたしは自分の生い立ちは話さないけど、困ったときは「助けて」って言いますね。生徒には弱さやできなさ、情けなさは見せたいと思っています」
みたいな話です。それはそれで自分を語ることになっているのかもしれません。
そんな話をしてたら、あっという間に1時間ほどたってしまってました。M山さんに熊本駅まで送ってもらって、おみやげ買って、新幹線に乗って、しばしおねむです。
しかし疲れた。でも、充実した分科会だった気がします。司会者団のみなさん、報告者のみなさん、大会運営のみなさん、ありがとうございました。