今日はなんの変哲もない月曜日です。ほんとはこんな日が淡々と続くのこそが人生のはずなのに、なんでこんなに「イベント」があるのかと。めんどくさい人生になってしまいました。
てことで、淡々と授業をし、淡々と某人権教育研究会の講演の校正をし…。この校正がたいへんです。なにせ、講師さん、言いたい放題です。しかも、文責はこちらなので、「さすがにこれはまずいか」というところを探してカットしてつながなきゃなりません。結局、講演を聞きながらの校正です。
そんなことをやっていたら、すぐに定時がきました。てことで退勤。
家に帰って、お風呂に入って、昨日食べなかった恵方巻きを食べて、いわしも食べて。まぁ、「当日」じゃないので、どんな食べ方をしてもいいってこってす。
まぁそんなこんなで1日が流れていきます。
報ステ見ると、DVで子どもが殺された話。どうせ「なぜ学校が」「なぜ児相が」って話になって、法律かなんかつくって責任押しつけて仕事を増やそうとするんだろうけど、働き方改革と方向違うし。元児相の人が最後に「都市部の児童相談員はひとりあたり100件抱えてます」って淡々と言ってはったけど、それが現実です。法律つくるなら、予算を措置しろと思うけど、予算はゼロ。安上がりだなと。そして国会論戦はなめきった話をしてるし。話にならんわ。
この国は、ほんとうに終わってる。
寝よう。
まさかここで・日教組教研(3日目)
今日も起床は6時半。まぁ、それでも普段よりは遅いか。てことで、朝ごはんを食べて、バスを乗り継いで会場へ。
今日は総括討論です。テーマは「つなぐ、つながる、変革する」です。あり?去年は何だったっけ。まぁいいや。
まずは「せっかくなので聞きたいこと」を出し合います。当然のことながら、発言しまくってる4人はここでは発言しません(笑)。でも出された質問・疑問は、ほんとうに現場での悩みです。
そんな中に突然出てきた質問。
「性的虐待を受けた女子生徒が、最近性別扱いの変更を得たトランス女性が女子トイレを使うのが怖いと言っている。どうしたらいいか?」
いきなり脳みそが沸騰しました。まさかここでツイフェミみたいな発言が出てくるとは。
てことで
「わたしは今回カミングアウトするつもりはありませんでした。バレてるとは思いますが。ただ、どうしても言わなきゃならないと思います。わたしたちトランス女性は犯罪予備軍ではありません。cisgenderの人が自分のgender identityに従ったトイレに入るの同様、わたしたちもgender identityに従ったトイレに入って用を足したいだけです」
と発言。ところが、
「発言の仕方が悪いから、趣旨が伝わっていないと思うけど」
とのこと。
もちろん性的虐待は許せないし、それを受けた子どもを守らなきゃなりません。そしてその子が最近性別扱いの変更を得たトランス女性の子どもを受け入れられないと教員に伝えることそのものを否定する気はありません。が、その子の言葉を教員がどう捉え、それに対してどうとりくみ、それをわたしたちにどう伝えるかは別のことです。少なくともわたしには「トランス女性は女ではない」としか聞こえなかった。
少し冷静になって、なぜ「トランス女性は女ではない」と聞こえたのかを考えました。そこで気がついたのは、性的虐待にあった女の子のことを無前提に「女性」としているんですね。そして、女子トイレを使うことが適正であるとしている。そして他のcisgenderの女子生徒たちが女子トイレを使うことに言及しないことを通して、他のcisgenderの女子生徒たちも女子トイレを使うのが適正であるしているんです。そしてそのことは、他のcisgenderの女子生徒たちと性的虐待を受けた女子生徒を「女子トイレを使うのが適正である存在」=「女性」どいう同一カテゴリーに入れることになります。そして、「どうしたらいいか?」という質問をすることそのものが、cisgender女性の子どもたちとトランス女性の子どもの間にバウンダリーを設定することだったんです。
そう感じたので
「わたしはとてつもなく大きな壁を感じました。結局トランス女性は常に「入れてもらう存在」でしかないっていうことなんですね。結局2級女性でしかないってことですね」
という発言を、重ねてしまいました。
ただ、司会者は、このことをめぐって意見が出きるまで時間を確保してくれたし、たくさんの人が「虐待の問題とトランスの問題はわけて考える必要がある」と言ってくださいました。それが救いでした。
発言者はもちろん悪気があって、あるいは排除しようと思って話したわけじゃないことはわかっています。そして、ほんとうにどうしていいかわからないからこそ、「ここなら」と思って話されたんだと思います。
ただ、まさに「すべての発話は行為である」なんです。つまり、その発言は先に述べたバウンダリーワークだったんです。そのバウンダリーは、まさに「無意識のうちにある境界線」であり、それが顕在化したんです。そのことに反応してしまった。
でも、きっと発言者は「言い方が悪かった」「伝えられなかった」という形で責任を感じ、引き受けようとされるんだろうな。そのズレがきついです。
まぁ、そんなことがあったけど、その後はいい感じで分科会も進んでいき、お昼に終了。みなさんと3日間のお礼を言い合い、来年またお会いしたいねと互いに言って、会場をあとにしました。
まぁ、その前に発言者さんと少し話しましたが。落ち込んでおられたので、ちょっと「ごめん」と思ったけど、ここは「ごめん」って言っちゃいけないので、それだけは飲み込みました。んー…。でも、発言者さんの仲間には、わたしにとっても大切な仲間がたくさんおられます。きっとその人たちがつないでくださるでしょう。
あとは小倉駅に出て昼ごはんを飲んで、新幹線の中でAっちゃんと飲んで、無事に帰りましたとさ。
切れ味イマイチかと思ったけど・日教組教研(2日目)
何が悲しくて土曜日なのに6時半から朝ごはんなんだと思うけど、しかたないです。7時40分にバスがスタート。それにしても、観光バスに「北九州市営」ってあるんだ。てか、今回のバスの運行すごいです。やはり日教組教研ってかなりのお金が動きますね。日教組って、みんなの目の敵にされて嫌われてるけど(笑)、自治体としてはうれしいはずだよなぁ。街も飲み会で潤うし、そんなに嫌わなくてもいいと思うんだけどなぁ。そんなことで、バスを乗り継いで、ようやく会場に到着。
さあ、今日は9時から17時半の長丁場です。
昨日のうちに「意識・慣習」の柱が終わって、今日の午前は「労働・家族」です。まずは大分のレポート。なんでもお母さんの家事に対するホンネをアンケートしたとか。これはすごい。すごいんだけど…。家事って、たしかにめんどくさいけど、でも、そんなにイヤなことなのかなぁ。さらにいうと、ここでは「家事労働」って「労働」をつけてるんですよね。これは「sex work」というふうに「work」をつけることの意味と同じなんだと思うわけです。つまり「労働」なんですよね。で、paied workとunpaied workのバランス、つまりワーク・ライフ・バランスの観点で考えないとアカンのと違うかなぁ。と思って去年の見たら、同じことを書いてました(笑)。
続いて福岡のレポート。労働についての実践です。労働の意義…。そんなん金儲けやんか(笑)。もちろん「やりがい」とか「社会貢献」ってのはあるんだけど、あまりそこに価値を置くのもなぁと思うのですが、まぁ中学校だからしかたないか。「労働にはいろんな側面があるよ」ってことなんですね。で、高校になったら「金儲け」でええのかな。「やりがい」なんて、ありとあらゆるところで宣伝されてますからね。
で、大分高。これはすごい。あまりにもすごい。まずは1本決定だな。
で、討論。とにかくしゃべりまくりました(笑)。
昼はいつものように温かい食べ物を食べようということで、リンガーハットへ。皿うどんの小おいしい。
午後も討論の続きがあって、その後「性の教育」のレポートです。まずは岩手のレポート。なんでも3年目なんだとか。とてもいいことです。中身は、基本的にはデートDVの授業に性の多様性をまぜた感じです。んー、ほんの少し無理がないかなぁ。というのは、デートDVって、男性と女性の権力の不均衡がベースにあるんじゃないなと思うのです。もちろん、男性同士、あるいは女性同士にもあるでしょうけど、それと性の多様性をくっつけるのは、少し厳しいんじゃないかなぁという気がしました。
続いて兵庫のレポート。あり?この学校名、見覚えがあるぞと思ったら夏に行ってました(笑)。このレポートもよかったなぁ。教員が懸念することを、子どもたちがどんどんクリアしていきます。まぁそんなもんなんですよね。てことで、2本目決定です。
最後は福岡高のレポート。地域でかつてあったできごとについて、オリジナル教材を使った歴史の授業です。引揚者への中絶手術とか、かつての優生思想のもと平然と行われてたんでしょうね。そんな中から戦争の問題なんかをあつかったレポートです。3本目決定です。でも、国家が子どもを選別するなんてことは「かつて」の話じゃなくて、「優生保護法」がなくなった今も実はあるんですよね。だって、ミルクが買えなくて子どもが死んだ時、それを母親個人の責任にするような国は、「貧困家庭の子どもは生きなくていい」ってことなんですよね。
その後、またまた討論。
とにかく今回も発言の機会はすべて発言しようと思ってたんですが、まぁ意図してるかどうかは別として、他にも似たような人がいて、でもさもありなんと思いました。
なので、いろんなことを発見したのですが、そのうちのひとつがカミングアウトをどうとらえるかという文脈での「杉田水脈議員の文章」にかかわる話です。中身はこの日のブログなんですけどね。
まぁそんなこんなで2日目終了。
でも、本番はここからです。恒例の飲み会です。会場はS渡さんが抑えてくださいました。少し早めにお店に到着。
「何人来られますか?」
んなもん、わかりますかいな。
「20人ですか?25人ですか?」
微妙な線をついてこられます。まぁええわ。「25人で」
「2時間制になりますので、8時半までで」
マジか…。みんな三々五々来られるので、人数もメンバーも来る時間もまったく把握できないんですよね。まいったな。
でも、蓋を開けてみると、続々と人が来て、25人は軽くオーバー。なんだかお店の人も2時間は諦めたみたいです、S渡さんから
「まだいていいらしいですよ」
との言葉を聞いて、ますますペースアップです。でも、Aっちゃんが
「そろそろ帰らないとホテルに入れなくなりますよ」
と言ってくれたので帰ることにしました。ホテルに向かうタクシーの中でAっちゃん、なにやら電話してます。なんでもホテルからかかってきたんだとか。
そんなこんなで無事ホテルについて、少し部屋飲みして、あどは爆睡です。
発言するかいな・日教組教研(1日目)
今日から3日間、恒例の日教組教研です。
でも、朝から行けるはずもなく。というのは、金曜日の4時間目は「動かない」んですよね。通常、出張であれ年休であれ、授業があるときは授業変更をします。が、そのクラスを担当している教員が全員他の授業をしていたら変更ができません。ただ、こういう場合は、最悪「三角トレード」というめんどくさいことをします。が、それができないパターンがあります。それは、その時間に会議があるとか、非常勤講師とか。あるいは1時間目の場合は子育て中の教員は無理だったりします。で、金曜4時間目というのは、そういう時間だったりします。てか、時間割組んだ教員が「あの時間は無理ですねー」って言ってる時間なんです。そういう場合は誰かに代講に行ってもらうのですが、これがなかなか頼みにくい。
なので、4時間目の授業を終えて、そのまま職場を飛び出しました。で、JRに乗ると、踏切の遮断機が折れたとかで、安定の遅延です。それでも3分ほどだったので、なんとか新幹線のチケットと昼ごはんはゲットできて、無事新幹線に乗れました。で、到着したのは八幡です。てか、八幡の手前、スペースワールド前か…。なんか、やりきれないな。
てことで、会場に到着。分科会終了の15分前です。受付やってるのは友だちです。
「いつきさん、来たんだー。明日と思ってた」
まぁ、驚かせようと思ってたんですけどね(笑)。会場に入ったら、またまたみなさんびっくりしてます。そりゃ、終了15分前だとびっくりするわな。でも、ここで参加するのと参加せずに飲み会だけ行くのではまったく違います。だって、最後に共同研究者がまとめを話すし、それで明日の論議の流れがわかりますからね。そのために、終了間際であっても来たんです。
で、明日の論議のポイントを確認して、分科会終了。みなさんに「今年もよろしく」とあいさつしたら、
「なんで発言しなかったんですか?」
と。んなもん発言するかいな。でも、司会の人も
「あれ?あてなくていいのかなと思ってました」
いや、だから、さすがのわたしも流れを知らずに発言なんかしませんよ。
てことで、小倉にもどって新潟・福岡の友だちと飲み屋へ。2時間ばっか飲んで、お次は山口のT部さんが飲んでるお店へ。そんなこんなで、10時過ぎまで飲んで、早々に撤退です。なにせホテルが12時までしか入れません。黒崎まで電車で行ってコンビニで飲み物仕入れて、タクシーに乗って、なんとかホテルにチェックイン。
今年の夜はせわしなさそうやなぁ。
当事者研究をめぐる対話か?
今日から1・2年生は平常授業です。幸い授業は4・5時間目なので、昨日やりきれなかった採点ができます。どにかくガシガシ採点して成績処理をします。その後ノートチェックをしたりして。そんな感じで、昼ごはんを食べてると、突然T田さんからメール。そこから怒涛のようなチャットがはじまりました。
テーマは「当事者研究」です。
発端は「トランスジェンダーとGIDは水と油か?」って投稿に、「ドレッシング」とか「マヨネーズ」とかいうしょーもないコメントしたところです。
まぁ「振ったらドレッシングになる」→「ほっとくと分離する」。「卵入れたらマヨネーズになる」→「なにかを介在させると乳化して分離しない」が読み筋です。
でも、障害学というか障害者解放運動とかの文脈で「社会モデル」と「医療モデル」って、もう対立してないんじゃないかなぁ。まぁそのあたりは熊谷晋一郎さんの話を聞いたころから「そんな感じなんだろなー」どは思ってたし、現実的に医療を拒否してやっていけるはずもないわけです。なので、こないだの浦野さんの話もストンと落ちてくるし、文脈が違うけど「再評価」って話も出てくる。
まぁ、「対立の構図」からはじまるけど「折り合う場所を探る」ところに落ち着くのは、結局、現実の生活は理論や理想だけでは送れないっていう、当たり前のことなんですよね。
まぁそんなあたりから「当事者研究ってどうよ」って話になりました。で、当事者研究についての文章とか文献とかいろいろ交換してたんですけど。
ふと「なんで相手がわたしなんだ?」と思うのです。だって、わたしごときを、T田さんみたいなバリバリの研究者の人がディスカッションの相手として選んでくれるって考えられない。でも、わたしとしてはありえないほどうれしいことです。
ひとりで考えるんじゃなくて、疑問を交換することで考えを深める。その時に、理想や理念を語るのではなく、文献やデータを使って考えを深める。わたしはそういうやり方をしたいなと思ってます。もしかしたら、T田さんは、だからわたしを相手に選んでくれたのかな。
でもそれはわたしにとっては幸せなことです。
なぜか
この間飲んでしまった日、ほんとうは玖伊屋の前に組合の新年会に行く予定でした。そこに増原さんがあいさつに来ておられたとか。で、
「いつきさん、来ると思ってたけどインフルエンザだったんですね。今度会いませんか?」
というメールが来たりしたのです。
てことで、今日は増原さんと呑み。とは言え、増原さんは飲まないらしいですけどね。で、向かったのは、いつものニューエビスノです。まぁ、おいしいからよしとしてもらいましょう。
ここで、わたしだけ(笑)おいしいお酒を飲みながら、これまでのライフストーリーのこととか「活動」のこととか、いろいろ話。なんか、華々しく活動されてるけど、案外最近なんですよね。なんでも、それまではとてもカミングアウトできるとは思ってなかったとか。「へー」って思いました。
で、せっかくなので、関東と関西の違いなんかを少し話。まぁ、簡単に言えば、昼休みに国会に行けるか、1日年休をとって30000円かけないと行けないかって違いです(笑)。その違いは、京都の中でも同じです。今のわたしは仕事の帰りにデモに行けたりします。でも、かつて第2のふるさとに住んでいた頃は仕事から家に帰って、それからわざわざ行かなきゃならなかったんですよね。でもそれはさすがにきつい。だから行きませんでした。すると、京都市内のことが「遠い世界」にしか見えなくなります。そして、身のまわりの世界、半径10kmくらいの世界で生活するようになります。
逆に言うなら、そういう人の声をどうやって聞くかなんですよね。そしてその声に答えること。つまり、自分の主張を伝えるのではなく、相手の声を聞いて、それに応えることを通して自分の声を届ける。そのことをわからなければ、京都で生き残ることはできません。
てことで、せっかくなので「お福」に行って、お母さんの話を聞かせてもらうことにしました(笑)。最後は3人で一緒にパチリ。
まぁ、乗りかかった船なので、できることはしましょうか。できることはほとんどないけど^^;
発達障害の支援と社会の課題
今日は某人権教育研究会の総会です。なので、少しゆっくりと家を出て会場に向かいます。出勤がこんな時間だったら楽だよなぁといつも思います。まぁ、転勤しないのに引っ越した自分が悪いんですけどね。
午前はいわゆる総会です。まぁ、つつがなく議事も終わりました。かつてはいろいろもめたけど、そんなこともなくなって、楽といえば楽ですね。
で、午後は記念講演。講師は三重県立看護大学の浦野茂さんです。
実は今回の講師の選定、めっちゃ悩みました。みなさんに「どんな話が聞きたい?」って聞くと「障害関係かな」と。障害関連で言うと、これまでに「松波めぐみさん」「松永真純さん」「伊藤あゆさん」「三井孝夫さん」「牧口一二さん」といったところに話をしてもらってきました。さてどうするか。と
「見えない障害…、発達障害について知りたいな」
とのこと。えーと、発達障害か。ありがちな「発達障害の理解と支援」みたいなのはやる気はまったくありません。やはり社会学的だったり文化人類学的であったり、教育社会学的なアプローチが必要でしょう。となると、「照山絢子さん」は関東か。「鶴田真紀さん」も関東か。いない…。
てことで、検索しまくってたどり着いたのが浦野さんでした。「発達障害者のアイデンティティ」を読んで「おもしろい!」となりました。さらに『概念分析の社会学』にも書いておられます。読んでみたけど、むずかしい(笑)。しかし、三重か…。遠いな。来てくれるかな。まぁ、わたしも行ったけどね。とりあえず、どんな人かを知るためにT田さんにメール。するとそっこう「いい人ですよ。話もわかりやすい」との返事。てことで、メールをしたら引き受けてくださったという。
さぁ、どんな話が聞けるのか、すんごい楽しみです。
で、感想をひとことで言うと、おもしろかった!
まずは、イントロダクションからエスノメソドロジスト感が満載です。ちなみにこのことをfacebookに投稿したら、T田さんが真っ先にいいねを押したという(笑)。続いて社会学の説明です。「人ではなく人と人の関係」みたいな説明なんですが、「人間に興味がないけど人間関係に興味がある」わたしにとっては、まんまん中の話です。
このあたりから、ASDの説明や診断基準の問いなおしとかが続きます。「自然なもの」として定義されながら、診断基準の中に「価値判断」が入るという齟齬が指摘されます。そして、メインとなるSSTの場面の分析です。まずは、リーダーが練習課題をつくりだしていく場面。なるほどなぁ。子どもの発言をそういう感じでとらえて意図的に課題を提示していくんだ。そして、さらに「反抗」の場面。これは圧巻です。
こんなことを通して、ASDそのものを捉え直していきます。その前提にあるのは、綾屋さん&熊谷さんの『発達障害当事者研究』です。つまり、発達障害がコミュニケーションの障害であるなら、その原因を片方に求めるのはおかしいのではないかという提起です。ここから「シンガーさん」の分析へと流れ、いわゆる社会モデルに到達します。
ただ、浦野さんの提起のおもしろいところは、「医療モデル/社会モデルの二元論をとらない」というところです。つまり、社会の側に原因を求めつつも、現実として困るわけで、そっちも必要なんじゃない?ってことです。たしかに当たり前なんだけど、この観点が必要なんですよね。まぁ、いわば、解放運動による融和運動の再評価みたいな(笑)。
そんな感じの、かなりおもしろい2時間の講演でした。ほんとに来ていただいてよかったo(^^)o。
講演の後は懇親会。ただ、なんでもこのあと用事があるとのことで、1時間ばっかしかありませんでしたが、「おべんきょ」にかかわる話でひとくさり。なにせ、浦野さんは、わたしがチャレンジしてる『おべんきょ成果集』の編集委員ですから、なんかもう、興奮です(笑)。
その後、事務局メンバーも合流して、浦野さんは退席されて、いろいろ人権がらみの話題でもりあがったり。でも、10時だわ。帰らなくちゃ。
やはり社会人にウケる→横を見たらそこに
今日の午前はO阪F立大でお座敷です。今回呼んでくださったのは、Hがしさん。まぁ、毎年恒例のヤツですね。
で、どのパターンでいこうかと思ったけど、やはり富山パターンかな。あれのなにがいいって、1時間半で終われるところなんですよね。なので、大学で話をするにはちょうどいいです。しかも、ライフストーリーも少しはあるし。ただ、ということは、中身が薄いんですよね。なので、深くツッコミたい時は使えないというところもあります。
少し早めに着いたので、おべんきょ部屋へ。と、「wifi飛んでますよ」とのこと。なんか、そんな話ができる時点で、「ここにも自分の場所があるんだな」って思えてうれしいですね。おべんきょ部屋でしばしメールのやりとりをして、そろそろ時間です。
部屋に行くと、Hがしさんがいつものテンションで迎えてくださいました。で、お座敷スタート。なんでも先週は玉木幸則さんだったらしいです。まいったな…。なんでそんな大物と同じ講座で話をしなきゃならんのだ^^;。
とりあえず雰囲気を柔らかくしなきゃ。ちなみに、公開講座らしく、社会人の方も10人ほどおられるのですが、この人たちの反応がいい!学生さんと何が違うんだろうと思うのですが、たぶん経験の中で蓄積された知識がすごいんだろな。だからより広く言葉をキャッチする力が高くて、それが反応の差になるのかな。でも、そういう人がおられると、全体の反応もよくなってきます。ほんとに助かります。
そんなこんなで、1時間半のお座敷、和やかな感じで終了。
で、Hがしさんの研究室に行くと、隣の部屋の電気がついてます。おぉ!センセがおられる!てことで、久しぶりのおべんきょ成果について作戦会議をしてみたり。
その後、Hがしさんの昼ごはんにつきあって、しばし謀議をしたり、学食で昼ごはんを食べたり。
ほんとはこのまま帰りたいけど、職場に行かなきゃなりません。明日の準備をするのを忘れてたのでした。が、やれるタイミングは木曜日だったので、それはさすがに思いつかんだろうと。
てなことで、さすがに疲れました。どうしよう。まっすぐ帰ろうか。でもなんかクールダウンしたいな。
てことで、「崇仁新町」へ。いつもの「やきやき崇仁新町」です。
いつもの通り「久しぶりー!」という元気な声で迎えてもらって、なんとなくうれしくなりました。
まずはビール。
そして、「三種盛り」です。
この時すでにビールは終わってるので、ドリンクは裏メニューです。ちなみに「濃い目」にしてもらってるのに値段が変わらない。なんかもう、あまりにもうれしすぎます。
さて、帰ろうと思って、おねえさんと話をしてて、ふと横を見るとKちゅかるさんが!びっくりした(笑)。なんでもfacebookを見てこられたとか(笑)。
てことで、裏メニューをもう一杯。
なんか、久しぶりにサシでゆっくり話ができたかな。おかげさまで、なんとなくリフレッシュできて、さてと家に帰ろうかな。
ブラトーーーク
朝、起きて外を見ると、山がきれいに焼けてます。
で、ごはんを先にしようか温泉を先にしようか。悩んだ結果、温泉にしました。温泉に行くと、女性部の方が何人かおられて、「この順番で正しかったんだ」と再確認できました。
温泉にさっくり浸かって、朝ごはん。と、みなさんも来られました。やはり順番は正しかったようです。
ホテルのバイキングはいつも困ります。個人的には朝はパン派ですが、たいてい和食のほうがおいしそうなおかずがあったりします。さらに生卵なんかあった日には、ごはんを食べたくなります。さらに、おう、カレーが!ということで、わけのわからん朝ごはんになってしまいました。
朝ごはんのあとは部屋でゴロゴロ。で、迎えに来てくださったT部さんと合流して、山口市内を少し案内してもらいました。うーん、人が歩いてない。もちろん車社会だからなんですが、それだけじゃないですね。店がない。まぁ、車社会ってこととつながるんだけど、大型小売店舗が郊外にできて、そこに行く道が整備される。そのことで、みんな郊外の大型小売店舗へと流れて、市内の小さな店舗は寂れていく。便利になったようで、そういう街のつくりは不便です。車に乗らなきゃなにもできない。結局、誰が儲かるかというと、車屋とガソリンスタンドと土木の元請けと大型小売店舗です。まっすぐに整備された道を見ながら、T部さん曰く「自民党の臭いがするでしょ(笑)」。はい、プンプンと。
で、新山口駅まで送ってもらって、バイバイです。また呼んでもらえるかなぁ。
で、新大阪で降りて、なんばへ移動。今日は「ブラトーク」があります。てか、わたし、実はABDARCの中の人だったりしています。でも、なにもしてないです。ほんとにすんませんと思ってます。なので、せめて参加をしようかと。
で、ロフトプラスワン・ウェストに行ったのですが、すごい人です。とにかく満席で立ち見が出てます。それにしても、知り合いがいっぱいいます。てか、山本崇記さん来てはるし。どんだけフットワーク軽いねん(笑)。と思ったら、徳島からも香川からも来てます。みんなどんだけフットワーク軽いねん(笑)。でもまぁ、それだけ期待されるイベントなんですね。
それにしても、みなさんしゃべり慣れておられるので、すごくわかりやすいです。ただ、もう少し「アブナイ」話も聞きたかったかなぁ(笑)。あと、やはり北芝でやってることはおもしろいですね。やはり某人権教育研究会でフィールドワークに行かなきゃ。
それにしても、はじめは立ち席だったけど、気がつくと「ムラめし」コーナーに座ってるのが不思議です。
ところどころで野次を飛ばしたりしながらイベントを楽しんで、あっという間に終了。
で、打ち上げへ。向かったのは「故郷羊肉串店」なるお店。いやぁ、羊肉、おいしい!ここで、東京都人権啓発センターの人と話。そうそう、そう言えばかつてセンターに行ったことがありました。その時もらったキーホルダーがあったなと思って、「これ、わかりますか?」って言ったら、メッチャ喜ばれました。
で、「帰ったら職員に見せる」って言って写真を撮られたり。
よかった(^^)でも、かわいいしなぁ。
そんなこんなで、楽しい夜は更けていきます。
3時間ももらったo(^^)o
今日は山口の教組の女性部学習会です。インフルエンザが1週間ずれてたら、これがキャンセルになるところで、マジでビビってました。
てことで、新山口駅でT部さんと合流。T部さんとも長いつきあいだよなぁ…。K口くんと一緒になる前からのしりあいのはずです。ちなみに、T部さんとは、なんか「ここで?」というところで会うんですよね。例えば長野県のそば屋とかね。
で、まずは昼ごはん。なんでも「おいしいものを食べましょう」ということで、駅前の回転寿司へ。高っ!おごってもらいました。それにしても、卵焼きが…。
で、会場へ。今日は雪だからどうかなと思ったけど、けっこうたくさん来られました。で、話の中身はミッション1。与えられた時間は3時間。余裕です(笑)。もっとも、聞く方はたいへんか…。
てことで、のんびりスタート。いつもよりもネタを多めにしながら話をします。
ミッション1でいつも悩むのがセクシュアリティの話をどうするかなんですよね。その最大の要因は、時間です。とにかく時間が足りない。そしてもうひとつは、ミッション1の設計がさすがに古いってことです。つまり、セクシュアリティの最前線の話をしようとすると、明らかに時間が足りなさすぎなんですよね。なので、今日はセクシュアリティのところを大幅に変えてみました。スライドがないのがつらいけど、そこはホワイトボードを駆使するしかないです。てか、そっちのプロですからね。
ということで、2時間半ほどガッツリと話をしてしまいました。みなさん、さすがに疲れておられたみたいですが、反応がメッチャよくて、話しやすかったです。
お座敷のあとは懇親会。でも、その前に温泉です。ササッと入ったけど気持ちよかった。
で、懇親会。ちなみに、今回の女性部学習会は、温泉と懇親会までがセットというか、新年会を兼ねてるというか、そんな企画なんですよね。ここに子連れの方も来ておられて、なんかいい感じです。
で、懇親会のあとは部屋飲みです。ここで、子連れの方は東日本大震災の避難者なことが判明。話を聞くとYもぎださんと共通することがあって、「なるほどー」と思いました。もっと話を聞きたかったなぁ。でも、すでにかなりな酔っぱらいだったので、11時頃におひらきです。
さて、寝よう。