首がちぎれる

今日は某人権教育研究会の研究講座。講師は土田光子さんです。
講演に先立ってパネルディスカッションがありましたが、こちらはすまないけどおもしろくなかったです。まぁ「若さ」を基準に人を選んでも、その人に話せる内容やそれを言語化するまでの時間がないとおもしろいわけがないです。
で、後半の土田さんの講演。
土田さんは、まぁいうなら同和教育の手法のいくつかある柱のひとつである「集団主義」をずっと中学校でやってこられた方です。もちろん、わたしも「クラスづくり」を自分の実践の基本に置いてきたし、いまも基本においています。そんなわたしにとって、土田さんの講演に期待しないわけがないです。
ちなみに、かつて熊本の全同教大会の時にクラスのムラの子についてのレポートをした時、同じ分科会に土田さんもレポートを出されていて、わたしのレポートを聞いて「京都にこんなにていねいに実践をする教員がいたのか。実践において、大阪は京都に負けた」と言ってくださったことがあります。それを聞いて「あぁ、こんなふうにやっていけばできるんだ」って力をもらった気がしました。
その後、トランスをはじめた頃に大分の全同教でお会いして「いま、こんなになってます(笑)」と言ったら「がんばってや」と励ましていただけました。
今日の講演は「若い教員に同和教育とはなんであるかということを伝える」ことが目的だとか。講演前に「薄っぺらいよ」と笑っておられたのですが、わかりやすい!集団とは何か、つながりとはなにかを、ご自分の経験に基づいて、ほんとうにていねいに話されました。もちろん、わたしも話を聞きながら、いま自分がやっていることを点検するわけです。「あぁ、できてるな」「うわぁ、サボってる」ひとつひとつ確認をする中で、具体的に明日から自分が何をしなくちゃならないかがわかる。そういう講演でした。とにかく、メッチャ笑いながら、首がちぎれるほどヘッドバンキングしてしまいました。
んー、若い衆に聞かせたいなぁ…。

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