「スピードの中で精神は肉体を超越する」

昨日の夜録画をしておいた「つかこうへい」のビデオを見ました。
もう…。のっけから涙です。
いや、なにが涙かというと、
「つかこうへいが動いてる」
っていうこと。こんな涙は、芥川がたばこを吸ったり木登りしたりしているのをテレビで見た時以来ですね。
で、なによりすごいのが口立ての稽古のシーンです。話には聞いていたし、かつて映像を見た記憶もあるけど、今回ほど延々とそのシーンを見たのははじめてです。すごいです。よくぞあそこまでねちねちといけるなぁと思うけど、それが役者への愛なんですよね。それがびんびんと伝わってきます。
で、終盤。つかが自分の芝居について語るシーン。

芝居っていうのはね、F1なんだよ。同じ車が同じコースをぐるぐるぐるぐるまわっている。そんなの、どう考えたっておもしろくないんだよ。でも、それを世界中で70億人が見ている。それはね、スピードなんだよ。
技術だけだったら、車庫入れとか縦列なんとかの方がもっと難しいよ。でも、そんなの誰も見たくない。
技術とかそんなんじゃなくて、スピードなんだよ。みんながコーナーへ向かってノーブレーキでどーんとつっこんでいく。
それが芝居なんだよ。

あぁそうだ。それなんだよ。わたしもそれをめざしたいんだよ。もちろんつかの足下にも及びませんが…。
つかが芝居をF1と言ったのなら、わたしは自分の「お座敷」の遙か遠い目標をWRCにしようかな。まぁグルグルまわらないけど、ピン芸人が全速力で滑りながらコーナーをまわっていく感じ…。

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