キャッチボール式歩行法から学ぶ

電車の中で、たぶん中国から仕事で渡日してすぐっぽい人がパニック起こしてた。たぶん、どこで降りていいのかわからないみたい。駅ごとに「ここでいいのか!」と、車掌さんや運転士さん(!)に聞いていた。でも、みんな知らんぷり。隣に座ってる人も知らんぷり。
しかたないからそばに行って「どこまで行くの?」って聞いて、隣に連れてきた。ものすごく不安そうな泣き顔で、「ここまで」って言ったので「大丈夫。もう少し先だから」って笑顔で答えたら、「ありがとう。日本に来てはじめて」って言われた。
マジで?って思ったけど、まぁそうなんだろうな。
駅についたので「ここですよ」って言ったら「一緒に」って頼まれた。ホントは行きたかったけど、わたしも仕事があるので「ダメ、わたしも仕事」って言った。でも、電車を降りていく足取りは、さっきとはぜんぜん違うしっかりしたものだったから、なんとかなるかな。
それにしても、なんでみんな知らんぷりなんだろ。自分が仕事で異国の地に行って言葉もカタコトだったらすごく不安だと思う。
風の旅人」の宇都宮さんじゃないけど、みんなが自分ができる範囲でサポートして、できないところは「きっと誰かがやってくれる」ってすればいいんだよ。そうやって、ひとりひとりが「できる範囲を無理なく」ってすれば、ひとりの負担は減って、でもサポートの総量は増えるのにね。
それにしても、宇都宮さんの「キャッチボール歩行法」から学ぶものはたくさんあるなぁ。

それにしても、今日のクライマックスは、自分が英語しゃべれないのに、相手さんに「Can you speak English?」って聞いてみたら、相手さんが「ポカン」とした顔でこっち見た、あの瞬間のふたりの絶望感だな(笑)。

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