ご要望にお応えするためには^^;;・雪と氷の世界(1日目)

今日〜明日、今シーズン最後の「雪と氷の世界」です。
天気はまさに「ピーカン」です。

朝、校長から「話がある」と呼ばれまして。なんでも、今日の生徒さんのご要望は「コブ」だとか。コブですか…o(^^)o。いや、わたしが喜んではいけません(笑)。
コブをやるためには、姿勢ができていて、ウェーデルンができて、ベンディングができることという、かなり高いハードルが要求されます。しかも、コブの基本を練習できる斜面がないと、これまた練習にならないどころか、逆効果にすらなります。
さてと、生徒さんはどうかな…。
集合場所に来られる姿を見た瞬間、不安が胸をよぎります。ワンターン見た瞬間に
「あ、基礎練習からやらなくちゃ」
ってわかりました。なので
「あの、コブやるためには基礎が大切なので、午前中は基礎練習します。まずは「ここから?」ってくらいに基礎をします。とりあえず、直滑降ね(笑)」
てことで、直滑降やって、プルークボーゲンやって、斜滑降やって、横滑りやって、シュテムやって。まずは何も言わずに
「じゃこれを」
やったあとで
「こういう意味があるのでこれをやりました」
と謎解きをして、
「じゃ、もう一回」
です。なぜなら、動作を意識化するためには、まずは無駄な一本が必要だと思うからです。効率を求めたインストラクションは「頭」を使いません。「頭」を使わないなら本数を滑るしかないです。でも、シーズン通して滑ることができないわたしたちには、それは無理です。だから、「考える」ことで定着をはかりたい。そして「考える」ためには失敗が必要だと思うのです。
ま、そんなこんなで、午前は基礎練習。
午後はベンディングの導入をやって、コブに入ります。やはりたいへんですね。
でもいいです。たぶん今日が今シーズンの最終日。来シーズンの開始をドキドキワクワクしながら待つこの一年の間に、家でできる練習をしてもらうためには「憂い」を残すことが大切だとも思うのです。「うまくいかなかった一本」を悔しく思うことが、来シーズンの技術向上にきっとつながる。
なぜそんなことがわかるかというと、わたし自身がそうやってこれまで過ごしてきたからです。「あの一本」の悔しさを、次のシーズンにつなげてきた。オフシーズンの間、ずっとイメージを頭の中でふくらませ、身体で表現し、シーズンが来るのを恋い焦がれ、そして雪の上で通用するかどうかを試してきました。
それがわたしにとってのスキーの楽しさです。

さあ、今日の生徒さん、悔しく思ってくれたかなぁ(^^)。

レッスンのあとは自己練習。山は昼間とは違う、夕方の姿を見せてくれています。きれい…。これを見るためにスキーやってるんだよなぁって思います。

さっき生徒さんのために滑ったコブを自分のために滑ります。楽しい!
天気はいいし、あぁ、いい一日が過ごせました。

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