誰でもどこでもいつでも

ということで、晩ごはんを呑んだあと、京都府北部の街で図書館長してるS見さんが送ってくださった文章を読みました。
ひとことで言うなら「すごい!」です。
たしか、図書館長に就任された時は、えらい怒ってはりました。だって、人権啓発ならやりたいことができるのに、図書館ではなーんにもできない。
ところが、S見さんは研究心と好奇心が旺盛な方で、ご自分が図書館についてなにも知らないことをいいことに、研究の旅に出られました。で、「新図書館の立ち上げ」という、たぶんほとんど誰も経験できないところで、自分のやりたいこと/やらなきゃならないことを見つけていかれるんですね。
今回送っていただいたのは、その実践記録です。
なんか…。
日常生活の至るところに「人権」ってのが転がっていて、大切なのはその日常の中にある人権に気づくかどうかなんでしょうね。そして、そこにある人権の課題に自分なりのアプローチでとりくむ。大切なのは、そこで謙虚であることです。S見さんは、「知らない」ことを認め、「知っている人」を探し、出会い、学び、そしてそれを自分なりに咀嚼して、図書館に返していかれた。
でも、それはS見さんがすごいわけじゃない。いや、すごいですよ。でも、S見さんだからってわけじゃないってことです。
同じことは、誰の前にもある。それは、わたしの前にもってことです。
おそらくは、誰でもどこでもいつでも、人権にとりくめる。そのカジュアルさと楽しさが伝わってくる文章でした。
うん、S見さんに会えてよかった!

てことで、ぜひとも福知山市立図書館に行ってみてください。館長の塩Mさんに「いつきさんのブログで知った」って言ってもらえば、きっと満面の笑みで案内してくださると思います。
って、誰もここは読んでないわ(笑)。

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