なぜにわたし?

今年の3月くらいでしょうか、突然一通のメールが来ました。
「来年5月に、京都でBENTっていう芝居をします。協力してください」
んーとですね。
なんでわたし?
わたしに協力依頼があっても、たぶんなんにもできませんよ。だって、なにかの団体に所属しているわけでもなく、というより、旗色鮮明なだけに、逆にテコでも動かない人すら出てきます。もう少し団体やってる人とか人望のある人に協力依頼したほうがいいんじゃないですかねぇ。そう思ってそのことを伝えたのですが、
「かまいません」
とのこと。って、本末転倒だよとは思ったのですが、まぁそこまで言われたらしかたないです^^;;、
「では、できることを」
となっちゃいました。でも、できることはたかがしれてるんだよなぁ…(T_T)。

で、今日はその連絡をしてこられた役者さん蓮池龍三さんが京都に来られるとのことなので、お会いすることになりました。
新幹線の改札口から出てこられた蓮池さんの手には、なぜか崎陽軒のシューマイ。おみやげとのことです。うちの子どもら、メッチャ喜びます!なんか、いい人だなぁ。
「どこで昼ビールご飯にしましょう」
「どこでも」
ちょっと考えましたが、やはりここは聖地・おたふくしか思いつきません。
「では、日本一おいしいお好み焼きを」
「ではそれで」
おたふくで、ビール→焼酎といって、いったん撤収。その後、梅津へ移動して、到着したのはポシェットというパン屋さん。今日はここで、オーガニックシアターの「天使見習い」があります。それを見につれていっていただきました。久しぶりの生の芝居は楽しいです。心地よくも考えさせてもらえる一時間を過ごしました。
その後、烏丸丸太町に移動して、演出のナガノユキノさんとあいさつ。
んー、みなさんほんまもんの役者さんです。ミーハー心が弾みます!
てことで、夕方にバイバイ。
今日はなんしか最初の出会いの日とのことです。やはりメールではわからないことがたくさんありました。会って、同じ空気を吸い、同じ芝居を観、なにより話すことで、距離がはかれるようになります。そうそう、不可欠なものはビールかな(笑)。
てことで、来年の5月16日~18日、京都文化芸術会館でBENTの上演です!

って、ここ、誰も見とらんな(T_T)

研究会でレポート→結末

今日は研究会でレポートです。とはいえ、人権教育関係の研究会ですけどね。
てことで、なかまの車*1に乗せていただいて、日本海近くまで移動です。
朝けっこう早く出たら、到着もけっこう早くて、かなり時間があまりました。本来は本でも読みながら勉強しなくちゃならないのですが、結局ダラダラとしながらあちこちあいさつをしたりちょっかいだしをしたり。
そうこうするうちに、特別報告。とてもていねいな実践やなあと思いながらも、やはり小学校のとりくみなんですよね。高校では手法が違うやろなぁと思いながら聞いていました。
まぁ、この研究会、ほとんどが小中の人たちなんで、アウェイ感はかなり満載です(笑)。
で、午後からは分散会。こちらがわたしの出番です。
わたしを含め、四本のレポート。でも、高校はわたしだけ。というか、この研究会全体20本のレポートのうち、府立学校から出しているのが2本で、支援学校と高校が1本ずつなんですよね。まぁいいです(笑)。
わたし以外の3本のレポート、これがまたていねいにとりくみをしておられます。「課題を持つ生徒」に焦点化して、その子をとりまく子どもたちにも働きかけながら、全体が育っていく感じが伝わってきます。
でもね、でもね。
ここ、人権教育の研究会なんですよね?なにかがズッポリと抜け落ちている気がしてしかたないのは、わたしみたいな「古い人間」だけなんだろうか…。
で、わたしの出番です。
「すみません、わたしひとりの実践ではないです。勤務校の実践でもないです。京都だけの実践でもないです」と前置きしてトランスジェンダー生徒交流会のことについてレポートしました。もちろん結びの言葉は「宣伝です」です。
「広げる」ことが苦手なわたしは、こんなところでレポートする以外、知ってもらう機会がないんですよね^^;;。

帰りの車で、なかまに感想聞いたら、
「まぁ、インパクトでは今大会一番やろなぁ」
でした。そりゃそうでしょ(笑)。

で、夜にメール。
「決まったよ」
はぁ…。岡山行きですか(笑)。

あれ、京都府の代表になるのか?
でも、関西から全国から、きっといっぱいなかまが集まってくれるはずのレポートだよねo(^^)o

*1:BMW〜o(^^)o

で、まんまるの会

今日は新しい人が来て、けっこうよかった気がします。近況報告の「小ネタ」→「大ネタ」作戦も、それなりに成功です。なかなかみなさんおいしいネタをふってくださいました。

で、呑み開始。
気がつくと「トランスとはなんぞや」「トランスの完了とはなんぞや」みたいな話に発展していくのがこの会のおもしろいところです。もちろん、通りいっぺんのありがちな答えなんて出てくるはずがないです。それぞれに深い話が出てくるわけです。
んー、こういうのを初参加の人に聞かせたかったなぁ…。

なんとなく言いにくくて^^;;

某所で話題になっていた「1000人にひとり」の出どころ、実はわたしかなぁと、うすうす感づいていました。根拠はここにあるそのままです。
ちなみに、お座敷でも言ってます。「トランスジェンダーは(性同一性障害に比べると)はるかに多いです。ある精神科医によると、性別へのなんらかのこだわりを持っている人は1000人にひとりくらいいるかもしれない」って。
でも、わたしははっきりわけてるんだけどな。ちなみに、その後に同性愛者の人数比率を話したら、感想文に「性同一性障害の生徒がクラスに2〜3人いるとは知らなかった」みたいなのが書かれていたりするし、ほとんど伝言ゲームの世界やなぁと思ってしまいます。
てことで、ふと思い立って、こんなものをつくってしまいました。7時間もかかりましたよ(笑)。

やはり火曜日はハードだ

今日は中間試験一日目。とはいえ、試験監督はガッツリあるし、テストは返ってくるし、細々した用事はあるし。でも、そういうのができる日でもあります。なので、粛々とこなしていきましょう。
で、夕方職場を出て、おべんきょ場所へ。
自分で選んだとはいえ、やはり9時10分まではキツイです。でも、センセはもっときついでしょうね。
一発目は…。
まぁ、簡単に言うと、わたしら役者だけでは芝居はまわらないので、スタッフとか舞台監督とかいろいろいるよって話が半年続くはずです。で、通常舞台監督が絶対で上意下達な構造だろうと思われがちだけど、実際は違うよねという話。いや、これ、芝居だと
「あたりまえじゃん」
なんですよね。だって、そうでなくちゃ役者のオリジナリティの出番がなくなっちゃいます。
ところが、わたしらのギョーカイって、最近とみに世間から不信感があるというか、不信感をつくりだして煽る人がいるというか。まぁ
「ヤツらは管理しないとなにするかわからん」
みたいなことを考える人がいて、ヒエラルキーをつくろうと躍起になっているみたいです。
でも、そんなのうまくいくはずがない。だって、多様なんだもの。簡単に言うと、北海道でバナナつくる方法と沖縄でバナナつくる方法は違うってことで、たぶんできあがりも違うってことです。わけわからん例えやな(笑)。
てことで、実は「ゆるさ」こそが生命線だったんじゃないのみたいな話がこれから出てくるのかな。
二発目は…。
ガチで「平和!」でした。
それにしても、平和教育と人権教育、言ってることがほとんど一緒なんですよね。たぶん、小中だとそのあたりは無矛盾にしてはるんでしょうね。いや、わたしが偏っているだけか(笑)
そんなこんなで、あっという間に9時10分がきちゃいました。さて、帰って晩ごはんを呑まなくちゃ(笑)。

いろいろ考えるなぁ

今日は同僚の結婚式です。
パートナーからは
「結婚式は発展していくためにとてもいいからね」
と言われて送り出してもらいましたが、なんか複雑な気持ちです。
もちろん、同僚のことは精一杯祝いたいし、それはそれでいいのですが…。
基本的に結婚式っていろいろ考えてしまうんですよね。いや、ジェンダー的にどうかということももちろんあるんですが、それ以上に、やはり自分のこと、あるいはパートナーとわたしとの関係を考えてしまうんですよね。それが少ししんどくて、少々足どりが重いです。そうそう、靴が窮屈なのもありますけどね(笑)。
会場に到着したら、知りあいが誰もいません。まぁええです。ひとりは慣れています。持ってきたプリント*1を読みましょう。と、同僚たちがやってきました。
そうこうするうち、結婚式スタート。同僚は牧師の子どもなので、当然のことながらキリスト教式です。う〜ん、礼拝は久しぶりやなぁ。父親のお葬式以来かな。で、やってきました、お定まりの式文。

あなたはその健やかな時も、病む時も、この人を愛し、敬い、慰め、助け、そのいのちの限り、堅く節操を守ることを約束しますか。

あー、そう言えば、21年前にこれにたいして返事をしたっけなぁ。
これ、返事をするのは簡単ですけど、実践するのはとてもむずかしいです。上り調子の時はいいんですけど、下り基調になると、ついつい
「もーええわ」
となってしまう。あるいは、上りでも下りでもない、淡々とした日常において、それでも「愛し、敬い、慰め、助け」続けることって、実は常にそのことを意識し続けること、あるいは相手の存在を意識し続けることが必要になります。なかなかそのことがむずかしい。
はたして自分は、過去どうだったのか。今どうなのか。そしてこれからどうあろうとしているのか。
まぁ結婚式って、こういうことを考えさせるためにあるのかもしれませんが、個人的にはそこにまんまとはまってしまうあたりが情けないです^^;;。
そんなことを考えながら、パーティー開始。
いろいろはしゃいでいる人たちを見ていると、なんとなくアウェイ感がつのってきます。でもまぁそれでいいんでしょうね。たぶん、そういう年齢であり、そういう時期なんだと思います。考えることはやめたくありません。

そんなこんなで、無事パーティー終了。その後、京都に移動して、もう少し呑み。さらに夕方から呑みに行く猛者もいましたが、わたしはフィニッシュです。さぁお家に帰りましょう。
でも、ほんとうに「考える」という意味で、いい結婚式に出させてもらいました。感謝ですね!

*1:金曜日のおべんきょのネタ