「性同一性障害大国日本のジレンマ」とか

今日はメッチャ迷ったけど、やはりセクマイ全国大会に行こうかと。やはり歴史と現状と未来を頭の中においておかないと、今やってることが前へ進まないからです。というか、たぶん「功利的」という意味では、もしかしたら薄いかもしれません。でも、それを越えてでも行く意味があるかなと思いました。
で、これまたメッチャ迷ったけど、パレードは今回はパス。そりゃもう、メールでも某SNSでも、あちこちから連絡が入ってくるのですが、今日は少しでも時間を見つけて「考え・書く」ことが必要です。で、それはそれで意味がありました。

で、シンポジウム。
海外のことは、ある意味よくわかりました。国際的にどうなっているのかということは、先週のシンポジウムと今回の東さんや大河さんの話で紹介されました。また、海外の、とりわけトランスジェンダーをめぐる歴史的な話についても畑野とまとさんの話はかなり勉強になりました。「ここに筒井さんがいてくれたら最強やなぁ」とも思いました。まめたさんの話も、日本の現実、とりわけマスコミ・政治・行政の現実を知る上でとてもよかった。
ただ、展望のなさは、当然のことながらないんですよね。いや、あれば今こんなところで「ジレンマ」とか言ってないわけです。それから、教育のことはまったくとりあげられていない。ま、今回の話の中では「関心外」のことなんだとは重々承知ではありますが、実は「脱/医療化」の話のモデルケースとして「学校」は使えると、個人的には思ってるんですよね。
それから、海外のことはよくわからないけど、でも、トランスジェンダーの運動って単独であったんだろうか。すべてをスクラッチからつくりだしてきたんだろうか。どこか学ぶ先行事例はなかったんだろうか。ま、このあたりは質問をしたところでもあるわけですが…。
にしても…。
なんだろ…。この感覚。そうか、大学の時のあの感覚だ。ネパールワークキャンプの隊員からもれたときの(笑)。ワークキャンプから帰ってきた連中が
「アジアから見た日本」
「外から見ると日本のことはよくわかる」
と話しているのを聞いて、
「アジアの中に日本はある。日本の中にアジアはある。わたしはこの国にいて、この国の中を掘り下げながらものを考え実践する」
と考えた、あのコンプレックスですよ(笑)。

で、お次は「セックスワークLGBT」。まったくの守備範囲外の話なんで、おとなしく聞いておこうかなと(笑)。
んー。なかなかおもしろいです。青山薫さん、移住労働者のこともやってるんだ。ひとつのものごとをひとつの切り口では見ない感じがとても興味深かったです。
ただ、おそらくはHIVの問題って、たぶん喫緊の部分があって、ほんとに目の前に感染者や感染予備者がいて、しかも自分の気持ちの持ちようみたいなものではどうしようもないところに追い込まれている。なので、そこにかかわっている人は、ほんとにその部分にものすごいリアリティを持っておられるんだろうなと思います。ただ、これまた教育にかかわる人間としては「予防」の必要性もまた考える。ま、もちろんこんな話もおりこみ済みな上での話ですけどね。たぶん、わたしが交流会をしている、いろんな意味のうちのひとつはここにあるんじゃないかなって思うのです。

てことで、少し疲れているので、今日はこのまま帰ることにしましょう。
と、ガラにもないことをやると、とんでもないことが!

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