で、1日目の打ち上げ(笑)

はたして「打ち上げ」なのかどうか知りませんが、今年もみなさんから
「やるやろ?」
という無言のプレッシャーがかかります。
でも、わたしはその前にやることがあります。インフルエンザでダウンしているパートナーの代わりに犬の散歩に行かなければなりません(笑)。で、さっさと散歩をすませて、店の予約をはじめます。ところが、いきなり20人はかなり無謀です。結局近くの中華料理屋さん*1でやることになりました。でも、かえってよかったかも。けっこう広い店内で、今年も大騒ぎをしてしまいました。
結局店を出たのは11時頃。あしたは大丈夫なのか?

*1:≠王将

新ネタに挑戦・リビングライブラリ・1日目

通常リビングライブラリは、1対1、あるいは多くて3〜4人を対象に「本」が自分の話を語ります。ところが今回は「実験」ということで、定員10人のセッションと定員無制限のセッションがそれぞれに1回ずつ割り振られています。これ、かなり微妙です。
わたしはたいてい「ニーズ」を出してもらって、それに即して話をするようにしています。なにせ、30分という、かなり限定された時間ですから、そうしないとどうしようもないんです。ところが、10人以上が対象になると、どちらかというとミニ講演会になってしまいます。最初のセッションがいきなり定員10人パターンです。どうしようと思いながら会場にはいると、おられるのは3人(笑)。だったらいつもの通りでOKです。
ところで、今回のわたしが与えられたお題は「家族」です。これ、自分の中では、あるいはわたしたち家族の中ではほとんど解決済みのことであると同時に、わたし一人の問題じゃないので、ちょっと話しにくい内容ではあります。どう話せばいいかなぁとは思っていたのですが、まぁ、リソースはそれなりにある*1ので、そのあたりを思い出しながら再構成すれば、なんとかなるでしょう。逆に、30分という枠なので、自分がトランスするまでの話は完全になしです。ということで、完全な新ネタですね。
で、与えられた4つのセッションでいろいろ話をしているうちに、ぼんやりと「こんな感じで話せばいいのか」ということがわかってきました。まぁ、まだ2時間のネタまでは成長していませんが、
「続編を」
と言われたらなんとかなるかもしれないという気がしてきましたよ(笑)。

*1:福祉ネットワーク」とか「ハートをつなごう」とか「朝日新聞の「家族」」とか

で、前夜祭

明日・あさってと、国際会館で「リビングライブラリ」があります。昨年に引き続き、本になってきます。 で、今日はその前夜祭事前説明会です。といっても、会場は「東九条マダン・文庫センター」、鍋をつついてビールを呑みながらの説明会です。今回は、香川大学の学生さん達が手伝って下さるとかで、鍋の方も学生さんがつくって下さいました。
そうそう、今回のリビングライブラリはNHKが取材にはいるとか。「福祉ネットワーク」で放送されるみたいです。まぁわたしの出番はあるかないかわからないですけどね*1
スタッフの方々は説明会が終わったらミーティングのために帰って行かれます。でも、「本」の面々はここからが本番という感じです。1年ぶりの再会を祝し、はたまたはじめての出会いを喜びながら、延々と呑みです。
にしても、あした大丈夫なのか?

*1:たぶんねーな

子どもの授業参観

なんでも「社会科における人権学習」とか。しかも内容は「部落問題」とか。これは行かねばなりません(笑)。
授業がはじまった直後に教室にはいると、黒板には荊冠旗が(笑)。そうか、今日は日本史の全国水平社創立のあたりの授業にひっかけての人権学習なんだ。
担任さんは全国水平社創立大会の雰囲気を子どもたちに伝えて「どんな感じだったと思う」とか、山田孝野次郎の演説から子どもたちに気持ちを考えさせたり、いかにも小学校の授業だなぁと。
で、最後は「水平社宣言」でしめくくりです。「へぇ〜、難しい文章を読ませるんやなぁ」と思って配布されたプリントを見てみると、現代語訳みたいです。よく読んでみると、ところどころに「中略」とあります。しかも、内容がかなり変わっている。なんだこれ?
あとで出典を聞くと、
「小同研がつくったものじゃないかと思います」
とのことです。なるほど…。どうやら「差別用語」とか「えげつない表現」とかをすっぽりと抜いた、わたしからすると骨抜きの文章なんですよ。なかでも、わたしが「水平社宣言」の中でもっとも大切だと思っている

我々がエタであることを誇りうる時が来たのだ。

というのが略されています。これはあかんやろう…。
まぁ、一生懸命されている学年の先生方の姿勢はよくわかりますが、やっぱなぁ…。
でも、終わった後の保護者懇談会はおもしろかった。それぞれが自分の出身の中でどういう経験をしてこられたかということを紹介しながら、人権学習をすることの是非も含めて話しあいがありました。こういうことを通して、親が子どもに話をすると、きっとおもしろいだろうなぁ…。

なか日

今日はちょうど「谷間」の日です。
こんな日は、採点もして、たまっている仕事もして、家に帰ったらご飯もつくって…。そんなふうにしっかりと使わないとどうしようもありません。

パートナーは相も変わらずインフルエンザ。今晩はかなりしんどそうです。子どもたちもゲホゲホ言いはじめました。やばいなぁ…

金曜日から続いているなぁ…。

さすがにそろそろしんどくなってきてはいるのですが、それはあくまでも体調の話。精神的にはやる気満々です(笑)。てか、お店に入って
「あ、薬局行くの、忘れた!」
と言うと、体育の教員の方が
「わたしも行きます」
とか言ってるし。みなさんもやる気満々やな!
懇親会ではわたしも話の裏話をするし、みなさんもいろいろ感想を言いあったり質問をしたり。さらに教育実践に鋭く踏み込む話もいっぱい出てきます。
やはり、「同じにおい」のする人たちと呑むお酒は楽しいですね。あっという間に10時過ぎ。でも、今日は終電には間にあうな*1

*1:実際には一駅乗り越しましたがね(笑)

N吉高校へ

朝、さすがにしんどい…。でも、なんとか起きて動きはじめると、動けるものですねぇ。
とりあえず上の子どものお弁当をつめて出勤。
1時間目の試験監督が終わったら、速攻家に引き換えします。で、向かうは大阪市南部のN吉高校。
ここは新渡日の子どもたちの受け入れをやっている単位制の高校で、「全国在日外国人生徒交流会」にも、毎年多数の生徒を送り出してくれているところです。すごくいい学校だと思うんですが、あまりにも自由なシステムなために、近隣の住民からは評判が悪いとか。う〜ん、もったいない…。でも、人気が上がるとしんどい子が入れなくなるしなぁ…。ジレンマですね。

で、教職員研修会の開始。
集まってこられる方々、すごく互いに仲がいい感じです。ワヤワヤと入ってこられて、みなさん笑顔で話をしておられます。「研修、イヤやなぁ〜」という感じがまったくありません。すごい学校です。
話しはじめると、反応がいい!なにより校長にウケまくっています*1。いい人です。
てことで、2時間きっちり、すごく楽に話をさせていただきました。ほんとうにわたしも楽しませていただきました。

*1:わたしのネタは遵法・違法のギリギリのラインを狙っているところもありまして^^;;

で、交流会(笑)

ムラ巡りが一通り終わってから、再びK中学校へ。
「話がしたい人がいたらおいで」
と言ってあったので、まぁ質問受付です。最終的にはほとんど質問は出てこなかったのですが、10人ぐらいの子どもたちが、ずっとわたしのそばにいて友だちとダベっていたのが、なんとも印象的でした。たぶん話があったけど、シャイな子どもたちらしいので、話ができなかったんだろうなぁ。
夕方から、近くで総括交流会。おいしいお酒とおいしい料理で満足満足。
それでも今日は早く帰れそうです(笑)。
にしても、なんでI岡さんはお酒呑まないのにおいしいお店をいっぱい知っているんだろう…。

ムラ巡り

K中学で対応されていた方は仕事があるので、ここからはI岡さんにお世話になります。
まずは「宇奈月」というラーメン屋さんで軽く腹ごしらえ。その後、定番のムラ巡りです。
滋賀県の村の中にも、どうやら「街道筋系」と「荘園系」があるらしいです。「街道筋系」は、どちらかというと後発のムラで、やっぱり「荘園系」が老舗みたいです。
まずは、そんな「荘園系」のうちのひとつのムラに案内してもらいました。最初に見せてもらったのが川の堤防。一般地区には石垣があり、ムラの側にはありません。高さもぜんぜん違います。なんでも伊勢湾台風の時に、ムラの側は水に浸かりそうで避難しなくちゃならなかったとか。一方一般地区の方は誰も避難しなかったとか。で、ムラの人たちが避難した公民館は畳が全部あげてあって、土間で寝なくちゃならなかったとか。そんな話を聞きながら小さなムラを案内してもらいました。
続いていったのも「荘園系」のムラです。まずはムラ墓から。なんでもやっぱり伊勢湾台風の時にお墓が流されて、ようやく集めることができた遺体を埋葬した「新墓」です。となりには一般地区のお墓があって、場所が違う。そんな墓石の中に、「◯◯改△△」というものがありました。水平社ができる前から「改姓運動」をしていたひとつの証左とか。
で、つれていってもらったムラ。もともとあったところは、今は銀杏の大木が一本あるだけの河原になっています。ふたつの川の合流するところにあるその河原。よくよく見てみると、先ほどのムラと同様、堤防の高さが明らかに違います。目を閉じるとその河川敷に所狭しと並ぶムラの営みがなんとなく見えてきます。ここも洪水の危険性からやがて移転をしたということです。
最後につれていってもらったのは、「街道筋系」のムラ。ここはムラ全体で「地区指定」を返上したとのことです。そこから移転した人々が近くに新たにムラを形成しておられて、こちらの方は改善事業が行き届いています。どちらがいいのか、なんか複雑な思いでふたつのムラを車の中から見せてもらいました。