今日はちょうど「谷間」の日です。
こんな日は、採点もして、たまっている仕事もして、家に帰ったらご飯もつくって…。そんなふうにしっかりと使わないとどうしようもありません。
パートナーは相も変わらずインフルエンザ。今晩はかなりしんどそうです。子どもたちもゲホゲホ言いはじめました。やばいなぁ…
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今日はちょうど「谷間」の日です。
こんな日は、採点もして、たまっている仕事もして、家に帰ったらご飯もつくって…。そんなふうにしっかりと使わないとどうしようもありません。
パートナーは相も変わらずインフルエンザ。今晩はかなりしんどそうです。子どもたちもゲホゲホ言いはじめました。やばいなぁ…
朝、さすがにしんどい…。でも、なんとか起きて動きはじめると、動けるものですねぇ。
とりあえず上の子どものお弁当をつめて出勤。
1時間目の試験監督が終わったら、速攻家に引き換えします。で、向かうは大阪市南部のN吉高校。
ここは新渡日の子どもたちの受け入れをやっている単位制の高校で、「全国在日外国人生徒交流会」にも、毎年多数の生徒を送り出してくれているところです。すごくいい学校だと思うんですが、あまりにも自由なシステムなために、近隣の住民からは評判が悪いとか。う〜ん、もったいない…。でも、人気が上がるとしんどい子が入れなくなるしなぁ…。ジレンマですね。
で、教職員研修会の開始。
集まってこられる方々、すごく互いに仲がいい感じです。ワヤワヤと入ってこられて、みなさん笑顔で話をしておられます。「研修、イヤやなぁ〜」という感じがまったくありません。すごい学校です。
話しはじめると、反応がいい!なにより校長にウケまくっています*1。いい人です。
てことで、2時間きっちり、すごく楽に話をさせていただきました。ほんとうにわたしも楽しませていただきました。
*1:わたしのネタは遵法・違法のギリギリのラインを狙っているところもありまして^^;;
ムラ巡りが一通り終わってから、再びK中学校へ。
「話がしたい人がいたらおいで」
と言ってあったので、まぁ質問受付です。最終的にはほとんど質問は出てこなかったのですが、10人ぐらいの子どもたちが、ずっとわたしのそばにいて友だちとダベっていたのが、なんとも印象的でした。たぶん話があったけど、シャイな子どもたちらしいので、話ができなかったんだろうなぁ。
夕方から、近くで総括交流会。おいしいお酒とおいしい料理で満足満足。
それでも今日は早く帰れそうです(笑)。
にしても、なんでI岡さんはお酒呑まないのにおいしいお店をいっぱい知っているんだろう…。
K中学で対応されていた方は仕事があるので、ここからはI岡さんにお世話になります。
まずは「宇奈月」というラーメン屋さんで軽く腹ごしらえ。その後、定番のムラ巡りです。
滋賀県の村の中にも、どうやら「街道筋系」と「荘園系」があるらしいです。「街道筋系」は、どちらかというと後発のムラで、やっぱり「荘園系」が老舗みたいです。
まずは、そんな「荘園系」のうちのひとつのムラに案内してもらいました。最初に見せてもらったのが川の堤防。一般地区には石垣があり、ムラの側にはありません。高さもぜんぜん違います。なんでも伊勢湾台風の時に、ムラの側は水に浸かりそうで避難しなくちゃならなかったとか。一方一般地区の方は誰も避難しなかったとか。で、ムラの人たちが避難した公民館は畳が全部あげてあって、土間で寝なくちゃならなかったとか。そんな話を聞きながら小さなムラを案内してもらいました。
続いていったのも「荘園系」のムラです。まずはムラ墓から。なんでもやっぱり伊勢湾台風の時にお墓が流されて、ようやく集めることができた遺体を埋葬した「新墓」です。となりには一般地区のお墓があって、場所が違う。そんな墓石の中に、「◯◯改△△」というものがありました。水平社ができる前から「改姓運動」をしていたひとつの証左とか。
で、つれていってもらったムラ。もともとあったところは、今は銀杏の大木が一本あるだけの河原になっています。ふたつの川の合流するところにあるその河原。よくよく見てみると、先ほどのムラと同様、堤防の高さが明らかに違います。目を閉じるとその河川敷に所狭しと並ぶムラの営みがなんとなく見えてきます。ここも洪水の危険性からやがて移転をしたということです。
最後につれていってもらったのは、「街道筋系」のムラ。ここはムラ全体で「地区指定」を返上したとのことです。そこから移転した人々が近くに新たにムラを形成しておられて、こちらの方は改善事業が行き届いています。どちらがいいのか、なんか複雑な思いでふたつのムラを車の中から見せてもらいました。
で、車いすを押しながら芦原橋勤務の友だちに連絡。新今宮駅で待ちあわせです。向かうはジャンジャン横町。友だちとふたりでホルモンをつつきながらたわいもない話でギャーギャー盛りあがります。これやなぁ。
やがてもう一人の友だちも合流。もっともこちらはお腹いっぱいなので、河岸を変えて天王寺に行くことにしました。
3人でギャーギャーやってると、突然隣のお客さんから
「あの、いつきさん?」
と声をかけられました。
「へ?」
「実はT県で…」
「あぁ、あのときの」
メチャ奇遇です。というか、天王寺の飲み屋で会うか?
ここから気がついたらふたテーブル入り乱れての大宴会になってしまいました。いや、すみませんすみません。
結局家に帰ったのは午前様…。
とりあえず1時間ほど研究室でダラダラして、外に出ると、車いすの人がたたずんでおられます。ふと
「お手伝いしましょうか」
と声をかけると、
「あ、お願いします」
と言われてしまいました(笑)。実はちょっと先を急ぐんだけどとは思ったのですが、まぁこれもなにかの「縁」ということで、車いすを押しながら最寄りの駅へ。
いやぁ、車いすって、たいへんだ!まずは一般道。一般道って、水はけのために「かまぼこ型」になっています。すると道路の左端を車いすを押していると、左へ左へととられていきます。おかげで左腕にえらい力が必要です。
「まぁ誰もいなかったら自分で行くんですけど、けっこうしんどいんですよね」
とは車いすユーザーの方の弁。なるほどなぁ。
しかも、なかもづ駅に着いたところで、一番近い出入り口は使えません。なので、いったん南海のホームまで行って線路を越して、その向こうにあるエレベーターを使わないと降りられません。メチャ遠回りです。さらに、エレベーターを降りると改札までは緩やかだけど長いスロープ。車いすユーザーの感覚になると、「これはたいへんだ」と、思わず考えてしまいます。
でも、これって経験しないとわからないですね。今まで何回もここに来たんですが、今日はじめてわかりました。うん、いい勉強だ。またネタをひとつゲットです。
パートナーに握っておいてもらったおにぎりを受けとって、電車に飛び乗ります。で、向かったのは大阪府立大学。今日は、毎年恒例の社会福祉関係のお座敷です。
今年はどんな感じなのかなぁと思ったのですが、やっぱりいい感じでみなさん聞いて下さいます。中には本当に食い入るような目つきで一生懸命聞いて下さる方もおられます。もう、なんか、恐縮です。惜しむらくは「笑い声」が小さい。いや、確実に笑ってもらっているのですが、どうもとまどいがあるみたいです。でも反応がいい感じだったので、枝葉が多すぎて、最後まで行くのがえらいこってした。
途中、「わけわからん」という顔をしている人がいたので、どういう人か聞いてみたら、中国からの留学生だったとか。あかん。コテコテの関西弁で偉い早口だから、わかるわけがないです。ふぅ…。まだまだ修行が足りません。
終わってから、しばし研究室で「変態であるかどうか」についてのよもやま話。「ノイズであり続ける」ということの大切さと、そのことのしんどさみたいなことについて話が出てきました。ん〜。たしかにノイズであり続けることはしんどくないと言えばそうなんですが、「キメ」てしまえば、それはそれなりな気がする。っていう感覚なのが変態なのかなぁ。
その後、講座担当者同士の会議がはじまります。にしても、来週の講座の内容を今話さなくちゃならないという、えげつない状況なんやなぁということを実感しますねぇ。