なんかおかしい

こないだの健康診断の日のことです。
最近の「紙」にはあらかじめ名前とかの個人情報が印刷してあるんですよね。
でも、たいていの人は名前くらいしか見てません。そんな中、心電図の人の様子がおかしい。どうやら「わたし」を見ずに「性別欄」を見たようです。終わったあと、他の人に性別欄を指差して指摘してます。
で、考えた。
その人、ある意味正しいです。だって、「見た目」と「性別欄」の食い違いに気づいたからね。でも、ある意味「間違って」います。だって、わたしの身体の状態はすでに「男性ではない(≠女性である)」からです。更に言うなら、「性別欄」は変更可能で、わたしがそれをやるためには「時間」と「社会的関係」しか必要がない、つまり「健康診断に必要な情報」とは無関係だからです。
身体の状態と社会的な状態が一致する圧倒的多数の人にはこういうめんどくさいことは起こらない。でも、それが一致していないごく少数の人にはこういうことが起こる。
さて、「だから一致させろ」というのか「一致しないことはあり」という社会をつくるのか。
いづれにしても、こういうことがあるから性別を変える気が起こらなくなるんですよね(笑)。

なんかおかしい” に2件のコメントがあります

  1. 以前に annno job logで書いたことがありましたが 、 体調を崩して意識不明になり 救急搬送されたことがありました。
    病院で意識を回復したときに 、 救急外来で、 一度 下着も含めて全部身ぐるみ剥がされていたことに気づきました。
    退院後に 診療明細を見てみたら 、 頭部 胸部 腹部 それぞれ断層画像診断されていたこともわかりました。

    お医者様たち 、 ワタシの身体の性別が 保険証の性別と一致していないことに 気づかれたはずです。
    でも生命を救っていただいたことは確かなので 「ありがとうございました」という以上の感情はありませんでした。
    その件以来 、 性別って 国籍とかと同じでアクセサリーなんだと思うようになりました。

    (前世紀 TNJのお茶会で 、「成田とか羽田の デパーチャを一歩外に出て パスポート燃やしちゃえば 性別無くなるね」 という話を聞いたことがあります)

  2. 「性別はアクセサリー」「パスポート燃やせば性別がなくなる」。
    なるほどなぁ…。

    そう言えば、この夏に死にかけた時、もろに「そこ」が出血したので、お医者さん「なんじゃ、こりゃ?」状態でした。さらに、医療スタッフは全員が知っているということで、それはそれで面倒でした。

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