わたしは予習をしないというポリシーを持っているのですが、それには理由があります。
まずはなんといっても、「授業はライブである」ということ。これはゆずれません(笑)。
もうひとつは、しょせん高校程度の数学であれば、「何を教えるか」ではなく「どう教えるか」ということが、数学の教員として必要なことだと思っていることです。「何を教えるか」という観点であれば、もちろん予習は必要です。でも、「どう教えるか」ということであれば、教科書を読み込むとか、参考文献にあたるとか、板書プランを練るとかといった作業よりも、生徒と話し込むことの方がはるかに重要です。なので、デスクワークをするよりもフィールドワークをしたいと考えています。
ところで、やっぱりビジュアルに生徒に提示したいことがあるわけで…。ということで、今日は久しぶりに教具をつくってみました。題して「微分係数理解マシーン」です。
これは、平均変化率の状態ですね。で、右の部分がず〜っと左へ行って、ふたつの位置が重なると
となります。はい、接線になりましたね。
技術職員室にこもって5分ほどでつくれました。同僚に見せたら「なるほど」と言いながら、微妙な顔で笑われてしまいました。まぁええやん…。
カテゴリー: work
せわしない
昨日の夜は早く寝たけど、やっぱりしんどいものはしんどいです。でも、上の子どもの弁当をつくらなくちゃなりません。なんとか起き出して、弁当づくり。その後出勤。今日から試験なので、監督2発。終わったら速攻帰ります。
11月やのに
今日の授業中、突然生徒が
「先生、もう11月やで…」
とひとこと。たしかにもう11月中旬です。にもかかわらず、な〜んもない。かつてのようなイライラ感が、どうも今年はわいてきません。
「ほんまやなぁ、11月やのになぁ」
きっとヤツラと相性がいいのかなぁ。でも、12月に伸びただけかもしれへんし^^;;
11月突入!
わたしの授業のテンションは、だいたい次のような感じです
4月 はりきっているので大丈夫
5月 ゴールデンウィークと中間試験があるので、なんとかもつ
6月 だるいけど夏休みを目指す
7月 期末試験と夏休みでもつ
8月 授業なし
9月 文化祭でごまかす
10月 中間試験でごまかす
11月 疲れがたまってキレやすくなる
12月 11月の反省で優しくなる
1月 半月で中間試験が来るので、なんとかなる
2月 あまり授業がない
3月 ほとんど授業がない
てことで、11月が一番ヤバイ月なんです。まぁ机を蹴ったりひっくり返したりするのは、たいてい11月ですね。
そういう自分のペースがわかっているので、11月の最初には生徒に警告をすることにしています。
「あのな、11月、キレやすいし、あまり刺激するなよな」
で、授業の受け方を再度説明です。
「教卓まわりでわたしがしゃべっている時に君らがしゃべるとキレるもとになるし、それは避けてな」
「あとな、あまり大きな声を出させるの、やめてな。小さな声で授業をしたいねん」
まぁ、今年の子どもたちとはそれなりにテンションがあっているので、なんとかなりそうな気もするのですが、予断を許しませんな。
で、発表会当日
今日は午前中は平常授業、午後から2時間ぶち抜きの人権学習*1、放課後には研究発表会と、1日てんこ盛りの日です。
とりあえず、授業が終わったら、午後からの人権学習の準備開始です。いくつかの教室でプロジェクターのセットをしたり、発表会の会場の放送セットをしたり、体育館の放送セットをしたり、なんだかんだとやらなくちゃなりません。
これ、すべて前日までにできることであれば楽なんですが、当日にしかできない、あるいは直前の昼休みにしかできないということも多々あるので、かなり厳しいです。はじめのうちは移動は歩いていたのですが、徐々に早足になって、最後はダッシュをしていました。
まぁそれでもなんとか終了。太股の裏がつったし(笑)。
2会場の講演会がはじまったら、ようやく一息つけます。
放課後には研究発表会。わたしは「パシリ」なので、基本的には特に何もなし。まぁ放送部の生徒がちょこっと出るので、その部分のコーディネートぐらいですか。
あっという間に1日が終了。研究発表会をしている最中に、放送部の連中が講演会場の崩しをしてくれているので、ほんとうに楽ですわ。
*1:発表会参加者の授業参観付き
ひたすらワーク
あしたは某所から指定を受けた人権教育の発表会があります。ここしばらく、ほんとうにこれのために忙殺されてきました。そんな日々もあしたでおしまいなのですが、さすがに前日はきついです。
校内にステ貼り(笑)をしたり、断幕をはったり、放送のセットをしたり、なんだかんだとやっていると、あっという間にあたりは真っ暗です。さてさて、あしたは無事終わるんだろうか…。
某人権研究大会
今日は京都府全体の人権教育の大会ということで、北の方まで出張です。今回のわたしの役割は「レポート」。
夏から「イヤだイヤだ」と言っていたのですが、なんか消去法(笑)でこちらにまわってきました。まぁ別に何か特別なことをやっているわけじゃないんですが、たぶんしゃべくりが達者なのが問題なんでしょうね。「ほんの小さな日常の一コマ」を紹介しただけで、「おぉ」みたいにとられてしまうのは心外なんですが、せっかくレポートをするならそういう日常の一コマを話さないと悪いなぁと思うサービス精神がよくないみたいです(笑)。
同じ分散会に他に3本のレポートがあったんですが、なんかもったいないなぁという感じがひしひしします。だって、みなさんほんとうにていねいな実践をしておられるんですよ。なのに、それをうまくアピールしていない。まぁアピールなんてしなくてもいいんですが、やっぱりしゃべる以上は聞いてもらわないともったいないと思うのですが…。
ところで、「なんだかなぁ」と思うこともやっぱりあるわけで。
レポートのあちこちに「女の子やけど」「男の子やったら」という言葉がちりばめられています。そういう態度が根底にある実践が、どれほどまでに子どもたちを枠の中に縛りつけているのかということが、おそらくは発言者にはわからないんでしょうね。
討論の時間に、わたしは「立場の自覚をすることが、自分の問題を解決する糸口になる」みたいなことを話しました。いちおう部落問題に引っかけて話をしたのですが、例えば部落の女性にとっては、「部落」という立場の自覚だけじゃなくて、「女性」という自覚もまた、自分の問題を解決するための大切な「立場の自覚」だと思うのですが、そのあたり、ものすごく希薄なんですよね。
体育祭だけど
体育祭って、やっぱり外でやります。ということは、前日に放送セットはできません。ということは、集合点呼の8時40分に音を出すためには…。集合は7時です。
前日にお弁当をつめておいて、とりあえずコーヒーを一口すすって出発です。
職場に着くと、朝の空気が妙にすがすがしいです(笑)。
生徒達といっしょにスピーカーをセットして、電線を張って…。にしても、ヤツら段取り悪いなぁ…。まだまだ仕込みが足りません。
一通り音が出たのを確認して、わたしは職員室へ。ここからは、来週火曜日の某発表会の準備です。印刷したり印刷したり印刷したり…。もうイヤになってきます。
午後からは、明日の出張に向けて自習課題づくり。
そんなこんなしていると、体育祭も終了。さぁ、崩しだ。
崩しって、セットした時の状態によって大きく左右されるんですよね。そのあたりを、ヤツらはまだまだわかっていないんですね。
てな感じで、バタバタしているうちに一日が終了。さぁ帰ろう…。
と思ったけど、明日からのことを考えたら、あと一仕事しておいた方がいいな。
再び印刷したり印刷したり印刷したり…。ふぅ…。
いろんな準備が
明日は体育祭。今日の6時間目は予行です。といっても、全員でやるマスゲームの練習をする程度ですが…。かつては半日かけて入場行進の練習をしました。歩調があわなければやり直し、みたいな。そういう「体育大会」から、だんだんと運動会になってきていて、ちょっとは楽かな。でも、本気の競技がなくなってきているのがちょっとさみしいかもしれません。
てことで、マスゲームの音楽をちょいと鳴らす程度でそっち方面の仕事は終わりです。
一方、今度の火曜日に、某発表会があります。これの準備がたいへんです。なんというか、あとからあとから「あ、これがたりない」というのがわいてくるんですね。
今回忘れていた内容で一番たいへんだったのが、発表会の会場に貼る横断幕です。近所の某教育委員会に行って長尺プリンタを借りてもいいんですけど、せっかくですからここは生徒に頼もうということで、美術部に頼んでみました。連中「え〜」とかいいながらやってくれます。うれしいなぁ。やっぱりさすがは美術部です。けっこうかわいいデザインにできあがりそうです。これを見る教育委員会の人とか、どう感じてくれるかなぁ。
さて、あしたは体育祭だ。でも、きっと火曜日の準備に追われるだろうなぁ…。
仕事が溜まる
午前中は所用で、ちょいとお休みをいただいて…。
午後から出勤をしたら、やっぱり仕事が溜まっていました。てことで、定時まで仕事に追われて、人権学習の教材づくりはできませんでしたorz。もっとも、頭の片隅でずっと考え続けているんですけどね。