ほんとに似てるな

で、ニューエビスノで呑み会。の前に、八条から七条のプチおさんぽ。この最中の伊藤さんはおおはしゃぎです。あちこちキョロキョロしながら、「うわー!」「すごーい!」の連発です。これ、どこかの街で車に乗せてもらってる時のわたしの反応です(笑)。
で、呑み会開始。
Sう括指導主事は、昔からのつきあいです。そんな昔話をしてみたり、はたまた今の話をしてみたり。「この人はなぁ、「こわいことなんかないやん、やったらええやん」って言うんやけど、それがワシはできひんねん」みたいな。懐かしいな。20年前の話です。わたしは、今もあの頃のスピードで走ってるかな。まぁ、走ってるな(笑)。走り方は少し変えたけどね。
もしかしたら、クビにならずにすむかもねって思えた夜でした(笑)。

やっぱ、これやんな

今日は某人権教育研究会の総会です。なので、ふだんよりは少しゆっくり。でも、寝不足は否めません。
午前は、いわゆる総会。今日はけっこう質問が出てきたけど、事務局長さん、がんばれー(笑)。わたしの本番は午後ですからね。
で、午後は記念講演。講師は伊藤あゆさん@M原高校。こないだの打ち合わせは今日のためだったのでした。タイトルは「ともに学び、ともに生きる、とは何か?」です。どんな話が聞けるんだろう。
で、講演開始。
とにかく楽しそう。何が楽しいかって、楽しいんでしょうね。子どもたちの変容が楽しくて、自分がめくられていくのが楽しくて、自分が変わっていくことが楽しいんでしょうね。
子どもたちの姿が語られるから、すごくわかりやすい話です。でも、だからといって、単なる実践報告なんかじゃありません。そこでは、まさに「ともに学ぶ」とはなにか。「ともに生きる」とはなにかということが、たっぷりと語られます。
それにしても、M原高校って、やはり歴史に位置づいた学校なんですね。ただ、それだけだったらそれだけのことなんですが、そういった歴史をとても大切なものとして受け継ぎ今に引き継いでおられる。時として忘れ去られそうになった時、そこに警鐘を鳴らし、その「鐘」をみんなが受けとる。そういう歴史をつくって来られたんだなってよくわかります。
そういう教職員と子どもたちの姿に何度か涙が出ちゃいました。
で、質疑応答。「やはりか」って感じです。みんなノウハウを知りたがる。「発達障害の子どもの発達年齢はいくつくらいですか?」「クラスの人間関係をつかむのにHYPER QUなんかはしておられますか?」「アセスメント・シートはつくられていますか?」そんなん気にしてるはずがないじゃないですか(笑)。案の定、答えは「発達年齢を気にされるんですか?」「HYPER QUってなんですか?あとで教えてください」「アセスメント・シートをつくる前にいろんなことがあるので、それをひとつひとつクリアしてます」。なので、かなり時間が押してたけど、これはどうしても言ってもらわなきゃならないと思ったので、司会の静止を振り切って(笑)、わたしから質問。
「伊藤さんは、なぜM原高校でこういうことができると思われますか?」
すでに散々言ってこられたんだけど、そのさらに奥にあるものを伝えてほしかったんです。そしたら、伊藤さんの答えは
「自己開示です。教員も生徒も自己開示をします。そのための仕掛けがいっぱいあるんです」
です。
やっぱりそれなんだよな(^^)。生徒が自己開示するためには、その前に教員も自己開示しなくちゃならない。でも、そういうことができていれば「助けて」って言える。「助けて」って言ってもらったら、何をすればいいのかがわかる。そしたら、HYPER QUとかアセスメントシートなんかに頼らなくてすむ。そうしたら、そんなものをつくったり、そのための研修する必要がなくなる。その時間を子どもに振りわけられる。単にそれだけのことなんですよね。
終わってから、Sう括指導主事がやってきてニヤッと笑いながら「示しあわせたようなやりとりやったな」と。んなもん、示しあわさんでもわかりますがな(笑)。