数学Ⅱっぽいのはなんだろ

朝は「通学路指導」があるので、勤務は早めだけど、電車は1本あとのに乗ることにしましょう。ふだんはロングシートだけど、この電車は転クロです。こっちのほうがいいなぁ。まぁ、ふだんのは立てる人数が少ないからロングシートなのかな。
で、駅の近くの踏切で「指導」です。まぁあいさつするのと「道の端を歩けよ」と「気をつけて急げよ」を言うくらい。それでもみんなおとなしくなりました。
で、職場に移動。朝ごはんを食べたら、いろいろ書類を副支店長のところに出して、あとは事務仕事。
授業はいつものダラダラペース。
それにしても、三角関数の値の出し方をして、別のことをやったら、値の出し方をして忘れます。どうしたものかなぁ。まぁ、わたしもフーコー読んでバトラー読んだらフーコーを忘れるし、さらにサックス読んだらバトラーも忘れるから、一緒か(笑)。
午後は生徒会選挙。みんな公約をきちんと言うようになりました。かつては「よろしくお願いします」しか言わなくて、「それは公約ではない」という話だったけど、それはなくなったな。でも、今度は実現不可能だろうということを公約に掲げるって話も出てきて、でも、実現可能なことだけだとおもしろくないってのもあって、まぁどうしたもんかなぁ。
放課後は追認指導。
数学Ⅱらしい内容ってなんなんだろうと、あらためて考えます。指数・対数・三角関数も微積も、たしかに数学Ⅱっぽいんですけど、今ひとつインパクトがない。やはり複素数か。
てことで、たったひとりの追認は複素数の計算にすることに決定。
「今日の追認はお話ね」
と前置きして、「変態が世界を変える」の話です。そして
「今日はね、i^2=-1、これだけね」
でおしまい。
きっとこの子にとって、人生で最後の授業です。それは1対1でやる、たった5回かもしれない。でも、やっぱり人生最後の数学の授業なんです。であるならば、ほんの少しでもプラスの印象をもってほしい。複素数ができなくてもいいんです。それよりも
「数学って変態なんだ」
と笑ってもらえたらいい。
で、補習が終わったら、近くにいた友だちに
「わたしを苦しめてるのは変態やったわ」
とか言ってて、よしよしと思うなど。と、そのうちのひとりがやってきて
「わたしのお父さん、せんせいから数学習ったって言ってた」
とのことです。なんでも「ずいぶん世話になった」って言ってくれたとのこと。もしもそう思ってくれてたらうれしいな。
職員室に帰ったら、美術の教員が来て、「こっちこっち」と。美術室に行くと、美術部の子らがウトロのジオラマつくってくれてました。うれしいな。
そんな感じで、定時が来たので退勤。今日は体調が悪くないから、ビールの味が楽しみやな。

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