12年ぶりの舞台

朝起きると、意外と体調が悪くない。「よしよし」と思って、とりあえずお風呂に入ったり身支度をしたりして、ホテルを出発しました。向かったのは文化会館。会場に到着すると、人がワラワラおられます。なんか、メッチャ規模が大きいです。楽屋に入ると…。あれ?見たことあるぞ?

あ!12年前に来たな。全同教宮崎大会での延岡会場は、まさにこの文化会館でした。それにしても、楽屋の通路で会場を思い出すって、どうよ…。
そうこうするうちに、大会がはじまりました。このあたりで、少しずつ体調が悪くなってきました。これは困った。やはり、昨日の夜、霧島を泡盛代わりに呑んだのが悪かったのかな。二日酔いではないけど、肩・首・頭がメッチャクチャ痛いです。さて、どうしたものか。
それでも時間は来るわけで、あっという間にわたしが話をしなきゃならない時間になりました。舞台に立つと、なんかもう…。

800人おられるとか。こないだといい、今日といい、なんかこの夏はすごい人数の前で話をするめぐりのようです。
さて、12年前みたいに笑いがとれるかな?とはいえ、今回はミッション3です。ミッション3は、大きく3部構成になっている気がします。なかでも、中盤はそもそもそんなに笑いがとれる話ではないという説もあるわけで。ということで、このあたりは笑いをとるのはあきらめて、真剣に話をしちゃいます。で、後半とのギャップで楽しんでもらいましょう。
それにしても、スライドの枚数が234枚もあると判明したのですが、これを2時間弱で話しきるのは至難の業ですね。

もちろん、すべてのスライドをじっくり話をするわけではなくて、瞬間で切り替わるものもあるから、なんとかなると言えばなんとかなるのですが、それでもどうしても早口になるというものです。なので、手話通訳の方には最初に謝っておくということで。
そんなこんなで、ところどころ、ウケるべきところはウケたりしながら、なんとか10分オーバーで終了。まぁ、H岡さんは「かまわない」って言っておられたから、まぁいいことにしてもらいましょう。
話し終わったら、手話通訳の方が謝りに来られたのですが、なんでもわたしをスタッフの人と間違えられたそうな。それは本望というものです。だって、わざわざスタッフのネームフォルダーを借りたりして遊んでいましたからね。

ということで、無事午前の部は終了。

昼ごはんのあとは午後の部スタートです。午後は分科会ですが、そこで時間をもらって、質疑応答とかみんなで考える時間を持ったりとか。
質問は知識的なこと(「トランスジェンダーGIDの違い」みたいな)から、具体的なこと(カミングアウトされた時の返しとか)から、メッチャ本質的なこと(「女/男」でわけることを問い直すためにどうしたらいいかみたいな)から、いろいろ出てきました。それらについてコメントしたり、話し合ってもらったり。
それにしても、やはり「かつてそういう生徒と会ったことがある」という人から「いま在籍している」という人までおられますね。後者の人はともかく、「いま振り返ると」という人については、それを感じ取る力が「今」という時代の中で磨かれているんでしょうね。
で、わたしはわたしで、宮崎とは異なる京都の話をしてみたり、はたまた、なかばぶっ飛んでしまっているわたしの感性の話をしてみたり。そんなこんなで、けっこう楽しい1時間半を過ごさせてもらいました。

さてと。あとは帰るだけだな。それにしても、肩・首・頭の痛みがとれません。とりあえず空港に着いて、マッサージに行こうと思ったら、満席で入れない。どうしようかな。しかたないから、マッサージに行ったと思って、少し高めの地ビールを買って呑んだら、あら不思議。肩・首・頭の痛みがとれましたとさ。

H岡さんにその旨メールを送ると
「ビールの力は偉大ですな」
と、もっともな答が返ってきました。まあ、そんなもんでしょう。
さてと、飛行機も来たことだから、帰りましょうか。

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