またまた通院案件が(笑)

今日は午前も午後も会議のために出張です。昨日の午後からSさんを放ったらかしにしてていいのかって話ですが、わたしが担当するとこうなるのでしかたないです。問題は、日誌のコメントを一気につけなきゃならなくなりますが、明日の予定がタイトってことです。知らんで…。
てことで、午前は第2のふるさとへ。恒例の学力問題を考える会議です。
今日は第1回なので、自分と部落/人権の出会いやかかわりについて話すことになりました。イマドキこんな会議はなかなかないけど、これはこれで好きです。
いろいろ考えたけど、自分の教員人生と、あとは当事者生徒に対して考えていることと、生徒全体について考えていることを話そうかなと。
前者については、ムラの子の学力が低いとよく言われるけど、ほんとうに低いのかって話です。単に学力を測るものさしがあってないんじゃないのかってことです。まぁ、ハビトゥスってやつですか。これ、昔から言われてきたことだけど、今の教員は昔のことをあまり知らないから、それを伝えることは大切かなと。みんないい人だから、一生懸命勉強を教えるし、成績が上がったり感謝されたらうれしいし、ついそこの落とし穴にはまってしまうけど、それって結局「自己責任」の世界と地続きですからね。
後者については前者の延長として、社会のありように疑問を持ち、それを変えていくって話です。そのための人権学習です。そんな中でこの時の話を紹介しました。
そんなこんなで午前の会議は終了。
午後の会議は、これまた恒例の人権担当者の会議です。ここでうれしかったのが、支援学校の人たちがほんとうに人権教育の方向を向いていることがわかったってことです。
ただ、その一方で、うーんと思うことも。
たしかに偏見に気づくことは大切だけど、それを個人の問題に回収していいのかな。
なぜ人権学習がこういう方向への行ったのか、いろいろ考えるけど、もしかしたら同和学習にその原因のうちのひとつがあるんじゃないかと。
もちろん解放運動は行政に責任を求めたりしながら社会の変革は志向してきたけど、一方で個人の差別意識の追求もしてきた。で、後者がどうしてもクローズアップされてしまう。なぜなら、例えば「就職差別」に焦点化したり、「最も越えにくい壁」として「結婚差別」を持ってきたりするわけです。これ、個人の意識の問題です。
つまり法的には差別的な状況に置かれていないにもかかわらず、社会的に差別的な状況に置かれているなら、それは意識の問題へと向かってしまう。そしてそれが「ポピュラーな」同和学習のあり方として定着してしまった。
もちろん制度を変えるためには意識変革は必要です。が、意識変革に終わってしまう意識変革は、結局社会のありようを変えるのではなく「個人の問題」とか「私人間の問題」へと矮小化されてしまう。
なんか、そんなことを考えてしまうんですけどね。
まぁいいか。
てことで、会議が終わったので、今日は整形外科に行こうかなと。いや、この間の腰痛です。幸い、今日の出張先から行きつけの整形外科までは電車2本を乗り継げばあっという間に行けます。
ほとんど待たずに診察が受けられたけど、レントゲンの結果、どうやら腹筋、それもひねりながらの腹筋がダメだったようです。やはりそうか。なんでもバスケットボールの世界では腹筋は推奨できないと言われてるとかで、体幹を鍛えろと言われました。さらに、当面リハビリに通えと。
てことで、久しぶりに腰を温めたり牽引したり、ひたまたウォーターベッドに乗ったりしました。まぁたしかに気持ちいいけど、歯医者さんに続いて、またまた通院案件が増えてしまいました。やれやれ…。

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