「性教育における価値と倫理」

今日から明日は、この夏でもっとも楽しみにしているイベントがあります。SEE(Sexuality Education & Empowerment)主催のイベント、「性教育における価値と倫理セミナーがあります。なんといっても、講師陣が超豪華!東優子さんからはじまり、小貫大輔さん→トンミ・パーラネンさんと続き、翌日は池上千寿子さんです。そして、〆は野坂祐子さんと吉田博美さんによるワーク!途中、ひとり「なぜこいつが?」ってのがいますが、それはおいておきましょう(笑)。さらに、受講生がすごい!簡単に言うなら、各地で実践をしてたり講師をしたりしている人が集まっておられます。
てことで、9時過ぎに会場に到着。すでに準備がはじまっています。準備を手伝おうとしたけど、結局わたしは朝ごはんを食べるだけでした。
で、まずは東さんの「性教育5W1H」。性教育をめぐる価値の対立からはじまって、世界の最先端の話へと向かっていきます。東さんの話は、いつ聞いても元気がでます。が、少し翌日の準備をしていたりして…。
続いて、小貫さんの「人権としての性教育」。いきなりブラジルのHIV啓発のビデオなんか見せてもらいました。この人の話を聞いていたら、ほんとうにsexっていいよなぁと思うんですよね。「よだれが出そうなほどすてきなキス」とか、メッチャいい表現です。で、たしかに北欧は進んでいるけど、発展途上国といわれる国々も実は進んでいるんですよね。結局、先進諸国が一番遅れているのかもしれません。小貫さんが強調されたのは「性教育「への」権利」ということかな。この「への」=「to」をどう考えるかってことなんですけど、なんだか途中から「ワーク」がはじまって、これがまた「またこれか」と笑ってしまうのですが、おもしろい。わたしは前にも経験しているので、少し相対的に見ることができたけど、なるほど「バウンダリー」が変わるんだ。
そして、午後からはトンミさんの「価値と性の倫理」。とても簡単に言ってしまうと、従来の「価値を教え込む」教育とそれへの批判的な立場からの「自由な」教育、あるいは「保護主義的な教育」と「主体を大切にする教育」って、実は境界線がすごく難しいということです。それへのひとつの回答として「capability(潜在能力)」が提唱されているようです。また、もうひとつが「agency(主体性)」かな。とてもわかりやすいスライドにこんなのがありました。

Teaching valueValue neutrallity(価値を教える→価値ニュートラル)
Telling whato to do→Open discussion(何をすべきかを教える→オープン・ディスカッション)
Restriction and rule→Smallest interventions(規制と規則→最小限の介入)
Overprotectiong→Supporting agency(過保護・過干渉→エージェンシーのサポート)
Demonising change→Learning new culture(変化を悪いものとする→新しい文化を学ぶ)
Worry and fear→Identifyng real problems(心配と恐怖→実際の問題が何であるかを同定)

んー、前に「フィンランドの包括的性教育」についてのセミナーでも感じたことだけど、「誰でもミスをする。それをどうサポートするのか」ということが一貫している感じですね。そして、その「ミス」も含み込んでの「自己決定」を優先する。少なくても、自分の授業においてはこういうスタンスでいきたいなぁと、あらためて思いました。

で、懇親会。
なんかもう、豪勢です。でも、ワインが足りない。てことで、Iっぽくんに「ワイン買ってきて」とか頼んでしまったり。さらに「何本?」と聞かれたので、事務局が「2本」と言ってるのに「3本」とか言ってしまったり。ほんとうにクズです。
が、今日は台風。かなり迷ったけど、2次会はパスだな。

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