昨日の夜、とあるメールがあってあわてました。その後、ずっとどうしたものかと思う朝です。そうそう、東九条マダンもどうしたものか。なにしろ、その日、わたしはいない。さらに、Aっちゃんもいない。てか、今週末に予定されている「事後合宿」はどうなるんだろう。MLがまったく動いていません。事後合宿の有無によって、翌日にある京都の交流会の動きが変わります。
とにかく、なにもかもががっちゃんこしてしまっていて、動きがとれない。どうしたものか。それでも、できるところからひとつずつほどいていくしかないですね。
まずは事後合宿か。「誰が来るの?」と投げてみました。うーん、参加者、メッチャ少ないやんか。これは対面はムリやな。ということで、ひとつ解決。てことは、京都の交流会は「あんな感じ」になるのね。
東九条マダンと京都の交流会は子どもに頼りますか。「お願いできる?」とラインしたら「しかたないな」という返事。すまぬ。
あとはリビングライブラリやな。
今日も代講があって、しかたないからプリントをつくって配って、まぁこれでいいやろと思ってたら、ひとり質問に来ました。
「あのこれ」
「なに?」
「a1≡a2 mod(17)でですね」
数学オリンピックの問題でした。
「わたし、数学が専門じゃないからわからんわ」
「でも、教科は数学ですよね」
「教科は数学やけど、専門は社会学やねん。ほら、ここみたらわかるやろ」
と言ってresearch mapを見せたら、納得してくれました。
「もっとちゃんとした数学教員に聞きや」
そんな感じで家に帰ってzoomです。が、19時スタートのzoomがいつまでたってもはじまりません。やるかやらないかの連絡もないので、ビールを呑もうにも、動きがとれない。15分にやっと開始。結局1時間ばっか会議でした。まぁ、どうなるかなぁ。
ここでやっとビール。疲れた。
そうだ、寝る前にパートナーに脚のアロマをやってもらおう。実は火曜日の早朝に右足ふくらはぎが痙ったんですけど、なまじ筋トレしてるから痙り方も激しくて激痛でした。それをかばってフィールドワークしたから、右足の太ももが痛い。このままだったら、明日、動きがとれない。
違憲判決が出た
今日は午前に2発授業です。と、代講依頼が…。ごめん、午後はあかんねん。授業はプリント学習にしようかと思ったけど、今日はやめときましょう。
空き時間にあちこちメール。いつものことですが、10月終わりから11月にかけては、かなり火がつきます。とりわけ今年はきつい。リビングライブラリをもう一週うしろにすればよかった。来年はそうしよう。と思うたびに、まだ自分は「いるつもり」なんだなと思います。
午後はzoomで研究会。脳みそがついていってません。が、なんとかかんとか発言ができたかな。研究会の終盤、突然ポップアップが出てきて、「性別変更の手術要件めぐり 特例法の規定は憲法違反 最高裁」の文字が…。
びっくりしました。なので、すぐにzoomのチャットに転送。するとみんな、バッと顔が輝いて「おお!」という声が。
ちなみに、みなさんシス女性です[1]たぶん。
この違憲判決はほんとうに大きな一歩だと思います。しかも全員一致だしね。ご尽力いただいた方々には頭が下がります。まぁでも、わたしも微力ながらこんなことやこんなことやこんなことはやりましたけどね。
わたし個人は、オペはしたい人がすればいいと思ってます。そのために、ほんとうにオペがしたいのかどうかを、自分自身ととことん対話をしてほしい。対話をするためには、オペに付随する余計なものはないほうがいい。純粋に自分の身体を眼差すこと。
そう考えたとき、特例法の要件は、あまりにもジャマです。だから、反対してる。
もちろん「わたしのため」ではないです。後輩たちのためです。わたしは戸籍制度を叩き潰すまでは性別変更しないと決めてます。だから、たぶんずっとこのままでしょう。知らんけど。
ちなみに、違憲となったのは第4項で、第5項は差し戻しなんだとか。
つまり、トランス男性はOKで、トランス女性は×ということですね。そういうアンバランスを高等裁判所はどう判断するのか。
ちなみに、昨今、みんなが大好きなお風呂問題ですが…。
実はトランス男性の方がハードルは高い。だって、男女問わずに性器を隠す人はいます。トランス女性もそのひとりになればいい。でも、トランス男性で、特に胸が大きい人はたいへんです。男性で胸を隠す人はほとんどいない中で隠さなきゃならない。隠さなければ見られる。見られたら混乱が巻き起こる可能性がある。あるいはトランス男性が性暴力にあう可能性が出てくる。
ここで問題なのは、こういう話がまったく出てこないところですね。つまり、トランス男性のことは、みんな興味の外だってことです。ここにあるのは、トランスジェンダーの問題ではなく、ジェンダーの問題です。
しかし、いつも思うことは、トランスヘイターが「手術してない人がお風呂に入るかもしれない」といい、それに対抗する人が「そんなことはない」ということのむなしさです。
本来は手術をしてようがしてまいが、性暴力を意図せず、その場が混乱しない形であれば、自認する方に入ればいいと思ってます。だって、「一瞥」による性別は手術とは無関係です。逆に手術の有無にかかわらず、外見が自認する方になってたら、出生時に割り当てられた方に入ると、メッチャ混乱します。それは、わたしは経験済みです。
なのに、「反論」するために、自らの行動の可能性を狭めてしまう。それがむなしい。
しかし、「coming out story」の「あの」シーンを誰も何も言わないのがおもしろいな。まぁ、ひとまわり前の映画だからか…。
footnotes
↑1 | たぶん |
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人の世に熱と光を ー水平社創立の思想に学ぶー
今日は先週金曜日から延期になった体育祭の日です。体育祭と言えば、朝が早い。7時集合です。てことは、メッチャ早く家を出なきゃならないし、メッチャ早く起きなきゃならないということです。しかも今日は火曜日、出張日です。よりによって水平社博物館に行かなきゃならない日です。どうするねん。
まぁでも、淡々とこなしていくしかないです。
てことで、7時に出勤。放送部員もすでに集まりはじめてます。昨日機材の半分くらいは運んであるので、今日はスピーカーの設置から。
部員がスピーカーを運んでくる間、わたしは朝ごはん。体育祭の日の朝ごはんは卵とハムカツのコッペパンとタリーズのブラックコーヒーと決めてます(笑)。これを誰もいないグラウンドを見ながら食べるのがいい。
てことで、スピーカーの設置が終わったら、スピーカーケーブルの敷設です。
体育祭ではスピーカーは3発出してます。なので、アンプは2台。片方はステレオモードで、もう一方はブリッジモードです。ふたつのアンプに音源を食べさせるためにミキサーを設置してあります。
ここまでが、ひとブロック。ただし、これはスピーカに近いところに設置します。放送席はこことは離れたところに設置するので、お次は放送席までケーブルを伸ばさなきゃなりません。これらはすべて空中配線をします。ここで、体育祭恒例の「サル」が登場します。電柱に登って高いところにケーブルを引っ掛ける役です。それが終わったら、あとはケーブルを放送席まで持っていって、放送席のセットをしたら完了です。
さてと、音は出るかな。出たな。でも、なんかハム音がする。ケーブルが細いからなぁ。まぁ、実際に音を出したらマスクしちゃうでしょう。問題は2つのアンプの音量バランスですが、このあたりは勘ですね。
てことで、8時半に設置終了。よくできました。
てことで、無事、開会式開始。今日は副顧問も放送席に座ってます。いろいろ部員とコミュニケーションとってるのはいいんだけど、なんか「指導」っぽい。できれば一緒に働く仲間になってほしいんだけどなぁ。そういう意味では、できれば設置のところから来てほしいところだけど、勤務時間外だからなぁ。しかし、一番大変なのは設置と撤収なんだけどな。まぁええか。
開会式がすんだら9時半です。さてと、あがりましょう。しばし職員室でメールチェックとか今日の準備とか。そしてスタートです。
さてと。JR奈良から桜井線→和歌山線にするか、大和路線→和歌山線にするか。やはり前者かな、ひなびた感じを楽しみたい。
でも、途中、この間もらったこれの抜き刷りを読んでたり。うーん。あの時、小栗さん、質問されたけど、完全に向こうが専門家じゃないですか。でも、わたしが言ってる話とかなり共通点があるので、うれしいな。
てことで、掖上駅に到着。テクテク歩いて水平社博物館へ向かいます。が、ん?妖怪アンテナが!こんなところからムラなのか?いや、違う?もう少し歩いたところで、明らかにムラに入りました。なるほどな。てか、お好み焼き屋さんがありますがな。入りたい!でも、そんな時間はありません。
てことで、水平社博物館に到着。
まずは駒井忠之館長の講演です。が、うちの事務局長に「レジュメです」と送ったメールにデータを添付するのを忘れてたことが判明。急遽博物館で印刷してもらうことになってしまいました。すみません、すみません。
で、講演。まずは水平社設立時の有名な写真から。なんか、7人なんですね。まぁそれはいいとして、まずは平野小剣からひとりずつ説明されますが、これが詳しい。さすがとしか言いようがありません。そして水平社宣言へ。とは言え、これは「水平社設立大会宣言」で、綱領•宣言•則•決議を一体として捉えなきゃならんという話です。その後、さらに細かいところに突っ込まれていきます。例えば「吾々」は「特殊部落民」を指し、「吾等」は「すべての人」を指すとのことです。なるほど、だからこそ、普遍性を持つんですね。
とにかくこうやって、ひとつひとつの文章を細かく分析していかれます。これはすごいわ。
もちろん、守安さんとか朝治さんなんかの力は借りておられるんでしょうけど、でも、独自に調べておられることもきっと多々あるだろうし、ほんとうにこれが「専門」というやつだなぁと、あらためて思い知りました。
講演のあとは水平社博物館の見学です。個人的に好きなセクションは「帝国弘道会」→「大和同志会」→「燕会」のあたりかな。ちなみに、この頃同時多発的にあちこちで同じような会ができていて、それらが大きなうねりとなって水平社へとつながっていく。このあたりのダイナミックな感じはたまりませんね。
あとは、各地の活動家のコーナーもおもしろい。誰を見ても若い。ほんとうに若さあふれる集団だったんでしょうね。
それにしても、水平社の設立に居合わせた人たちの気持ちって、もしかしたら規模は小さいけど、stnの設立の時と同じような感じだったのかもしれないなぁと、ふと思ったりしました。
そして自主フィールドワーク。基本的には1年弱前に案内してもらった内容を半分以下にした感じで、さっくりまわりました。
さてと。日も傾いてきたし、帰りましょうか。
許容できるか否か
朝、身体が動きません。なので、少し寝坊。と言っても二度寝したらアウトなので、おふとんで横になる時間を少し増やす程度です。ほんの少しのゴロゴロが、ほんとうに大切です。
で、いつもの電車に乗って、いつもの時間に到着。朝は立番から。先週に続いて新採の方が隣に来られました。しもた、ネタを準備してなかった(笑)。
月曜の朝は少し余裕があるのが助かります。あまりキリキリせずにいろんな準備ができます。ただ、今日は短縮授業なので、そのぶんだけがせわしない。そうそう、福岡さんから送られてきた文章を読まなきゃ。
午前の授業も午後の授業も軽くこなして、放課後は明日の準備。とは言え、ほぼできているので、最低限の荷物運びだけです。そのあたりは放送部員がやってくれます。
で、いつもの通り、1時間労働者の権利を行使して、夜の仕事に向かいます。
今日のテーマは公立学校にある格差の話です。
まずは発表を聞きましょう。単に発表するだけじゃなくて、みんなから話を引き出して、それぞれの経験が異なることを浮き彫りにしてくれます。うまいなぁ。発表してくれた学生さんも話しておられたけど、個々人の経験は「それ」しかないんですよね。その「それ」を出しあう中で「それら」になる。ただ、実は足りないんですよね。なぜなら、学生さんたちの「それら」は、大学進学を果たした人たちの「それら」なんですよね。
例えば、「一族の中で高校進学したのはひとりだけ」みたいな子もいます。そういう家庭の子だと、大学進学とか、遠い世界のことになる。もちろん、それまでの学校時代にそういう話を交わせる関係があれば、そういう存在も知ることになりますが、多くの場合、学校には「フツーの姿」で来ますから、わからない。
でも、学校の教員は幸いにしてそういう子の存在を知ることができます。その時、どう考え、どう動くかですね。まぁそのためにこのシリーズをやってるのですが…。
発表のあとは、みんなでホワイトボードに書き書き。これが興味深いです。ほんとうにそれぞれがバラバラの生活背景を持っておられます。そんな中から「ここ」に来ておられるんですね。なかでも興味深いのは、「自分が経験した格差は許容範囲か否か」という項目へのみなさんのコメントでした。実は「しかたない」というコメントが散見されたんですよね。
これ、なぜだろう。
なので、あらためて「前近代の身分制によるヒエラルキー」→「業績主義の社会におけるヒエラルキー」→「格差社会におけるヒエラルキー」の図を書きました。そしてひとことコメント。
「現在の日本社会は一見業績主義に見えるけど、実は格差社会なんです。だから、ある階層に生まれると、それがその子の一生を決めてしまいかねない。そういうことをこの本は扱っています。なぜなら、そういう社会を教育という方法でなんとかしたいと思っているからです。だからそこ、そこにある格差を許容できるかどうか、もう少しセンシティブになる必要があるんじゃないかな」
おそらく学生さんたちも格差社会の中に生きておられる。それぞれがそれぞれの変えられない生まれによってもたらされた「しんどさ」を努力で克服して、今ここにおられます。だからこそ、生まれは変えられないし、それを変えるのは努力なので「しかたない」と考えられるんじゃないかな。でも、教員になるとしたら、あるいは教職課程を履修する学生さんとして、それでいいんだろうか。
もちろん、教員であるわたしの立場は「すべての格差は許容しない」です。生まれでゴールの幅が左右される社会は許せません。しかし、それを押しつけてもしかたない。まだ4回目です。あと11回あります。さまざまな投げかけを、このテキストはしてくれている。「ある格差を許容できるかできないか」「ある生まれだからしかたないのか、しかたなくないのか」ということを、さまざまなケースを題材として、ゆっくりと考えていけばいいかな。
アクションパネル
今日も午後に大阪に行かなきゃなりません。まぁでもスタートは「午前の最後」という感じなので、午前のうちに走りましょう。
ということで、まずは筋トレ。きつい。そしてラン。
今日はあまり時間がないから、ジョグ→インターバル6本→ジョグにしておきましょう。それでも合計4kmです。
しかし、インターバルはきついです。特に昼間のインターバルは、前にも書きましたがきつい。暑いからじゃないのは、今日が涼しいだけにわかります。3本ばっかスパートかけたらイヤになります。でも、苦しくてもガマン。5本スパートかけたところで、もう1本とがんばります。そしてジョグ。結果、スプリットは5分35秒→5分37秒→5分41秒→5分37秒でした。トータルで4.1kmを23分12秒で、アベレージは5分38秒でした。
かなり速くなってきましたね。だからしんどかったのかな。
インターバルのあとはシャワーを浴びて出発です。到着したのは中之島。今日は「”Nothing about us without us”が まもるいのち、きりひらく未来」です。
これ、登壇者がおもしろい。まずは朴基浩さん、そして藪中孝太朗さん、さらに岡山祐美さん、そしてわたしです。異種格闘技戦です。早めに着いたら、岡山さんと藪中さんがもっと早めに来られてました。おにぎりをパクついてると、朴さんも来られました。そして、コメンテーターのなほさんも登場。軽く打ち合わせをして、なんとなくアクションパネルがスタート。
朴さんの話、わかりやすい。でも、おもしろい。本来は1時間ほどかかる話を15分にまとめるとか、スーパーです。しかし、生い立ちに「言葉」を乗せて語るとか、すごいですね。まぁ、途中にTedらしき映像があったから、そのあたりの経験があるのかな。
続いて藪中さんの話。西成とか生野とか天王寺の区内における教育格差の話からスタートです。毎週その話をしてるわたしからすると、ほんとうに合点のいく話です。それだけに、藪中さんがされてる「塾」の重要性が伝わってきます。と同時に、誰もが大学に行かなきゃならない世界に警鐘を鳴らしておられます。とても貴重な提言です。ちなみに、司会のKよぽんが「タイトルの「隣にある異世界」ってどういうことですか?」という質問をされましたが、たしかに考えもつかないところに異世界があるんだなぁ。
そして、岡山さんの話。メインは異性介助のことです。たしかに医療者が不足してるのはそうなんだけど、その割を障害者が食わなきゃならんのはアカンだろうという話です。そして、きちんと意思をきくこと。そのためには意思を伝えられること。そんなことの大切さだったかなぁ。
最後はわたし。夏のシンポの内容をリメイクしてみました。が、15分で終われる自信がありません。結果、超速で20分かかってしまいました。が、結局自分のことは言わなかったな(笑)。
その後、なほさんのコメント。「usに死んでしまった人は入るのか」という問題提起があって、パネデです。usかぁ。あまり考えないからなぁ。てか、かつてこんなことを書いたくらい「〜たち」という言葉は、わたしにはあわないです。ただ、こんなことも書いてるので、考えてないわけじゃないです。なので、まぁそんなことをタラタラとしゃべってみました。さらに藪中さんから
「当事者ではない人が「在日」と書いたユニフォームを着れるか問題」
が提起されたりして、なかなかおもしろいなと。もちろんわたしは「居心地悪く着る」というスタンスです。
そんなこんなで、あっという間に4時になったので、閉会のあいさつ。その後しばしダラダラして打ち上げです。ここでは正面に野瀬さんが陣取られて、なかなかディープなテーブルになりました。ここでワインを飲みながらなんだかんだ話してると、あっという間にいい時間になりました。
さてと、帰らなきゃ。さすがに疲れた…。
話したり聞いたり
今日は午後から大阪に行かなきゃなりません。なので、朝のうちからなんとなく落ち着かずそわそわ。それでも昼前にスタートしました。
今日はじんけんスコラの3回目です。テーマは去年もやった「「性の多様性教育」をすすめるために」です。「性の多様性教育」の研究者でもなく実践者でもないわたしが、なんでこんなことをしゃべるんだろう。てか、大人教からもオファーが来て話すハメになって、なんとなくネタ入りしています。やばいな。ちなみに、大人教の時にプレゼンを少し修正したので、まぁマシになったかな。
会場に着いたら、とりまおにぎりをパクついて、準備終了。今日はipadで流すことにしました。が、考えてみると、ipadは画面共有がやりにくいことを思いだして焦りました。が、まぁそこはマニアックな方がおられて事なきを得ました。しかし、あのマニアックな接続方法、スイッチャーを入れたら一発でカタがつくのになぁ。
で、いつもの通りヘラヘラとスタート。「性の多様性教育ネタ」はデータがメチャクチャあって、たぶんメモが追っつかないはずです。でも、いいんです。基本的にはおべんきょ成果のところにある3本をガッチャンコしただけのことです。あとは文献に当たってもらったらすべて書いてあります。まぁその程度の内容ってことです。
しかし、前回に引き続き土屋さんが来ておられて、なんでやねんと。案の定、土屋さんから鋭い質問が来たりして、少し慌てたり。それでも最後に感想を言われた方が、
「性の多様性に、まだついていけない」
みたいなことを言われたので
「複素数の授業の最初にやるネタは「変態が世界を変える」なんです。いま、多様ではない世界から多様な世界へと移行している段階なんだと思います。そこにはきしみや歪みがどうしても出てしまう。でも、その先にはきっとおもしろい世界が待っています。ぜひ、その世界を楽しみましょう」
と答えてみました。
で、わたしのセッションが終わった30分後に「共生社会への一歩を!!」があります。せっかくなので参加しましょう。講師は堀さんです。堀さんとは8月のシンポ以来です。相変わらずフリーダムです。ただし、さすがはインクルーシブ教育です。ドラスティックです。でも、わたしもインクルーシブ教育の影響をかなり受けています。なにより、今の授業方法は松永さんの問いかけへの、わたしなりの答ですからね。
しかし、ここに来ておられた脳性マヒの人のお母さんの話がおもしろかった。なんでも、自分が障害を持っていることを知ったのが高校受験の時だったんだとか。まぁでもこれはおもしろがる話ではなくて、「社会の壁」によって障害に気づく話ですから、高校教員としては深刻な話なんですけどね。でも、その後お母さんと話をしていると、なんでもその後入学した高校は松高だったんだとか。なるほど。
てことで、堀さんのセッションが終わったところで、土屋さんと一緒に「がってん」へ。やがて堀さんも来られていろいろ話。なんでも
「いつきさんは柔軟でおもしろい」
とか言われてしまって恐縮するなど。
そんなこんなで8時過ぎまで呑んで終了。食べすぎました。さてと、帰りましょう。
ノンストップの午前
今日は午前にとある事情でzoom会議があります。なので、立番を少し早めに切り上げさせてもらって接続。すでにはじまってました。
音が悪い。聞こえません。まぁ、ハイブリッドなのでしかたないのかな。しかし、owlかなんか使ってくれたら、もう少しマシなはずなのになぁ。
1時間半かと思ってたら2時間だったので、マジかと思いました。結局、9時から10時55分までzoomで、そのまま授業へ。しかし、zoomの内容、疲れた…。でも、やはりこれは言わなきゃならんなと。
なので、授業の冒頭、ついつい演説。
「1学期の人権学習でも言ったと思うけど、わたしは君たちに対して強大な権力を持ってるからね。それは評価権というやつだ。なにしろ6単位持ってるから、わたしが×をつけたら、下手したら留年になる。そういうのがあるから、これだけの人数の前でわたしひとりがしゃべっていても、君たちは聞くんだよ。だから、わたしがヘラヘラした顔をしてても、それにごまかされたらダメだよ。もちろん、わたしは自分が権力を持ってることをいつも意識している。まぁでも、それを意識してる教員ってどれくらいいるだろうか。たぶん、ほとんど意識してないんじゃないかなぁ。まぁええか。授業な」
なんか最近、ほんとうに授業が楽ですね。なんでだろう。子どもたちが動くからかな。ある生徒が
「数学の時間は時間が過ぎるのが早い」
ってつぶやいたので、思わず
「なんにもしてへんからな(笑)」
と言っておきました。
それでも、ようやくやってきた昼休み。zoomから4時間ノンストップはさすがに疲れました。
なので、少し休憩。身体が動きません。それでもやらなきゃならないことがあるので、いろいろ書類をつくったり、あちこちに連絡をとってみたり。
そんなことをしてたら、あっという間に定時です。帰ろう。昨日はパートナーにフェイシャルやってもらってすごく気持ちよかったから、ボディをやってもらおう。たぶんそれでしばらくは持つはずです。
これが引き継ぎなのかなぁ
今日は1・2・4と3発授業があって、からの、午後は体育祭の予行です。ちなみに、大学だと4時間目は夕方近くに終わる感じかもしれませんが、高校では午前の授業です。もっとも、うちの職場だと4時間目は12時からなので、午後じゃんという話ですが。
問題は4時間目に授業があって、からの、午後の予行です。予行の準備は昼休みにしかできません。ちなみに、予行は体操服です。ということは、部員達は「着替え」→「準備」→「おべんと」となります。着替え場所はもちろん放送部室一択です。となると、着替えと機材搬出が同時並行になります。まぁそれが放送部というものです。そして、準備がいかに早くできるかでおべんとの時間が確保されるかどうか決まります。それはわたしも同じことです。違うのは「着替え」がないことだけです。
まぁそれでもなんとかおべんとを食べられました。ちなみに、部員達はグラウンドで昼ごはんを食べるという。ピクニックやな。
で、予行開始。
まずはマスゲームの練習です。実は体育祭は既に延期が決まっていて、延期先が来週火曜日です。火曜日と言えば出張日です。そして、今度の出張は絶対に行かなきゃならないやつです。ただし、現地は午後なので、朝イチは用事がありません。なので、「7時出勤」→「機材セット」→「ながらになるまで確認」→「出張」というオニのようなスケジュールになりそうです。さらに、マスゲームの時間は出張先にいるはずです。ということで、マスゲームの音楽は副顧問にお願いすることになります。
副顧問さん、やる気のあるマジメな人です。なので、任せると、ちゃんとやろうとされます。それが、なんとなく居心地が悪い。
基本的には、わたしは「自分で考えて」「誰にも言わず」「黙って仕事をする」タイプです。人に仕事を振るのは苦手です。さらに、「自分がやる」と決めたことを他人にされると「イラッ」と来てしまうタイプです。まぁでも今回は副顧問だし、いずれ渡さなきゃならない仕事なんでガマンしますか。
マスゲームの次は行進の練習です。こちらは放送部員が担当しなきゃなりません。顧問の仕事は生徒のサポートです。
放送部の顧問の仕事は、実はものすごく細かい。機材の準備からはじまって機材の撤収までは、もちろん仕事です。それだけじゃなくて、放送原稿のプリントアウトとかもあるし、故障している機材の修理なんかもあります。さらに、各種行事の放送はすべて担当します。誰かから「やってね」と言われようが言われまいが、やります。だから、自分で考えて仕事の段取りを組みます。すでに「仕事」ではないです。もちろん、他の学校がどうしているかはわかりませんが、うちのガッコはそういう感じです。そして、こういうやり方は40年近くかけて自分でつくってきました。それを誰かに伝えるのは、かなりむずかしいです。
そうそう。今日は帰りに放送機材のショップに寄って、生徒が壊した機材の修理の依頼をしなくちゃ。
これ、どうしたもんかなぁ。まぁでも、やるとなったらやるのかな。
代役、つとまったかなぁ
今日は午後から労働者の権利を行使しなければなりません。なので、午前はサクサク事務仕事。とは言え、教科会議とか授業があるから、ほとんどなにもできませんが…。
それでも授業では、月曜日の復習をしてみるなど。ひととおり話をして
「じゃ、授業ね」
というと、
「ずっとこっちの方がいいのに」
というつぶやきが出てくるのはお約束です(笑)。
で、時間がきたのでスタート。到着したのは、前のおべんきょ場所です。なつかしいな。ただ、懐かしむ間もなく、すぐに会場に行ってセッティングです。会場には浜田さんがおられます。浜田さんにはこの頃に、メッチャ楽しい時間を過ごさせていただきました。ちなみに、今回のお座敷は
「誰か紹介して」
と言われて、迷うことなくHがしさんの名前をあげたのですが、残念ながら日程があわず、わたしが行くことになったという。
会場でセッティングしていると、I藤センセが来られてビビるなど。
約1時間と言われたので、何をしようかと思った末に、ミッション5をすることにしました。さてと、お座敷スタート。最初の自己紹介のところに
「2022年に京都教育大学教育学研究科が消滅」
というのをあえて入れましたが、みなさん、微妙な顔をされていました。しもた…。きっとみなさん忸怩たる思いだったろうからなぁ。あとは快調に飛ばして、あっという間に1時間終了。ちなみに、ところどころにあるネタに浜田さんもI藤さんも反応してくださっていて、さすがでした。その後、けっこうたくさん質問をいただいてうれしかったり。
お座敷が終わったら、来てくれていたTじさんと、久しぶりの角打ちです。
「久しぶりやなぁ」
「夏以来ちゃうか」
とか言われながら、とりま赤星。そうそう、今日は久しぶりなので、豪勢なアテときましょう。
なんと、300円もするアテです(笑)。メッチャおいしい。
ここで、小一時間ダラダラ話をして、さてと、帰りますか。晩ごはんは家で食べなきゃです。
語ってフィールドワークして
今日は出張のない出張日です。なので、事務作業日にしましょう。朝は立番からスタート。余裕がある日は、気持ちにも余裕がありますね。
職員室に帰ったら、たまってる校正をしたり、はたまた書類を記入したり。そうそう、放送機材の値段も問い合わせなきゃ。
そんな感じで、ダラダラサクサクと仕事をこなして、ひと息ついたらお客さまが来られました。H江さん@某国際センターです。
なんでも、外国人教育に限らず、京都府における人権教育全般について聞きたいんだとか。本来はHまちゃんあたりに聞いたほうがいいんだろうけど、たぶん高校のことは知らんやろうからなぁ。他を見渡して、知ってそうな人は思いつかないなぁ。
そもそも、京都の人権教育というか、同和教育は某党派の方々がとっておられました。それが30年くらい前に、「わたしたち」がとった。ちなみに、某党派の方々はわたし(たち)のことを「偏ってる」って言ってはりましたが、わたし(たち)は「偏ってて何が悪いねん!」と開き直りながら、「お前らのほうが偏ってるやん」と思っていたという。だって、わたし(ら)、セクトと違って、ノンセクトラディカルやもん(笑)。
ただ、だからといって、同和教育の内容がゴロリと変わるわけじゃなくて、ゆっくりとしか変わっていかないんですよね。さらに「確信犯」は振り切れてるけど、時代の流れの中でゆっくりと変わった人は、根源的なところでは変わりきらなかったところがいっぱいあるわけです。そんな変わりきらなかったことのひとつが「アイデンティティ保障」の重要性の認識だと思っています。結局、「学力•進路保障」で終わってしまった。いや、「学力•進路保障」のためにはアイデンティティ保障が必要なんだけど、とても狭義の「学力•進路保障」で終わってしまった。だから、未だに「個人」に着目する「医療モデル」で人権教育を考えてる。簡単に言えば「個人に力をつける」なんですよね。
さらにその「個人」は生徒だけじゃなくて、教員もなんですよね。つまり、「個人の工夫」で乗り切ってきた。あるいは「与えられた制度」の中で乗り切ってきた。そうなると、その「個人の工夫」や「与えられた制度」ではどうしょうもなくなったときに、途方に暮れてしまう。小中であれば、問題を先送りするし、高校は手を離してしまう。そうやって、日本語指導を必要とする子らが放置されてしまう状況がある。
ただ、「個人に力をつける」が徹底していれば、外国人の子どもたちにも同じ論理でかかわれるはずなんだけど、それをしないのは、おそらく、京都府の学校は、その対象を部落の子らに特化してたってことでしょうね。それもまた「与えられた制度」の限界なんでしょうねまぁ。京都府の高校教員で在日コリアンにガッツリかかわっていたのは、たぶんFじ田さんとわたしくらいじゃないかなぁ。ふたりとも部落の子にもガッツリかかわってきた人間です。そして「与えられた制度」を使いながら、そこからさらにはみ出たところでやっていた。
そういう、「与えられた制度」からはみ出たり、「個人の力」を狭義の「学力」と捉えなかった人は、京都府にはものすごく少ないんですよね。それはおそらく「障害児教育」の捉え方とも一致してます。だから、京都府の教員の多くは「分離教育」を受け入れている。
そういう中で、でも、外国人の子どもたちは常にすでにここにいる。どうやってこの子らの「学力•進路保障」をしていくのか。待ったなしの状態です。そのために、教員ではないH江さんが動いておられる。
なんと言っていいのか…。
でも、わたしなりに「与えられた制度」に依拠しないところで、できることをやるしかないです。おそらくそこで一致しているのかな。
そんなこんなで、1時間の予定が2時間になったので定時になってしまいました。せっかく今日は車出勤なので、一緒に帰ることにしました。ちなみに、帰り道ギョースーで買い出しをしなくちゃならないのですが、結局3軒まわってしまったという。ただ、ギョースーのお客さんって店によってまったく違うので、それを楽しんでいただこうかなと。それもまたフィールドワークです。
そんなこんなでお家に帰って、走ろうかと思ったけど、メールのやりとりしてたら遅くなってしまったので、筋トレだけにしましょうか。
あとはシャワーからのビールだな。