35周年記念集会

で、会場へ移動。
まずは、沖浦和光さんの講演「大阪の「悪所」について 〜色町・芝居町・被差別部落〜」です。
沖浦さんの話は前から聞きたいと思っていたのですが、やっと聞くことができました。しかも、「ディープサウス」についての話です。
お好み焼きを食べていた関係で、ちょっと遅れたのですが(笑)、無事会場に到着。友だちのI岡さんがとっておいてくれた席に落ち着いて、話に集中です。話自体は、あっちへ飛んだりこっちへ飛んだり、わけがわからないわけですが、でも、子ども心ながら「当時の空気」を吸ったことのある沖浦さんにしかできない話です。たしかに「名講義」でした。でも、最終的になんの話だったのかよくわからないわけですが(笑)。
講演のあと、質問に行きました。
「色町には男娼やMTFもいたと思うのですが…。そうした人々もおそらくは被差別民として存在していたのではないかと思うのですが、そのあたりについてはご存じですか?」
答えは「わからない」でした。やっぱりなぁ。なにせ文献がないらしいです。やはり、わたしたちの先輩についての思索は、順子姐さんが頼みの綱なんだなぁ。

分科会は「組織・社会変革につながる人権の学びを! アメリカ・ADL(反名誉毀損同盟)の多様性教育プログラムに学ぶ」というもの。
う〜ん。この手の「学び」って、参加体験型学習とかワークショップとか、そういうのが多いんですけど、わたし、基本的には苦手なんです。「精神」はわかるんですけど、それを具体化する時にどのような手法をとるかというのは別のことだと、渡しは思っているんですよね。
わたしは自分が話をする時に、基本的には「参加体験型」を意識しています。というか、そうならざるを得ない。「新しい知識を知る」という「だけ」なら、別に参加体験型を意識する必要はありません。ではそういう「講演」がつまらないかというと、わたしは自分の知的好奇心が刺激されるので、すごく好きなんです。まぁ沖浦さんの話がおもしろかったというのが、その象徴なわけで。でも、わたしの話は「知識をつける」という話ではありません。では、何を刺激するかというと、やはり参加意識を刺激したいわけです。じゃぁ、参加意識は「みんなで動いて」という手法だけかというと、それは違うと思っています。
「聞く」という行為には、受動的な「聞き」と能動的な「聞き」があるんだと思っています。「受動的な聞き」は、スピーカーと自分との関係を固定化して考えるものかなぁと思っています。そこではスピーカーは「他者」として存在します。それに対して、「能動的な聞き」は、スピーカーの語りは自分の語りとパラレルに存在します。スピーカーは「他者」ではあるのですが、それを触媒として「自分のストーリー」が自分の中で語られます。なので、スピーカーの語りは絶対化されない。「体」は動かないけど、「心」が動く。そういう語りをしたいと、常に思っています。きっとそこに「参加体験型」という「手法」は必要とされないんだと、わたしは考えています。
てことで、分科会の意図は充分に感じながらも、どこかに違和感を感じながらの分科会でした。てことで、あまのじゃくなわたしを許してくださいね>ファシリテーターのみなさんm(__)m

今日は勤務日

まぁ、すでに冬休みに入っているし、年休は山のようにあまっているし、年休のカウントは12月31日でリセットされるので、あまり仕事に行きたくないのですが、やっぱり行かないわけにもいかないので、今日は勤務日です。
と、突然午前中に怒濤のような急ぎの仕事が入って、作業作業作業です。ふぅまいった。
でも、午後には「ながら」になって、結局夕方にはのんびりペース→おしまいという感じ。まぁ、今年1年を象徴するような仕事の入り方でしたねぇ。

トランスジェンダー生徒の支援のあり方について

午前はちょいと自宅で用事。
午後からは、昨日の交流会に福岡からわざわざ来られた方々と「話」です。ちなみに、香川から日帰りで来られた方もおられて、びっくりです。
まぁ、名目は「トランスジェンダー生徒の支援のあり方について」ということで話です。
まぁなんちゅうか…。どうも学校の教員って、先回りして準備をしたがるような気がするのですが、わたしの性にあわないんですよね。たぶん、「問題を避ける」「リスクを避ける」ということなんだと思うのですが…。まぁそれはそれでいいんでしょうが、わたしは「問題が起こった時がチャンス」「リスクを越えて強くなる」という考えなので、あまり先回りの準備はしない方がいいんじゃないかと思っているのです。もちろん、「リスク」については、それなりに計算をして「安全なリスク」を提示するわけですが…。
でも、まぁ今日も実質は「おたふくで呑み」です。お好みをつついてバクダンを呑みながら、ダラダラと話です。いつものおっちゃんたちに囲まれて、女(含むわたし(笑))で、のんびりとブランチを楽しみました。

で、T中へ

夜はT中へ移動して、忘年会パート2です。なんか、Eの井さんとかQさんとかKよぽんとかから声をかけられていて、「まぁ大阪にいるからええか」と行くことにしました。
途中から、「ネコがどうした」とか、「梅酒をつくってもらうなら誰がいいか」とか、なんかわかる人にしかわからん話になってしまったのですが、かなり楽しかったですね。わたしの向かい側におられたパキスタン*1の方と大笑いしながら、楽しいひとときを過ごしました。
にしても、現在T中国際交流協会、ほんとうに大変な状況にあるようです。T中に住んでおられる在日外国人の支援活動をしておられるのですが、こういう活動って、「赤字前提」「よくてトントン」が前提なんだと思います。というか、行政のセーフティーネットからこぼれた(こぼしている)人たちの支援ですから、どちらかというと行政の尻ぬぐいをしている。それを、大量のボランティアと期限付きの雇用の職員に支えられてなんとかやっているわけです。ところが、こういう活動への批判があったりするわけです。曰く「国際交流協会なんだから、支援ではなく交流事業をせよ」みたいな。そんな逆風の中でふんばっておられるみなさん、やっぱりなんらかの形で「支援」をしないといけないなぁと深く思うわけです。で、わたしができることは「呑みに行く」だったりするわけで^^;;。
結局、2次会にも参加して、終電でなんとか帰れましたとさ…。

*1:だったと思う

トランスジェンダー生徒交流会・忘年会

今回の交流会は、鍋をつつきながら忘年会&全同教の報告会という趣向です。
とりあえず、鍋は2種類。いつもの「チゲ」と「ピェンロー」。ところで、鍋をつくるためには野菜が必要。→野菜は重い。ところが、ちょっと前に腰を痛めてしまったということで、古株のメンバーに声をかけて買い出しを手伝ってもらうことにしました。
にしても、交流会をやるとなると、家を出るのが8時半になります。やっぱりきついなぁ…。でも、はじまってしまえば、別にどうでもいいんですけどね。
にしても、鍋はいい。しかも、「チゲ」とか「ピェンロー」は楽。なにしろ、野菜を煮込んでから出せばいいので、「鍋奉行」がいる必要もないし、世話をする必要もありません。みんなで「うまっ」とかいいながら鍋をつつきます。初参加の人もたくさんいたけど、だんだん雰囲気になれてきてくれたみたいです。
やがて、全同教の報告会。
まずは、地元で活動しておられる特定非営利活動法人JUMPのT川さんからです。「地域でつくる子どもの居場所「バッチリスタディ教室」」というタイトルで全同教で報告をされました。地域の子どもたちの状態、なぜバチスタをはじめようと思ったのか、現在どんな活動をしているのかなど、ほんとうに深い話を聞かせてもらいました。
続いて、大阪府立H高等学校のK多村さんからの報告。「性は「わたし」です〜トランスジェンダーの生徒とかかわって〜」というタイトルで全同教で報告されました。内容は、トランスジェンダー生徒交流会の1期生Aくんへのかかわりですね。わたしも知っていることがたくさんあって、「思いかえせば6年目のつきあいになるなぁ」などと、ちょっと感慨深かったですね。
てなことをしているうちに、終了の時間。参加者のSさんがつくってくれたケーキを希望者が食べながら片づけ開始です。
さぁ、次の交流会は3月か…

出会い直し

考えてみると7年前からの知りあい。
でも、いままで「別の角度」からしか話をしませんでした。どころか、わたしの話は意識的にしなかったんです。
そんな「彼」から恋愛相談を受けたりして。なかなか楽しい夜でした。

脱稿

なんとか1月号の原稿も出しました。ふぅ…。学級通信と一緒で(笑)、徐々にせっぱつまってくるなぁ。でも、最初の勢いがおとろえてからが、実は味が出てくるんですよね。書くのはしんどくなるけど(笑)。

授業最終日

すみません、すみません。
今日が授業の最終日でした。しかも、半日だけ。
授業はというと、ちょこっと残してあったところをサクッとやって、あとは「冬休みの宿題」を配って、あまった時間はのんびりとすごしました。
「先生、クリスマス、誰と過ごすの?」
「家族と一緒に過ごさなあかんねん(笑)」
「へ〜、ええなぁ。うちには家族あらへんし」
「どないしたん?」
「入院してはるねん。でも、年末は帰ってきはるねん」
「そうかぁ、よかったなぁ」
実は、この「のんびりタイム」が大切なんですよね。クラスの中で、誰と誰がひっついているのか。どんな会話をしているのか。ここから「3学期」のクラスへのかかわり方がはじまるんですよね。