今日は、昨日の夜にバーで再会した生徒さんのレッスン。
なんでも、8年前に担当して、その時メチャクチャ失礼なことを言ったらしいです。ちなみにその内容。
お母さんに対して「ブレーキが壊れてますね」
生徒さんに対して「ピアノができるのに、スキーではリズム感がないですね」
ダメじゃん。
なんでも、高校3年間は部活に明け暮れていてスキーをする暇がなかったとか。ここにも部活の弊害が出ていますね。かどうかは知らないけど。なので、たぶん、ほぼほぼ身体がスキーを忘れている可能性があります。いちおう、去年は自己流で滑っていたということですが、それは裏を返せば自分のクセを増強することにしかならないわけです。
ということで、リフト一本分をトレインで滑りながらフォームをチェック。もちろん、わたしは前を滑ってますから、ずっと後ろを見ながら滑るわけですが、ほぼほぼこれで矯正点がチェックできます。で、やはりここでも「足首」と「姿勢」という結論に至るわけで。となると、レッスンはどこからやるかというと、プルークボーゲンからやり直すしかないということなるわけです。
プルークボーゲンをする時のポイントは、両スキーの「インエッジに乗る」というところなんですよね。そのためには、大腿部の内側の筋肉を使う。そして、加重することで足首を曲げてスキー板に圧をかける。すると、そちら側の板がシュープする。足首の練習にはいいですね。さらに低速だから、姿勢のチェックもできます。基本的にパラレルができる人ですから、一足飛びにシュテムのチェック。すると、引き寄せができない。トップがあがります。てことは、後傾ですね。じゃぁ、テールをあげながらのシュテムかな。
みたいな感じで、1時間ほど基本のチェックをしていくと、ほぼほぼ昔のカンをとりもどされたみたいでした。あとは雪になれること。スピードになれることです。なので、一緒にドンドン滑りましょう。てことで、2時間のレッスンで、まぁ昔の滑りはとりもどされたかな。もっとも、付け焼き刃だから、ほっとくとすぐに悪いクセが出てしまいます。なぜなら、「悪いクセ」が自然だからです。そうならないようにしてほしいなと思ったら、「来年、来られたら来たい」みたいな話も出てきたので、よかったよかった。
ということで、今回の「雪と氷の世界」はこれで終了。
再びバスに乗って下山です。予想外に早く下山できたので、10分の待ちあわせで乗車変更。「しなの」に飛び乗…。遅れかよ。てことは、次の「あさま」はどうなるの?さいわい、接続をとってくれたので、ぶじ「あさま」に乗車。さらに大宮で「こまち」に乗って、揺られ揺られてついたのは秋田です。8時間の移動でした。
どうなってんねん(笑)