第16回GID学会(1日目)

で、遅刻覚悟でGID学会の会場へ。と、まだはじまってませんでした^^;;。てか、受付9時からって、大会そのものがそんなに早くはじまるわけないか。

ということで…。

  • オープニングイベント

こんなんあるんだ…。てかこんなことやっちゃったら、これから毎年やらなきゃならないプレッシャーがかかりますがな。来年はなんなんだろう(笑)。

  • 会長講演『沖縄のGID診療の歴史・現状・課題』山本和儀さん

山本さん、けっこう昔からやっておられたんだなぁ…。&勉強熱心なんだなぁ。にしても、やはり沖縄のFTMの多さは…。

  • 理事長講演『性同一性障害に関する社会的課題と学会としての対応』中塚幹也さん

やはり学校問題と保険適用ですよねぇ。
学校への医療者からのアプローチ、実は、ありがたいけど、ビミョーなんですよね。発達障害もそうなんだけど、「いや、ビョーキだからしかたないのはわかりました。でも」なんです。教員は基本は善意の人なんだけど、システムを変えようとまでする人はほとんどいないんです。で、その板ばさみになると。てか、「ビョーキで解決」はなぁ…。
保険…。かつて「貧困ビジネス」って話もあったしなぁ。なんとなくだけど、それなりの「ハードル」って大切な気もするんですよね。

  • 特別講演1『Lost in Transition: trans people, recognition, pathology and rights』Sam Winterさん

基本的には大阪で聞いた話のまとめって感じです。一度聞いたのみならず、手元にその時の配布資料があったので、すごくわかりやすかったです。てか、東さん、疲れましたよね。途中マイク落とすし(;_;)。

  • 一般演題 1/心理

後日

  • 一般演題 2/児童・学校

いろいろあるけど後日

  • 一般演題 3/職場・雇用

かなりお腹減ってたけど後日

疫学を明らかにするのは大切だとは思います。とはいえ、GIDの場合、難しいでしょうね。だって、基本的には「自己申告」ですからねぇ。多分に文化的な要素があるわけで。そういう意味では中村かれんさん(エール大学大学院 文化人類学部)に話してもらったのはすごく意味があったんじゃないかなと思います。にしても、中村さん、こまかく笑いをとりにこられて^^;;。

また余裕があれば、メモを見ながら追記するとしましょうか…。

フィールドワーカー?

起床は8時。もうろうとしています。今日の受付はたしか9時開始だっけ。たぶん間に合いませんね。ま、いっか。
ということで、チャイをいただきながら、またまた野入さんと話。いろいろ話しているうちに、話は「アメラジアンスクール」関係へと移行していきます。
なんでも、アメラジアンスクール、けっこうお客さんが来られるとか。で、みなさん質問攻めにされるとか。きっとまじめなんでしょうね。
そう言えば、わたし、夏にアメラジアンスクールに連れて行ってもらった時、ぜんぜん質問しませんでした。まぁ、質問できるほど事前の知識がないというのはまぁあるわけですが、わたしの関心事は「そこにただよう空気に身を任せる」ことなんですよね。廊下に並んでいる本や、ふとしたスペース。教室のつくりや、そこにおいてあるもの、飾ってある展示物。そういうものを見ながら、ここでどんな営みがされているのかということに思いをめぐらせるのが好きなんです。それはアメラジアンスクールだけじゃなくて、昨日の夜の町並みを見る時も同じです。
しかも、質問の内容が
アメラジアンスクールの設立の趣旨は?」
みたいなものだったりするみたいで、それは違うだろうと。
「だって、そもそも「こんなもんをつくろう!」って考えてできたものじゃなくて「必要に迫られてつくったら、それがアメラジアンスクールになって、必要に応じて変化してこうなった」みたいなもんなんでしょ?」
「うん!」
「けっきょく、沖縄のというか日本の教育を取り巻く状況がアメラジアンスクールをつくってるんですよね?」
「そう!」
てな話をしながら
「わたし、いまは教育学の場所にいるけど、教育社会学に行きたいんですよね」
みたいなことをつぶやくと、野入さんのひとこと。
「いつきさんは社会学
あー、社会学、そこまでいってまうのかぁ(^^)。

プレイベント・どこまで続く?(その6)

今日は終業式。長かった一年も、今日で終わりです。
で、いろいろ残務整理をして、とっとと職場を後にします。で、乗り継ぎ乗り継ぎしながら到着したのは那覇空港(笑)。あしたからはじまるGID学会の前泊です。人使いの荒いわたしは、沖縄の友だちK城さんに迎えに来てもらったりして^^;;。なんでもK城さん
「ツーシータ−やし」
って言っておられるので、どんな車かなと思ったらRX7でした。いやぁ、興奮です!
で、連れて行ってもらったお店が、夏にも来た「ゲジョル」です。
「今回は参鶏湯を注文してあるからね」
との野入さんのお言葉に、こちらも興奮です。とりあえずはオリオンビールからスタートするわけですが、オモニが
「これ、人気あるよ」
と薦めてくださったのが、ラズベリーのお酒。うーん、甘い…。と、突然ひらめきました。チャミスルと混ぜるとうまいはず!てことで、
チャミスル、ください」
「あー、みんな混ぜるとおいしいって言ってるよ」
突然のひらめきは正解でした。
そんなことをやっているうちに、K城さんとパートナーさんが登場。4人でわいわいしゃべりながらおいしい朝鮮料理をつつきます。と、参鶏湯登場。

でかっ!量多っ!うま!でも、完全におなかいっぱいになりました。
楽しいひとときが終わって、今日は野入さんの家にお泊まりです。ゲジョルから歩いて行くのですが、途中の町並みが、もう最高です。

えらい興奮しているわたしを見て、野入さんのひと言
「いつきさん、こういうところ、好きやねぇ」
あきれられてしまいました。
お家に着いたら2匹の犬のお出迎え。気がつくと、完全になつかれてしまっていました。

野入さんのお家でワインをいただきながら、社会学関係の話。うわぁ。魅力的やなぁ…。でも、わたしのいる場所は教育学。う~んと思いながら寝ていく夜でした。

きっとわたしはダメなんだろな・どこまで続く?(5日目)

まぁ、わたしがダメ人間なのは既知のこととして、プラス何がダメなのか…。
今日は校内セクションの忘年度会です。わたしが所属しているセクションは、部長を筆頭にとてもいい人たちで、仕事もバリバリとやる。で、ギャグのセンスも切れてるし、笑いが絶えない。まぁ、ここを逃げ場にする教員も多々いるみたいなところです。なので、その呑み会なら楽しくないわけがないです。ひたすら
「んま!」
「笑」
の繰り返しです。
で、わたしも一緒に笑っていたのですが…。なんか、徐々に「差」が明確になってきます。その「差」をひとことで言うなら「クラブ」です。ほんとに部活が楽しくてしかたない。そして、その部活を通した子どもたちとのつながりをほんとうに大切にしている。そして、子どもたちとのつながりが深い。ほんとうに
「先生なんやなぁ」
と思ってしまえる人たちなんです。
翻って、わたしは…。
部活は放ったらかしです(笑)。クラブは子どもたちの場所だと思っているので、「自分たちが居心地よく楽しめるように、自分たちで考えろ」ってスタンスです。なので、子どもたちとのつながりは薄い。
まぁ、体育系と文系って違いはあるでしょうけどね。
でもまぁ、そんな差を目の当たりにして、でも
「まぁいいか…」
と思ってしまった複雑な気持ちのひとときでした。

あ…。でも…。
トランスジェンダー生徒交流会に来てる子どもから卒業式の写真が「今から家族で飲み会です」というメッセージと一緒に送られてきました。その写真のかわいさに、思わず笑顔がこぼれました。
ま、そんなつきあいをしてるんだな、わたしは…。

「自然」と「反自然」の線引き・どこまで続く?(4日目)

今日の夜はトランス関係のミーティング。当然その後は飲み会なわけですが…。
まぁ、トランス関係の人と飲んでいるわけですから、話題はトランス関係になるわけです。で、話題はホルモン療法のことになっていって、そこではたと考えたわけですが…。

例えば、わたしみたいな年とってからのMTFのホルモンって、まぁ「効き」はたいしたことないです。すでに変化し尽くしたあと、ちょいと変化する程度です。でも、MTFであっても、例えば2次性徴直前あたりのホルモンは、おそらく劇的に効くんじゃないかと。そうすると、放っておいたらあっちにいくであろう成長の曲線を人為的に曲げることになる。そして、身体の形をコントロールしていく。例えば、胸の大きさはこれくらい。身長はこれくらい。声の高さはこれくらい。
しかし、そうした身体の形にはモデルがある。そのモデルは、おそらくは社会のあり方に規定されている。そして、その社会のあり方は、女性のあり方を規定している。そして、その規定に沿わないネーチブ女性の生きづらさをつくっている。
とするなら、「モデル」にあわせて身体の形をコントロールすることは、「モデル」からはずれたネーチブ女性の生き方を抑圧することにつながる。
トランスがトランスとして生きることを決意する時に「ありのままの自分で生きようと思った」なーんていうタームが出てくることがあります。でもその「ありのままの自分」が、実は「モデルとしての女性/男性」であるとしたら、そしてそのためのホルモンや手術ならば、それはほんとうに「ありのまま」なのか?っていうことなんですよね。

じゃぁ、わたしがやっていることは?
程度の差はあれ、同じことと言えるし、でも、違うとも言える。なぜなら、その「程度の差」こそが問題になるんじゃないかと思うからです。
トランスなんていう行為は、基本的に「反自然」なんだと思います。でも、その「反自然」の中に、どの程度「変えないもの=自然」をブレンドするのか。そのことで「モデル」からはずれた身体の形を持つ女性への抑圧を少しでも緩和することができ、そのことは最終的には(モデルからはずれざるを得ない)MTFへの抑圧を緩和することにつながるんじゃないかな。

たぶん正常な呑み会→?・どこまで続く?(3日目)

今日はとある研究会の最終会議です。まぁ、今年一年振り返って、来年を展望する感じでしょうか。
で、終わったら、これまた恒例の呑み会。
まぁ、そんなにひどい飲み方をする人たちではないので、しみじみとこぢんまりと飲むわけです。
と、そこにいきなりメール。
「呑も」
「うん」
早々に終わった飲み会を脱出して、別の飲み会へ。気がつくと終電です(笑)。
まぁこんなもんだわ^^;;。

明けて現役の会・どこまで続く?(2日目)

5時半くらいにふと目が覚めて、ベッドに潜り込んで再び爆睡。9時前に起きて、和室と台所の窮状を見て、「これはあかん」と直感。だって、11時には現役生が来ます。
今回は働き者の卒業生が多くて30分ほどで片づけ終了。それから、昨日の鍋に辛ラーメンを放り込んだ朝ごはん。おいしいけど、食べ過ぎそうです。
そうこうするうちに、11時です。ボチボチ現役生が来る時間。
「おー」
「来たでー」
「今日、何つくるん?」
「鍋」
てことで、みんな買い出しに行きました。さて、なにができるんだろ。
帰ってきた中国帰国の子、土鍋に八角・ナツメ・くこの実・人参・ニンニクあたりを入れて煮出しています。すごいよ!さすがは中国料理!医食同源です!肉団子を鍋にくぐらせては取り出します。
「固くなるしな」
もうね!感動です。
やがてできあがった鍋のおいしいこと!
そんな鍋をつつきながら、話はディープに進みます。
「ルーツ、どこやったっけ?」
「ややこしいから言わへん」
「せやけどな」
そこからルーツにこだわる、パラムの会からはじまるわたしのストーリーがはじまります。「ネーチブややこしい」に対抗するためには「自ら求めたややこしさ」でいくしかないです。だって、自覚的にややこしさを選ぶって、「選べずに担うしかない」というのとは違うややこしさをはらんでいるんですよね(笑)。
なんだろ…。
逃げられたのに逃げなかった。ので、逃げられなくなった。それはそれで変なんですよね…。
で、なおも突っ込んでいくと、ボチボチと「ややこしさ」を話してくれます。だって、同じ親から生まれたきょうだいだけど、生まれた場所が小さな海を隔てただけで国籍が違うんです。国籍ってなんだろう。民族ってなんだろう。わたしがわたしであることと、国籍や民族はどのような関係にあるんだろう。そんなことを、子どもたちの言葉を聞きながら考えさせられます。
こんな時間は至福の時間です。こんな時間を独占するのはもったいないなぁ。みんな来たらいいのになぁ…。
そんなことを考えているうちに、話題は「たいしたことない」話へと。まぁ、ガチな話は長続きしないです(笑)。
てなことやっているうちに、お部屋の片づけしなくちゃならない時間に。でもわたしはそろそろダウン気味^^;;。
まぁそんな現役の会でした(笑)。

卒業生の会からはじまる・どこまで続く?(1日目)

今日の午前・午後は、某在日外国人教育関係の会議です。いろいろ情報交換をしたり、いろいろ将来を展望したり。展望できる将来、ないなぁ(;_;)。
で、そんな人たちと夕方呑み。なんか、ほっとできる会話を楽しめました。F知さん、ありがと*1

で、東九条へ。今日は「卒業生の会」です。
この会、発足当初はけっこう勢いがあったんですが、最近参加者が少なくなって寂しい思いをしています。なんでかなぁ。
たぶん、発足当初のメンバーが大学を卒業式、あるいは仕事が充実し、あるいは結婚し。そんな中で、それなりにしっかりとした日常を送れているからなんでしょうね。まぁ、「便りがないのは元気な証拠」ってヤツです^^;;。それからもうひとつは、現役大学生の忙しさかなぁ。みんな、バイトとかサークルとかでバタバタしてるみたいです。
でもね。たぶん充実し、あるいは忙しい日常の中で、ふと立ちどまって考えるひとときは大切だと思うのです。だから、やはり「卒業生の会」は続けたい。
そんな中、最近よく来てくれる子が、今回も「行くよ!」と手をあげてくれました。俄然ファイトがわきます。で、Tーマスがやってくれました。「Fぁよんが行くよ」「Sーじが行くよ」。Jョディも顔を出してくれるみたいです。気がつくと、なかなか賑やかな会になりました。

酒を飲みながら、笑いながら、あるいはデッドボールすれすれの珠を投げながら、「自分って何人?」「自分って何?」という、ともすればスルーしがちな会話が延々と続く空間に自分が身を置くことができることは、どうしようもない幸せです。
そんな幸せを感じながら、ふとんにくるり沈没をしていく「いつまで続くのか?」の日々の一日目は終わります(笑)。

*1:こんなとこ見てないだろうけどね(笑)。

ある意味〆の日

今日はとある大切な会議の日。
午前は会議のための資料づくり。別にこの日のためにやってきたわけではないけど、でも、一部の子にとっては、やはりこの会議の結果は大きいと思うわけです。「あんなことがあったよなぁ」「こんなことがあったよなぁ」「あの時のあれがここにつながるのかぁ」。一年間のいろんなことが頭の中をぐるぐると駆け巡ります。
でも、結果が出たら、そこでFIXです。その結果をいじるのはアンフェアです。だからこそ一年間粘るわけです。
で、午後から会議。
みんなで結果を確認しあって、とりあえず終了。
さて。一年間の勝負は終わった。今日は早く帰ろう…。

歯止めは必要なのかなぁ

何が悲しくて1日おきに難波まで行かなきゃならんのかと思うのですが、今日も難波です(笑)。
今日はこれの第2回目です。
今日は織田さんvsWinterさん。さてさてどうなるかな。
まずは織田さん。
織田さんは、ブルーボーイ事件から30年の空白があったこと。そのために、治療が再開した時、少数の病院に人が殺到したこと。そのためにインフラの整備が追いついてないこと。しかし、医療はインフラの整備なしにはできず、結局、精神科医が治療をしながらガイドラインも考え、インフラの整備もしなくちゃならなくなったというあたりの話をされました。で、だからこそおもしろいんだけど、新規に参入してくる人にとってはハードルが高いだろうなと。そりゃそうですよね。
で、印象的だったのは…。
ひとつはインフラの整備について引用したのが「戦争で玄人は兵站を語り、素人は戦略を語る」だったっていうことですね。「よりによって戦争かよ!」って思いながらも、なるほどなと。
あと、自殺対策について元警視総監が話した内容を引っ張ってこられたんですけど、で、それはそれでいいんですけど、「講演を聞きながら、ずっとGIDにひきつけて考えていた」って言っておられたんですよ。てことは、織田さんの中で、今GIDが中心課題なんだなって、あらためて思いました。

で、Winterさんは「Gender recognize」の必要性と「特例法批判」(笑)でした。
まずは、国際人権規約とか社会権規約とかジョグジャカルタ原則なんかを引っ張ってこられて、「Gender recognize」の正当性を主張されました。そういう意味では、特例法は正当であると。そのあと「however(笑)」と続くのはお約束です。会場にさざなみのように笑いが広がりました(笑)。
で、拷問禁止の条約とかいろんなものを引っ張ってこられて、手術要件の不当性を主張されたのち、イギリスの性別承認法やアルゼンチンの性同一性法(Gender identity law)なんかを紹介して「性別承認に医療が一切関与しない国もある」とされました。

で、質疑応答。
まずはこんな質問。
日本においてはもともと性別移行のハードルが低い文化があるのではないかと。で、例えばアルゼンチンのようなことをしたら、とめどなく性別移行の人が出てくるんではないかと。歯止めはどうなるのか不安だと。

で…。
わたしなんかは「いいじゃん」と思うんですよね。というのは、本来性別なんて何回変えてもいいし、その重みがもっと減ればいいと思っています。で、例えば、ネタで性別を変える人がいてもいいとも思っています。なぜなら、「望まない性別」での生活がとてもしんどいということをGIDという存在が証明している(はず(笑))だからです。まぁ、そんなもん、続きません。
これ、学校の制服についても言えるわけで、ネタでスカートはいて女子生徒の生活やって、果たして何日もつかなと(笑)。で、もしもそれが居心地よかったら「よかったね(^^)」なわけです。そんなのでいいと思っているんです。
で、はじめのうちは、たぶんいろんな人がいろんな形で性別変更していくだろうけど、結局はどこかで平衡状態がやってくる。つまり、必要な人はするし、不要な人はしない。そんなところにくるんじゃないかなぁ。
で、何が問題かというと、そこに外科治療が必要となるったところだと思っています。という意味では、Winterさんの話は、深く納得がいくんですよね。
で、わたしもひと波乱(笑)ののち質問。
わたしの質問は、ひとつは「(未成年の)子なし要件」のもたらすストレスについてでした。「子どもがいるためにトランスできないストレス」「トランスしたらしたで性別承認されないために実態的な性別とは法的には反対の性別になり、それが子どものための稼ぎを邪魔する可能性が高いというストレス」みたいなのを考えると、「(未成年の)子なし要件」はかなりまずい要件なんじゃないかと、かねてから思っています。Winterさんは心理学者で臨床もしているということなので、そのあたりについて聞いてみました。
あ、そうそう。日本では性別移行の縛りはゆるいかもしれないけど、「家族の縛り」はきついように思うし、いまそれをますます強くしようとする動きもあるように思いますねぇ…。
それから、もうひとつは「移行した性別での承認が簡単になると、さまざまな不利益は性別移行をすることで回避する回路ができ、それはひいては「あえて性別移行しない人」へのバッシングの強化につながるのではないか」ということでした。
で、結論的には、どちらの質問も意図を汲んでもらえなかったなぁと(笑)。
ま、そんな感じで2回目終了でした。