研究授業

この間、やっぱり体調が悪いのかなぁ。妙にこらえ性がないです。隣のクラスでやっている授業の声が妙に気になったり*1、子どもたちとの距離が妙に遠かったり*2。こういう時って、自分の「コトバ」が子どもたちに届いていない気持ちがどんどん増幅していきます。確かに届いている生徒たちがたくさんいるはずなのに、届いていない子どもたちのことが妙に気になる。完全なスランプです。授業が終わったあとは、ものすごい自己嫌悪が残ります。
そんな日だったのですが、研究授業を見る機会がありました。授業者は、たぶんもっとも授業がうまい人のうちのひとり。授業もつまっていたし雑事もあったけど、行きました*3
研究授業って、なんで事前にああもいろんなものを授業者に書かせるんだろう。クラスの状況とか指導案とか。そんなんがあるから研究授業がイヤになるんですよ。この授業者の授業を見てますますそう思いました。
うまい。ほんとうにうまい。まずはテンポがいい。テンポがいいから、レクチャーが短い。レクチャーが短いから生徒が飽きない。飽きる前に授業が終わっているから、内容が入っている。
そうか…。ヒントではあるな。でも、同じことはわたしにはできないです。誰もが自分の「持ち味」を持って授業をしています。ヒントにしながらも、自分の持ち味を持った授業を模索してみようかな。そんな気持ちにさせてくれた授業でした。

ちなみに、今度の徹曜日、わたしの研究授業。そこまでにスランプを脱出したいなぁ。ってか、それまでに教案書かなくちゃならないやんか。そんな雑事が出てくるから、だれも研究授業をしたくなくなるんだよ!

*1:単に暑くなってきたから窓やドアを開けているからか…

*2:前の方の生徒の休みが多かっただけだったりする

*3:実は義務なんだけどね

コメントつき

友だちのKさんから某MLにフジテレビの感想が寄せられました。コメントつきで感想を無断転載します。いいっすよね?>Kさん

最初のCMまで10分間が非常に暗い描写で、家族を不幸にする極悪非道の行い*1といった雰囲気でした。
後半の10分は一転して、家族が受け入れつつある現実を見せ、将来に希望を見いだす雰囲気でした*2
心の性別という視点が抜けている中で、「女性になりたい」という表現に、当事者の気楽な無責任さを感じる視聴者もいそうです*3
学校での雰囲気は非常に好ましく見えました*4
とにかく前半と後半のカラーが対照的なので、願わくば、ご覧になった方々が、途中でチャンネルを変えてないことを祈ります*5
いつきさん個人が最善を尽くして行った、周囲との調整の努力等もあまり描かれないので、淳子さん、エライ!という番組でした*6
あと、ビールばっかり飲んでいる印象も受けました*7
以上とりいそぎの雑感です。

てことで、ビデオが送られてくるのが楽しみです。
しかし、こんなコメントつけてていいのかなぁ。ツッコミを入れて下さった方々、すみません。

*1:いや、たしかに極悪非道です

*2:でないと、番組にならないから…。てか、そういうふうにしてほしいと要請していたりして(笑)

*3:まぁ、今振り返るとかなりお気楽という気がしないわけでも…。てか、いまお気楽に生きているしなぁ。「心に性別はあるのか?」みたいな…

*4:今日、スランプに入りました(涙)

*5:たしかに…

*6:いや、誰がなんといおうとも、「わたし=極悪非道&お気楽人生」「パートナー=えらい!」だと思いますよ。うん

*7:そのまんまやんけ〜。クズにならなかっただけマシか(笑)

なにが難しいのかなぁ…

1学期の人権学習へ向けた打ち合わせでの出来事です。
今回は、ある学年で「ジェンダー」にかかわる学習をします。ところが、ある教員が突然言いはじめました。「男らしさ・女らしさをなくしてみんな中性化を目指すのはどうかと思う」。いや、だれもそんなことは言ってませんって^^;;。「ある人が、男らしく生きようと女らしく生きようと*1、それはその人の自由です。でも、それを他の人に押しつけるのをやめようという話なんですよ」「もうひとつはね、男らしくとか女らしくとか言われた時に息苦しさを感じる人がいたとしたら、『そこから解放されて生きようよ』ということを伝えてもらえればと思うわけなんです」というふうに伝えました。
でも、だめみたい。「最近では医療現場でも男性専科とかできているし、わけていくのが時代の趨勢」とか言いはじめたので、「いや、前立腺の検査をしようにも女性にはないし、卵巣の検査をしようにも男性にはないし、そういう問題じゃないです」という話までしなくちゃならない状況です。
まぁ、1ヶ月ほど前にこの人にジェンダーにかかわる話をした時に「関心がない」って言っていたので、関心がない話なんでしょうね。で、関心がないという状況で生きていられるということは、関心を持たずに生きられる場所にいて、そこに安住していられるということなんだと思います。そうではない人にとって、そういう発言や態度がどれほどの抑圧になるかなんていうことは、わからないんだろうなぁ。

*1:もちろん、そんなもんが未来永劫固定的なものかどうかとか、生得的か環境の産物かなんて話はしていませんけどね…。

情報

今日、一本の電話がありました。
なんでも、今日のフジテレビのスーパーニュースで、子蟻のGIDについての特集があるようです。で、そのうちの一人は、京都の公立高校の教員のようです(笑)。
番組はもうはじまっているのかな?でも、放送そのものは18時15分くらいからのようです。まぁ、地上波は関東地方のみ、それ以外の地域ではCSに契約していないとダメらしいので、わたしは見ることできませんけどね。
さてさて、どうなっていることやら…。

絶不調

ちょいと作業をしようと思って子どものパソコンに火を入れると…。ブートしません。しゃーないので、knoppixのCDを持ってきてブートしてみると…。どうもファイル構造そのものが変ちくりんになっているみたいです。で、win2kのCDを持ってきて回復コンソールでchkdskをかけてみると、一部分だけ見えるようになりました。さいわいその中にデータが入っていたのでこいつをDドライブにコピー…。できません。やれやれ…。再度knoppixでコピーしようと思ったら、NTFSの書き込みをサポートしていないらしいです。ほな、どないすんねん…。とりあえず、頓挫です。
で、自分のパソコンはというと…。B’s Recorder Goldを立ち上げようと思うと、ブルースクリーン→自動的にリセットです。こちらもnortonでチェックしたのですが、いまいちわからない。いったん削除して再度インストールしても一緒。てことは、メモリかなぁ。memtest86の世話になるかなぁ。あー、めんどくせ〜。

拷問

とにかく眠いです。1時間目、半分寝ながら授業をしたことを告白します。4時間目、なんらかわらなかったことを告白します。で、昼休み。お弁当を食べると、さらに眠さが倍増します。もう、耐えられません。なので…。イスに座ってウトウトと…。
ところが、時間が悪かった。なにしろ、昼休み後半から5時間目開始にかけてチャイムが鳴りまくる時間帯なんです。その数、30分ほどの間に4回*1。しかも、スピーカーはわたしの頭の上あたりにあります。これがうるさい。
5分ウトウトしたらチャイムで起こされ、もう一度ウトウトしたら再びチャイムで起こされを繰り返して、1時35分には教科会議。んなもん、起きてられますかいな…。

*1:1時10分・1時15分・1時25分・1時35分

法事

夜はわたしの祖母の13回忌。
さて、問題は服です。どうしようか…。これ、だれもが困りますよね。親戚は来るし、お寺さんは来るし。しかも、わたしのところの場合、祖母はお寺さんだったので、お寺さんが10人近く来るんですよね。
迷ったのですが、「これで行こう」と決めたのが、これにちらりと写っている服。もちろん中はセーターじゃなくてユニクロの7部袖のブラウス。さてさて、どうなるか…。
おつとめの時にとなりにいた叔母さん。「あの〜、失礼ですがどちらさんでしたっけ」「あ、昔の名前は謙一郎です」「あ〜、なんや〜、けんちゃんかあ」。
おつとめのあとのご飯の時に、お酒を注ぎに行ったお坊さん。「お酒どうぞ」「あ、どうもありがとう」。それだけかい!どうやらそのあと、弟*1との間に次のような会話があったらしいです。「お兄さんは来ぃひんかったんか?」「なに言うてますにゃ、さっきお酒を注いでましたやんか」「へ?」。
なかなか法事は楽しめますねぇ。

*1:祖母のお寺を継いだ

とりもどしたもの

今日は、昼間は在日外国人の中高生の集まりです。2年ほど前は「今回は集まるだろうか」などと心配していたのですが、最近は生徒をつれてきてくれる人が増えてきて、そんな心配はなくなりました。助かります。
最近たくさん来てくれるのは中国人の子どもたちです。日本で生まれた子もいるし、渡日して1ヶ月半という子もいます。それぞれの子どもたちが、今直面している課題はバラバラです。生徒によっては、その課題が課題として認識していない場合もあります。そんな子どもたちが、とりあえず「出会う」ことで互いが互いを啓発しあうんじゃないかなぁという気がしました。そして、啓発しあうことで、互いが互いの力を使って何ものかを「とりもどす」んじゃないかなぁというふうに思うんです。
なにをとりもどすのか。
それは、名前であったり、言葉であったり、記憶であったり、家族であったり。
子どもたちが自己紹介をしながら、中国の地図を書きます。「どこから来たん?」「このへんかなぁ」。こんな会話を聞いているのは、とても心地よい時間でした。

それにしても…

で、議長は何をするかというと、ほとんど決まったとおりに議事を運営していくだけです。台本もあります。なので、とても楽。唯一しんどいのは「寝られない」ことくらいかな(笑)。
で、台本をチェックしていると…。おもしろい表現がちょこちょこ。「過半数を超える」とか「午後18時」とか。たぶん、これまでいろんな人がちょこりちょこりと手を入れているうちに、矛盾した表現とか重複した表現が出てきたんでしょうね。
でも、それだけじゃない気がする。うちのがっこうでの職員朝礼でもたまに「プリントを机上の上に置かせていただきます」などという表現が出てきます。思わず「空中に置くんかい!」とツッコミを入れたくなりますね。
でも、あまりこういうのを茶化すと、あとで自分がやった時にツッコミ返しが来るのでやめとこ…。

組合の定期大会

今年、ウチの組合の専従が大幅に若返りました。まぁ、それなりの年齢層*1がしんどくなってきているのも確かだし、そもそももう「タマ」がいないんです。で、去年いろいろな人に前専従が折衝していたのですが、なんとか引き受けてくれる人がいたということです。ただ、その代わりと言ッちゃぁなんですが、やっぱり「支える」ことが必要だと思うのです。まちがっても「あぁ助かった。んじゃよろしくね〜」と言って、トットととんずらこぐなんてことは、ぜったいしちゃいけないと思っています。
なので、先日「いつきさん、定期大会の議長やってくださいね」とニッコリ笑われたんですけど、「もちろんOKですよ」とにっこり笑い返すことになってしまいました。
てことで、今日は定期大会。といっても、ポケモンよりも少ない人数の組合ですから、小さな会議室で充分です。「討議の時間」と言っても、みんながふだんを考えていることを話しあう時間です。でもね、こういう時間って大切だなぁと、つくづく思いました。家族に言うと負担をかけるだけ。職場でもそういうことをなかなか言えない。友だちと会う時間もなかなかとれない。やっぱりふだん、なかなかホンネを出したり、弱音を吐いたり、愚痴を言ったりということはできないんですよね。それがだんだんオリのようにたまっていく。すると、笑顔が消えていく。そのことが、(教員の場合は)子どもたちへのまなざしに露骨に反映してくるんですよね。
定期大会が終わって、交流会。話は尽きません。やっぱりそうなんだなぁ。みんな求めているんだなぁ。

*1:って、わたしもか…