座談会は4時に終了。そこから当然打ちあげです。
かなり体調はフラフラになってきていますが、やっぱり行かないわけにはいきません。みんなで座談会の振り返りをしながら、ワインが空く空く。これはかなりヤバイです。
7時頃にようやく打ちあげも解散。
で、座談会
合宿の朝はいつもけだるいものです。とにかく味噌を買いにいって、昨日の残りの野菜でみそ汁をつくりましょう。せっかくなのでうどんと卵もぶち込んで。キムチを入れたらなかなかいい味になります。
午後から雑誌『解放教育』の座談会。なんでも1月号でLGBT特集を組むそうで、その相談がなぜかE井さんからわたしにまわってきたという。集まったのは(たぶん)L(か、もしかしたらB?)・G・Tと、なぜか暴走機関車(笑)。ところがGと暴走機関車がどんどん暴走していきます。なにやら「オートリバース」とか「キャッチ・アンド・リリース」とか、わけのわからない会話をしています。
暴走機関車が「お腹が減った」といいはじめたので、冷蔵庫を探ったのですが、中に入っていたのは「キムチ」「焼肉のタレ」「焼酎」だけです。しゃーないから座談会が始まる前から焼酎のお湯割りを呑みはじめます。
やがてE井さんが来られて座談会開始。それぞれのライフヒストリーを語りあったり、問題意識を語りあったり、それはそれで有意義な座談会ができた気がします。まぁ「オチ」の部分もE井さんに助けられたし。にしても、あれ、どうやってまとめるかなぁ…。
で、トランスジェンダー生徒交流会の合宿
12時過ぎにおいとまして、そのまま新大阪へ。今日〜明日、トランスジェンダー生徒交流会の合宿があります。
今回はあまり人数が多くなかったけど、それでもやっぱり初参加の子*1が来てくれたし、NPO法人JUMPのみなさんもたくさん参加してくださって、なかなかしっとりとした交流会になりました。そうそう、今回はH下さんも参加してくれたんでした。なにやらM谷高校の新採教員の方を相手に熱く語っておられました。もちろんバングラつながりでUさんともなにやら話をしていたし。
わたしはというと、そろそろゼンマイが切れかかってきて、ダウン気味。なんしかシュラフにもぐり込みましょう…。
*1:MtFとFtMがひとりずつ
で、九州の交流会
今日は朝からGIDふくおかがらみの交流会みたいです。
当事者の高校生も来て、なかなかおもしろい交流会でした。というか、メチャクチャしっかりしてますよ。でも、進学系ではない高校にしか行けない。やっぱりトランスの子にとって、学校の中にある性別がいかに壁を高くしているかということを実感しました。
しばらく話をしてから、トランスジェンダー生徒交流会の模様を見てもらいました。
それにしても、やっぱり映像で残っているといいですね。わかりやすい。I道アナウンサーに感謝ですね。
その後、昼食会。ビールがドンドン出てくるし、日本酒まで出てきます。まだ11時なんですけどね。
やっぱり昼間のビールはまわるなぁ…。
で、懇親会
当然のことながら懇親会です。
まぁいろいろ話をしていたのですが、やっぱり人権を「仕事」にしている人は、いろいろストレスがたまるみたい。まぁ逆風の中で、「やりたいこと」「やらなきゃならないこと」「やらされること」「できないこと」がさまざまにからまるみたいです。そんな話をききながらではありますが、さすがに9時にはじまった懇親会はあっという間に終わりますね。
でも、ちょうどよかったかも。あしたからもヘビーだしね。
やったね!
今日は夜にO市でお座敷。なので、夕方から大移動です。
どうにかこうにか会場について、3月に会った人たちとしばし話。で、お座敷スタート!
会場は、まさに満席です。なんでも、3月にわたしの話を聞いて下さった人たちが
「いい話だよ」
と宣伝して下さったとか。それ以外に、おそらく人権がらみの講演会を毎回聞きに来られる常連さんもおられるみたいです。この常連さん、けっこうなお年寄りなんですね。はたしてウケてくださるかどうか心配だったんですが、ところどころでニコッとして下さって、かなりうれしかった。
なによりうれしかったのは、手話通訳の人が
「通訳しながら思わず笑ってしまった」
と言って下さったことかな。なんか
「勝った…」
という気持ちになれましたね。
宣告
夜、パートナーが帰ってきて報告をしました。
「余命1年だって」
案外落ち着いた顔をしています。
「そうか…」
意外なほど落ち着いている自分に、自分自身が驚きます。
もう16年も一緒に過ごしていて、いるのがあたりまえになっているのに、それがもしかしたら1年以内にいなくなるかもしれない。そう考えると、これから先は
「これから先は、一緒にいる時間が刻一刻と短くなるって感じなんだなぁ」
とあらためて思いました。
一緒にいる時間をより濃密に過ごしていきたい気もするし、でも、なかなか家にいられない現実もある。でもたぶん、淡々と日常を過ごしている間に「その時」が来るのかな。
でも、ほんとうに急激に変化したなぁ。このあいだまで普通に歩いていたのに、昨日あたりから急に後ろ足が地面に着かなくなって、今日帰ってきた姿を見たら、完全に3本足になってしまっている。まぁあまり無理をせずに、のんびりすごしておくれ。
あ、余命1年は犬のことです。
帰り道
かつて職場の近くに住んでいた時は、遅くまで職場にて、寄り道せずにさっさと家に帰っていました。
それが職場から約1時間のところに住むようになって、帰り道、いろいろとウロウロすることになりました。もちろん単なる家の用事の買い物のこともありますが、たまには郵便配達をしてみたり、玖伊屋が会場に使っている建物に寄ってみたり。今日は用事があったので、「Oんぼろ部屋」に寄ってみました。ちょうど家主は「現実逃避」をしているところだったみたいで、しばし家主と話。まじめな話もあるけど、よもやま話もグチ話もあったりして、それはそれでいい感じです。
「ビール、呑みませんか?」
と言われたけど、やっぱりそれはまずいので、
「いやいいです」
とお断り(;_;)。さらに
「じゃぁ麦茶でも」
と言われたけど、わたしの頭の中は家に帰ってからのビールに向かっているので、丁重にお断りして家に帰ることにしました。
それにしても、飲み屋でもなく、かといって仕事でもない。買い物みたいな一方通行でもない、こういう場所があるのって、なんとなくいいかもしれない…。
「できない」ところから可能性が広がるのかな?
10月は2学期の人権学習があります。いちおう担当として担任さんたちと相談をしながら学習をつくるわけで。でも、大筋は4月の段階で提示してあって、それに従って担任さんが実行するという感じです。
で、3年生の担任さんとの話。
3年生は「結婚差別」がテーマです。2時間担任さんがしゃべらなくちゃならないので、いちおうプランを提示します。導入部については「従来型パターン」と「イレギュラーパターン」の2種類を提示しました。
「従来型パターン」は、まぁ言ってみれば部落差別の中で語られる結婚差別から入っていくパターン。よくも悪くも従来型の導入方法です。それに対して「イレギュラーパターン」は結婚制度そのものを問うところから入っていくパターン。
結婚差別についての学習をやっていて、いつも思うのは、「結婚できればいいのか?」ということです。というか、結婚制度そのもの、あるいは戸籍制度そのものを問うことなく、「結婚」について語ることができるのかと、いつも思っていました。でもそれを「担当」として教材化することは、なかなか難しいんですね。というのは、あまりにもその問題意識が共有できていないからです。いや、仮に自分が担任であれば、おそらく10年ぐらい前にはやっていたと思うのですが、それが「担当」だとできないんです。で、今回あえてチャレンジをしてみたわけで。
ところが、担任さん達から出てきた解答は、
「「結婚差別」あるいは「結婚」そのものを扱うことが困難である」
というものでした。
理由は、
「いまや子ども達の間で「従来の」結婚というもののリアリティがどれくらいあるのか」
ということだったんですね。例えば両親のどちらか、あるいは両方がいない子どももいます。両親がいたとしても実質崩壊している場合もあります。子ども達の実態が、すでに「結婚できればいい」というところにはないということなんです。
かといって、だから
「何ならできるか?」
というわたしからの問いかけには答がありません。完全に行き詰まってしまいました。
で、職場からの帰り道、ずっと考えていました。ずっとずっとずっと考えて、やがて、小さなヒントの芽が出てきました。結局「結婚」以前の問題だったんだ。ちょっと時間がかかるかもしれないけど、やってみよう…。
反省の週…か?
毎朝、出勤して部屋に向かう途中の渡り廊下で会う生徒がいます。「おはよう」以外に必ず会話があるのがすごく楽しい。で、今日の会話。
「先生、今日も二日酔い?」
「ちゃうで、今日はシャキッとしてるで」
二日酔いがデフォルトなのかなぁ…。
昨日はここ数ヶ月のメチャクチャな生活を反省して、のんびりすごしました。おかげさまで今日は身体がすごく楽。さぁ、今日ものんびりと過ごすことにしましょう。