流れといえば…

この間は、国民投票法が、さしたる論議もなくあっという間に通ってしまいました。
そして今日、教育関連3法が衆議院特別委員会で通りました。
今の政府・与党が、教員に対する露骨な嫌悪感と不信感を持っていることがよくわかります。そして、それが世間の学校への不信や風あたりの強さをあおってもいます。
自分たちは「教育を再生する」と言っているんだけど、いままでさんざん「制度」をいじくってきた。でも、1学級の人数は、基本的には40人のまま*1。一番投入しなくちゃならないところには金を出さずに、人を働かすための制度しかいじくってこなかった。なんとも安あがりなことです。で、そうした制度のいじりをしてきた張本人たちが、その総括もなしに、また同じこと、というより、より強烈な「いじり」をまたしてもしている。そして、その「いじり」の原因を他者*2に押しつけて。
今回の制度改悪は、さらに世間の不信感を学校に押しつけることにしかならないと思う。そして、その不信感の原因もまた、学校に押しつけることになるだろうと思う。学校は、無限に起こる責任をすべて背負っていくという、きわめて悲しい場所になる。
今、生徒たちに「先生になりたい?」と聞くと、だれも「やりたい」とは言わない。なぜなら「しんどそうだから」。これからも、生徒たちは教員になりたいとは思わないだろうな。なぜなら、もっとしんどい職場になるから。
自分たちがやっている「再生」が、実は「破壊」なんだということを、井戸端会議をしている人たちはわかっているんだろうか。あるいは、その「再生」を支持している世間はわかっているんだろうか。
そうそう。今日も新聞やニュースのトップは、「立てこもり」とか「会津若松の…」とか、世間をにぎわすセンセーションな「事件」ばかりです。そして、たぶんしたり顔で「教育が」と解説をする「有識者」が出てくるんだろうな。そうやって、学校は無限の責任をすべて負わされます。

それでも、教員は仕事してるんだけどな…。

*1:弾力性は持たせているけど、「金はそれぞれで持て」ということ

*2:親と教員と、自分たちがつくってきた教育委員会

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