今日も変形ダブルヘッダー

とりま、朝はいつものように出勤です。昨日なにもしなかったから、体調は少しはマシですね。やはり休まなければならないということかな。
軽くメールをチェックしたりして、立番からの試験カントクです。カントクをさっくり終えたら、しばし雑務。今日も頃合いもよしということで、スタートです。今日は滋賀県中部の中学校でお座敷です。
実はこの日に突然依頼があって、声をかけてくださった方が断れない人なので、喜んで来させていただいたということです。
てことで、中学校へ。まずは昼ごはん。

おにぎりを持ってきたけど、給食をいただけるとの連絡が入ったので、ありがたくいただくことにしました。ひじきには赤コンニャクが入っています。さすがは滋賀県中部の町です。お昼ごはんを食べながら、支店長さんとM下S矢さんの話で盛り上がったり。
その後会場へ。サクッとセッティングをすませて、生徒さんが入ってこられるのを待つことに。と、よく動く生徒さんが先に来られました。元気やな。ずっとしゃべってるし、知識は豊富やし。しかも、あちこちに話が飛びます。ついていくのはたいへんですね。
やがて他の生徒さんも入ってこられて、お座敷開始。
うーん、おとなしい。いや、聞いてくれてるのはわかります。なによりところどころで反応があるから、かなりガッツリ聞いてくれてます。が、おとなしい。まぁでもええか。内心でウケてても、ウケはウケです。
途中休憩をとって、後半スタート。少し疲れてきてる生徒さんもおられます。そりゃそうです。2時間連続です。でも、ほとんどの生徒さんが脳みそと心を動かしてくれてるのが伝わってきました。ありがたい。
てことで、お座敷終了。O野さん、お世話になりました。また遊びましょう(笑)。
お次は夜の仕事に向かわねば。
てことで、夜の仕事です。今日のテーマは「進路が実質的に意味する生徒の未来」です。ちなみに、発表者の学生さんが急遽休まれたので、わたしが発表するハメになりました。
夜の仕事の一貫したテーマは「格差」です。今回は、進路選択の話です。今日の中身では進路選択がもたらすもののうち、「賃金」と「人間関係」に焦点化されています。ちなみに、中学校卒業者1000人の追跡調査をすると、4年制大学をストレートで卒業する人は、全体の1/3に過ぎないと。もちろん、このパターンの人が最大なんだけど、2/3の人は多様な進路を歩んでいて、決してこのパターンが「当たり前」というわけではないということは知っておいた方がいいですね。
で、どの時点で働きはじめると生涯賃金が多くなるかって話です。4年制大学に行くと、その4年間は無職であり、かつ学費が必要となるため、高卒で働きはじめた人に比べてマイナスからはじまることになります。でどうかというと、それでもなお、大卒の方が賃金が高くなります。ちなみに、大学間にも偏差値による格差がありますが、いわゆる「低偏差値」と言われる大学でも、高卒とはライフコースがまったく違うというデータもあったりします。
また、人間関係(含む結婚関係)もまた、学歴との相関があって、これが社会関係資本に結びついていきます。
まぁ、何がいいとか豊かとかいう話ではないんですけど、進路がライフコースに大きな影響を与えるということは知っておいた方がいいですね。さらに、日本においては「入学する高校」が「大学」に大きな影響を与えるので、実は「中学における進路指導」が、めっちゃ大切という話があったりします。その際、当然のことながらお金が絡んでくるので、奨学制度もまた知識がないといけない。このあたりのことはおそらくあまり認識されていないし、大切なことではないかなと思いました。もっとも、こういう話になると、うちの学校を目指す子が減るという話はありやなしや。
その後、学生さんたちがホワイトボードに書き書き。
「学ぶことの意味」をきっちり考えておられるあたりが、さすがですね。おもしろいのは交友関係かな。意外と小・中・高時代の交友関係を持っておられるんですね。このあたり、生活範囲のことなんかもあるかもしれません。
ということで、午後から2時間中学生のみなさんに、そして1時間半大学生のみなさんに話をした1日でした。脳みそが活性化するな。

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