平井@崇仁

今日は午後から休みをとって東葛同研の方々と交流会です。てことで、昼には京都駅にいたのですが、さて、昼ご飯をどこで食べよう。
まず思いついたのは「天一」です。いや、あの店がうまいとかまずいとかはともかく、天一が食べたくなると、とりあえず天一に突撃してしまいたくなるってものなんです。でも、そこはそれ、かろうじて踏みとどまって、八条口のラーメン屋さんへ行こうかな…。と思った瞬間、
「あ!お好みや!」
と思いつきました。
てことで、てくてく歩いてたどり着いたのが平井@崇仁です。
この店、前々から気になっていました。というか、崇仁ってお好み焼き屋さんが多すぎ!いままで行ったことがある店だけでも4軒*1あります。でも、まだまだあります。平井はそんなうちの一軒です。さて、どんな店だろう。
店の中は、カウンターに使い込んだ鉄板とお座敷がふたつ。そこには近所のおばちゃんがおられるという、まぁあまりにもありがちなたたずまいです。
「すんません、お好み。カスで」
とこれまた当然のオーダーです。もちろん
「あ、ビール一本」
と,こいつも忘れるわけがありません。
ひょいと見ると、キャベツの切りが大きい。ふぅむ…。さらに、キャベツの量が多い。「わかば」のおばちゃんが
「ちゃう!」
と言いそうな感じです。キャベツの上にはネギがパラリ。天かすが軽く乗っていて、さらにたくわんも乗っかっています。

やがてひっくり返します。けっこうこんもりしています。

それにしても、焼き色があまりにも美しい。しかも、焼いた面のひび割れの奥が、なにやらあやしげです。これはかなり期待ができるかも。店のおじちゃん、そんなわたしの視線は関係なく、近所のおばちゃんとよもやま話をしながら、お好みをギュウギュウ押しています。お?と思ったのは、押したテコにお好みの生地がくっつくんですが、くっついたもののはがれかたです。妙に柔らかい。しんなりと離れていきます。う〜ん。
で、完成。
当然ソースは「ツバメ」です。もう、一口食べたら「あ!ツバメ」とわかります。
さて、一口…。熱っっっっ!
予想通り、生地の部分がトロトロです。

感じとしては、かどや@飛鳥と似ています。ただし、あれほどトロトロの部分が多いわけではありません。キャベツはけっこう食感がゴリゴリしています。まぁ切りが大きくて量が多いから、しかたがないといえばしかたがありません。でも、その分ボリュームがあります。
さて、問題のカスの焼き加減は…。やっぱり固いです。ダシはたっぷり出てくるのですが、やはり固いですね。やっぱり、カスの扱いは難しいですね。
それにしても、生地のトロトロ感は絶品です。このトロトロのところに刻みショウガの酸味と香りがふんわりと混ざります。まぁ
「それ、たこ焼きやんけ」
と言われたらそれまでなんですけど、味が違います。不思議です。お店のおじさんに
「不思議ですね。どうやったらあんなにトロトロになるんですか?」
と聞くと
「さぁなぁ。粉が違うのか、混ぜ方が違うのか」
と、これまた深い答えが返ってきました。

店の中の会話がまたおもしろい。
「あのおっちゃん、なにしてる?」
「やくざやめて、やることないからパチンコ違うか?」
「やくざやめたらどうしようもないなぁ」
とか
「あのおっちゃん、原発に働きに行ったけど、待機ばっかりや言うて帰ってきやったわ」
「なんか、4時間ほどで1万2000円らしいで。どうせピンハネされてるやろうけど」
とか、もう、誰それが別れただの誰それがくっついただの、すざまじい情報量です。お好み焼きをつつきながらも、当然耳はダンボになっています。
てことて、おばちゃんがお勘定をされたので、わたしもお勘定にしましょうか。

さて、恒例のdata

カスお好み焼 600円
ビール スーパードライ中瓶450円
スタイル ベタ焼き系
その他 なんしか特徴は生地のトロトロ感です。これは京都の他の店ではまだ経験していません。それを経験するために、一度行ってみるというのは「あり」なんじゃないでしょうか。あと、おばちゃんが食べておられた具がいったいなんだったのか。具だけを残して鉄板に押しつけて焼いて、生地をひっくり返してさらにお好みにしておられました。まぁなんとなくもんじゃ的な食べ方ですね。
独断的評価 ★★★★★(個人的には、キャベツの食感が邪魔しているのがおしい。でも、それも「平井」の流儀なんでしょうね)

さらに詳細なリンクも更新しましょう。

*1:あいこちゃん、山本マンボ、よりみち、あいこちゃんの紹介で行った店

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