微妙にかする・インフルエンザ(5日目)

おとつい副支店長から「来られたら来てもええよ」という、イマイチどうよという回答は得ていたので、今日は出勤です。
出勤すると、みなさん「大丈夫ですか?」と心配してくださるのは、あたりまえのことなんですが、やはりうれしいです。担当しているクラスにノート提出箱を持って行くと、子どもたちが「おー」と歓声をあげてくれたりもします。そんなたいそうなもんではないのですが、これもまたうれしいものです。もうひとつのクラスに行くと、こっそり「平均点が下がったら」とかつぶやく子もいて、これもまたうれしい。それだけ子どもたちが頼りにしてくれてるってことですからね。
そんなこんなで、昼ごろまで雑務をして、午後の出張先へ向けてスタートです。
午後の出張は、某人権教育研究会の総会的なものです。内容はレポートと新保さんの講演です。
まずはレポート。めっちゃしんどい家庭環境のめっちゃきつくこもってる子とのかかわりのレポートです。中2で担任して、中3でもかかわって、卒業してからもかかわって、こないだ高校を卒業したそうな。マジメやしていねいやし、わたしにはできないかかわりですけど、たぶんやらないかかわりですね。
なんなんだろう。あのわけのわからなさ。
ふと思った疑問は「あの子が変わったのか、あの子を変えたのか」です。たぶん、子どもが変わったんやろな。でも、その変化がよくわからない。さらに、その子は自分や自分をとりまく環境をどうとらえてるんだろうか。具体的には社会化したんだろうか。そして、そこにアプローチしてるんだろうか。
もうひとつの疑問は、レポートの最後に出てきた「本人の特性」ってひとことです。発達障害と言いたい?よくわからなくなります。
たぶん、レポーターが、何を課題と感じ、それに対してどうアプローチしたかがとてもわかりにくいのかな。とにかくひたすら疑問が残るレポートでした。
で、お次は新保さんの講演です。期待!です。
話は…。
とにかくわかりやすい。ご自分の教職経験や、大学で出会った学生さんのことや、識字のことや、とにかくわかりやすい。しかもLGBT関連もとりいれておられるから、まぁ最新情報も押さえておられます。たぶん、聞いてる人は「おお!」とか「なるほどなー」って思ったんじゃないかなぁ。
ただ、わたしはひねくれてるから、そんなところに「ん?」と思ってしまう瞬間があります。ちょいとLGBTの件は大雑把すぎないかな?例えば、使ってるデータが電通ラボだったり、特例法を人権関係の法律の中に位置づけたり。まぁ、トランスギョーカイの最先端を追っかける必要があるかないかはわかりませんが、でも例えば、わたしは部落解放ギョーカイや在日外国人ギョーカイ、あるいは障害者解放ギョーカイの最先端で自分が活動しているわけではないけど、情報が入るようにはしてるし、課題も一定わかるようにはしています。さらに、そこでの論議も、まぁ少しくらいは知っている。となると、ある事柄への評価もさまざまであるとかいう話もわかるわけで、すると、話の内容も微妙に修正かけながらやるわけです。
そんなあたりが、とてもすっきりとまとまってしまってるのが、なんだかなと。とりあげる限りは、そこまですっきりさせたらアカンかなと。
そんなあたりがもやもやしながら、出張先をあとにしたり。

家に帰って、お風呂に入って、ようやくビールの解禁です。うまい。久しぶりだと、味がよくわかります。
さてと、報道ステーションを見て寝…。
そうか、野中広務、死んだか…。

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