HIVの予防と治療の社会モデルーSharful Islam Kahnさんの講演ーとか

朝方熱を測ると、37.3℃。あかんやん(;_;)。でも、本格的に目が覚めて測ると36.5℃まで下がってました。よかった。でも、念のために体温計は持っていきましょう。
てことで、向かうはおべんきょ場所です。
夏に公開フルボッコ大会がありましたが、あれが今年度おべんきょ場所に行った唯一の機会でした。さすがにそんなのはイヤなので、今日は休みがとれるのでおべんきょ部屋の空気を吸いたいなと。
てことで、通勤電車の中を行きました。
センセの部屋に到着すると、センセはいつものように優しく迎えてくださって、いろいろ今後のことについて話。まぁ、この一年、いらんことをやり過ぎているので、少し減らさなきゃという、去年と同じようなことを話しあってみたり。
で、おべんきょタイム。うーん、おもしろい!「カルスタやるからね」って話でしたが、いろいろ使えそうです。というか、その時は単純に「おもしろいなぁ」と思うだけなんですけど、自分の興味があるところを掘っていくと、ふいに「あ!あれ!」ってなるところがほんとにおもしろいです。
約1時間半、至福の時間を過ごして、おべんきょタイム第一弾終了

で、とある学生さんと合流して、学食で昼ごはんをかきこんで、別の教室へ。
今度はわたしが前に立って、1時間半ほど話。それにしても、なぜか今日は少し短めになったのに、ピタリと時間通りに終了。しかも、テイクノートがおられることを意識してマシンガントークを抑えたのに、それが実現できたのが不思議です。
もちろん、話をしながらずいぶんと「刈り込み」はしました。でも、やっぱり不思議ですね。
担当のHがしさんも「めずらしい!」ってびっくりしておられました。
って、どうよ(笑)。

で、いよいよ今日のメインイベント、Kahnさんのゼミです。
とりあえずはじまる前に体温を測ると、うん、大丈夫。
ここから気合を入れて英語の2時間を過ごす覚悟です。が、すごくわかりやすい英語です。3分の1くらいわかりました(笑)。
てのはともかく、話の中身がすごい。
事前の告知はこんなんでした
とても簡単に言うと、「HIVの予防啓発」の話なんですけど、従来型のIndividual modelではなくSocial modelへという転換なんですが、これをセックスワーカーストリートチルドレン、そしてMSMやヒジュラの人々への詳細な聞き取りに基づいた現状把握からされるんですね。それにしても、それらの辺境へと追いやられた人々の置かれた状況がすさまじいです。そして、出てくる言葉がすごい。例えば、こんな話。Hがしさんのfacebookからのコピペですが…。

宮田 一雄 (Kazuo Miyata)さんがヒジュラ・リーダーの言葉(投稿の最後に引用した部分)を翻訳してくださったので、転載させていただきます。
*****************************
多くのジャーナリストが私たちにインタビューし、写真を撮り、私たちの隠された生活について映画を作り、新聞に記事を書きます。ジャーナリストたちはそれでお金を稼ぎ、有名になり、でも私たちの運命は何も変わりません。以前と同じように迫害され、スティグマを受けているのです。NGOが私たちの名前を売ることで海外の援助資金を得ていることも知っています。今度はあなたがインタビューにきました。誰もが私たちを食い物にするのです。あなたは私たちのコミュニティに何を提供できるのですか。私たちはどっさり問題を抱えています。セックスはそれほど重要なわけではありません。でもこれらの問題について知ろうとする人は誰もいませんでした。(ヒジュラのリーダーの話)

もちろん、「当たり前じゃん」「知ってるよ」って人はたくさんおられることと思います。でも、この言葉を直接投げかけられるところまで入り込んでおられるということがすごいです。だからこそ迫力がある。そして、この言葉を紹介することの意味もまたあります。
Social modelは、実は法律や宗教や常識や、さまざまな価値観の転換を必要とします。それらが強固であればあるほど、価値観の転換は困難だし、それを主張することそのものがとても危険です。でも、それを言い続けておられる。それは、先の言葉を投げかけられた人の宿命なんだと思うのですが、それを宿命と受けとめることのすごさなんですよね。
話が終わってから
「わたしも、すんごいショボいところでやってはいるけど、同じです。トランスジェンダーの子どもたちは問題を抱えた存在ではなく、問題を抱えさせられている存在であると考えています」
って、つい発言しちゃいました。もちろん日本語ですけどね^^;;。
Kahnさんは「そのとーり」って言ってました。もちろん英語でね^^;;。

で、呑み会というか、食事会。もちろんその前に検温です(笑)。よし、大丈夫。
とにかく、豚肉やラードを使ってないお店ということでイタリアンレストランへ(笑)。しかし、8人の中で英語ができないの、わたしだけじゃん。まいったな。てことで、おいしいものを食べながら、公用語がほぼ英語の飲み会でした。
でも、Hがしさん「6月よりもはるかに英語でしゃべってるやん」とほめてくださったので、まぁそういうことでしょう。
さてと。熱が上がらないうちに帰らなきゃ…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です