またまた甘噛み・日教組教研2日目

目覚ましをかけたのは6時半。起きたくないけど起きましょう。まずは朝ごはん。なんでもやよい軒に行くみたいです。
ロボットが持ってきてくれました。

しかし、洋定食は失敗でした。
さて、ここからは連絡しまくりです。なにせ今回はPCは持ってこずipadだけでやろうと思ってたので、なかなかハードです。それでも母親のPCからサルベージしたメールからアドレスを引っ張り出して、とにかく連絡メールを出しまくりました。10本ばっか送ったところでタイムアップ。会場に行きましょう。
で、分科会開始。
午前は「意識・慣習の見直し」です。どのレポートもおもしろい。おもしろいけど、なにかが引っかかります。それはジェンダーの捉え方です。
もしかしたら、みなさん、ジェンダーそのものを「悪いもの」あるいは「なくすべきもの」と捉えてないか?
例えば、みなさん、ジェンダーと結びついた色を問題にされたりします。ただ、例えば小さな子どもに自分の所属すべき性別カテゴリーを教える時、なんらかの性別カテゴリーと結びついた「装置」を使わざるを得ません。まぁつまりMCDってやつだってことです。そして、それそのものは、本来は「悪」ではない。それが「悪」になるのは不平等と結び付いた時です。てか、そもそもジェンダーがなくなったら、えらいことになります。もちろん、わたし個人としてはジェンダーがなくなってもまったく困りませんがね。
例えば「はじめてズボンを履いた女の子」の絵本を教材にした実践が話されました。なんでも迫害される女の子に対しておじいさんは
「あたりまえが壊れるのがみんなこわいんだ」
と言ったという話が出されたので、思わず
「それは「あたりまえ」ではなく「秩序」なんだと思います」
つまり
「女の子はスカートを履かなければならない」
ではなく
「スカートを履く子が女の子」
なんだと思います。そういう秩序があって、例外ができると、その秩序が乱れる。だから、迫害する。
もしかしたら、
みなさん、固定的で絶対的なセックスの上に社会的文化的なジェンダーが乗ってるって思ってないか?そうではなくて、ジェンダーは構造と捉えるべきなんじゃないのか?
そんな話を、ついしてしまいました。
てことで、TまちゃんとS渡さんと3人で近くのラーメン屋さんへ。案の定I藤さんたちも来ていました。そういや、19年前、I藤さんとラーメン屋に行った[1]このページの1月9日の記事なぁ。なつかしい。その後、「正論」にほめられたんだ(笑)。
さてと、何を食べよう。味噌ラーメンにしようかと思ったけど、つけ麺にしてみました。ちなみに、辛さはLv.3なんだとか。

辛くないな。そして味が濃い。でも、麺がおいしいし、全体的には満足ですね。
で、午後の分科会。テーマは「性の教育」です。「生命の安全教育」をどのように使うかってあたりの論議がされました。が、それとは違うレポートで、またまた細かいところが気になりました。
「トランスジェンダーが「いない」と考えるのではなく「いる」ことを前提にする」
って書いてありました。それそのものは、もちろん極めて正しいです。部落も在日も障害者も「いる」のを前提にしなきゃなりません。が、「トランスジェンダー生徒がいることを前提にする」とはどういうことかわかっておられるのか?って思ってしまったので、質問をしてみたした。
が、たぶん質問の意図がわかっておられない感じです。
「常にいるつもりで」
と返されるので
「いや、具体的にどういう学校づくりをするのかということです」
とかぶせてしまいました。たぶんこわかったやろなぁ。すんません。甘噛みしてしまいました。
なので、その後の討論の中で解題。
「トランスジェンダー生徒がいることが前提の学校というのは、性自認でものを考えるということです。書類上の性別でなく、本人が言う性別を信じるということです。逆に言うと、トランスの子に制服とか体育の授業とかトイレとか更衣室とかを聞くなら、シスジェンダーの生徒にもそれらを聞くということです」
言ってること、わかったかなぁ。
そんなこんなで分科会終了。と、担当のN嶋さんから「かぶせたらダメ」と、イエローカードをもらってしまいました。反省やな。
今日は両性の仲間の飲み会です。が、15人入れるところがない。Tまちゃんが半日電話をかけまくってくれて、ようやくお店を見つけてくれました。
ここでえっきーと久しぶりの再開。おじさんになったなぁ。まぁお互いさまか。M浦さんとかI島さんとか、ほんとに久しぶりです。まぁそれだけ北海道に来ていなかったということです。
ワイワイ飲んでいたらK同通信の記者さんが乱入。なんか、メッチャ飲むな。そうこうするうちに、共同研究者の3人も来られて、うれしいなぁ。古田さんの隣に座るのははじめてで緊張します。ここで労働運動の話とか法律の話とか、さまざまな話を聞かせてもらいました。
そうこうするうちに、みなさんどやどやと帰られて、残り5人くらいに。取り残された多賀さん
「みんな、ずるいなぁ」
とか言いながらつきあってくださって、ほんとにいい人です。
で、11時くらいにおひらき。
「もう少し飲もうか」
ど言ったけど、全員から却下されて、おとなしくホテルへ。大浴場でクールダウンして、補水をして、さて寝ましょう。明日は総括討論だ。

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1 このページの1月9日の記事

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