学校公開

眠い目をこすりながらも6時起き。いつものようにお弁当をつめて、7時過ぎには出発。なにせ、今日は学校公開です。この手の行事、とうぜん放送が必要です。なので、行かなくちゃならないです。
ここ数年、「生徒に選ばれる学校に」ということで、どこの学校もオープンキャンパスをしています。しかし、なんだかなぁと思うのですが。今日日京都の学校も塾にランクづけをされていて、そのランクに従って入試を受けてきます。まぁ、そういうふうになってまだ数年ですから、イレギュラーなことも多々ありますが、それでも、そうそう大きくはずれるわけではないです。
でも、今年の学校公開は少しよかったかもしれないです。いままでは、本当に教員が延々と話をするだけという、なんの芸もない内容だったのですが、今年はクラブ員が自分のクラブのアピールをするなど、少しは生徒が前に出る内容でした。実はこういうのが大切なんじゃないかなと思うのですが…。
で、半日そういうことをやっておしまい。あとは、たまりにたまった雑務を前にして、呆然としてのこりの半日が終わりました(笑)。

今日が佳境、合宿・第2日目

昨日は結局一日遊んだので、合宿らしい内容は今日しかありません。
まずは、朝起きたら、朝食前の「発声練習」。そして朝食。朝食後は「機材講習会」。
考えてみると、1年生にきちんと機材の話をしたことがないんですよね。どんなにすぐれた企画があったとしても、それを表現するための技術がないと番組化することができません。来年のコンクールへ向けて、プチ番組づくりをやってみました。最近この手のことをやっていなかったので、わたしなりにおもしろかったです。
あっという間に午前3時間ぐらいが過ぎてしまって、昼ご飯。
2日目午後がウチの放送部らしいメニューになります。
まずは、野外活動です。まわりを見渡すと、あまり高い山がありません*1。「う〜ん」と考えてポンとひざをたたいたのが「鷲峰山」。東海自然歩道も通っていることだからたいしたことはないだろう、と。で、行ってみたらエライ道でした。なにせ、入り口は茶畑です。お茶の葉っぱにふんだんに日の光を当てるためにひとつひとつのお茶の木に段差があります。ということは、斜面が急ということです。そこを道は直登しています。これはかなりきつい…。
それでも、約2時間。登り続けたら、いつかは頂上に着きます。頂上には心地よい風が吹いています。風に吹かれながら視界の開けた方を見ると…。向こうに水面が見えます。「あの池、やたらでかいなぁ」と思ってよく見ると、琵琶湖でした。
去年はひどい目にあった山登り*2でしたが、今年は大満足でした。
夕食後は、代々伝わる秘密の儀式です。あまりにも秘密なので、いくらここでも書くわけにはいきません*3ので、この話はここまでにします。
儀式のあとは、再び卒業生たちとの交流会。みんな忙しい中を来てくれました。ほんとうにありがたいです。でも、夜1時をまわったあたりでとうとうダウンです。

*1:例年、山登りをしています。一番高い山は…、大江山だったかなぁ。

*2:雨上がりのためか、ものすごい数のヒルでした。なにしろ、歩いていると下の方からどんどんわきあがってきて、はらってもはらってもきりがないほどでした。

*3:部員が見ている可能性が大なんですよね(笑)。

今年はよく会う、合宿・第1日目

京都市内は「五山の送り火*1」の日です。でも、わたしはそんな京都「市内」はあとにして、一路学校へ。今日から、放送部の合宿です。なにが悲しゅうてお盆にという話なんですが、放送部の合宿はお盆とか金・土・日にしなくちゃならないんです。というのは、卒業した連中の現役との交流の日でもあるからなんです*2
てことで、学校に着いて、放送機材を車に積んで、スタートです。
例年は京都府北部に行くことが多いのですが、今年は部員の出費が多かったので*3、近場でプアにやることにしました。まぁ、卒業生たちも日帰りできるし、いいかもしれないです。
到着したら、とりあえず昼ご飯。プア路線を最も強固に主張していた部長は、チョコレートスティックパン一袋だけという、なかなかの強者です。ちなみに、わたしはオクラとかの入ったネバネバそばを食べました。ヌルヌルでした。
昼ご飯のあとは、この夏の反省会。来年のコンクールへ向けてみんなでちょっと気合いの入った話しあいをしました。
でも、ウチのようなだらけたクラブがそんなまじめな話に長く集中できるはずがありません。あっというまにだらけモード。というか、プレステを持ってくるなよ。しかも「これ、重かったんや」と「太鼓の達人」用の太鼓を出すなよ。てか、ふたつも持ってくるなよ。気がつくと、部屋はゲーセンに変わっていました。
夕食後は、卒業生も来ていたので交流会。ま、合宿の目的が「放送技術の向上と親睦」なんで、こんなもんでしょう。

*1:けっして「大文字焼き」ではありません(笑)

*2:あ、関係ないけどふと思ったこと。「◯◯なんです。というのは××だから」といふうに、まず結論を書いてから理由を書く書き方、話し方って理系っぽい気がする。

*3:東京はもちろんですが、京都総文の要員のための国際会館までの往復の電車賃も、あとから返ってくるはものの、今のところ立て替え状態なので、お小遣いを圧迫しています。

いずこも…

今日は、府高人研の夏季研でした。
午前は分科会で各校からのレポートでした。
たまたま教職員研修をテーマにしたところに出たのですが、おもしろかったです。メインになったテーマは「発達障害の子どもへのとりくみ」でした。いままでは、部落の子どもや在日の子どもへのとりくみがテーマになることがほとんどでした。あとせいぜいが障害者「理解」的な内容程度ですか。それが、「いきなりそっちへ行くのか〜」という感じでした。
話の内容としては、「ウチの学校には◯◯らしき子がいて…」とか「ウチの学校には、今年、医療機関で◯◯と言われた子が来て…」みたいな話と、そうした子らに対する対応の難しさ。あと、印象的だったのは「ある医者は「対応ができないなら診断してもしかたないでしょう」と言った」という話と「専門家に聞いても一人一人への対応は教えてくれるけど、集団の中でどうするかを教えてくれない」という話。ま、それぞれがその通りだと思います。
結局、診断書が出ていれば個別の対応はできるけど、それが出ていない時は「証拠」がないためどうしようもない。ちなみに、個別の対応は「病気だからしかたがない」という理由でなされる「特例的措置」なんですよね。本来は、診断書が出ていようがいまいが、高機能障碍をもっていようがいまいが、部落であろうがなかろうが、在日であろうがなかろうが、個々の生徒を丸ごと受けとめてそれぞれに対応した教育をしていかなくちゃならない*1と思うのですが、現状ではしかたがないとは思うし、それぞれの学校ではみなさん本当に苦労されていると思います。
それにしても、これってどこかで聞いた話だよなぁ。

*1:「みんな同じ」じゃなくて、その正反対

京都総文・5日目

さて、いよいよ京都総文最終日。つっても、わたしたちは朝から駅に立ってあいさつするだけですけどね。
朝のミーティングで、さらに増員をしてくれました。疲労が蓄積しているわたしたち*1には本当にありがたいです。外回りのミーティングで「8時15分になったら少しの時間でいいから黙祷をしようよ」と提起。生徒たちも「なんで???あ!」みたいな感じで賛同をしてくれました。
相も変わらず、暑さとの闘いです。時間の変化の中に気温の変化を感じたりといった「自然」を感じられるのはとても楽しいのですが、しんどいのはしんどいです。
でも、セクションのチーフははっきりと「たいへんだなぁ」と思ってくれているみたいです。ほんとうにいろいろと配慮をしてくれています。ありがたいなぁ…。
そんなこんなで、じりじりと業務終了の4時が近づいてきます。一緒に立っている生徒と「あと10分、あと5分」と「分読み」をすることしばし。ようやく終了です。みなさん、ほんとうにおつかれさん。
あとは、閉会式とか最終ミーティングとかを残すだけです。ようやく館内で比較的長い時間を過ごすことができます。受付でボーっとしていると、参加者の方が不意に質問に来ます。さっぱりわからないです。隣にいた生徒が「先生、ぜんぜん知らないんですね」「うん、でも、近所の大学のオープンキャンパスシャトルバスの発着所の場所とか、結婚式場の行き方だったらわかるよ」と笑って答えました。そんなもんです。
セクションのチーフが来て、「最終ミーティングでそれぞれのセクションの代表がひとことずつあいさつをするんだけど、ウチのセクションからは外回りの子にやってもらおうと思うんやけど」と言ってくれました。迷わず一人の生徒を指名しました。そういうふうに評価をし、前に押し出そうと思ってくれているんですね。うれしいなぁ。
あとはどんどん日程が進んでいって、あっというまに解散時刻。
生徒たちは「打ち上げや〜」と言っています。ちょっとカンパを渡して、わたしはお友だちになった人と一緒にビールを飲みに行きました。生ビールを2杯飲むのは久しぶり。やっぱり乾いていたんだなぁ。

*1:すでに、ウチの学校だけじゃないです

京都総文・4日目

さすがに今日は案内役に増員をお願いしました。おかげさまでローテーションも組めるのでずいぶんと楽です。といっても、休憩時間が短い。どうしたもんだろう…。
きのう本部からのあいさつに憤慨したことを同じセクションの人に話すと、「そんなこと言ってたの!それはひどい!」とやはり憤慨していました。そりゃそうだわ。
おそらく本部の人たちはわたしたちを人数に入れていない。言い換えるならば、人間扱いしていないわけです。てことは、「非人」?かなりぴったりですね。
会館から排除されたところに、わたしたちはいます。会館内の人たちは、休憩に帰った時の暑そうなわたしたちを、畏怖と排除のいりまじった、なんとも言えないまなざしで迎えていることを感じます。セクションのチーフは、そんなわたしたちの姿を見て「こりゃなんとかせんとあかんわ」と思ってくれたみたいです。なので、特別にジュースをもらったりということはあります。でも、そのジュースのために誰かが代わりに仕事をするかというと、やるわけないです。
う〜ん、畏敬と畏れ、忌避・排除…。まさに、ケガレとキヨメの世界です。てことは、やっぱわたしたちは非人集団?てことは、わたしは非人頭?
こんなことをウチの部員に話をすると、「そうか〜、部落の起源がなんとなくわかるわ〜」と妙に納得してくれました。
今度、部落史の学習をする機会があったら、これ、使ってみようかな。でも、実際にその役をやらないとわからないかなぁ…。

京都総文・3日目

今日は午後から参加受付開始。いよいよ全国の参加者が国際会館に集結しはじめます。そんな日なのに、朝、いきなりぶち切れました。
朝の全員集合の時の本部からのあいさつが「本番は明日からです」だったんです。こいつら、自分たちの意識は実際に放送をするホールの中にしかないな?物品担当はきのうからすでにTシャツの配布や弁当の配布でバタバタしています。今日の参加受付で、案内担当も受付担当も「本番」を迎えます。本部のあいさつとしては「すでに昨日から本番を迎えている仲間もいます」であるべきでしょう。まぁ、わたしたち「肉体派」は本部の「エライさん」から見れば忘れてしまいそうな存在なんでしょうけどね(笑)。
で、10時頃から案内業務開始。
メチャクチャしんどいです。全部で4ヶ所ある案内ポイントを5人の生徒+教員2人でやるということは、ほとんど休むヒマがないということに他なりません。「まだ昼ご飯食べてへんの、だれや?」「◯◯と◯◯です」「ほな行かしたって」。そのうち「あいつ倒れそうやし休ませたって」「はい」「かわりに自分、そこに入ったって」「はい」。倒れる前に休ませる。休ませるのは、倒れささないためであって、次に仕事をさせるためです。ひでぇ…。
国際会館の中はクーラーがききすぎていて、生徒たちは「寒い、寒い」と言っていますが、外回りは猛暑です。しかも、午後からは光化学スモッグ注意報も出ています。でも、案内業務は続きます。頭の中にチラリとよぎった言葉は「一寸の虫にも五分の魂」。
一日終わると、すでに脱水状態でした。これが、あと2日あるわけね。
帰ったら、とにかく缶チューハイ。シャワーを浴びてご飯とビール。そして爆睡です。

京都総文・2日目

今日から、場所を国際会議場に移して準備です。
といっても、わたしたち外の案内役はやることはありません。館内の案内だったら、迷路のような会場ですからいろいろあるんでしょうけどね。やらなきゃならない作業はせいぜい、参加者に配付する資料の袋づめぐらい。これだって、集中すれば1時間もかかりません。せっかくなので、お弁当を持ってみんなで宝ヶ池に行くことにしました。
まぁ見事に晴れ渡った空。真昼の太陽が遠慮なく照りつける中を、みんなでお弁当を持っててくてく歩いていきます。たしかに暑い。でも、東屋に入ってお弁当を広げると、冷房とはぜんぜん違う心地よさがあります。明日からのことを考えながら、しばしくつろぎました。
午後からは、生徒たちは群読の練習。教員はやることなし。4時頃終了。そのまま自転車で家に帰ると4時10分くらい。あ〜、勤務地が近いと楽だわ。

京都総文・1日目

今日から6日まで、京都で全国の文化系クラブの総合文化祭が開催されます。なので、文化系顧問は総動員です。わたしも文化系顧問として放送部門の要員で動員されてしまいました。会場は、京都国際会館。で、役割は国際会館駅の改札口から国際会館までの案内役です*1。てことは、冷房ないやん。ま、ええです。ウチの学校の生徒たちは「肉体派」ですから、ちょうどいいです。
今日は、国際会館では総合開会式が行われます。その関係で、放送部門は近くの精華大学で準備作業。といっても、案内役は何にもないですけどねぇ。まぁ、えてしてこういうものって、「表」に出る人たちを基準にいろんなことがまわっていて、「裏方」の動きは放ったらかしだったりします。ま、だから「裏方」なんですけどね。でも、案内役に限らず、出てきたゴミの回収役とか、スタッフ生徒のお弁当や飲み物の配布役とか、そんな裏方がいないと「表」はまわりません。この手の行事の時に「表」をやることもいい経験だけど、「裏方」の必要性を自覚しながらそういう経験をすることも、とても大切な経験だと思います。てか、「表」しか知らない人生って、きっと薄っぺらな人生だと思うけどなぁ。これって、裏方しかやらない人間のひがみかな…。
それにしても、ウチの学校の生徒、うるさいのなんのって。まわりにいる他の学校の生徒さんたちが「し〜ん」としている時も、ウチの学校の子らだけなんだかわからないノリで盛りあがってしゃべっています。まぁどんな状況でも楽しめるというのは大切だけど、大丈夫だろうか…。あの子ら敬語が使えないんだよな。

*1:あ、昼間国際会館駅のあたりをウロウロしていますので、おひまな方はどうぞ(笑)。