ポチった→くびれ

朝、意を決してポチりました。boseです。
もともとはQC20を使ってました。ただ、ケーブルが壊れかけて、なんか使うのがめんどくさくなって、その後貧乏になのでEarfunのを使ってました。が、ノイズキャンセリングがぜんぜんです。それでも悪くない音なので使い続けてきたのですが、なんかフラストレーションがたまってきました。
さて、お金をとるかフラストレーションをとるか。選択肢としては「I」をメルカリで買うというのもあるかと思ったのでが、やはり新しいのは新しいだけのことはあるらしいです。なので、昨日の夜、買うことに決めました。で、今朝ポチったと。
さて、どんな音になるかな。楽しみです。

それはそれとして、今日から「走り」の授業がはじまるようです。てことは、わたしも昼間の走りの季節が到来ということです。今年はできる限り走りたいな。
てことで、走りの授業のチェック。どうやら4時間目がターゲットになりそうです。
ちなみに、3時間の授業の子らと一緒になります。
まずは「今日はなんの日?」からはじまります。もちろん真珠湾攻撃の日です。
その後、「走るよ」宣言。ただ、少し腰が痛い。そんな話を授業ですると
「せんせい!おれ、腰を5回くらい骨折してるから、腰に詳しいで」
との生徒が登場。
腰を触ってもらうと
「ここが固いです。安静3週間ですね」
と、医者になってました(笑)。
さて、4時間目、走るかどうするか…。やはり走りましょう(笑)。
てことで、着替えてスタート地点に行くと
「走るの?」「腰、痛いのに」
とみんな声をかけてくれます。優しい子らです。
なんでも今日はクロスカントリーの「ならし」らしく、本来は6周のところを今日は3周だけなんだとか。約2kmです。どうなるかな。
てことで、スタート。さすがにしんどいです。なにがしんどいかというと、ペースが速い。レースペースですね。今シーズンはじめてです。それでもなんとか走りきって、タイムを見ると、10分59秒。てことは、1kmを5分30秒くらいで走ったわけですね。授業なのでアップも不足しているし、まぁこのペースで走れたら御の字です。
で、6時間目に同じクラスに行って授業。
ふたたび「今日はなんの日?」からはじまります。もちろん、ジョン・レノンが殺された日です。
そんな話をしていると、腰痛持ちの生徒が
「せんせい、おれ、コルセットしながら走ってるねん。コルセットつけてみる?」
と言ったので、コルセットを着けてみると…。
「くびれ、できたわ」
というと、子どもたちは大爆笑です。
「さすが30台やな」
とのお言葉。
まぁそんな平和な1日でした。

保健デーのち望年会

今日は久しぶりの授業です。まぁ、子どもたちは期末試験→研修旅行だったし、わたしはその間お座敷だったので、こういうことになったのですがね。
てことで、朝イチ、「保健デー」の放送をセットしたり、メールのやりとりしたり。で、落ち着いたところで授業の時間がきました。そうか、40分授業か。
試験返しは悲喜こもごも(笑)。
しかし、マークしてたふたりのうちのひとりは「取り出し」に応じてくれて危険な状況から少し脱したけど、来なかったひとりは撃沈。しかたないので、机のところに行って
「あの時、きみに向けて「おいで」って言ってたんだよ」
すると
「そうやろなーと思ってた」

「なんで来なかったん?来なくて、笑いながら楽しそうにしている姿を見た瞬間にオワタと思ったよ。次は必ずおいでな」
「うん」
さて、どうなるか…。
午後は「保健デー」。なので、昼休みはスクリーン吊りと放送セット。講師の方が来られたので、動画の確認。うーん、再生しない。ちらりと「Quick timeに対応してない」とか出てきたから、そのあたりかな。なんでも職場では再生できたんだとか。まぁ、うちの職場のPCに入ってるpower pointは2010やからなぁ。
「新しいのを借りてきて」
とやってたら、生徒が入ってきて少し焦るなど。最終的に、古いPCはD-sub15でつないで、新しいPCはHDMIでつないで、音声はプロジェクタからとってくることにしました。ただし、テストしてないのがこわいです。たぶん爆音が鳴るやろな。
なんでも動画の再生は40分くらいあととのことなので、セットが終わったら、とりまおべんと。おべんと食べながら、とあるゲンコの書式をつくるなど。
食べ終わったら体育館へ。ちょうど望まない妊娠の話に入ったところです。
避妊、大切だよなぁ。あと、中絶のことも大切だよなぁ。
「中絶は獲得した権利」
って言い切っておられる助産師さんっていいなぁ。
ともすれば、「産むことが正しい」みたいな、当事者を置き去りにした価値観の押しつけみたいなのに巻き込まれてしまいがちだからなぁ。でも、実際産むと、確実に「産ませたヤツ」は逃げるからなぁ。
そうならないためにも避妊は大切だし、確実に避妊するためには妊娠のプロセスを知ってないといけない。そういう科学的な知識は、やはり「ジブンゴト」として教えなきゃね。
ただ、一方で、若年で出産したカポーが、例えば学業を続けながら子育てできる社会じゃないと、本来はアカンと思います。これは価値観の押しつけではなく、中絶しか選択肢がないってのがアカンって話です。「出産・育児か高校か」みたいな社会は間違ってると思うし、例えば高校生の妊娠を隠さなきゃならないような社会は間違ってると思います。だって、その背後にあるのは高校生は妊娠してはならない=純潔教育があると思うからです。産まないのは権利だけど、産むのも権利なんで、それは高校生にも保障されるべきだし、保障されるということは、それが可能な社会である必要があるってことですよね。
なんか、そんなことを考えたので、講演のあと講師さんにひとこと話をしに行ってみたり。で、職員室に帰ってメールチェックしたら、ここが見つかってしまってることがわかってビビるなど(笑)。
放課後はノートの点検。終わったら4時。うーん…。腰が痛いから走るか(笑)。
てことで校舎まわりを5km走りました。アベレージは6分42秒→6分16秒→5分59秒→5分33秒→6分22秒。3kmと4kmは飛ばそうと思ってたから、いい感じです。
帰ってきたら、即着替えて脱出。今日は「ちょぼやき会」の望年会です。ほんとは「多様性ワークショップ」をやってからの飲み会の予定だったけど、参加者が少ないのでワークショップは2月にまわして、今日は飲み会のみ。
メンバーはF尾さんとUりんちゃんとわたし。
話はお座敷のことだったりします。まぁ子ども相手の話は、いつもドキドキってこととか、だんだん自分の話をしなくなるねってこととか。はたまたアウティングとカミングアウトをめぐる話とか。つくづく人権がらみのことしか話せない面々です(笑)。
そんなこんなで、あっという間に2時間のコースが終わって、その後クールダウンでしばらく話してバイバイ。
しかし赤ワインをかなり飲んだから、明日はしんどいかもね。まぁいいか。望年会です。

またまた日常へ

今日の午前は第2のふるさとに出張です。少し荷物もあるので車で行きましょう。ちんたら走って、途中、第2のふるさとの郵便局へ。すると、放送部の卒業生が忙しそうに働いていました。よかったよかった。
ほんの少しだけおしゃべり。
そして会議場所へ。
会議の内容は前回の続きです。
それにしても、生活習慣とテストの点数の相関関係がおもしろい。今日日、すでに朝食抜きの子はほとんどいません。つまり、そういう家庭はあまりないってことです。でも、スマホの使用時間とテストの低得点は見事に相関が出ています。あと、国語の得点と勉強時間はそんなに相関がない。そうそう。数学についてはトップ層よりも2番手の層のほうが勉強時間が長いのかな。まぁこのあたりは通塾との関係もあるか。そして国語の低得点と読書時間の相関もすごいですね。
まぁただ当たり前ですね。本も読まず、勉強もせず、スマホでゲームとSNSとyoutubeにまみれてたら、そりゃ、点はとれんわ(笑)。結果は簡単でした。

会議が終わったら、職場へ。おべんと食べて、書類を書いて。と、明日の「保健デー」の実施要項が飛んできました。あわてて
「明日の昼休み、スクリーン吊りな。放課後撤収な」
と連絡。
そこからzoomです。zoomが終わったら、少しウダウダして、スタート。火曜日は夜の仕事です。

今日の模擬授業は、まずは地理の授業。オセアニアの気候のことです。ちなみにこの学生さんは、3回の模擬授業をすべてオセアニアの地理に使われました。なので、一貫した授業を展開されます。第1回目は地理と気候。2回目は歴史です。そして今回は気候の補足とまとめ。このまとめがすごいです。地理と気候を結びつけることで、人が住む場所と農業をする場所。そして鉱物がとれる場所がわかる。そして、農業や鉱物が商業と結びついたとき、白豪主義ではもたなくなるので多文化主義へと舵を切らざるを得なくなる。それらが見事にリンクします。
もちろん教員はこういうことをやるわけなんだけど、それを模擬授業に落とし込んでくるのはすごいな。
ただ、なんとなく大学の講義に近いかな。これをノートにとってまとめるのはなかなかキツイかも。なので、あとは生徒を前にしてアレンジしていくことかな。でも、きっとできますね。
もうひとりの模擬授業は前回の宗教の続きです。前回はポケモンからスタートという、おもしろいつかみをしてくれました。今回はサッカーからですね。タイムリーな話題から入るのはとてもいいですね。
今日のテーマはヒンズー教と宗教のまとめです。マニアックです。と
「仏教発症の国は?」
との質問。もちろんインドです。
「なのに、なぜヒンズー教が80%だと思う?」
いい発問です。てか、ほんとだわ。
そこからヒンズー教の話へ。そして「食べられないもの」の話。
「ヒンズー教は牛だよ。牛は神の使い。奈良の鹿と同じね。あと、豚はイスラム教だよ。間違えないようにね!」
大切です。たぶん、わたしもこれで間違えない(笑)。
最後のワークは秀逸です。
ただ、少し気になったところがあったのでコメント。
「宗教や文化の違いに起因する摩擦をトラブルと言ってしまうと、中学生は「相手の宗教や文化」のせいにしてしまう可能性があるんじゃないかな?どういう言葉を使えば相対的なものになるだろう」
ただ、学生さん、このワークもすごく考えてつくっておられます。ほんとにこちらが勉強になりますね。
今日も夜の仕事に元気をもらって、さぁ帰りましょう。
しかし、こんな1日が日常なのか?

最終日

今日は、この時期恒例のおべんきょ場所でのお座敷です。声をかけてくださるのはHがしさんです。
てことで、おべんきょ場所に到着。

ほんとに名前がかわったんやな。さびしいな。たぶん合併させた人々にはわからんやろな。
てことで、教室へ。例年は100人近くおられますが、今年はカリキュラムの改定の関係で10人しかおられないとのこと。いいですね。まったりやりましょう。早口やけど。
てことで、お座敷スタート。なんでも10人のうちの3人は工学系の人だとか。だからでしょうね。理系ならではのスライドに激しくうなずいておられます。このスライドにこんなに反応した人、これがはじめてかも。あと、HがしさんのゼミのMの人が、これまた反応がいい。てか、みなさんメッチャのめりこんで聞いてくださるから、ほんとにしゃべりやすいです。が、大学の授業は90分厳守です。なので、ネタを刈り込んで、なんとか最後までいけました。
終わってからも何人かの学生さんと話。ええなぁ…。
で、建物から出ると、おられたのはOかっちさん。今、学生しておられるんですよね。てか、Oかっちさん、服装が学生っぽい(笑)。
てことで、Hがしさんと3人でランチです。どこに行こうかということで、なんでも「おいしい韓国料理が食べたい」とか言い出されたので、それなら「しっぽ」かなと。念のために食べログみたら営業中とのこと。Hがしさんの車で向かいましょう。途中ディープな話で盛り上がって到着。
と、臨時休業。マジか…。そう言えば、臨時休業2回目やな。しかたないので「アリラン食堂」にしましょう。まぁ、無難でしょう。
で、おいしい料理をパクツキながら、コインをパタン仕事のこととか、来年のこととか。はたまたOかっちさんにまつわる話とかあれやこれや。そうこうするうちに、今日のお座敷の内容にコメントがついたり。そうかぁ。やはりそこはつっぱねなきゃならんか。反省ですね。
お店を出たら、しばし散歩。せっかくなので「いくパー」に行きますか。が、目当てのFぁよんさんはおられませんでした。残念。いや、ハム大学の学生さんも「DoYa」にかかわってくれたらいいなと思ったんですよね。
その後、Oかっちさんが座ってタバコを吸いたいとのことなので、オープンテラスのカフェでコーヒーを呑むなど。ここでもアドボカシー系の話で盛りあがり。てか、Oかっちさんがやってること、ほんとに貴重なんだよな。でも、お金にならない。これをお金にできるようにしなきゃならないんだけどなぁ。
そんなこんなでそろそろお開きの時間です。が、なぜかOかっちさんとわたしは天王寺へ。そして、なぜか居酒屋へ。あん肝、うまい。白子、うまい。安物の日本酒、うまい。
そんな感じでグダクダ呑んだけど、明日がありますね。てことで、わたしはお店を脱出。そこからはOかっちさんのひとり呑みですね。カッコイイな。

重なると立ちすくむ

今日も1日オフです。なので、朝はのんびりとおふとんでゴロゴロ。
9時になってそろそろ走ろうかと思ったけど、なんか寒そうなのでグダグダしてしまいました。グダグダしてると10時になったので、これはアカンと。ランのあとすべての行事を終えたら昼になります。
てことで走りに行きました。
本日のランは、平坦路を約8kmが目標です。を約50分。平坦路と言っても、全体的には前半は登りで後半は下りです。まぁ京都なので、そもそも平坦ではないです。それでも傾斜は「水が流れる程度」です。
前半の「水が流れる程度」の登りを走ってて、3kmくらい走ったところで「なぜこんなことやってるんだろ」という気持ちになりました。昨日はなかったので、まぁそういう精神状態なのかなと。4kmのあたりで帰ろうかという気が起こりますが、ここはひとふんばりです。ここで帰ったら8kmに届きません。5kmのあたりで「セブンなんとか」ってスマホが言ってます。「7?」メッチャペースが落ちてるんとちゃうん。これはヤバイです。でも、ペースをあげるのは違います。とにかく淡々と走る。
てことで、無事8kmを約50分で走りきりました。1kmのアベレージが6分20秒→6分12秒→6分13秒→6分12秒→6分07秒→6分00秒→6分08秒→6分14秒。えーと、「セブンなんとか」は「seven seconds」だったのね。そう言えばそんな感じがしました(笑)。全体のアベレージが6分11秒。いい感じかな。
そして筋トレ。
昼は久しぶりに気合を入れましょう。

やはりトゥンセラーメンはうまいわ。
食後は来週のおべんとづくりとか。
ただ、こういうことをやってるのって、実は「やらなきゃならないこと」から逃げてるんですよね。今、やらなきゃならないことは3つ。書籍化と書き物とコインパタン仕事。たぶん書き物は書けます。書籍化は本丸です。問題はコインパタン仕事です。これが一番難しい。こいつの前で立ちすくんでいます。
ちなみに「なんじゃこれ」と思った内容を調べると、いろいろ用法があるのは見つかりました。なので、そういうのを調べたらできそうな気もします。が、その前で立ちすくむわけですね。
なんか、アカンなぁ…。
どうするか、少し相談せねば。

誰が社会を動かすか

朝、7時前に目が覚めました。ここしばらく目覚ましで起きるのではなく、自然に目が覚めているので、朝が楽です。やはりこういう生活が必要なんだろうな。仕事なんて「反自然」なんでしょうね。まぁ、生きるためには仕方ないというか、生きることそのものが「反自然」なのかもしれませんがね。
で、卵を焼いてコーヒーを淹れて、猫の額。

さすがに寒いです。なので、早々に中に入りました。で、走る準備です。ここしばらくは平坦路を走ってきましたが、今日は久しぶりに坂道を踏みたいなと。てことで、ラン開始。朝の空気がメッチャ冷たいです。なかなか身体の中に入ってきません。前半は登りなので、それと相まって、かなりきついです。それでも、スマホのコールによると、6分30秒を切ってるみたいです。おかしいな。メッチャゆっくり走ってるのにな。このコース、3kmまでが登り区間です。特に最後がそうとうにきつい登りで、ここを登れるかどうかが分かれ道です。まぁ急ぐわけではないから、ゆっくり登りましょう。登り切ったら、あとは下るだけ。このあたりから身体が緩んできて軽くなりました。そうか、身体が温まるって、こういう感じなんだ。あとは下り区間と平坦区間なので、気持ちよく走りましょう。で、結局7kmちょい走りきって、アベレージが6分17秒。区間ごとのタイムは6分28秒→6分21秒→6分16秒→6分18秒→6分19秒→6分05秒→6分18秒です。ビックリしたのは、最初の3kmがけっこういいペースだったんですね。この3kmで100mくらい登ってるから、たいしたものです。うれしいな。
帰ってきたら筋トレ。
昼のビールがうまいです。
午後は、某翻訳です。翻訳こんにゃくがほしい。あ、DeepLがそれか。でも、これがなぁ。まぁとにかく、いろいろ見比べながらの作業ですね。

そう言えば、Y本Rさんが亡くなられましたね。これでご一緒したのが最後かな。
Rさんの思い出というか何というか。もともと2002年頃かな、わたしに.jpの関西支部長をやってほしいという話が「鴉さん」という方を通してありました。いろいろ考えた結果「わたしは「玖伊屋のいつき」だ」といって断りました。このあたりから関係がこじれたのかな。まぁでも断ってよかったと思っています。だからこそ、いろんなことができました。やはりピンがあってるんでしょうね。
その後、まぁ嫌われましたね。たった一度だけ.jpがらみのシンポのオファーがあったときは、総帥自らが「出る」とか言われたらしく、まぁ関係はこじれまくっているのですよ。ただ、Rさんとわたしの共通点や差異点はこのあたりにあるってことはわかっていました。わたしもかつて藤村美沙さんから「あなたはTSですね」って言われたことがありましたからね(笑)。そういうことがなんとなくわかってたので、沖縄のGID学会で和解しようと思ったんだけどな。でも、やはりダメだったんだろうな。てか、大阪の交流会にかかわっては、マジでいろいろややこしいことがありました。まぁでも第19回GID学会@北海道の時のこのやりとりで、完全に潮目が変わったなぁという気はしましたね。で、その後にあった懇親会の時にいろいろ話をしました。
まぁいろいろありました。特例法の時は、「協議会派」「.jp派」「トランスジェンダリズム派」みたいな感じで分類されていましたね。ただ、わたしは関西ということもあってあまり発信しなかったけどね。たしかに特例法によって救われた人がいるわけで、功罪の「功」があることはもちろんなわけです。が、あの法律の成立にかかわっては、いろんな人が動いていました。Rさんと厳しく対立していたゼロ島さんなくして成立しなかっただろうと思います。もちろんH間さんとかT井さんとかもね。
誰かヒーローがいて社会が動くわけじゃない。さまざまな人々の多様な動きの力学の中で社会が動いていく。そんなことを感じますね。

疲れたけどおもしろかった

今日は滋賀県のとある中学校でお座敷です。てことで、今日もおにぎりを握ってスタートです。ただ、時間がビミョーです。しかも、行きの電車がけっこう混んでます。てか、高校生がメッチャいる。やはり試験中なのか?結局おにぎりを食べずに中学校へ。支店長室でおにぎりを食べることになってしまいました。
支店長室では、当然のことながら支店長さんと話をするわけです。話の内容は、人権学習今昔物語です。やはり法律が切れたのが大きかったんでしょうね。空白の20年の間に、ずいぶんと後退してしまいました。まぁでもあまり悲観せずにやるしかないですね。
てことで、会場へ。聞いてくださるのは1年生。なんでも、けっこう落ち着きがない学年なんだとか。でも、かつて元気な学校でお座敷したこともあるから、まぁなんとかなるでしょう。ちなみに、その中学校の話をしたら
「あー、あそこ」
って言われたので、
「最近と違ごて、20年ほど前ですよ」
と言ったら笑っておられました。なにせ、あの時、玄関で自転車を修理している生徒に担当教員が
「どうしたんや?」
と声をかけると、返事が
「殺すぞ」
でしたからね(笑)。まぁそういうあいさつだったってことです。さすがにそんなことはないでしょう。てか、お客さんには優しいらしいです。
てことで、お座敷スタート。最初のつかみのところから騒然としています。これは楽しい。おとついとは対照的です。ちなみに、ヤンチャな子ではないです。単に落ち着きがないだけです。だから、やっぱりこちらに意識が残っています。てことで、前半をしゃべりきって、50分経ったところで休憩を入れましょう。
「じゃ、10分休憩ね」
瞬間拍手が起こりました(笑)。おとついとは違うけど、やはりこの子らなりに集中して聞いてたから、きつかったんやろなぁ。
休憩中は生徒さんたちと話。「難しかった?」「いや、別に」みたいな。
で、後半です。ここからは知識メインです。なのでキツイかなと思ったけど、やはり真剣に聞いてくれています。そして質問タイム。
「部落差別ってなんですか?」
今日もこれが来ましたか。
そんな感じで、和やかにお座敷終了。質問してくれた子が握手しに来てくれました。メッチャええ子らです。
てことで、最寄りの駅まで送ってもらったら、すぐに電車が来て、乗換駅でもすぐに電車が来て、京都駅でもすぐに電車が来て、最後の駅ではすぐにバスが来て、あっという間に帰れました。
とにかく疲れました。疲れたけど、おもしろかった。
さぁ、お風呂からのビールだ!

「らしさ」考

今日は神戸市の北の方にある小学校でお座敷です。なので、おにぎりを持って移動開始。新開地を越して、さらに進みます。てか、新開地に来たの、はじめてじゃないかなぁ。だいたい三ノ宮までですね。神戸電鉄に乗ると、電車はすごい勢いで急勾配を登っていきます。と「鵯越」なる駅があります。あの「ひよどりごえ」か?えらいところです。さらにトンネルの中も勾配です。そして到着した駅から向こうが下っているので、ここは峠の駅なのか?
降りると寒い。あたりまえか。
とりあえず学校の中に入っておにぎりをパクつきます。うまいなぁ。
で、ごあいさつ。なんか、バタバタしておられます。それもそのはず、午後イチの授業は公開授業で、近隣の小中学校のみなさんが続々と来られます。なので、わたしも勝手にうろついて、授業を見させていただきます。
今回の公開授業は、基本的には「性の多様性」がテーマとのこと。各学年でテーマを決めてとりくんでおられます。わたしが入ったクラスは「女らしさ/男らしさではなく、自分らしさを」という内容です。はじめに「女らしい◯◯/男らしい◯◯」というイメージに沿ったものを子どもたちに出させます。例えば色とか仕事とか遊びとかですが、子どもたちは見事にジェンダーバイアスのかかった答を出してくれます。すごいな。せんせいはそれらを黒板に書いていく。で、最後に「女らしさ/男らしさ」をひっくり返して「どう?」と問いかける。子どもたちははじめは反発するけど、たたみかけると「反対にしても大丈夫だと思います」みたいな子どもが出てきて、みんなが「そうだそうだ」となる。絵に描いたような授業です。
小学生だから、ああいう感じなのかな。でも、もやるところもあります。それは、「性の多様性につながるのか?」ということです。
例えば、トランスジェンダーにかかわる話でいうなら「らしさ」の話ではなく「割り当て」の話が問題なんですよね。例えば典型的なトランスジェンダーの場合は、「性自認とは異なる性別に割り当てられている」ことが問題なわけです。あるいはXとかノンバイナリーの場合は、そもそも「割り当てられる」という行為が問題なわけです。でも、「らしさ」は、「すでに割り当てられた」人が、どのようなジェンダーを生きるかということで、割り当てそのものは問題にしていない。だから、例えばトランス男性に「男らしくしても、それはあなたらしさ」とか、トランス女性に「そんなに過剰に女らしくしなくても、あなたはあなたのままで」とか、さらには「トランスジェンダーはジェンダーを強化する」とか、まぁいろんな話が出てくるわけです。このあたりをどう説明したらわかってもらえるかなぁ。
もちろん、「自分らしさ」の授業そのものは大切です。でも、それがそのまま「性の多様性」につながるわけじゃない。さらにいうなら、トランスジェンダーの子どもがその授業を受けたら、どんな思いを抱くのかな。もしかしたら、自分を否定するかもしれない。
そんなことを思いながら、第2部の会場の体育館へ。ここからが本番です。
ちなみに、この学校、これまでにKうさんとかIっぽ&Kんちゃんとかに来てもらっています。もう、わたしはしゃべらんでええやんと思うのですが、まぁ、わたしならではの話をしましょう。
ということで、ミッション3です。
とにかく寒いので、しゃべりが暑くなります。よくないな。よくないけどしかたないな。てことで、いつもの通り、笑う間を与えずネタを繰り出します。案の定、笑いが起こらない(笑)。まぁ自業自得です。
みなさん、すでにいろいろ知っておられます。なので、そういう知識の斜め上を行く話をしなければ、相手にしてもらえません。まぁでも、そのあたりがわたしの持ち味なので、あまり気にせずにガンガン進みましょう。
てことで、最後にふたネタ残して1時間40分ちょうどで終了です。みなさん、煙に巻かれてくださったかな。
終わったあと校長室でコーヒーをいただきながら、しばし話。でも、あまりゆっくりしたら、帰るのが遅くなります。てことで外に出たら、すでに暗い。そして寒い。神戸市北部をなめていました。反省です。
さあ、帰ってお風呂に入ってビールを呑もう。

質問する生徒、質問しない人

今日はからお座敷週間がはじまります。なんか、試験中にドカンと学校をあけるのはなんとなく気が引けますが、他の時は行けないので、ここに集中してしまうんですよね。てことで、第1弾は尼崎市内の中学生の皆さんに聞いていただきます。
ただ、家を出るのは少しゆっくりです。もっとも、一度職場に行ってからだと、おそらく10時くらいに出ないと間に合わないので、やはり職場から行くのは無理ですね。ゆっくりできるので、本来は職場でやる仕事を家でやります。気分は在宅ワークです。
で、スタート。阪急を乗り継いで中学校の近くまで。なぜJRではなく阪急かというと、もちろん安いからです。やはり圧倒的に違います。
最寄りの駅から20分ほど歩きます。途中の公園で用意しておいたおにぎりをパクつきます。なぜ近くのお店に入らないかというと、もちろん安いからです。コンビニのおにぎりだってふたつ買って、ついでにお茶を買ったら400円くらいします。もったいない。なにせ、給料が激減しましたからね。
しかし、公園の感じが、なかなかやれた感じでいいですね。おにぎりを食べていると、一匹のネコがやってきました。完全にロックオンされています。ニーニー鳴いています。これは餌付けされてますね。ただ、ここでネコにおにぎりをあげると、おそらく晩までもたないです。なので、ここで食べるのは断念だな。中学校近くの道端でふたつめのおにぎりをパクついて、中学校へ。
うーん、中学校もやれた感じです。おそらくかつては荒れてたんでしょうね。でも、そういう学校の子どもたちって、確実にあったかいです。
とりま保健室で、今回声をかけてくださった養護教諭の方としばし話。なんでも6年前に聞いてくださったんだとか。恐縮です。
で、体育館へ。えーと、準備がまったくできていません。まぁ椅子が並んでるからええか。と、運んでこられたスピーカーを見て笑いました。JBLのPartyboxです。なんでも、「これで再生したら迫力でるよ」という教員がおられたとか。そりゃ迫力出ますよ。実際にbluetoothで接続したら、めっちゃ迫力ありました。てことで、プロジェクタを設置したり、あれやこれやしていると、生徒さんが続々と入ってこられました。
お座敷の冒頭は、なにやら「オイタ」をした子がいるらしく、まずは生徒指導から。みんな神妙な顔で聞いています。かわいいな。
で、お座敷スタート。笑いがない。どうしたものか。が、よく見ると、生徒さんたちの反応が半端ないです。声は出てないけど、マスクの下で笑っています。そして、うなづいたり身体が動いたり。これはすごい。そして、メッチャ集中しておられます。
これは90分ぶっ通しでやったら、この子ら倒れるな。
てことで、中程で休憩。するとみなさん、ぐにゃぐにゃになられました。そういうことやったんですね。休憩入れてよかった。でも、休憩中の教員の皆さんとの会話を聞いてると
「部落差別ってなんですか?」
とか質問してるので、これはすごいな。
で、後半です。少しみなさん息を吹き返したみたいで、空気が和やかな感じになっています。よかった。そして質問タイム。まずは
「部落差別ってどういうものですか?」
からスタート。そこかぃ!
さらにカミングアウトの話なんかもしてくださって、ガチで皆さんが聞いてくださっているのが伝わってきました。
そんなこんなでお座敷終了。体育館で片付けしている生徒さんたちの表情がいい。
で、校長室で教頭さんと話をしていると、やはりかつてはメチャクチャ荒れていた学校だそうです。そうやろなぁ。でも、そんな子らとていねいにつきあってこられたんでしょうね。
で、中学校をおいとま。
京都市内にもどって後藤勝さんと合流。なんだか、「会いたい」と言ってこられて、なんでだろうと。後藤さんと言えば、戦争写真家として有名なのかもしれませんが、わたし的には「対岸の肖像」ですね。かつて後藤さんのサイトにあったので、たまに見に行って癒されていました。ちなみに、有名なのは川崎那恵さんの写真ですが、わたしが好きなのは李嘉永さんがネコと一緒に写ってる写真だったりします。
で、ディープなところに行きたいとのことだったので、やはりここは角打ちですね。ということで、2人で入ると、やはり「彼氏か」「教え子か」と、あちこちから声が飛んできます。まぁそういうことです。そして、おじさまから
「いっぱい出したろ」
と、いつもの世界です。でも、この世界を知ってほしいなと思ったので角打ちに来たんですよね。ただ、角打ちは7時でおしまいです。夜は長いから、2軒目へ。どこにしようかと思ったけど「お福」かな。
途中、ホワイトホテルのあたりを通って、リド食堂街へ。そして
「お久しぶりです」
と引き戸を開けると、お母さんが
「あら、久しぶり」
と、これまたいつものあいさつです。
で、ハイボールを飲みながら、ダラダラ話し。
それにしても、後藤さん、今日、一度も質問をされません。わたしも質問しないタイプですが、きっとそうなんですね。相手から出てくる話題を楽しむ。その出てくる話題がその人なんですよね。そこに質問はジャマ。わたしはそう思っているし、きっと後藤さんもそういうタイプの人なんでしょうね。なので、アメラジアンスクールでの思い出を話したり。
そんなこんなで、スリリングは夜は更けていきます。が、明日もお座敷です。
てことで、おいとま。なぜか帰りにちりめん山椒をもらったり。お福はどこまでもお福です。しかし、後藤さん、帰れるかな。

ボイコットされたかと思った

朝、いつもの時間に出勤。駅からの歩きの最中、うしろから走ってきたチャリから
「おはよう!試験がんばるわ!」
と声をかけられて、ちょっと気持ちが和んだり。
ここから来週までパタパタします。なので、出勤したら、とにかく来週までの準備をせねば。
と、1本のメール。
この間の講演、レジュメを見たらよくまとまっているので、文字起こしをしなくてもいいと思うのですが。働き方改革でもあるので」
と書いてあります。幾重にも腹が立ちます。
まずは「よくまとまっている」って、講師に対して失礼やろ。完全に上から目線です。ちなみに、レジュメではなく史料です。で、文字起こしをしなくても史料でいいということは、完全な門外漢がその史料を見て講演ができるということです。それは不可能です。そしてもうひとつ、やりたくないときに、その理由として「働き方改革」を出すか。てっぺんに来ました。なので
「起こしてください」
という返事をしました。
だいたいやな。ここまで1ヶ月あったのに、今ごろ「起こさなくていいですか」ってメールがあったということは、今までやっていなかったってことです。計画的に勉強しようという教員は、だいたい計画的にやらない。それは自分もそうですが、そこに「働き方改革」などという言葉は使いません。どちらかというと「あの時間のすき間にやればよかった」と思うのがわたしですが、おかしいのかな。
そして、試験カントク。カントク中って、カントク以外やることがないので、脳内が活性化しますね。いろいろものを考えたり、メモをとったり。これ、忘れるんだよな。
で、試験の巡回。みんな一生懸命解いてるな。解いてない子もいるけど。まぁそれはそれです。
で、昼に職場を脱出。午後から出張です。駅で担当している生徒とバッタリ。
「せんせい、今回はヒーロー脱出やで!」
この間の効いたか」
「効いた」
よかった。取り出しが効いたんだ。でも、そこから1週間経っています。だから、そのままにしていたわけじゃない。そこから勉強したんだろうな。うれしいな。
で、午後の出張。
まぁつつがなく議事は進行します。ちなみに、全同教の感想を聞かれたので、
「全体会はイマイチだったけど、分科会はほんとうによかった」
と、暴言を吐くなど。
で、出張が終わったら夜の仕事です。
いつもの通り、少し早めに行って、メールのチェック。うーん、来ていない。コミュニケーションカード、4人送ってくれているけど、残りふたりが来ない。どうしたんだろう。そうそう、前回休んだ学生さんも連絡がないしなぁ。メッチャ心配です。
とりあえず、来ている分だけのコミュニケーションカードをプリントアウトして、教室へ。
ところが誰もいない。ふだんはゼミの流れか何かで何人か学生さんがおられますが、いない。授業5分前になっても、誰も来ない。これはボイコットか?と思ったら、来られました。よかった。たぶん、いろいろ忙しい時期になったんだろうな。なんでもバスが渋滞に巻き込まれている人もいるんだとか。
てことで、遅刻してくる人がいることを含み込んだ模擬授業の開始です。案の定、遅刻してくる人がいます。そういう時にどう対応するかってのも、実は大切です。ちなみに「遅れるとはなにごとか!」と頭ごなしに怒る人は、最近はいないんじゃないかな。「どうしたん?」かな。遅れたことがアカンことは、すでにみんなわかってます。だから怒ることに、さほどの意味はない。
で、模擬授業ですね。今日はおふたりともプレゼンを使わない授業です。
しかし、ほんとうに隔世の感があります。というのは、かつてはグループワークなんてほとんどやりませんでした。が、今やそれがあたりまえ。そうやって育ってきた学生さんは、グループワークをすることがほんとうに自然です。たぶんいいことでしょうね。そしてそれをどうフィードバックするのか。そこは少しコツがいるかな。というのは、予期しない答が出てくる可能性がある。でも、そこが一番のポイントです。
そうそう。あとは、あることを教えるときに、同時にもうひとつ教える。今回でいうならば「景気変動」を教えるときに「好況」と「不況」を同時に教える。すると「差」が明確になる。そのことを通して、理解が深まる。たぶん、そういうことを意識した授業だったかな。
もうひとりの方は、ほんとうに語り口がいい。生徒に届きそうですね。ただ、準備がなぁ。でも、その準備不足はご本人が一番わかっています。さらに、他の学生さんから
「せんせいだから優しく流してくれてるけど、実習にいったらメッチャ怒られると思うよ。だから、きちんと準備しよう」
というハッパが飛びます。これはおそらく、今回の担当者だけじゃなくてみんなに向かって発せられている。おそらくそれでいいです。
わたしはグダグダです。なにも怒らないし、厳しい指摘もしない。なぜなら、みんなわかっているからです。そして、自発的にそれをしてくれる日は、きっとくる。今は模擬授業です。だから、すべてOKです。ここでやった失敗を、本番でやらないようにするためにはどうするか。それが今やっていることです。
てことで、今回もコミュニケーションカードを書いてもらう時間がありませんでした。まぁそういうタイムスケジュールだから仕方ないです。頼むし、「送信ボタン」を押してね(笑)。