それでも少しのんびり

朝、職場に到着すると、机の上に生徒用と教職員用の「人権教育だより」がおいてありました。若い衆がつくってくれたみたいです。なので、校正→修正→プリントアウト。あとで印刷しましょう。メールチェックすると、マークシートのpdfが送られてきてました。
「数枚天地がひっくり返ってます」
おいおい。それはないでしょう。まぁでも再度送ってもらうより自分でやったほうが早いな。天地がひっくり返ってるのを抽出して180°回転。元ファイルから抽出したぶんを削除。回転したのを結合でおしまいです。リーダーにかけるときれいに読み取ってくれました。
それにしても、塗りつぶさずに○をする生徒、必ずいますね。担任さんが念押ししないとアカンのやろなぁ。
で、ひと息ついて、しばし読書。今日のうちに読んでしまいたい。てか、いつまでも本を読んでたらダメなんですけどね。でも、フルボッコ大会の呪縛が残ってます。
授業はサクッと2時間。両方とも取り出しです。
しかし、取り出しをすると、子どもが解く過程をしっかり見られますから、どこでつまづいているのかがよくわかります。
例えば分数の計算が苦手な子。まぁ、なんでも東大生もできないらしいから(笑)、しゃーないか。でも、分数ができなかったら、直線の方程式、特に2点を通るヤツと垂直ができなくなるんですよね。
あるいは移項ができない子。どんな時に符号が変わってどんな時に割り算になるのかが混乱してます。こうなると、方程式はほとんどがワヤになります。どう説明しよう…。
「あのね。足し算とか引き算でつながっている、こういうひとつひとつを「項」っていうんだよ。この「項」を動かす時は符号が変わる。でね、xとかyにくっついてる数字を「係数」っていうの。これを動かす時は分数になる」
項とか係数は1年生のはじめにやるんだけど、それが定着してないんだな。てか、あれって整式の見方なんで、メッチャ大切なんだけどなぁ。
あと、苦手な子に多いのが、自分の解き方をしようとする子ですね。
「せんせい、ここがこうなってたらこうなるって覚えたらええんやろ」
「あのね。必ずしもそうはならないから、「図を描くこと」って言ったんだよ。もう試験前だからね、とにかく言われたことを忠実にやったほうがいいんだよ」
もちろん自分のやり方を見つけることは大切です。が、苦手な子がそれをやると、とんでもない間違いになる。ちなみに得意な子は、とりあえず言われたとおりにやります。そして解き方の標本数を多くしたところでパターンを見つけていく。まぁ標本数の問題ってことです。
そんかふうにして2時間過ごすと、けっこう疲れます。
職員室に行って、書類仕事を忘れてたことに気づいて、コチョコチョやったり。疲れたところで読書。
まぁそれでも、ここ2週間の人権学習ウィーク&出張&芝居の裏方補助を過ごしたから、今日は少しはのんびりできたかな。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です