今日も家庭訪問

敗戦処理になるのか、あらたなスタートへ向けた胎動になるのか。その勝負の家庭訪問が、あちこちでされています。わたしも、2人ばっか行ってきました。
一人は、退学届けを受理してきました。なんか、やるせないなぁ…。
もう一人は、とりあえず学籍を起きながら、バイトで学費を貯めて、なんとか転学の道を模索したいと行っていました。うれしかった。「学校」と切れていないことが、何よりうれしいです。少し心が軽くなりました。

[trans]一本のメール
「ただいま準備中」とのこと。そうか、交流会は、もう明日なんですね。あさっては、司会かぁ。昼の燃料、控えめにしよう(笑)。
てことで、夜は衣装探し(爆)。あとは、当日朝の「やる気」だけだな。

悲喜こもごも

一刻の時間も惜しいので、とにかく学校に着いたらすぐに作業。でも、やがて中断せざるを得ない時が来ます。それは会議です。それも、成績会議。この1年の「結果」が出る時です。
会議室に入り、資料を受けとって、名前と数字の列を追っていきます*1。知った名前が出るとひやっとします。赤点の合計単位数を見て、息がとまりそうになったり、備考欄を見てホッとしたり…。
そんななか、何人かのかかわったことのある生徒たちが無事進級をし、何人かの生徒たちの留年が確定します。昨日に引き続いてのハードルです。
留年した生徒たちの理由が担任から説明されます。「そんなことがあったんだ」という驚きや「なんでその時助けてやれへんかったんやろう」という悔しい思いが交錯をしながら、会議が終わっていきます。
ここからは、敗戦処理の時間です。でも、この「敗戦」は、わたしたち教員にとってであるということは、ぜったいに自分のこととして捨ててはならないことだと思っています。わたしが担任をしていた頃は、そして教科担当や人権担当としてしかかかわっていない今も、この「敗戦処理」をしたくないからこそ、一年間いろいろと生徒たちとかかわるわけです。
昨日歓声をあげた新入生たち、今日歓声をあげた(であろう)進級生たち、そして今日泣き崩れたであろう留年生たち。それでも、あたらしい1年がはじまります。スタートの時は、まもなくです。それまでの、つかの間の休養の時間が、春休み…。

*1:これ、簡単に言えば、赤点リストです

悲喜こもごも

ようやく復旧に向けて動き出したパソコンです。いままでの仕事の遅れを取りもどさないと…。てことで、朝一番からカチャカチャやっていると、突如下の方から*1「うぁ〜」「キャー」という叫び声が聞こえてきました。
そうか、今日は合格発表だったんだなぁ。
毎年思います。
ウチみたいな、まぁ比較的入りやすい学校*2であっても、やはりひとつの「ハードル」を越えて来ているんですよね。そのハードルを越えた時の喜びを、これから3年間、忘れないでほしい。と同時に、ハードルを越えられなかった人も、その事実を前向きに受けとめてほしい。

*1:わたしの仕事場は4階

*2:なんか、今年はけっこうハードルが高かったそうな

最後の決戦開始!

今日から学年末考査。特に、進級かどうかスレスレの子どもたちにとっては、もう、1年間を4日間でかせぐわけですから、勝負なんですよね。でも、勉強を値切る子がいて、困ってしまいます。担任なんかをしていると、このあたりの時期は胃が痛くなります。なにせ、試験が終わってしまったら、後は点数が出て、結果が出るだけのことですから、この時期に何ができるかが勝負だったりします。
さて、今年はどんなドラマが待っているかな…。

本務???

マジで、最近「本務」ってなんなんだかよくわからなくなることがちょこちょこあります。
ちなみに、「クラブの指導」は本務じゃないんですよね。でも、顧問は全員があたる。で、必ず校長から「よろしく」と声がかかるわけです。でも、クラブ指導に命をかけているような教員も少なからずいるし、そういう人とペアになってしまったりすると、「今度の日曜日、どうしても都合がつかなくなったので、よろしく」とかいうことになったりします。で、一日クラブにくっついて、1500円だったっけ…。まぁ、本務じゃないから「特別手当」が出るわけです。しかし、わかんね〜。
ちなみに、たしか入試業務も本務じゃなかったような気がするんですよね。なので、入試業務をしたら、かつてはお金がもらえていたような記憶があります。で、いまはというと、ガチャ玉くらいのものはもらえたりします。で、入試委員になると、ガチャ玉2個分くらいのものがもらえたりするみたいです。しかし、委員になると、休日出勤はあるわ夜まで仕事があるわで、まったく割があわないという話もあって、絶対にやりたくない仕事ですわ。

で、今日は入試でした。
なんだかなぁ…。でも、子どもたちは一生懸命受けていました。そんな中学生に出会えるチャンスが大切なのかもしれない。その気持ちを、入学後も忘れないでね。

なんでこんなことを…

ここ数日、とてもめんどくさいことをやっています。なにかというと、本づくりのお手伝いなんです。
いや、いちおう、どうやら一太郎で組んでおられるのは組んでおられるんですよね。写真も貼り込んで、そりゃぁりっぱな本ができています。で、それをペーメに変換せよという話なんです。
これ、かなりめんどうです。基本的には、一太郎に限らず、いわゆるワープロソフトって、資源を再利用するという観点にはないし、ひたすらオブジェクトをため込んでいくので、どんどんファイルサイズが大きくなります。まぁ一太郎はまだマシで、wordに至っては、もう、どうしようもないです。レイアウト枠とかルビの入った文字の処理が完全に別枠になっているので、あんなもんで組んだものを再利用するくらいなら、最初から打っても変わらないと思うことも多々あります。
とりあえず、テキストを吸い出してはりつける。画像ファイルを吸い出してはりつける。これの繰り返しです。まぁだんだんと書式も固まってきて、やりかたも手続き化してきたから、見開き2ページが1時間くらいでできるようにはなりましたけどね…。
にしても、全部で20数項目。しかも、もう1種類あるので…。かかる時間は40時間くらいかぁ。なんか、11日までに仕上げてほしいとかいう要望があるんだけど、原稿来たのが先月末。それは殺生というものですわ。こんなことにかかわりきっていると、他の仕事が回らないし…。はぁ…。

発表会の開始

今日から「数学レポートの発表会」がはじまります。みんな、どんな発表をしてくれるか楽しみです。せっかくなんで、「概要報告集」の表紙なんかもつくってみました。まぁ、どっかからのパクリが多いですけどね。
いざはじまってみると、おもしろいですね。もちろん、しょうもない発表もたくさんあるし、基本的には極めて初歩的な入り口の内容なんですけど、「こういう経験をしてくれたんだなぁ」と思うと、「これでいいんだよな」と思えてきます。なにしろ、文系のクラス。数学大嫌いなクラスなんですよ。それが、分類番号4の本を借りて、なんとかいい発表をしようと工夫をしてくれた、それだけでいいんじゃないかと思えてきます。はじめは「発表時間は5〜6分かな」と言うと、「え〜、そんなにできへん〜」と言っていた子らが、10分では足りない状況があるわけです。

スキーの指導をしていても思うんですけど、「できること」を繰り返しするだけでは、たぶん伸びない。ほんの少し高いステップを踏ませることが大切なんだと思うのです。大切なのは、その高さの見極めと、タイミングの見極め。それをすることが、指導者の仕事だし、技量につながっていくんだろうなぁと思います。

さて、あしたも発表は続きます。あしたは楽しみにしているレポートが出てきます。どんなことをやってのけてくれるかな?

ね、ねむい◯O。

自業自得とは言え、昨日の夜更かしがきいています。
とりあえず、2時間目は「調べ学習」。なんとかなるかと思っていたのに、レポート提出&発表が近づいているからか、質問の嵐です。寝るヒマ(笑)なし。
3時間目は「プリント学習」。まぁやらせておけばいいかと思っていたのに、えらいテンションが高いヤツがいて相手をしなくちゃならなかったので、寝るヒマなし。
4時間目以降は、なんだかんだと用事があって、休むヒマなし。
こりゃぁだめだ…。

って、勤務時間中に寝るわけないじゃないですか(笑)。

やっぱりこの時期か…

今日は、放課後久しぶりの補習でした。この間の確認テストでアウトだったのが4人。全員きているのですが…。
いま、図形のところなんですよね。「円周角」とか「円に内接する四角形」とか「接線と弦のなす角」とか、まぁそういうところです。ここの分野、答えの書かせ方が難しいんです。うちの生徒たちは、もう、答え一発なんです。「どうやってその答えが出たか、書いてごらん」というのですが、「書けへん」なんですね。ひどいときには「なんとなく」とか。
うちの生徒たちの一番大きな問題点はこのあたりじゃないかと思うのです。「なぜそう考えたか」ということを、きちんと説明できない。これ、まだ数学だからいいんですけど、その子の行動にかかわる部分とか、生き方にかかわる部分でも、説明という作業ができないんです。それでいい場合はいいのですが、アカン場合もたくさんあります。
なので、「説明」というトレーニングが必要かなと思い、いま思い切って「説明が必要」と強調しています*1。で、「答えだけだと半分に減点!」と言いまくっています。
さすがに子どもたち、きつがっています。でも、わたしとしては「あの子たちならば」という思いもあることは否めません。「オレ、赤点とらへんかったらええねん」という子に「君はそんなレベルじゃない」と言い続けることは、大切だと思うのです。

でもね、そういう要求をされることに、生徒たちは慣れていないみたいですね。つい「ええやん。めんどくさいやん」と言ってきます。それに対して、一人ひとり、一回一回「それは違う」と言い続けなくちゃならないわけです。どうやら、そんなことをやっている教員はわたしだけみたいなんですよね。すると、「なんで先生だけ」とくる。まぁ、「よそはよそ、うちはうち*2」と言い切るのですが…。
ヤバイのは、進級が危ぶまれている子ですよね。補習でも「ボーッ」としています。中学のことも、どんどんどんどん忘れていく感じ。「もしかしたら、この子、退化していってるんじゃない?」という感じですよ。

そんなこんなで、やっぱりイライラしてくる。すると、自然に怖い顔になるみたいです。生徒たちが「今日の先生、こわい」と言います。「んなことないよ」と笑顔で返すと、「その笑顔が怖い」って。どーゆーことやねん。
去年は「ホルモンのせい?」とか笑ってたんですけど…。
もう一回気分を立て直さなくちゃ…。

*1:たとえば、「弦ABの上に立つ円周角と中心角の関係なので、x=◯゜」みたいな感じで書きなさいということなんですよ

*2:説明になっていない気もしますが(笑)