初日はきつい

朝、身体が動きません。なのに、今日から2学期です。でも自業自得です。
とりあえず職場に着いたのですが、今日は相当ハードな一日になりそうです。
まずはいきなり文化祭に機材出し。なにせ、午後一番から機材講習会をしなくちゃならなくて、そのために機材を準備する時間なんてあるわけがありません。おそらく通常ではぜったいにまにあわないわけですが、そこは放送部の連中、なんとかやってくれました。
で、午後からは機材講習〜芝居小屋づくりです。
うちの職場では、2年生は小さな体育館で小演劇をやります。もちろん舞台は仮設です。床は柔道用の畳を6段重ね。幕は暗幕をつるすだけです。で、その暗幕はロープにつるすわけで、そのロープはギンギンにはってあげないといけません。ここでわたしの出番です(笑)。
かつて
「どこの地域にもロープ張りが得意なおっちゃんがおるなぁ」
と言われたわけですが、まぁそういうことです。
それにしても真夏の体育館の天井近くはえげつない暑さです。キャットウォークの上でロープを締めていると、全身から汗が吹き出してきます。脱水症状になりそうです。とにかく3本ロープをはったところで
「レスト」
とひとこと言って、しばし涼みます。
それからも暗幕をつるしたり、放送器具のセットをしたり、あれやこれやしていると、あっという間に6時過ぎです。
もうダメ、今日は帰りましょう。
家に帰ってお風呂に入ってビールを飲んで、ようやく一息です。
上の子どもが
「ダーティー・ハリー、借りてきたし、見るか?」
と聞いてくれます。でもまだレンタル期間があるみたいなんで、今日のところはケンミンショーにしておきますか。

で、総括

佐久間さんにはしばし職場でダラダラしてもらって、同僚の車で京都市内へ。で、厳しい総括の場所へと向かいます。
とりあえず、他の若い衆が来るのを待ちながら、しばしふたりで話。やっぱり講演では言えないネタこそがおもしろいですね。やがて、若い衆が三々五々やってきます。ど同時に、盛りあがりが加速していきます。佐久間さんも話の感じがどんどん「現職の先輩」にもどっていきます。きっとこういうのが大切なんですよ。先輩として伝えなくちゃならないことはやっぱりあるわけで、それを伝えることを怠ると、単なる「年寄り」になってしまうのかもしれません。
てなことで、10時前に解散。いや、佐久間さん、明日も朝から仕事らしいです。大丈夫かなぁ…。

「自尊感情を育てる学校づくり」

今日はうちの職場の人権教育研修会です。ふだんは呼ばれる側ですが、今日は呼ぶ側。これはこれで、かなりプレッシャーがあります。なにがプレッシャーかというと、うちの職場の皆さんの反応なんですね。
基本的には「いま、これが課題だろう」「いま、これが関心事だろう」「いま、これを知りたいと思っているだろう」というふうに、風を読みながら、「この人!」と自信を持って人を選んでいます。でも、その読みがあたるかどうかはわからない。
今回は、春の研修会で「自尊感情がわからない」という質問が出てきたので、その流れの中で佐久間敦史さん@大阪教育大学に来ていただきました。
佐久間さんとはまだ数回しかお会いしていないのですが、でもすごく印象的な方なんですよね。なにより、数年前に
「これが最後の仕事なんです」
と言われ、話をさせていただいたことがありました。当時はまだ小学校現場におられながら、人権教育研究会の仕事もしておられ、若い教員の育成もされているという、すごくご多忙な頃だったんだと思います。

で、今日の講演会。
まずは地元のネタから行くあたりが、基本的に「やっぱり関西人」です。その後、子どもたちの意識調査の結果なんかを出されるわけですが、そこへのツッコミが、同年代*1にはかなりウケる内容なんですね。かなりまじめな内容なはずにもかかわらず、ところどころで笑いが出てきます。すごいよ。
最後にリフレーミングのワークショップをして終了なんですが、最初に言われた
「夏休み最終日なんだから、さわやかに終わりましょう」
という言葉通りの終わりでした。終わってからの皆さんの表情も、いつになく柔らかかったような気がします。
いやぁ、感謝です!

*1:40代以上という感じ

立場は違えども

当然終わってから打ちあげなわけで。ここではY中学校の教員以外のお友だちも来てくださいました。で、なんだかんだと話をしていたのですが、しばらく話をしていると、
「ボク、いつきさんとは別の組合に入っています」
という人がおられました。でも、この人、うちの組合の人よりも組合らしい感じなんですよね。パウロフレイレがどうの、イリイチがどうのと、話がガンガン進んでいきます。すごいよ!
そう言えば、U市にも同じような人がいたよなぁ。結局、どこに属しているかじゃなくて、その人が何をしているかなんですね。もちろん、組織が最大の課題になる局面では、それだけではすまないところもあるわけなんですが、でも、日々の教育実践ではそういうことなんだろうと思いました。
あぁいい呑み会だった。けど、あしたが心配だ(笑)。

なごやかな空気

今日の午後は滋賀県のY中学校の教職員研修会です。ここの学校には昔からの友だちがいます。その友だちが
「ぜひ」
と言ってくださったので
「じゃぁ」
となりました。さらに、事前打ちあわせに来てくださった時に
「ノリが悪いかも」
と言われたので、これは気合が入るというものです。でも、午前中が午前中だったしなぁ…。
会場に入ると、机がコの字型に並んでいます。これ、けっこうプレッシャーと言えばプレッシャーなんですよね。でも、前の列があいているよりもやりやすいか…。
で、話しはじめたのですが…。
ノリが悪いなんてとんでもない。みなさん和やかな感じで聞いてくださいます。なにがうれしいかというと、笑顔ですね。
話をしていて一番しんどいのは、無反応です。まさに「いつき殺すにゃ刃物はいらぬ。無視のひとつもあればいい」ということです。まぁさすがにこんな経験はないのですが。というか、会場全員が無表情ということはまずあり得なくて、誰か反応をしてくださる方がおられるから、しんどくなったらその人を見て元気をもらって、また次にしゃべればなんとかなるわけです。
で、Y中学校のみなさんは、そんな心配なんてかけらもありません。
終わってからお友だちと話をしていたんですが、それこそが中学校の教員の持つ力なんでしょうね。人を試すんじゃなく、人と共感する。そうでなければ中学生と一緒には過ごせないんだと思います。いい経験をさせてもらいました。

スルー力

今年も決戦の日がやってきました。
まずは身長と体重。クッ。体重が増えてる。身長が減ってる(笑)。
続いて視力検査。まぁどうでもいいや。
血圧…。普通ね。
さて、腹囲…。グェッ。増えてる。それも大幅に。まぁしゃーないよな。こんな生活をしていたら…。まぁ秋からランニングをして絞ろう。
で、心電図。ふむ。タオルを掛けてくれたから1勝。
さて、いよいよ血液検査。いや、血液検査の内容がどうとかいう問題ではなく、ここで問診票のチェックが入るんですよね。「生理欄」はもちろんチェックしてないし、「たばこ欄」はいつものように中途半端なチェックしかしていません。ここでやりとりができるかどうかが、今日の一番の関心事なんです。ところが…。完全スルーですOπ。これはかなり悲しい…。引き分けかな…。
あとは内科医のチェックと聴力検査。ここはなんもなし。
ということで、今日の戦績は1勝1分。でも、試合に勝って勝負に負けた気がする。

やっと日常

朝、学校についてみんなとあいさつ。
「ごぶさたしてま〜す!」
「おかわりありませんか〜」
そりゃそうだわ。前に職場に来たのは11日。そこから夏期休暇〜出張〜土日(神奈川)ですから、10日以上来ていないんだ。
さて、今週から2学期がはじまります(;_;)。そろそろモードを日常にしていかないと、みんなについていけなくなるぞ。

夜、家でご飯。これも久しぶりです。ちなみにパートナーは友だちとビアガーデン。まぁあれだけわたしはムチャクチャやっていたわけだから、当然
「行ってらっしゃーい!」
です。
もっとも、ちょっと用事があって家に帰るのが遅くなったので、上の子どもに
「なんかつくっておいて」
と電話したら、
「かぁちゃんがおでんつくった」
とのこと。ほんまにえらいなぁ…。で、
「遅くなるし、先食べてて」
とだけ伝えて帰りました。でも、子どもたちは待っててくれました。
もう、ね…!

呑むと体調はよくなるのか?・死のロード(5日目・その2)

「どこ行きましょう」
「どこにしよう」
と言いながら雨の降る新橋の駅近辺をウロウロ。なんでも節電とやらで、あまり店が開いていません。それでもなんとか居酒屋を見つけて入ります。
しばらくはぼそぼそと近況報告なんかをしながら話をします。と、電話が…。東ジュンさんでした。で、合流。
そこらあたりから、わたしもだんだん体調が復活してきて、話のテンションもあがります。
「いつきさん。いつきさんって、失敗した時、落ち込むけど反省しないタイプでしょう」
図星です(笑)。
関西人と関東人の「大切な話の聞き方」の違いについて、たっぷりと話をされてしまいました。う〜ん。
なんだかんだと6時過ぎまで話をしているうちに、I本くんが合流。4人で〆のラーメンを食べて、とりあえず4泊5日の死のロードは最終局面を迎えます。

とにかく新幹線のチケットをゲット。なんとか乗り込んで、あとはひたすら寝ます。ぜったいこの時の二の舞だけは避けなければなりません。まだ乗り越した方がマシです。そのための新大阪どまりです(笑)。でも、なんとか京都で降りて、最寄り駅まで行ったらパートナーが来てくれていました。
あ〜、長かった…。

たまにはちょっと遠回り・死のロード(5日目・その1)

朝起きると、体調は最悪です。でも、1時に東京に集合です(笑)。
なんしか朝ご飯を食べて、10時までゴロゴロ。さて、あと3時間どうしよう。ここは藤沢…。そうか、江ノ電に乗ろう。
てことで、江ノ電に乗車。
いやぁおもしろい!第1印象は
「狭っっっ!」
実は叡電みたいなもんだろうと思っていたら、ぜんぜん違います。線路の両側すぐに家が建ち並んでいます。しかも、かなり曲がりくねっています。なので、当然見通しが悪い。はっきり言って、こわいです。しかも、そのコーナーのRがきつい。かなりヤバイです。でも、海あり川ありトンネルありと、なかなか変化に富んだ30分でした。こんなのもいいかも。
で、鎌倉からJRに乗って新橋へ。待ちあわせの時間まで少しあります。あまりにも体調が悪いので、足ツボマッサージ屋さんへ。出てこられたのは、やっぱりフィリピン人ぽいおばちゃんでした。
「う゛」
とかうめくと
「イタタタタ?」
と、笑いながら優しく聞いて下さいます。すごくいい感じでした。30分押してもらってずいぶんと身体が楽になったところで、U兄と合流(笑)。