空振り!

今日は今年度はじめての「おべんきょ場所」に行って「おべんきょ」をする日です。
なので、朝は少しゆっくり。なのに、5時すぎに目が覚めるわたしはなんなんだ。
で、のんびり電車に乗って、のんびりおべんきょ場所に着いて。で、センセの部屋に行くと、今日の「おべんきょ会」は中止だとか。がびーん(;_;)。なんのためにここまで…。
とにかく気を取り直して職場へ。今日は一日休むつもりだったけど、そんな気分になれません。とりま、職場に行って、ダラダラ仕事でもしましょう。
放課後、校内をほっつき歩いてると、授業を担当してる子から「嵐の中の誰がいい?」とか無茶振りされて逃げまわったり。んなもん、ビアンのわたしに聞かんでもね。
センセに「残念でした」ってメールしたら、勘違いだったことが判明。またあらためて相談にも乗ってもらえることになって、となるとそこを期限に「おべんきょ」もひと踏ん張りしなくちゃならんなと。
仕事はもちろん定時であがり。
家に帰ってからのタスクは「ジンジャエールの素」づくり。こんな時はクックパッドです。
生姜の薄切りにハチミツと生姜と同量の砂糖をまぶして、しばし放置。なるほど、果実酒みたいなもんですね。充分にエキスが出たところでスパイスを放り込んで軽く火を入れてスパイスの香りをうつす。最後にレモンをしぼっておしまい。一週間ほど寝かすらしいけど、それまでになくなるかもね。
その後テレビを見ようと思ったけど、今日もメシを食ってる特番です。内輪で盛り上がるのはやめようよ。もっと日常を大切にしようよ。
ということで、11時には寝ちゃいました。

おとなしくするぞ!

朝、猛烈に眠いです。別に二日酔いがあるわけでもなく、とにかく眠い。でも、眠くても授業はできます。それは手を抜いてるとかそういうものじゃなくて、子どもたちが楽しませてくれるから、身体が反応して動くんです。おもしろいものです。
放課後も「しでかし連中」の見張り番をしながら、いろいろ話。もちろん、子どもたちの話を聞くわけで、これがおもしろい。
そんなこんなで、帰りに接骨院に寄ったり、骨密度をはかりに行ったり。
ちなみにデータは以下の通りです。

測定日 数値(g/cm2) 同年代女性(%) 若年女性(%) 同年代男性(%) 若年男性(%)
2011.4/1       36.6  
2012.5.11   120 112 98 95
2012.11.22 0.737     97 95
2013.4.1 0.749 125 116    
2013.11.11 0.718 120 115    
2014.5.26 0.752 127 116    
2014.11.4 0.760 128 118    
2015.12.21 0.763 130 118    
2016.12.26 0.732 125 113    
2017.6.26 0.736 127 113    

エストラーナテープの量を半分以下にしましたが、骨密度にはたぶん影響がないかな。今週末に血液検査もして、そのデータが新たな基準値です。

それにしても、4月からこっちカレンダーを見ると、あらためて「なにやってんだ?」って日々が続いています。特に、6月のはじめころは「なんなんだ」という感じで、さすがにパスしたものもあったりしました。で、7月〜8月のスケジュールを見ると、これまた「なんなんだ」という感じです。なので、ここで一息つかないと、たぶんもたないなと。
ということで、今週一週間は夜はなにもしないと決めました。今日はその初日。まぁ、病院の待ち時間はメッチャ長かったけど、それだけです。
なので、夜のビールを飲んで、報ステ見て、早々に寝ちゃいました。

「むずかしいこと」を「むずかしいまま」で

今日は京教のe-projectの一環でお座敷です。仕掛け人はTじさん。京教の後輩で、この間よくつるんでる人です。そういや、Iわ城さん、元気かな^^;;。
今日のお座敷のテーマは「セクシュアリティ概論」+「アライ」です。えーと…。これをわたしか?という話です。が、最近いろいろ考えることもあるし、弘前大学での財産もあるし。てことで引き受けることにしました。
なんか、ここ数年、誰でもセクシュアリティについての講演ができる感じになっているんですけど、なんとなく危ないなって思います。それは、あまりにも「お手軽」な感じがするからです。それこそ、どこかで誰かが言ってる「セクシュアリティの基礎知識」を孫引きか曾孫引きで引っ張ってきて、さも「新しいこと」であるかのように話すなんてことがおこなわれてるんじゃないかと。でも、その「基礎知識」がどのようにつくられてきたのかとか、そんな話はなーんにも知らない。そのことを痛感するのは、やはり東さんや池上さんの話を聞くと、深さがあまりにも違いすぎるからです。
本来「わかりにくいこと」を「わかりやすく」伝えようとすると、必ずどこかに切り捨てるところが出てくる。それを意識的にやるならまだしも、無意識に、あるいは無知故に「まぁここはややこしいから切り捨てよう」としちゃうと、結局その情報は「ウソ」になる。元来「わかりにくいこと」を「わかりやすく」教えるには膨大な知識と経験が必要なのは、教員ならわかることです。で、それだけの知識と経験がないなら、その「わかりにくさ」へのリスペクトは「わかりにくいまま」伝えることであらわすしかないだろうと思うのです。
ということで、今日のテーマは「わかりにくいことは、きちんと「わかりにくいこと」として伝える」です。なので、セクシュアリティだけで小一時間しゃべりました。ここでさらに「多様性」までもっていくと、簡単に2時間は突破します。でも、今日はそちらは要求されていません。なので、もうひとつのテーマ「アライ」について話をしました。
これも、賛否両論いろいろあるのですが、その賛否両論を踏まえた上で、さらに他の被差別解放運動の流れも踏まえながら、「いろいろありまんねんけど、わたしはこう思いまんねん」というあたりを話しました。
で、あとはグループ討論とか質疑応答とか。
そういえば、かつて「質疑応答がメインなので、経験があまりない人でもかまわない」なんて話をされて「オイオイ!」と思ったことがありますが、質疑応答はほんとに難しいです。特に今日みたいに、普段とは違うネタで話をすると、ほんとにむずかしい。でもその代わり、自分が経験したり考えたり学んだりしたことを総動員して応答するのはとてもスリリングで楽しいです。
てことで、2時間の予定だったのが3時間で終了。ちなみに、これはわたしのせいではなくて、Tじさんが「どこまでも伸びる設定」でいて、チラシの2時間はダミーだったという。

セミナーのあとは、しばしダラダラ話をしながら時間つぶし。そして、いつもの「なかま」です。京教生の心のふるさとです(笑)。
ここで、飲んで食べてしゃべって。担当の井谷さんも来てくださったおかげで、話は深く広く盛りあがって、メッチャクチャ楽しい呑み会です。でも、あまりにも楽しすぎて、ちょっと調子に乗ってしゃべりすぎたかなぁ…。さてと帰ろうと思ったけど、奈良線、電車、なさすぎ(;_;)。

名古屋の名店!→BBQに乱入

シンポが終わったら、他の学会に行かなきゃならない人と、帰らなきゃならない人と、この学会でもう少し話を聞きたい人と、飲みに行きたい人がいて、「じゃ、ま、そういうことで」と解散。ところが、東さんから電話。
「今どこ?」
「会場前のロビーです。東さんは?」
「喫煙所」
「行きます」
ということで行ったら、やがて康さんもやってきて、結局いつものメンバーじゃん(笑)。
ということで、東さん・織田さんと一緒に一力へ。いや、すごいわ。


おいしい!これはビールが進みすぎて日本酒に移行するというものです!ということで、1時間ほども長居をしてしまいました。
さてと、これからどうするか。康さん佐々木さんを4時前まで待つか、あきらめて帰るか。うーん。今回は帰りましょうか。
ということで、途中おみやげを買いながら名駅へ。新幹線の中でストロングチューハイを一本飲んで、たどり着いたのは服部緑地です。今日はここで「yah」のBBQがあります。ちなみに
到着したら終了30分前。でも、いいです。久しぶりの顔も見られたし、みんな元気でいい感じです。さらにyahの主力舞台は梅田で飲み会らしいけど、主力じゃない部隊は公園で暗くなるまで飲み。
ほんとにもう…(笑)。

シンポジウム「児童期の性別違和への対応―世界の潮流と日本の現状―」

朝、体調はまずまずかな。まぁ、朝ごはんはしっかりと食べておきましょう。一度部屋に帰って、ロビーに降りたら、Sさきさんとの待ち合わせに遅刻しちゃいました。で、電車にも乗り遅れてしまいました。さらにシンポ前のミーティングにも遅れちゃいました。すみませんすみません。
でもまぁ、このメンバーなら特に何もないでしょう。てか、精神科医の学会なのに、パネラーに精神科医がゼロって、康さん、どうよ(笑)。
で、シンポ開始。トップバッターは東さんによる「日本におけるトランスの病理化言説のクリティーク」。トランスジェンダーをめぐる世界的な歴史の変遷と現在の最新情報を短い時間で的確に伝えてくださいました。やっぱ、この人、すごいわ。こんな人にタメ口きいてていいんだろうかと、いつも思っちゃいます。
続いて、佐々木さんの「欧米と日本の比較からみた性別違和を持つ幼児・児童に対する対応」です。こちらも世界の趨勢を追いながらも、日本における臨床の現場からの話。ここで、東さんがわたしに向かってツッコミを入れまくりです。なるほど…(笑)。
そして、川端さん@大阪医大の「大学病院ジェンダー外来での子どもの支援について」。こちらは同じ臨床心理士ですが、大阪医大という現場からの報告です。なんか、東さんがもやっとしておられます。あとの討論おもしろくなりそです。
で、トリがわたしの「トランスジェンダー生徒の学校生活におけるジェンダー葛藤とピアサポートの可能性」。まぁ、中身はこの日の話に交流会の話をくっつけただけのことです。ほんとうは公開フルボッコ大会の時のネタを入れたかったけど、まだまだ未完成なのでやめておきました。
で、討論の時間。当然精神科医の学術総会だから医療寄りになります。が、東さんとわたしは全力で脱医療の立場をとってるから、はずれまくりです。でも、東さんは専門家だからまだいいけど、わたしは…。んー。やはりここはトンチの効いたことを言わなきゃ。
「なんか、疫学的な話って、後出しジャンケンな感じがするんですよね。まぁ、必要であることはわかるのですが、言ってみればPDCAサイクルみたいな感じがするんです。でも、医療にアプローチする人の人生は一度きりで、それにPDCAサイクルはなじまないと思うんですけど」
佐々木さんが深くうなずいてくださって、ほっとひといき。
と、「GID発達障害の鑑別は?」なんていう質問が飛び出してきて、康さんがていねいに答えられたあと、つい
「間違えたっていいじゃないですか」
と暴言を吐いてみたり。ここでも康さんが優しくフォローを入れてくださったり。
そんなこんかでシンポも無事終了。
あー疲れたけど楽しかったo(^^)o

プレミーティング

明日は日本精神神経学会のシンポがあります。なので、仕事が終わったら、そのまま名古屋へ。とりまホテルにチェックインして、軽くシャワーを浴びて、お店探し。金曜の夜だから大変だろうなと思ったけど、まぁなんとかなりました。ちなみに、ビールの銘柄の確認は忘れずに(笑)。
店が決まったところで、Kうさん、Sさきさん、O田さんに連絡。で、とりまみなさんが来られるまでひとり呑みです。が、なかなか来ない。しかも、お店が地下で、電波がない。なんなんだこのシチュエーション。しまった、本を持ってくりゃよかったと思ったけど、後の祭りです。しかたないから、ワインを飲みましょう(笑)。
そんなこんなで1時間ほどしたところで、みなさん来られました。ここからは某新聞の記者さんに集中砲火。記者さんも「攻撃は最大の防御」という感じで、ノーガードの打ち合いになりました。よくダウンしないな(笑)。
てことで、明日へのウォーミングアップも終わったし、帰りましょうか…。

次へ向けて

今日の夕方はstnのミーティングです。中身はこないだの反省会です。
反省会の前に、K藤くんとウォーミングアップです。いや、7時半はじまりは地元民には遅すぎる(笑)。
てことで、まずはHUB。ここならビールは間違いないです。カードの有効期限も伸ばしたいしね。その後、なぜか八条までてくてく歩いて角打ちへ。このあたりには2軒あるんだけど、よりディープそうな方に入ったら、大正解です。
頼んだのは量り売りの日本酒と、隣のお店で焼いた肉とレバー。

このレバーがおいしい!臭みがまったくありません。実は焼きレバーが苦手なわたしですが、これは食べられます。お酒もさすがにおいしいです。そしてなにより、話がおいしい!なんか、途中からやってこられたおじさまは、昼からご機嫌だったらしく、やたら「うるさくてすまん」と一見さんのわたしたちに謝ってくださいますが、その声のほうが大きいし(笑)。別のお客さんからは京都のウンチクをいっぱい聞かせてもらったし。もう、最高です。で、お勘定はたぶんひとり500円くらいかな。これは、ぜひとも徳島の人々(笑)に来てほしいな。
で、ちょうど時間も頃合いなのでおいとまして、ミーティング。まぁ、「いつきがでしゃばりすぎ」ってことはあったにしろ、概ね好評だったみたいです。なので、今後もセミナーはやっていこうということになりました。
問題は、なにを、いつするかですね。
いろいろ論議をして、最終的には年に2回開催しようかと。これはえらいこってす。でも、まぁええか。
なにをいつするかは、to be cotinueというところですか…。

薄さ

昨日帰ったのが12時半くらい?寝たのが1時。そりゃ眠いです。それでもなんとか出勤。荷物が多いのとメッチャクチャな雨なので、車で出勤です。なので、少し早めに到着。ここからは、昨日の出張のデータ処理です。
午前は外部との連絡とり。夏の研修の講師さんとか、夏の研修の講師で行くところとか、あれやこれやです。なーんにもやってこなかったからなぁ。でも、打てば響くように反応があるSゃのうさんに勇気づけられました。

午後からは作文読みです。今年は4月から今日まで合計4回の人権学習があって、その作文が山のようにあります。もっとも、全部があるわけじゃなくて、なぜか読ませてくれない(作文を渡すのを忘れてるみたいです)人がおられて、まぁそれはしゃーないかと。でも、可能な範囲でフィードバックしなきゃなりませんからね。こないだの「話」のときの約束です。
それにしても、薄い。なんか、言葉をいじくってるだけです。中にあるのは「べき論」と「待望論(「差別がなくなる日が来てほしい」みたいな)」。ほとんどの子どもたちが、自分をとりまく現実に触れていない。
でもそれは仕方ないかもしれません。なぜなら、わたしたち教員が自分をとりまく現実からスタートする話をしていないからです。
「人権は大切」「差別はいけない」「考えないことは差別につながる」「無関係ではない」すべて正しい。でも、その一歩先のことを言わないと、伝わらない。なぜなら、そういった言葉が「非現実」だからです。だから、子どもたちも「非現実」の中で作文を書く。だから、現実が出てこない。
そんな中、宝石の原石のようにきらめく作文はあります。そんな作文の中に、その子が生きている現実を垣間見ます。その作文に救われます。そして、そんな作文をフィードバックしたいと思うのです。そのフィードバックは、きっと「次の作文」へとつながっていきます。
そんなふうにして、午後いっぱいを使って作文に付箋を貼りまくりました。
にしても疲れた…。

で、こちら

その後1時間半ほど時間をつぶして、希望者は「minamiこども教室」の見学です。10人近くが残られたのはうれしいです。ちなみに、わたしは4年前に未来共生で出会った教育実習生の方と雑談。その後、山崎さんに「ごめんなさい」して、大阪駅に向かいます。
Kうさんと作戦会議の後に、毎月恒例の会議に出席です。いや、南小学校が今日になったので、「うわぁ」と思ってたんですよね。だって、さすがに「minamiこども教室」の見学、行けないです。でもま、きっとまた機会はあるでしょう。
で、会議のあとは総会。そして呑み会(笑)。
「今日は1時間だけだぞ」
とFくださんから言われて、これはたいへんだと。ピッチをあげて日本酒を飲んで、でもあっという間に帰らなきゃならない時間です。
「帰るぞ!」
と言われ、タクシーで駅まで連れて帰ってもらって、おかげさまで無事家に帰れました。
ほんとに毎月お世話になってるなぁ。ありがとうございます。

多文化な小学校

今日は某人権教育研究会のお出かけ研修の日です。今日おじゃまするのは「大阪市立南小学校」です。なんでも、在籍してる子どもの45%が外国にルーツがあるとのことです。まぁ、そりゃ、学校の所在地がミナミですから当然です。
ちなみにこの日の交渉は、今日のためでした。あの時感じた「伝わってほしい感」はみなさんに伝わるかな。まぁ、山崎校長のことだから伝わるでしょう(笑)。
朝、あいさつした瞬間
「せんせいのこと知ってる人、何人か会ったで」
とのこと。はい、すみません^^;;

午前のプログラムは、山崎さんから学校の概略を聞いたあと、授業見学です。日本語教室も普通の授業も、すべて見せてくださいました。外国にルーツのある子が、日常の風景としてそこにいる。それは、ほんとうはどこの学校でもあることなんだけど、でも、子どもたちが顕在化していることが大切なんですよね。一度5年生のどこの国の子なんだろ、目線が絡まって、思わずニッコリ会釈したら、向こうも「やれやれ」という感じで会釈してくれて、授業にもどったり。「物珍しく見られてる」と感じたのが、はたまた「珍しいヤツに見られてる」と感じたのか。ま、おもしろい。
それにしても、カリキュラム的にむずかしいのはわかるんだけど、カタカナの名前をひらがなで表記してるのは笑いました。
で、昼ごはん。混ぜソバの店で食券買いかけたけど、やっぱりやめて「明治軒」へ。おいしいオムライスをいただきました。

午後はいよいよ山崎さんの講演です。
まずは「目撃!にっぽん ーさやかとりきー」の視聴です。抜粋かと思ったら一本まるまる視聴したのは笑ったけど、でも、一本まるまる見ないとわからんわな。
その後、南小学校の子どもたちが置かれている厳しい状況と、それによって奪われる学力の問題が話されました。そこから学力保障のとりくみへと話は進んでいきます。みなさん、ウンウンとうなずいておられる。まぁ、ここまでは、その気になれば京都でもできないことはない。でも、南小学校の真価はここからなんですよね。
「これだけじゃダメ」と「アイデンティティ保障」へと話が移っていきます。だから言ってるじゃん。大切なんだって。どれだけ学力をつけようとしても、「我々はどこから来たのか 我々はなにものか」をたどることなしには「我々はどこに行くのか」にはたどり着かないんですよね。これまでのありとあらゆる講師さんが、話し方は変えこそすれ、みんなが言ってこられたことです。
さらに山崎さんは「これだけじゃない」と。「学校の外にも場が必要」となっての次のとりくみが「minamiこども教室」です。まさに隣保館学習会です。あるいは「サンプレイス」です。そうなんですよね。学校と家の間に、ひとつ必要なんですよね。それは厳しい生活を背負っている子どもになればなるほどです。その場は、一見「勉強の場」にしか見えない。もちろん学力保障は大切です。でも、それだけなら、子どもたちはお客さんです。実は「勉強」するフリをして、もうひとつやっている。まさに「我々はどこに行くのか」なんでしょうね。
そして、最後に山崎さんが語られたのが「識字」でした。識字で出会ったムラのおばあちゃんの話です。やはり、そこに原点がある。
理論とか「べき論」からはスタートしない、まさに「差別の現実から深く学ぶ」という解放教育の実践にどっぷりとつかれた1日でした。