受診者と医者の関係

高座の後は、当然交流会です。
今回は、オリーブの方や利用者の方(含む、過去の講師)と一緒に沖縄料理の店で楽しませていただきました。
話の方は、だんだんと精神障碍にかかわる内容へと行きます。
いや、おもしろい。といったら語弊があるのですが、当事者じゃないとわからないことが多々あります。おひとりは統合失調症にかかってビルから飛び降りた経験をお持ちの方。もうひとりは躁鬱病にかかられた方。それぞれの体験談は、かなりすざまじいものがありますね。でも、暗さをみじんも感じさせずに、淡々と、時にはおもしろく話されるのを聞いて、ひたすら「へぇ〜」と考えさせられました。
でも、一方でGID医療のあり方からみなさんに提起できるところもあったように思います。それは、エントリ通りの話で、受診者と医者の関係の問題なんですね。
ともすれば、「患者」は医者の管理下に置かれて、「言うことを聞く」対象になってしまいがちです。でも、かつてO田さんと話をしている中で「おもしろいなぁ」と思ったのは、

病気がはじめにあって、そこに患者があてはまるのではない。
いろんな症例があって、それを類型化していく中で「病名」ができてくる。そして、対処法が見つかっていく。

という話だったんですよね。てことは、極論すれば、医者は受診者から学ぶわけです。で、医者は自分の持っているさまざまな経験を生かして、受診者とともに「病気」とともに生きていく方法を模索していく存在なんじゃないかなぁと思うのです。
てなことをみなさんと話をしていたら、「一回提起をしてみよう」みたいな話になって、これはおもしろいな、と。

一通り呑んだ後は、2次会へ。「バーでもいいですか?」って言われたので、「はいはい」と連れて行ってもらったのですが、ほんとうにバーです。久々にすごいいい雰囲気の中で呑ませていただきました。

と、ここで時間を見たら、メチャヤバな時間です。あわてて駅に向かって電車に飛び乗って、なんとか最終電車に間にあいました。あ〜、こわ…。

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