これがスキー・雪と氷の世界(3日目)

今日は3日間の最終日。一昨日きのうは個々の技術の習得が目標でした。でも、スキーの目標は技術ではありません。自分の持っている技術を使って、目の前の斜面を安全に楽しく滑るのが目標です。そして、それは誰もができること。でも、技術が増えれば増えるほど選択肢が広がる。まぁ、人権と同じですね(笑)。
てことで、今日のテーマは「いかにしてこの斜面を楽しむか」です。
まずは斜面を読みます。斜度やねじれ、幅や長さ。さらには雪質。これらによって使う技術は変わります。また、選択肢が複数あれば、技術によって楽しみ方は変わります。
最近はどんな斜面でもひとつの技術(カービング)で滑る人が多いように思います。でも、それは楽しみ方のひとつでしかない。スキーの奥の深さは、それとは違うところにもあるはずです。踏みつけ踏みけりを使ったパラレル。伸身・ベンディングのパラレル。ウェーデルン。ジャンプ。ウェーデルンもフォールラインにからむか斜行するか。パラレルも深さを変えると変わります。
てことで「この斜面、3つの技術を使って滑ってください」とか、「次のトレイン、技術を変えながら滑るのでついてきてください」とかやりながら、いろんな滑りをしました。
で、〆。
「ひとつの斜面でも滑り方を変えたら異なる楽しさがあります。だから、その斜面の楽しさをしゃぶりつくしてください」
たぶん、わたしはそういう生き方をしてるんだろな…。

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