格差の連鎖を断つ!

今日は教職員人権研修会。
ゲストスピーカーは、西成高校のH下さん*1
前に西成高校の教頭さんに来ていただいて話を聞いたのですが、その時に
「実行部隊はH下という教員」
と言われていたので、どんな人かとずっと思っていました。やがて、念願かなって、京橋でお会いしました。この時は、延々と7時間ぐらい呑んでましたねぇ。その時から、ずっと
「来てほしい」
と思っていました。で、わたしの書いた案内文。

西成高校に学ぶ生徒たちの現状は、おそらくはわたしたちの学校とは比較にならないほど厳しいと思います。そういう状況だからこそ、西成高校では、学科の編成やカリキュラムをはじめ、学校体制として、生徒たちに格差の連鎖を断つ力をつけることを「ミッション」としています。そういう意味では、もしかしたら今回の研修内容が、本校のキャリア教育に即そのままあてはまるものではないように思えるかもしれません。しかし、西成高校でおこなわれている教育実践から学ぶことはたくさんあると思います。今回の研修を通して、ぜひその「エッセンス」を感じていただければと思います。

もう、ほんとうに期待通りの話でした。
さらに、最後に「やらせ」の質問をしたのですが、それに対しても、期待通りの答えが返ってきました。てか、たぶんわたしと似ているところがあるんだと思うんですけどね(笑)。

*1:もちろんH≠橋

格差の連鎖を断つ!” に3件のコメントがあります

  1. > 格差の連鎖

     確かに「連鎖」は良くありませんね。

     ただ、格差自体は、今後避けられ無さそう。経済の国際化に伴って、「同一労働・同一賃金」の原則が国際的に適用されてしまうから。

     なので、大企業社員や公務員(教員を含む)であっても、諸外国の普通の労働者と同じ価値しか付加出来ない人は、年収300万円がせいぜいに。

     逆に、取り替えが利かない創造的な仕事か、良心を捨てないと出来ない極悪非道な仕事などをする人は年収数千万。

     そんな風に分化していくように思います。若い人たちは特にタイヘン。

  2. 「格差の連鎖を断つ」というのは、単に自分が「上昇」して格差社会の低位なところから脱出するというところから、あるいははじまるのかもしれませんが、そうではない社会をどうつくりだしていくか。あるいは、格差があるとしても脱出していける社会、連鎖のない社会をどうつくっていくかということも含みこんでいるんじゃないかなぁと思います。

  3.  そうですねー。仮に

        運×能力(才能)×努力

    を基準値として見ると。

        基準値が倍 → 生涯収入も倍
    ならある意味当然もしくは仕方がない(運が絡むので、それも許せない人が少なくないでしょう。連鎖なんかも運の一種かも)し。

        基準値が倍 → 生涯収入は4倍
    も、まぁ資本主義だからなぁ、許せる範囲かしら?と私は思いますが。

     今は
        基準値が倍 → 生涯収入は10倍以上
    だったりしますからね。行き過ぎ。

     差を減らして欲しいし、運の要素を減らして欲しい(決してゼロには出来ませんが)。また、極悪非道な仕事が高収入だったりするのも止めて欲しいし。

     でも、なんか上手いシステムが見つからない。社会主義は解にならないと思うし。個人的に考えているのは、中抜きの B.I.なんですけどねー。

     話を戻すと、このままだと、やっぱり格差は広がるでしょうね。経済鎖国すれば国内格差は小さくなるかもしれないけど、食料とエネルギーの自給が出来ないから、そんなこと難しいし。無理にやると全体が沈没するし。

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