うれしい出会い

今日はSpiritDayなる日らしいです。わたしは当然のことながら知らなかったのですが、なんでも「LGBTの若者を支援し、いじめをなくそうと呼びかける日」だそうです。
ま、こういう日はアイテムをつけて授業に行けば、それはそれなりにいろいろおもしろいし、それ以前に資材を調達する時点でいろいろおもしろいので、さっそく実行です。

まずはリボンをゲットするところから。保健室に行ったり家庭科室に行ったりして
「パープルリボン、ありません?」
とたずねます。もちろん
「なんなん?」
って答えが返ってきますから
「いや、SpiritDayってのがあって、カクカクシカジカで」
と答えるわけです。すると、
「あー、そうなんやー」
と言いながら、かわいいリボンがゲットできます。てことで、アイテム完成。

で、授業に行くと、これまた
「あ!かわいい!なんでつけてるの?」
と聞いてくれます。
「ありがとー!そのリアクション、ほさしかってん。実はね」
ってところから、
LGBTって知ってる?」
とはじめます。で、LGBTの説明したり、いじめの問題を話したり。で…。

いじめってね、直接的な友だち同士だけのいじめだけがいじめじゃないんだ。例えばこんな話がある。
あるレズビアンの友だちから教えてもらったことなんだけどね。その人、高校時代の家庭科のテストで「将来の結婚相手について書け」って問題が出たんだって。その人、どうしても答えが書けない。でも、答を書かなきゃならないからウソを書く。でも、ウソだから消す。で、レズビアンって書こうとするけど書けない。何度も書いては消ししているうちにテスト問題破れちゃったんだって。
こういうのもいじめなんだよね。ま、差別ともいうけどね。
例えばね。「思春期になれば、みんな異性に感心を持ちます」という言葉は同性愛者を排除するし、「人を好きになることはすばらしい」はAセクシュアルを排除する。「みんな大きくなったら選挙に行こう」は外国人を排除する。ひとつのメッセージは、その裏側に排除される人を生み出す可能性を持つ。
これをつけることは、そのことに敏感であろうというわたしの気持ちでもあるんだよ。
こういうアイテムって、他にもあるよね。例えばHIV感染者への理解と共感をあらわすレッドリボン。男性の暴力を許さない意志を男性自身が示すホワイトリボンもある。そういうリボンをつけてる人がいたら女性は安心するよね。そしてそんなリボンが街にあふれたら、暴力はなくなっていくよね。狭山差別事件のグリーンリボンってのもある。
折に触れて、そういうのをつけるって、大切なことだと思うんだ。
じゃ、授業をはじめるね。

授業が終わったら、近くにやってきて
「リボン、わたしもつけたい」
って生徒がいました。
ホワイトリボンの話をした時
「おれ、ホワイトリボンがええな」
っていう生徒がいました。
メッチャうれしい。そんな生徒と出会えたのは、小さなアイテムのおかげなんですよね。そのためにアイテムをつけるんです(^^)。

One thought to “うれしい出会い”

  1. 『どうしても答えが書けない』

    うーーん。でも、そゆことって多いですよね。例えば音楽の試験で
      「好きな音楽(曲、歌)を書け」
    と問われると、音楽アレルギーな私は困るし(教員はサービス問題のつもりなんでしょうけど)。配慮して欲しい、のは分かるけど事実上すべてに対して配慮するのは難しい。。。

     ただ、「将来の結婚相手」っていうのは確かに酷い問題ですね。LGBTじゃなくてもプライバシーの侵害だわ。

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