ダブルヘッダー・放送部合宿(3日目)

行動開始時間の7時に子どもたちの部屋に行くと、冷凍マグロみたいなのが並んでました。その中でひとり、淡々と編集を続ける部長。その部長もまもなく倒れました。思わず笑ってしまう、いつもの合宿最終日の朝です。それでも7時半の朝ごはんの時間にはみんなそろっていました。
朝食後、まずは部屋の片づけです。続いて制作したラジオ番組の発表会。3班がドラマ仕立てで1班がプレゼンテーションでした。なかでも亀岡牛と女子高生の会話の番組がシュールでよかったかな。どの番組も「それにする必然」があったことと、なにより安易にインタビューに走っていないところがよかったですね。来年のNコンにいかせたらいいんだけどなぁ。もっとも、Nコンに出られてしまうと、またまた忙しくなるんですけどね。
あとは「まとめ」をしておしまい。
荷物はめんどくさいので積みっぱにして、家に帰って真夏の昼ごはんです。

やはりトゥンセラーメンは辛いな。
読書しながら昼寝をして、その後再びスタートです。

到着したのは鶴橋。今日はクロスベイスの活動報告会という名前の呑み会です。とりあえず事務所に行くと、すでにみんな報告会の場所に行ったあとで、Kホさんだけがいました。ということで、ふたりでネタを言いあいながら会場に向かいました。集まったのは理事とアドバイザー。と言っても、うち8人かな。まずは呑み会です。海老がうまい。と思ったら、海老屋さんが調理をされたらしいです。なるほど。あとは、なんだかえらい勢いで突っ走ってしまったのですが、考えてみるとしかたないです。合宿のテンションがまだ残っているみたいです。
途中、活動報告や今年度以降のプランなどを聞いたのですが、鶴橋もえらいことになりますね。というか、大阪はどうなるんだろう…。
そうそう、朴基活さんや武田緑さんとゆっくり話ができたのは、今回の最大の収穫かも。
ということで、2次会は茂利屋…。と思ったけど、閉店の時間でした。しかたがないので、近くの中華料理的なバーみたいなお店へ。でも、このあたりで記憶が飛びかかっていました。そりゃそうだ。合宿明けですからね。

少しゆるめた時の楽しさ・放送部合宿(2日目)

今日の午前は、昨日できなかった機材講習の続きです。試しにマイクをアンプに直挿ししてスピーカーつないだら、ちゃんと鳴りました。さすがは300W(笑)。
でも、機材によって出力の凸凹がありますからね。それを均すためにもミキサーが必要ってことで、場所を変えて、ステレオの話とか。ここで定位のこととかスピーカーの極性のこととか、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの音質の違いとかを実感してもらいました。やはり意識して聞かないとわからないんですよね。でも、その経験がゆっくりと役立つはずです。
そんなこんなで昼前に機材講習終了。
昼ごはんを食べたら、これまた恒例の「山登り」です。今回はマイクロバスに乗せてもらって登山口に行くことにしました。で、山登り開始です。
今年も荒れてます(笑)。

なんとなく体調が優れないので、しんどいなぁと思いながら登ります。でも、それくらいがいいのかな。絶好調の体調で登ると、それについてこられない子どもが出てきたりします。そうしたら、下手するとケガにつながるかもしれません。
なので、チンタラ登って、しばしば休んで。水分も補給して。
と、ひとり子どもの体調が悪化。んー、引き換えしますか。
これまでずっと山を登ってきたけど、引き返す判断をしたのははじめてです。ただ、悪化した子どもをすぐに歩かせるのは×ですね。幸い横に川があります。
「川で遊べ!」
はじめは河原でしみじみ遊んでいた子どもたちも、気がつくと靴を脱いで川に入っています。そうこうするうちに水の掛けあいがはじまるのは必然です。さらにこかしあいがはじまって、とても楽しい。てか、きれい。

さらに、小さな滝の滝壺の深さを調べるために川に入るアタリで君たちどれだけ遊ぶのかと。そんなこんなで山遊びを堪能しました。たしかに、頂上まで登る楽しさはあります。が、途中でやめることで楽しめるという世界があることも知ったのが収穫でした。山から下りて、せっかくなので宿まで歩いたのですが、予想に反して1時間もかかったのはご愛敬。
その後、お風呂に入って、夜はバーベキュー。

実は昨日の夜に
「今日がしゃぶしゃぶってすごいですね」
「あしたはバーベキューですよ」
「えっ!いいんですか」
「毎年来てもらってるから、サービスです」
という会話があったんですけどほんとに至福です。
さあ、あとは君たちが編集作業をするだけだね。
と思っていたら、あちこちからファイル変換の方法とか、データの移動方法とか、いっぱい質問が来て、寝られないじゃないか。まぁ、そんなのが一段落ついたところで、とにかく寝よう。

忘れもの・放送部合宿(1日目)

今日から3日間、これまた夏恒例の放送部の合宿です。
それにしても、なにが悲しくて3連休に合宿やねんと思いますが、ここまでひたすらいろんなことをやってたので、3日連続であく日がなかったという。まぁ、なんしか、この過酷な夏休みも、今回の合宿で一段落します。これが終わったらおべんきょです。それにしても、7月23日からほぼノンストップやったし、やはりきつかったなぁ。
てことで、まずは機材の積み込みのためにガッコへ。もちろんお盆で閉校&土曜日なので誰もいません。とりあえずセコムを解除して機材を出して積み込んで、ついでにちょこっと用事をして、出発です。目的地はいつもの民宿です。こんなに固定していいのかと思いますが、逆に言うなら、今までは「2度と使えへんな」というくらいひどい使い方をしてたから、まぁそういう感じじゃなくなったってことで、いいことです。
途中、昼ごはん。

体操選手の閉脚倒立のような美しいおはしです。
途中、駅に迎えに行かれるマイクロバスとすれ違ったので、いい時間だなと。
てことで、子どもたちが到着したところで荷物をおろして、いよいよ合宿開始です。
まずは4班にわかれるところから。班の名前も考えさせて、お題の発表です。今回のお題は「このあたりについて」です。ドキュメントでもドラマでもOKです。ただし、ラジオ番組限定です。時間は6分半〜7分。続いて、番組のつくり方の説明です。
「まずはね、なにを伝えるかを考える。そして調べる。ネットだけじゃなくて、あたりをほっつき歩く。安易にインタビューをしない。そうすると、伝えることが変わるかもしれない。そうやって、伝えたいことを詰めると同時に、とことん調べる。その上で、どうしても聞かなきゃならないことが出てきた時にインタビューをお願いする。そして最後に自分たちなりの結論を出す。「みなさんはどう思われますか?」ってのは最低ね」
みたいな。
てことで、機材講習です。まずはいつものように「音ってなに?」から。わたしたちが扱う放送って、結局空気の粗密波を拡大して大きな粗密波をつくってるだけなんですよね。なので、極端な話、マイクわアンプにつなげてスピーカーつないだらおしまいなんですよね。
てことで、
「これ、スピーカーね。中にはコイルと磁石が入ってて、そこに電流が入ってくるとフレミング左手の法則で、このコーン紙が動いて粗密波をつくる。これ、マイクね。この中にはスピーカーと同じようにコイルと磁石が入ってて、外からの音の粗密波で動くことで電流が発生する。で、小さい電流を大きくするのがアンプね。じゃ、アンプ持ってきて」
と、ここで判明。アンプを忘れてきた(笑)。えーと。今日はガッコには誰もいないな。てことは、卒業生に頼むこともできないな。しかたない、取りに帰る…。
てことで、機材講習は中断。まぁいいや、今回は番組つくるのたいへんだからね。
帰ってきたら、すでに晩ごはん。なんと、初日からしゃぶしゃぶです。これはすごい。が、明日の晩ごはんが不安やな。
晩ごはんのあとは話しあい。
「君たち、仲いいよね。それはいいこと。でも、わたしはとてもいま不安だ。この集団はとても危うい。なぜ顧問がそう思ってるか、そんなことを考えながら、忌憚のない意見を出しあってくれ。わたしは別室でゴロゴロしてるし」
やがて部長が呼びにきました。子どもたちの部屋にもどって
「じゃ、聞かせて?」
なるほど、いろいろ出しあったのね。
「わたしたちが扱ってるものはなに?音だよね。あるいは言葉だよね。音や言葉を扱うってことは、音や言葉にもっとセンシティブにならなきゃ。今の君たちは音や言葉の扱いが、とても雑だね。どうすればいいのか、もう一回ディスカッションして。で、終わったら呼びに来てね」
ほどなく部長が来ました。
結論なんか出ないけど、でも話しあうことは大切です。そういう時間をいっぱいつくることも、この合宿の意味なんですよね。
さぁ、でも身体がくたくたです。みんなも番組制作があるから、ミーティングはほどほどにして、寝ることにしますか。

今日はおとなしく

朝、少し寝坊をしたけど、特急を使って会場へ。近鉄特急は楽です。2日分のブログを更新できました(笑)。
で、とりあえず会場へ。みなさんから「ごくろうさん」と声をかけてもらったけど、わたしなにもしてないし。てか、他の人、すでに会場にいるし。
しばし本部で来年度以降のことを話すなど。今回はどこに参加しようかな。とりま、「差別と排外」かな。いろいろあるし。
でも、昼ごはんタイムになりました。てことで、四日市のSか田さんと一緒に「きみちゃん」へ。2月に来て以来なのに、いきなりお店の方は「久しぶり-!いらっしゃーい!」と大歓迎。常連さんたちも「来たかー」と大歓迎。えーと、ここに来るの、まだ4回目なんだけどな^^;;。
今日は完全に昼ごはんなので、さっくりと仕上げないといけません。とりあえず、「チヂのざぶとん」を頼みました。
ざぶとーん!

さらに、カウンターの後ろにあるものが気になったので、それもお願いしました。いちおう油カスの一種なんですけど、セジッカラ的な硬さがあって、でもしがむとダシがジュワッと出ます。さらにめざしをサービスしてもらったり。

なんか、話がメッチャ盛りあがって、昼食休憩の1時間はあっという間に終わりました。
で、分科会に再び参加。昼ごはんの後なので、かなりフラフラです。が、総括討論で話をするのがすべておじさま。例外は女子大生。なんだかなぁ。そんななか司会のSんむんさんがされた話がよかった。
「私たちも当事者であり、日本人も当事者。そして、私たち在日には、新渡日の人たちにこんな社会史か残せなかったという責任がある」
みたいな話。それぞれができなかったことを責任としてとらえ、その主体として生きていくというSんむんさんのすごい生き方がにじみ出た総括でした。
あとは、閉会集会。次回開催地の鳥取のS口さんの話も、なかなかツボをつかんでいてよかったです。
てことで、今年の全外教大会も終了。
終わってから、今後のことをめぐってSんむんさんとMい谷さんと3人で、近くの居酒屋で謀議。でも6時には終了。
さぁ、家に帰って晩ごはんを食べよう。

家に帰ると、誰もいませんでした(笑)。みんな、愛想を尽かして出ていったかな。それにしては、電気はついてるし、クーラーはかかってるし。とりあえず、花火の音が聞こえたので、しばしビールを呑みながら花火を見て、その後テレビを見ながらごはんを食べていると、みんな帰ってきました。出ていったんじゃなかったんだ(笑)。
てことで、つかの間の家でのひととき。でも、明日から合宿だわ。

なにもしないのにね・ゼンコー2日目

朝起きると、となりに卒業生が寝ていました(笑)。
それでとよく寝られました。というか、昨日の夜の痕跡がまったく残ってないのは、さすが卒業生です。
とりま朝ごはんを食べて、子どもたちは班別ミーティング。わたしはグダグダしながら、来年のことをAっちゃんやS水くんと相談してました。やがて全体会です。子どもたちが2日間の討論の成果を発表します。
発表を聞きながら、これはヤバイなという気がしてきました。これまでの交流会の成果が受け継がれていない。子どもたちは必死で語りあっています。なのに受け継がれていないのは、わたしたち教員の責任です。その最大の問題は「事後合宿をしていないこと」と、昨日K崎くんから指摘を受けました。
なので、事後合宿をやることを世話人たちに提案。根回しをしました。まぁ、そんなのがわたしの仕事です。
あとは昼ごはんを食べて橿原に向かうだけ。
昼ごはんはタンドリーチキン。

うまいけど、量が多い。食べ過ぎです^^;。
で、橿原まで卒業生たちと一緒に移動して、全体会の発表です。発表の後半はふたりの実行委員によるトークにしたみたいです。うーん。聞いてる大人たちは満足するかな。でも、もう少しみんなに話してほしかったかな。
で、最後にみんなは感想文書き。その時間をもらって卒業生からのアピールタイム。そんなこんなで今年のゼンコー終了です。

帰りは声が出なくなったAっちゃんを乗せて、Aっちゃんの家まで運転。
そしてIチローと3人で総括飲み会です。

うまいわ…。

うまいわ…。
でも、話しあいは真剣です。
たぶんこうやってこれからの交流会について卒業生たちと絵を書いてるあたりが、「なにもしていない」わたしが、それでも大切にされてる理由なのかな。
そんなことを考えるクールダウンタイムでした。
それにしても、Aっちゃん、おつかれさま!わたしも声が出なくなったこと、あったよ(^^)。

このために来たわけではない・ゼンコー1日目

今日から明日、恒例のゼンコーこと全国在日外国人生徒交流会です。
12時に京都駅集合なので楽勝かなと思ったけど、思ったよりも朝のメールチェックに手間どって…というか多すぎて、あっという間に出発時間になってしまいました。京都駅についたのは集合時間ギリギリ。それでもなんとか考えていた時間の電車に乗れました。生駒駅から現地まではAっちゃんの車でピストン輸送です。で、無事、全員会場に到着しました。
はじめは全体会。アイスブレーキングの時間です。個人的には「時間がもったいない」と思うのですがね。なので、2007年にやった時は「とにかく班行動を中心に据えることをしたからね。君たちにすべてがかかっている」ってハッパをかけたりしました。ちなみに、その年のことはよほどだったみたいで、ここを読んだら恥ずかしい文章が書いてあります。
アイスブレーキングをみんながやってる時に、一本のメールが。
「人身事故で近鉄がとまってます」
マジか…。振替輸送がないことを確認して、最速の手段は迎えに行くことと判断。Aっちゃんの車を借りて走りはじめた道は、完全に山の中でした(笑)。まぁ、生駒から京都府南部の最速の道はそこだよな。途中「かいなルート」を走ってなつかしく思うなど。
で、無事卒業生をピックアップして、班に届けました。
あとはダラダラ。基本的にやることはないです。だって、役割はあってないようなもんですからね。
あとは晩ごはんがあって、その後みんなが話し合いをしてる時間中に買い出しに行って、帰ってきたら「実行委員会のミーティング」です。まぁ、言ってみたらここがわたしの出番です。が、そこはそれAっちゃんががんばってくれてるので、Aっちゃんに譲ります。わたしはひとことふたことアドバイスするだけ。
そして、教員のミーティングが終わって、ようやく卒業生のミーティング(笑)です。もちろんこのために来たわけではないのですが、やはりみんなが楽しみにしてる時間です。当然部屋のカギはかけました。ここにいる教員はAっちゃんとわたしのふたりだけ(笑)。
みんなで懐かしい話をしたり、現状を話したり。やはりこの子らと過ごす時間は格別です。なぜなのかな。でも、みんなわたしのことをとても大切にしてくれます。なにもしてないのにね。
最近卒業した子に「現役の頃、「こいつなに?」って思ってなかった?」って聞くと「思ってた」って言ってました(笑)。不思議だな…。
てことで、気がつくと横になってしまってて、卒業生が敷いてくれた布団に横たわって、気絶しました(笑)。

トリプルヘッダー

今日の午前は某人権教育研究会の某ブロックの夏季研兼うちのガッコの若手人権教育研修会です。開始時間が9時なので、定時に出勤です。ワチャワチャ準備をしていたら、電話がかかってきて「準備の人が来られました」とか。早すぎる!
てことで、なんとか時間通りに準備ができました。
フタを開けたら、某ブロックの参加者は25人くらいかな。うちのガッコの若手は人権教育担当を含め3人。いかにわたしの話に興味がないかわかります。まぁしかたないです。最も、今回の話を逃したら二度と聞く機会はないですね。でも、興味がなければ、それも関係ないか(笑)。
てことで、午前のお座敷開始。
ふむ。固い。というか、固さと柔らかさが同居している。というか、なんなんだろ。笑顔はあちこちにあるんだけど、爆笑ってわけではなくて、どちらかというとメモとってる。わたしの話はそーゆーのじゃないんだけどね(笑)。
ただ、話が進むにつれ、少しずつ濃いぃ内容になってくるので、だんだんメモとるのもきつくなってくるかな。てか、ポカンとしてる人もおられて、それはそれで楽しいです。
ただ、午前は終了時間がケツカッチンです。なにせ11時19分の電車に乗らなきゃならなくて、いちおう終了時間を11時に設定してあります。が、話がなかなか終わらない。ミッション3の1時間半バージョンのはずなのに、どうなってるんだろ。まぁ、どんどん中身を詰め込んでるから、どこかをカットしなきゃムリだわな。
てことで、11時7分に終了。ここで司会の方が
「質問や意見がある方」
と…。マジか…。しかもひとり発言。さらに司会の方が質問をされて、それはないやろと。てことで、11時12分に終了。あわててガッコを飛び出して、駅まで送ってもらいました。

無事電車に間にあって、お次は滋賀県東部の町へ。午後のお座敷です。
駅はなかなか味のある駅舎です。迎えに来てくださった車に乗って会場へ。なんでも午前が全体会で、午後の分科会のお座敷らしいです。
分科会なので、聞いてくださる方は30人ほど。ちなみに2時間半あるので、ゆっくりした気持ちでしゃべれます。しゃべるスピードは早いですけどね。
てことで、お座敷スタート。こちらはウケる。なんか、メッチャ笑い声が出てきます。会場が狭くて一体感があるのもいいですね。2時間少しをみなさんの笑い声とともに疾走して、無事終了。

てことで、S江さんの車にHつ田さんと一緒に乗せてもらって守山までドライブです。ここで今後の身の振り方なんかもいろいろ話。まぁ、この年齢になるとしかたないですね。
そして電車に乗って、最終的に到着したのは崇仁です。先月に引き続き、今月もわたしが話題提供することになったみたいです。
今回はビデオ教材を切り口に部落問題や人権問題を語りあうことになりました。
それぞれが自分の受けてきた人権学習や被差別体験、あるいは差別にまつわるあれこれを語りあうひとときは、なんかすごく貴重な時間でした。
そして、やはり行くのは崇仁新町です。
夏!

夏!

夏!

ここでもひたすら人権のことを話しあいます。
そういや、こないだの土田さんの講演で、「日常的に人権の話をしてる人がどれくらいいますか?」って言ってはったけど、わたしのまわりの人々は「人権が日常会話」なんですよね。そういう人に囲まれてるから、たぶん「常識」がずれていくのかな。
そんなことを考えながら、楽しい時間を過ごして、それでもおひらきです。
早く帰らなきゃ、明日がある。
家に帰ってパートナーがマッサージをするべく足を触ってくれた瞬間に寝落ちしました(笑)。

あれから20年

今日は全国キリスト教学校人権教育研究協議会のセミナーです。今回は30回の記念セミナーではありますが、実はここが「セクシュアルマイノリティ分科会」をつくって20年という記念のセミナーでもあります。そんなこともあって、今回も20年前と同じ大阪女学院が会場となりました。
わたしの出番は午前のリレートークと午後の分科会。まぁ、そもそも第1回の矢田解放塾の時代から参加してて、第4回の京都セミナーでは在日朝鮮人分科会のレポーター、その後、運営委員になって刷物担当やってましたから、とてもとても深いつきあいです。その後、メッチャ忙しくなって今は疎遠にはなってますが、それでもわたしにとっては大切な協議会です。
どれくらい大切かというと、たぶん全キリと出会ってなかったら、今のわたしはいません。そんなあたりのことは、「例の本」にも書いてありますし、「2000年度の日記」とか「2001年度の日記」の8月あたりとかを見ればいろいろ書いてあります。とくに2001年度の8月のところには、過去2回のこともあわせて書いてあって「あぁそうだったよなぁ」と懐かしく思い出してしまいます。

てことで、8時過ぎに玉造に到着。歩いてるとY田さんを見つけたので一緒に大阪女学院に向かったのですが、昨日も一昨日も来られたはずなのに、なぜに道に迷う(笑)?
Y「北がどっちかわからない」
い「環状線は玉造では南北に走ってるから、駅を出たら西方向になってるってなぜわかりませんか(笑)?」
みたいな会話。
そうこうするうちにT井さんと出会って無事会場へ。中に入ると古い知りあいがいっぱいです。ひたすらあいさつ・あいさつ・あいさつです。
で、リレートーク。若手3人とベテラン3人のリレートークというどこかでやった企画みたいな内容です。まずはベテラン勢の自己紹介。「3分」って言われてるのに延々と話をするのがベテランのアカンところです。なので、わたしは1分で終わりました。お次は若手のトーク。こちらは10分です。それぞれがそれぞれの悩みを抱えて疲弊されてることが伝わってきます。そんな姿は、かつての自分と変わるものではありません。いや、つい最近までのわたしの姿かな。今は、うちのガッコの若手教員やstnの若手教員という、ほんとにいい人たちと出会えてのんびりしてますが、ほんとにきつい時代がずっと続いてました。
なので、悩んでいるみなさんに
「わかるわー」
とひとこと。あとは「悪い人になること」と「つながること」の大切さを話しました。そして、これらをするためには、なにより「5時に帰る」です。学校の外のいろんな人やいろんな知識とつながって、それらをつなげて、そうしたものと子どもをつなげる。そして子どもをつなげ、そんな子どもたちとつながる。子どもを軸として教員がつながり、学校や社会を変えていく。
そこで基点になるのは被差別の立場にある子どもたちです。だから「支援」するのではない。
まぁそんなこんなですね。

で、午後は分科会。くみちゃんが来てくれました。
20年前はくみちゃんと堀江有里さんがゲストスピーカーで来てくれて、そこにまこっちゃんとかがいてくれて、そしてわたしも初女装が可能となったんだよな。てか、わたしが「トランスしてもいいんだ」って思ったのもくみちゃんだったなぁ。西大寺の居酒屋で「トランスしたい」って言ったら、ケラケラ笑って「そんな親を持つ子どもは幸せ」って言ってくれました。それまでの人は「子どもがかわいそう」でしたからね。あの笑い声を頼りにトランスしてきたのでした。
でも、ここでかけるネタはミッション3。フルスピードで飛ばします。でも、みなさんネタではきっちり大笑い。くみちゃんもツボにはまって吹き出してました。うれしいなぁ。こういう自由さが、このセミナーなんだよな。
途中、30分のインターバル。沖縄の遺品展を見に行ったり。とても刺激的な展示でした、
で、後半戦。話残したことを少し話して、あとは感想や意見を述べあって、最後にわたしのライフストーリーを15分ほど話して、分科会終了です。
もともと「あれから20年」を話してほしいと言われました。ちゃんとその期待に答えられたかな。でも、今回のお座敷こそが、くみちゃんや全キリとの出会いからはじまったわたしの20年の総決算だったんだよな。

てことで、交流会があるけど、それはパス。あまりにも疲れすぎです。でも、ビールは飲みたい。てことで、くみちゃんとS水さんと3人で近くのダイニングへ。ここで、ビール→日本酒でクールダウン。でも、楽しいひと時を過ごさせてもらいました。
さぁ帰ろう。今日は10時前に帰れるな。

原点にもどる

今日は京都府中部まで出張です。とある人権教育研究会の夏季研があります。
が、身体が動かない。というか「動くのはイヤ」って言ってます。そりゃそうだよなぁ。でも、仕事なのでしかたないです。とにかくギリギリまでのんびりして、出発です。
午前は分科会。
今回の大きな変化は、LGBTに触れたレポートが、少なくとも3本あったことです。時代は変わってるな。たぶん今の人は2005年にこんなことがあったことなんて知らないだろうな。ましてや1999年頃に日教組教研でゲイにかかわるレポートしたなんて、誰も知らないだろうな。けっこう人権教育の分野で時代を切り開いてきたうちのひとりだとは思うんですけどね。
まぁええか。
てことで「理解」とか「受け入れる」とかいう子どもたちの作文に対して「権利の不平等」という、昨日とまったく同じ意見を言うなど。あと、あれやな。わかりやすい知識本とかノウハウ本が蔓延してるの、ヤバイな。アプローチはしやすくなるかもしれないけど、不正確な情報とか古い情報が蔓延することでもあるからね。
まぁそんな話。
午後は土田光子さんの講演です。土田さんとの出会いは、1997年の全同教熊本大会でした。自主活動分科会で土田さんもわたしもレポーターでした。ちなみに土田さんは超有名人。わたしは「とある高校教員」でした。分科会1日目は土田さんのレポート1本だけ。ほとんど講演会でした。わたしのレポートは2日目の1本目。わたしのレポートを聞かれて
「あんなにていねいな実践が京都にあるのか。大阪の高校は実践において京都に負けた」
って言ってくださったとか。うちのボスがメッチャ喜んでたのも、いい思い出です。
てことで、講演。
いや、よかったわ。ほんとにいい話です。まずは同和教育の歴史を子どもたちの姿を通してざっくりと説明されます。が、この「ざっくり」の中身が濃密です。まさにざっくりなのにしっかりです。そして反論のしようがないかっちりさです。
夏季研は新採教員が来るので、反応を見ていたのですが、明らかにはじめは反感を持っている感じで横向いてたのに、話が進んでいくと正面向いて、最後の方は体を乗り出してる人がいました。おもしろいな。
話が終わったところで、うちのガッコの新採教員に「どうやった?」と聞くと「おもしろかったです」との返事です。んー、違うんやな。
「わたしはな、ずっと担当してるクラスのこと考えながら聞いてたんや」
「あのクラスはしんどいですね」
「うん、しんどい。でもな、わたしはあのクラスのあの子とかあの子とかと話をしてるねん。悩み相談してるねん」
「…」
「話を聞きながら、ずっとあの子とかあの子のことを考えててな、涙が出てきたんやわ」
部屋の外に出ると、もうひとりの新採教員が…。
「あのクラス、持ってる?」
「持ってないです」
「残念やなー。もしも持ってたら、3人で話ができるのに、ここふたりやなー」
たぶんわたしはすでに年齢だけはベテランの域にいます。でも、今も悩み続けてる。そして、子どもたちに教えを乞いながら授業をしてる。そういう姿を新採教員に見せなきゃならんのだろうなと思います。それくらいしか、わたしにはできない。でも、それくらいをやらなきゃならない。
そんなことを感じさせてもらった講演でした。

講演の後は京都まで出て飲み会です。場所は「安さん」。なんか、ここに来たくなるんですよね。ここで飲んで食べて楽しい時間。
でも、土田さんは明日の早朝高知に行くんだとか。その翌日は鹿児島だとか。いろいろたいへんです。てか、台風と違うん。
てことで、今日は二次会はなし!

参加者としてほえる→無茶ブリ

朝、なんとか起きだして、しばしメールチェック。その後、なんとかスタートです。今日も歩いて日本教育会館をめざします。東京の街歩きは案外日陰が多いです。まぁ、ほぼビルの日陰なんですけどね。なんとか日陰をたどりながら到着。
参加分科会は第一分科会「性の多様性の理解を広げる」です。「理解」か…。
まずは共同研究者の内海崎貴子さんによる共通認識をはかるためのミニレクチャー。えーと「トランスジェンダーという言葉はなくなります」って、それは違うっす。たぶん言い間違いだろうけど、みんなマジメだからそれをそのまま鵜呑みされちゃうとまずいです。あとでひとこと言いに行こう。
お次は神奈川の小学校の実践レポートです。なかなかすごいことをやっておられます。
が…。うーん。
いや、確かに「豊富な知識がないとやっちゃいけなぃと考えるのではなく、子どもたちとともに学んでいけばいい」ってのはそのとおりなんだけど、正確な情報はつかんでおかなきゃならんと思うのです。例えば「心性と体の性が食い違ってる人は13人にひとり」は、明らかな事実誤認です。
そしてもうひとつ、「多様性」は教えてるんだけど、そこに権利のアンバランスがあることに触れてない。そのこととあわせて「LGBTではなくSOGIで」とおされるのですが、それはなぁ。さらにゲストスピーカーの飯田あきるさんが「自分のことを当事者って呼んでほしくない」って言葉にハッとしたそうで、それはそれでいいんです。つまり「誰もが当事者である」って文脈なので。でも、一方「権利のアンバランス」がある状態においては、やはり「権利を奪われた当事者」ではあるわけです。そこの切り分けは必要です。このことは「SOGI」という言葉を「押す」ことの問題性とつながります。「LGBT」には当事者のプライドが込められています。そういうプライドをなくしてしまう。
そしてなにより、多様性のサンプルとしてトランスジェンダーを使いすぎです。もちろん言葉としては同性愛も出しておられるけど、例えば教材として「マウンシー選手」を扱ったり、飯田さんを呼んできたりしてるわけです。さらに、例えば「ある日突然身体の性が変わってたらどうする?」みたいなワークをされてます。これだけあつかってしまうと、授業者の意図とは別に、多様性=トランスジェンダーになりかねない。
やっておられることそのものはいいんですけど、やはり「豊富な知識がないとやっちゃいけなぃと考えるのではなく、子どもたちとともに学んでいけばいい」というスタンスの限界があるんじゃないかなぁ。というか、このスタンスは、やればやるほど限界が顕在化するんじゃないかなぁ。
てことで、質問のフリして意見を言ってみたりして。
休憩の時に内海崎さんに話しに行ったら「お名前は存じてます」と、これまたややこしい話が出てきました。なので、「ネタです」と言いながら「女性部長」の名刺を渡したり(笑)。
ここで「国内におけるGIDはどうなるんですか?」って聞かれて、これはまたややこしい話を(笑)。
「たぶん、そのことには関心がなくて、今はホルモンの保険適用のことで頭がいっぱいなんじゃないですか?というか、保険適用するためには病気の方がいいっていうロジックかなぁ」
と、これまたややこしい話をしてみたり。
そのあとはワーク。
・今の状況でできること→やりたいことはほとんどできそう(笑)
・障害となることは?→やりたいことが多すぎて時間が足りない(笑)
みたいな話を出してみました。
振り返りの時間に数グループが選ばれて発表されましたが、そのうちのひとつのグループに大阪の李さんがおられて、「権利の不平等」って話をされて、思わず笑ってしまいました。
で、分科会終了。
李さんと話をしてたら、いつのまにか「常勤講師問題」へと話が移行してました。でも、こういうことが大切なんだと思います。これもまた「多様性」です。
そこへ山口のT部さんが来られて「あの分科会の権利の不平等派3人組」とか言って笑ってました。

てことで、両性研終了!
まずは昼のビールです。昨日約束してた兵庫のK淵さんと、T部さん、さらに大阪は吹田のI田さんとお友だちの5人で昼ごはん。さらにK淵さんと東京駅まで歩いて、母女でのYきさんの話のことを聞くなど。で、東京駅でビールを飲んで、さぁ京都に帰りましょう。
帰りの新幹線はグリーン特典です。
京都に着いたら「酔心」へ。久しぶりだなぁ。ここでJ高校の元同僚の宴会です。10人集まって、あーでもないこーでもないと昔を振り返り、今を語る。
なので、やめようと思ってたのに、つい二次会へ。
夏です。

崇仁お囃子隊のみなさんが飲んでおられて「あのTシャツほしい」とかムチャクチャなことを口走って、ようやくお開きです。
疲れた(笑)。