曲げ代と伸び代・雪と氷の世界(1日目)

これから3日間、上級者のレッスンです。
はっきり言って、難しいです。だって、初級者とか中級者なら「新たな技術の習得」が目標になるけど、上級者となると、一通りなんでもできるわけで、そんな目標はありません。どちらかというと、技術を洗練させることが目標になります。でも、それをしながら、お客さんが「獲得した」という実感を得てくれないといけない。それが難しい。しかも、3日間。長丁場です。
てことで、今日の目標は「高い姿勢」です。
最近のスキーの流行はカービングです。姿勢は低く見えます。でも、実際は違う。というか、「目に見える高さ」と「姿勢としての高さ」は違います。「姿勢としての高さ」には脚部の「曲げ代」と「伸び代」がある。これが姿勢が低くなってしまうと、一番大切なのな「曲げ代」がなくなってしまいます。そうすると脚部を「伸ばす」以外選択肢がなくなって、それはおそらく後傾へとつながっていく。
姿勢の高さをもたらすのは、腰の位置です。いかにして腰を高く保つか。これを言い換えると、「脚を長く使う」という感じかな。「脚が長い」とてこの原理でスキーに伝わる力が小さい力で大きく伝わります。
てことで、ひたすら高い姿勢を求めて、いろんな練習。さらにはその姿勢のままで脚を左右に振って、エッジを立てる練習。そんなことをする1日でした。
しかし、「曲げ代」とか「伸び代」とか。はたまた「腰の位置」とかなんとか。「ものを考える」時にも使えそうだな…。

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