ひたすら読んでしゃべりかける

今日のタスクは作文読みです。
てことで、職場に到着して、朝ごはんを食べたら、速やかに読みはじめます。普段はソファに寝転んで読んだりするけど、今日は椅子に座って読みました。すると、案外はかどりますね。こっちの方が早いのか。
授業の合間の空き時間にメールチェック。と、KうとK組からメチャクチャたくさんメールが来ています。しかもひとつはかなり大きなタスクです。まぁしゃーないか。今回はレポートじゃないしなぁ。とにかく各方面に連絡をして、大きなタスクは後まわし。
空き時間のもうひとつのタスクは「健康診断」です。心電図の時に
「ブラごと服を上にあげて」
と言われたので、まぁ勝利なんでしょう。ほとんどどうでもよくなっていますね。
あとはひたすら作文読みです。午前と午後、合計3時間程度で読み切りました。
午後は入力です。なにしろ8冊の本の「読書」感想文が混在しているので、どうしようかと。ここはexcelやな。ということで、ひたすらマイクに向かってしゃべりかけます。そんなこんなで16時頃には入力完了。
お次は組版ですね。といっても、使うのは一太郎です。安定しています。毎年使っている「ひな形」があるので、そこにコピペするだけです。と、作文が足りない。あわてて作文を足して、完成です。
今年は「あとがき」をつくろうかな。だめだ。いい文章が出てこない。うーん。やんぺ。
まぁでも明日にはできるでしょう。
が、KうとK組から、大きなタスクを月曜日までに仕上げろと。
えーと。明日まで感想文集をつくって、明後日はしあさってのお座敷のネタを考えてからの学習会。しあさっては昼前からお座敷だから…。詰んだな。ムリというものです。
と、放送部員がやってきました。
「あの、こわれました」
さては、フォンプラグを抜くときにケーブルを持って抜いたな。
「頼むからていねいに扱ってくれ」
てことで、「半田づけ」というタスクが増えました。
まぁいい。なるようになります。家に帰ってビールだな。
と、パートナーが寝る前に
「ヘッドしたげよか」
とありがたい言葉をくださったので、やってもらいました。爆睡しました。

動きをとる

この間、ずっと頭を悩ませていて、動きがとれなかった事案がひとつはっきりしました。とても残念だったけど、与えられた条件でいくしかありません。逆に、来年への目途もつきました。
てことで、早めに職場に行って、印刷したり、あれやこれやと手当をして、動きをとりはじめました。
しかし、欠席者が多いな。希望調査がとれないです。困った。とにかく休み時間に教室に行ってマークシートに●をしてもらうしかないですね。あとは教科担当に頼むかな。
昼休み、朝に3人ばっか休んでたクラスに行くと、ひとりは来てたので、マークしてもらおうかなと。このクラス、去年担当してたので
「○○さんは?」
と聞くと、
「やめた」
という返事が返ってきました。
「え…。ショックやわ」
と言うと
「どひちゃん、仲良かったもんな」
と言われてしまいました(笑)。
その子、たまたま一番前にいたから、いろいろちょっかいを出してただけなんですけど、そうか、そういうふうに見てたんだ。でも、それはそれでいいか。それが「贔屓してた」とか、他のアカン感じじゃなくて「仲良し」と見られてるなら、それはそれでいい。そして、「やめた」という話にショックを受ける教員がいるということを伝えることも大切だと思います。
放課後、これまた去年担当した子と廊下をすれ違った時に、いきなり
「Trick or treat」
って言われてびっくりしたら
「食べる?」
と袋菓子を出されて、思わず
「ありがとう。逆にもろてしもたわ(笑)」
ともらってしまったり。うん、生徒からもらったお菓子はうまい。しかし、こんなことやってるからアカンのやな(笑)。
そんなこんなでパタパタしてたら、すぐに定時です。さてと、帰ろう。とりま久しぶりに筋トレして、あとはビールだな。

南へ北へ

朝、6時半に目覚ましをかけていたけど、身体が動きません。結局7時までゴロゴロ。それでも起き上がって、朝の支度をしたら車でスタートです。
実は今日はゼンコーの事後合宿だったけど、参加者が少なくてオンラインになりました。それでいろいろスケジュールが変わりました。ただ、もともとから入っていたスケジュールを、まずはこなしていきましょう。
最初のタスクは東九条マダン用の雑貨の買い出しです。いつも使っているお皿を少し変えようと思ったけど、在庫がなくて残念。なんでも、あらかじめ言っておけば用意してくれるんだとか。それにしても
「久しぶりですね」
とか言われてビビるなど。だって1年に1回しか来ないのに、なんで覚えられてるねん。まぁでもプロしか来ないような店に素人が行くから珍しいのかな。
買い出しが終わったので、次の場所です。ウトロの集会室です。到着したら、みなさんすでに着替え終わっておられます。わたしもあわてて着替えましょう。なんでも、今日は伊勢田小学校の創立50周年の記念行事なんだとか。で、農楽隊はそのオープニングで叩くらしいです。みなさん、気合いが入っておられます。
と、Sニさんから「これ」と渡されました。

うれしいなぁ。
で、会場の伊勢田小学校へ。それにしても、みなさんフリーダムです。体育館に入ったら、いろいろ知りあいがおられて、あちこちで雑談がはじまります。ケンガリのSニさんが
「こっち来てー」
と声をかけても、それぞれがやりたいことをやっておられます。まぁそれでも、なんとなく舞台の方に来て、なんとなくはじまりそうな感じになってきました。
やがてオープニングの時間になりました。まずは、前口上。いつもの通り、わたしの役まわりです。あとで「せんせいやな」と言われてしまいました。あとは、みんなで叩いて踊って楽しい15分を過ごしました。
ちなみにオープニングのあとは「開会宣言」と「あの歌」がありますが、当然みなさんは体育館の外に出ます。わたしも積極的に外に出ます。で、記念写真です。

で、あわてて着替えて、そのままガッコに向かいます。今日は学校説明会があります。ガッコに到着したら、すでに放送部員が荷物運びをしています。しかし、わたしは何も食べてない。とりまスープでおなかをごまかしましょう。
で、放送機器のセッティングをして、主催のセクションと打ち合わせをして、そんなことをしていると12時をまわりました。そこで再びウトロへ。持たせて下さったのはこれ。

焼きめし弁当です。ガッコに帰ってワシワシ食べました。キムチうまい!ケッパリうまい!でも、食べきれない。半分持って帰ろう。
で、学校説明会がはじまります。はじまってしまったら、特にやることもなし。終わったら片づけです。みんなでやったらすぐに終わります。
と、ここでゼンコー事後合宿のオンラインを立ちあげねば。なにせ、proのアカウントを持ってる人はいませんからね。ちなみにzoomのアカウント、気がついたらkwanseiのがなくなってメッチャ困ったけど、kansai-uが手に入ったのでホッとするなど。Aっちゃんが早めには行ってくれたので、共同ホストにして、わたしは帰りの運転があるので退室。
帰りは再びウトロに寄って、おべんとうのタッパーを返したり、Sファンさんに貸してたTシャツを受けとったり。さらに帰り道にキムチの材料をゲット。
そんな感じで家にたどりついたら6時をまわってました。疲れた…。

人の世に熱と光を ー水平社創立の思想に学ぶー

今日は先週金曜日から延期になった体育祭の日です。体育祭と言えば、朝が早い。7時集合です。てことは、メッチャ早く家を出なきゃならないし、メッチャ早く起きなきゃならないということです。しかも今日は火曜日、出張日です。よりによって水平社博物館に行かなきゃならない日です。どうするねん。
まぁでも、淡々とこなしていくしかないです。
てことで、7時に出勤。放送部員もすでに集まりはじめてます。昨日機材の半分くらいは運んであるので、今日はスピーカーの設置から。
部員がスピーカーを運んでくる間、わたしは朝ごはん。体育祭の日の朝ごはんは卵とハムカツのコッペパンとタリーズのブラックコーヒーと決めてます(笑)。これを誰もいないグラウンドを見ながら食べるのがいい。
てことで、スピーカーの設置が終わったら、スピーカーケーブルの敷設です。
体育祭ではスピーカーは3発出してます。なので、アンプは2台。片方はステレオモードで、もう一方はブリッジモードです。ふたつのアンプに音源を食べさせるためにミキサーを設置してあります。
ここまでが、ひとブロック。ただし、これはスピーカに近いところに設置します。放送席はこことは離れたところに設置するので、お次は放送席までケーブルを伸ばさなきゃなりません。これらはすべて空中配線をします。ここで、体育祭恒例の「サル」が登場します。電柱に登って高いところにケーブルを引っ掛ける役です。それが終わったら、あとはケーブルを放送席まで持っていって、放送席のセットをしたら完了です。
さてと、音は出るかな。出たな。でも、なんかハム音がする。ケーブルが細いからなぁ。まぁ、実際に音を出したらマスクしちゃうでしょう。問題は2つのアンプの音量バランスですが、このあたりは勘ですね。
てことで、8時半に設置終了。よくできました。
てことで、無事、開会式開始。今日は副顧問も放送席に座ってます。いろいろ部員とコミュニケーションとってるのはいいんだけど、なんか「指導」っぽい。できれば一緒に働く仲間になってほしいんだけどなぁ。そういう意味では、できれば設置のところから来てほしいところだけど、勤務時間外だからなぁ。しかし、一番大変なのは設置と撤収なんだけどな。まぁええか。
開会式がすんだら9時半です。さてと、あがりましょう。しばし職員室でメールチェックとか今日の準備とか。そしてスタートです。
さてと。JR奈良から桜井線→和歌山線にするか、大和路線→和歌山線にするか。やはり前者かな、ひなびた感じを楽しみたい。
でも、途中、この間もらったこれの抜き刷りを読んでたり。うーん。あの時、小栗さん、質問されたけど、完全に向こうが専門家じゃないですか。でも、わたしが言ってる話とかなり共通点があるので、うれしいな。
てことで、掖上駅に到着。テクテク歩いて水平社博物館へ向かいます。が、ん?妖怪アンテナが!こんなところからムラなのか?いや、違う?もう少し歩いたところで、明らかにムラに入りました。なるほどな。てか、お好み焼き屋さんがありますがな。入りたい!でも、そんな時間はありません。
てことで、水平社博物館に到着。
まずは駒井忠之館長の講演です。が、うちの事務局長に「レジュメです」と送ったメールにデータを添付するのを忘れてたことが判明。急遽博物館で印刷してもらうことになってしまいました。すみません、すみません。
で、講演。まずは水平社設立時の有名な写真から。なんか、7人なんですね。まぁそれはいいとして、まずは平野小剣からひとりずつ説明されますが、これが詳しい。さすがとしか言いようがありません。そして水平社宣言へ。とは言え、これは「水平社設立大会宣言」で、綱領•宣言•則•決議を一体として捉えなきゃならんという話です。その後、さらに細かいところに突っ込まれていきます。例えば「吾々」は「特殊部落民」を指し、「吾等」は「すべての人」を指すとのことです。なるほど、だからこそ、普遍性を持つんですね。
とにかくこうやって、ひとつひとつの文章を細かく分析していかれます。これはすごいわ。
もちろん、守安さんとか朝治さんなんかの力は借りておられるんでしょうけど、でも、独自に調べておられることもきっと多々あるだろうし、ほんとうにこれが「専門」というやつだなぁと、あらためて思い知りました。
講演のあとは水平社博物館の見学です。個人的に好きなセクションは「帝国弘道会」→「大和同志会」→「燕会」のあたりかな。ちなみに、この頃同時多発的にあちこちで同じような会ができていて、それらが大きなうねりとなって水平社へとつながっていく。このあたりのダイナミックな感じはたまりませんね。
あとは、各地の活動家のコーナーもおもしろい。誰を見ても若い。ほんとうに若さあふれる集団だったんでしょうね。
それにしても、水平社の設立に居合わせた人たちの気持ちって、もしかしたら規模は小さいけど、stnの設立の時と同じような感じだったのかもしれないなぁと、ふと思ったりしました。
そして自主フィールドワーク。基本的には1年弱前に案内してもらった内容を半分以下にした感じで、さっくりまわりました。
さてと。日も傾いてきたし、帰りましょうか。

これが引き継ぎなのかなぁ

今日は1・2・4と3発授業があって、からの、午後は体育祭の予行です。ちなみに、大学だと4時間目は夕方近くに終わる感じかもしれませんが、高校では午前の授業です。もっとも、うちの職場だと4時間目は12時からなので、午後じゃんという話ですが。
問題は4時間目に授業があって、からの、午後の予行です。予行の準備は昼休みにしかできません。ちなみに、予行は体操服です。ということは、部員達は「着替え」→「準備」→「おべんと」となります。着替え場所はもちろん放送部室一択です。となると、着替えと機材搬出が同時並行になります。まぁそれが放送部というものです。そして、準備がいかに早くできるかでおべんとの時間が確保されるかどうか決まります。それはわたしも同じことです。違うのは「着替え」がないことだけです。
まぁそれでもなんとかおべんとを食べられました。ちなみに、部員達はグラウンドで昼ごはんを食べるという。ピクニックやな。
で、予行開始。
まずはマスゲームの練習です。実は体育祭は既に延期が決まっていて、延期先が来週火曜日です。火曜日と言えば出張日です。そして、今度の出張は絶対に行かなきゃならないやつです。ただし、現地は午後なので、朝イチは用事がありません。なので、「7時出勤」→「機材セット」→「ながらになるまで確認」→「出張」というオニのようなスケジュールになりそうです。さらに、マスゲームの時間は出張先にいるはずです。ということで、マスゲームの音楽は副顧問にお願いすることになります。
副顧問さん、やる気のあるマジメな人です。なので、任せると、ちゃんとやろうとされます。それが、なんとなく居心地が悪い。
基本的には、わたしは「自分で考えて」「誰にも言わず」「黙って仕事をする」タイプです。人に仕事を振るのは苦手です。さらに、「自分がやる」と決めたことを他人にされると「イラッ」と来てしまうタイプです。まぁでも今回は副顧問だし、いずれ渡さなきゃならない仕事なんでガマンしますか。
マスゲームの次は行進の練習です。こちらは放送部員が担当しなきゃなりません。顧問の仕事は生徒のサポートです。
放送部の顧問の仕事は、実はものすごく細かい。機材の準備からはじまって機材の撤収までは、もちろん仕事です。それだけじゃなくて、放送原稿のプリントアウトとかもあるし、故障している機材の修理なんかもあります。さらに、各種行事の放送はすべて担当します。誰かから「やってね」と言われようが言われまいが、やります。だから、自分で考えて仕事の段取りを組みます。すでに「仕事」ではないです。もちろん、他の学校がどうしているかはわかりませんが、うちのガッコはそういう感じです。そして、こういうやり方は40年近くかけて自分でつくってきました。それを誰かに伝えるのは、かなりむずかしいです。
そうそう。今日は帰りに放送機材のショップに寄って、生徒が壊した機材の修理の依頼をしなくちゃ。
これ、どうしたもんかなぁ。まぁでも、やるとなったらやるのかな。

言い過ぎた

今日は、某人権教育研究大会です。なので、朝は少しだけゆっくり。ちなみに会場は職場の近くなので、いつもの出勤気分です。
会場に着いて受付をして、しばらくしたら全体会の講師が来られました。やっぱりギターを持っておられます。が、もう片方の手に杖があるのが心配ですね。
「こんにちは」
というと、びっくりしておられました。いや、京都の人権教育大会なので、来ますがな。
で、全体会開始。
古川さんの話、前にも一度聞いたけど、いいですね。自分史と日本の近現代史を重ねながら、さらにそれに全同教運動を重ねられます。
「非行は宝」
その言葉にだまされた担任人生だったけど、それもまたそれです。たぶん、あの時にだまされたから、今のわたしがいます。古川さんはもっとスケールが大きいけど、でも、「相似形」ですね。
しかし、古川さんの話はずるいところもあります。とにかく歌がうまい。そして歌の選択がいい。歌の力がハンパない。それを使うから、心が動きます。「ヨイトマケの唄」とか、そんなところで出したらあかんでしょう。
そんなことを感じながら全体会の記念講演終了。その後、ごあいさつをして、ちょっと密談をして(笑)。
で、わたしは午後の配信場所を探さねばなりません。うーん、事務局長に頼むか。
「本部の片隅を貸してもらえますか?」
いいんかよ!なんか、どんどん自分の位置づけがおかしくなっていきます。まぁ年上だからかな。36歳だけど。
てことで、zoomに入室。とりま、おにぎりをパクつきながら会議に参加。全然わからん(笑)。
お次はわたしのターンです。今日のためにプレゼンをつくってたのでした。てことで、1時間半超速でしゃべりまくりました。が、超速ではあかんですよね。おそらくみなさん、呆れられたのではないかと。でも、わたし個人としては、いろいろ整理できたのでよかったですね。
で、分科会に参加。ちょうど一番聴きたかったレポートです。なかなかにしんどい子どもですね。なんというか、自分を探している。その自分探しにつきあったという感じです。ふと、杏野丈さんの問い
「最初にカミングアウトすべき相手は誰か」
を思い出しました。でも、その相手である自分にカミングアウトするためには、やはり受容の経験がないと無理だろうと思っています。その受容の経験をさせた感じかなぁ。それが、きっと卒業後の姿につながっている。いいレポートだなと思います。
ただ、その後がなんだかなぁ。現在、けっこうトランスの子が顕在化しています。なので、あちこちの学校で「とりくみ」がされています。そうした経験を共有しておられる。が、それはそれでいいんだけど、あくまでも経験でしか話されない。もう少し俯瞰した話をしてほしいなと思ったので、交流会の話をぶっ込みました。ちなみに、みなさん交流会をご存知ないです。確かに広報はしていないけど、それなりに探せば手に入る情報です。なので、そっち方面の情報を仕入れようとしていないということになります。
ただ、それでもあまりインパクトがないというか、イマイチだったので、思わず
「マウントとるつもりはないんですけどね。わたし、GID学会の理事なんですよね。エキスパート研修の講師もやってるんです。てか、トランスジェンダー生徒で博士論文書いたんですよ。そういう意味では、一応専門なんです。そうそう、外国人についても、全国在日外国人教育研究協議会の事務局次長やってて、外国人教育も専門なんですよ。その観点から言わせてもらいますが、子どもたちを病理化しないでください。例えば、小中学生に対して医者は何もできないので、だから交流会を紹介してくれていたりします。子どもたちが困難を持っているんじゃなくて、わたしたちがつくっている社会が子どもたちに困難を与えているんです。だから、変わらなきゃならないのはわたしたちなんです。マイノリティは、社会の規範を顕在化させる存在なんです。そういう観点で子どもたちを見てください」
と言ってしまいました。
しかし、完全にマウントとってるやん。落ち込むなぁ。
でも、まぁいいか。わたしは単なるひら教員だからなぁ。そして、話した内容は必要なことだしなぁ。
さてと。さっさと帰ろう。ビールビール。

自業自得

今日は「学校説明会」ということで、土曜出勤です。ちなみに、もともとは用事が入っていて行かないつもりだったけど、その用事が15時半だったことに気づいたので、行くことにしました。まぁちょっと心配でもありますからね。
てことで、体育館に行くと、すでに部長は来ています。こういうの、大切ですね。ただ、筆記用具を持ってこないのはいかがなものか。いちおう昨日の放課後にセットをしたみたいだけど、細かいところが足りていなかったり、間違っていたり。そんなあたりをちょこちょこ修正して、あとは開始を待つだけです。
体育館の表に行くと、陸上部の子から声をかけられて、しばし相談にのるなど。こういうのも土曜日ならではの風景です。
で、学校説明会の方は、まぁつつがなく終えて、ここから猛ダッシュで崩しです。みんな動きがわかりはじめているので、かなり楽ですね。最後に機材を放送室に片づけて
「あとは帰るなり、のんびりするなり、どうぞ」
ということで、わたしもお家へ。おなかが減ったので、昼ごはんですね。何を食べよう。これか。

ネバネバ丼です。右の物体は、めかぶ・もずく・モロヘイヤ・オクラ・納豆・生卵を混ぜたものです。ごはんの上にかけようかと思ったけど、結局、ごはんはネバネバの上に投入して食べました。
さて、しばし休憩。やがて15時になったのでzoomに接続。今日からじんけんスコラがはじまります。しかし、なんでわたしがこれをやってるんだろうと、いつも不思議に思います。ちなみに、今日はセクシュアリティの基礎知識です。せっかくなので、盆明け仕事の内容に、さらにプラスして、マニアックな話に仕上げました。
で、2時間ガッツリ話をして、気がつくとあたりは暗くなっていました。
てことで、スタート。向かうは滋賀県中部の街です。今日は「つむぎの会」の呑み会があります。お店は「ナマステプジャ」です。おそらくすごいことになりそうです。
で、お店に入ると「なんであんたがいるねん」状態ですが、それはお互いさまですね。てか、このあたりが主宰者のFか田さんのすごさなんでしょうね。
てことで、まずはサラダ。

続いてタンドリーチキン。

そして、サルサ。

さらにシシカバブ。

〆はダルカレーとガーリックナンです。

完全におなかいっぱいです。
が、料理もすごいけど、話がすごくおもしろい。なんでもお寺の住職さんも来られてて、この方が部落解放に燃えておられたり。と、向こうから呼ばれて、幼稚園の園長さんと熱い話をしたり。なんかもう、カオスでした。飲み放題メニューに釣られて、ついついラムとウィスキーに手を出してしまい、完全に呑みすぎましたね。でも、メッチャ楽しい時間を過ごさせていただいて、さてと帰りましょう。
と、帰り道はすごい雨です。んー、これはわたしの土曜出勤のせいだな。てことは自業自得か。まぁいいや。

きっとこれがやりたかった

今日から朝の通学路指導がはじまります。てことは、いつもの時間に職場に行っても、荷物を置いたらすぐに駅まで帰らなきゃならないことになります。なので、いつもより1本遅い電車に乗ることにしました。1本遅いのは転クロです。正確には、いつものだけがロングシートです。たぶん通勤電車に乗ってるんでしょうね。ロングシートはめんどくさいんですよね。
通学路指導は呑気なもんです。ひとつは毎朝旗を持って交通整理をしてくださってる人がいるということ。もうひとつは、子どもたちが「事故がないような」歩き方をしてることですかねぇ。かつては注意しまくってましたが、そんなこともなく、
「おはよー」
「おはようございます」
とあいさつをかわす通学路指導でした。
授業の方は、なんとなくビデオを見せようかと思ったけど、フツーにやることにしました。しかし、三角方程式の「いつき式解法」って、案外すごいかもしれないなと思ったり。まぁただ、その解法を理解するのがめんどくさいか。
で、放課後は1時間労働者の権利を取得して、夜の仕事へ。後期がスタートです。
後期は「教職実践演習」なる科目です。これ、本当はやらなきゃならないことがあるようですが、どこの人もかなり好き放題しておられます。てか、これも教職実践演習だったはずです。まぁ、わたしのお座敷が許されるくらいですから、なんでもありってことでしょう(笑)。
で、わたしが選んだ内容は『現場で使える教育社会学』です。やっとこれができます。
ちなみに、わたしを夜の仕事に引っ張ってくださった方は、別のキャンパスで教育社会学をやってほしいと言っておられたのですが、それはさすがに今の状況ではムリです。つらってぃ。
たしかに盆明け仕事も「ジェンダー論」なので楽しいです。でも、自分の専門はここなんだろうなと漠然と思ってます。なので、盆明け仕事でも、「隠れたカリキュラム」と「学校の中のジェンダー構築」を抜き出してやってます。まあそこが専門ですからね。
てことで、2ヶ月ぶりにみなさんと会いました。てか、2年目ですからね。あのはじめて会った時の緊張感はさすがにないです。
今日はわたしがレジュメを切って発題です。内容は「第1章 教育は社会の中でおこなわれている」です。まぁ第1章はガイダンスですからちょうどいいです。
ところどころにふだん学生さんが使われているのとは違う言葉の「用法」があったりするので、そんなのを補足しながら、社会→教育という関係について話しました。まぁ、おそらく2年間のつきあいの中で、ふだんから話してたことなので、もしかしたら学生さんにとって、そんなに「新しい」ことではないかもしれません。でも、「それ」がメインであることは、やはり大きな違いがあるかな。それはわたしにとっても同じです。なにかに差し込むのと、それそのものをやるのとはまったく違います。
あー、楽しい。もちろん楽しいだけじゃなくて、わたしにも新しい発見がある。そんなこんなで、思わず力が入ってしまったところもあるくらい楽しかった。ほんとにこれがやりたかったんだなぁ。
さてと。楽しい夜の〆は、おいしいビールかな。

高校教員の仕事

今日も1日仕事だなぁと思いながらの出勤です。まぁでも少し涼しくなったから、歩いていても楽といえば楽です。しかし、こんな生活をいつまで続けるんだろうとは思いますね。
今朝は立番ではなく「待機」なので、セクションの小部屋でPCをパチパチ。やってきた生徒の対応です。ほんとうに細かい「おイタ」をした子が、めっちゃ神妙な顔でやってくるのが、なんとなくおもしろいです。
い「担任さんからなに言われたん?」
生「「キミがやった行為はアメリカだったら許されるけど、日本では許されない。もしもその行為をしたければアメリカに行きたまえ」って言われました」
い「マジか…。そんなことを言ったのかよ…」
あとは代講に行ったり授業に行ったり。
放課後は軽音のリハのつきあいです。基本的には軽音が持ってるSTAGEPAS 600GTを使うので、放送部の出番はないのですが、文化祭と同様、モニターアウトからうちのパワーアンプに音を食わせてZLX15を鳴らすという話になるので、わたしが出なくちゃならんという。このあたり、部員がわかってくれたら助かるんだけどなぁ。さらに、司会がワイヤレスを使うので、放送部のワイヤレスマイクをSTAGEPASにつながなきゃなりません。放送部が外部の機材を借りることはないので、このあたりがわからんやろなぁ。つくづく情けない。
まぁでもすべてのセットを終えて、軽音が演奏をはじめると、なかなかいい感じです。夕方5時を過ぎると、少し暗くなってきます。聞いている軽音部員は、ペンライトの代わりにスマホのライトをつけて振っています。そんな風景を見ながら
「これを見ているのも仕事なんだなぁ。高校教員って、こんなのが仕事になるんだなぁ」
と、ふと思いました。
なんか、子どもたちの青春につきあう感じですね。ちょっと泣けてきました。
そんな仕事をこれまでやってきて、あと少しだけやる。

きっと求めてるんやろなぁ

朝、出勤して朝ごはんを食べてると、電話が…。相手は数学科のチーフでした。
「なに?」
「あの…」
とてもすまなさそうな声です。それでわかります。代講です。
「なにすればいいの?」
「授業を…」
「はいはい」
まぁおたがいさまなので、しかたないと言えばしかたないです。しかし、やろうと思ってたことがほとんどできそうにないです。やれやれ。そのぶん、やろうと思ってたことの密度をあげますか。てことで、来週からはじまる週明け仕事の準備をするなど。
まぁ午前のわたしの授業は楽勝です。なにせプリント学習です。もっとも、ひとクラスがヤバくなってきました。貧富の差が激しくなりそうです。明日は指摘しなきゃなりませんね。
で、午後に代講です。
教室に入ると…。少ない…。メッチャ休んでます。インフルなのかコロナなのか。いずれにしろ、メチャクチャです。で、来てる子も、なんとなく無気力な感じです。どうしたものか。
「あのさぁ、わたし、疲れてるから、テンション低めでお願いね」
と、まずは望ましい授業態度を要求しました(笑)。
「で、どこまでやったん?」
と今日やるべきテーマをたずねたけど、どうもわかりません。
「ノート、とってへんもん」
マジか。
「あの子に聞いたらわかるで」
と言われたので、その子のノートを見るも、なんだかよくわかりません。しかたないので三角比の計算方法からスタート。
い「sinは斜辺分の高さやんな。これ、習ろたやろ。覚えてる?」
生「知らん」
い「それ、ヤバイで」
生「どれくらい?」
い「これ知らんかったら0点やな」
生「それ、基礎か?」
い「いや、基礎とちゃうな。家があるやろ。基礎はここや。その下になにがある?」
生「地面?」
い「それや」
生「(笑)」
なんか、このあたりから、やりとりがはじまりました。
い「sinは、これ分のこれやな。問題はやな。最初の「これ」は、分数の上か下かどっちや?」
生「上!」
生「下!」
い「下やな。英語やったらa per bって言われたら、その順番でa/bでええからわかりやすいけど、日本語は反対になるねん」
そんな感じで進めていくと、なんとなくみんな活気が出てきました。
い「ノートとれよ。これ、メモしろよ。試験のときにノート見返した時に、これがなかったらわからんやろ」
ノートをとりはじめました。
い「次の問題いこか。なにこれ。「19°の斜面を100m歩くと」って、19°の斜面とか100m歩くの、メッチャたいへんやで。この問題、ムチャクチャやな。19°の斜面ってどんなんかわかるか?」
生「知らん」
い「グラウンドのあそこにある斜面くらいやな」
生「えー?」
い「ほな、どんだけ登るかやってみよか。ほれ33mや。どれくらいの高さになるかわかるか?」
生「…」
い「わたしの身長が1.6mやから、20人分な」
生「高っ!」
い「たった100mでこんだけ登れるってすごい斜面なの、わかるやんな。実はな、登山の時に便利でな。地図上の距離と実際歩く距離が違うってわかるやんな」
生「なるほど」
なんか、子どもたちがどんどん話してくれるので、やりやすい。
そうか、この子ら、求めてるんですね。ただ、求め方が下手なのかな。「おとなしくいい子として求める」ことを教員は期待する。でも、この子らの求め方は、もっとアクティブです。そのアクティブさを「私語」と捉えたら、この子らの求め方を否定することになる。もちろん、こんな授業を毎回やるのは、それなりにたいへんです。体力も気力も必要です。が、それを必要としてるんじゃないかなぁ。
授業が終わる時に
「せんせい、明日も来てくれるの?」
って言われたのは切なかったなぁ。
でも、来たらメッチャ疲れそうやしなぁ。
そんな感じで1日過ごしました。
家に帰ったら、筋トレです。今日やらなかったら、次にやる時間がなさげです。筋トレが終わったらラン。

今日はこの間と同じコースにしましょう。きついな。で、走り終えてスマホを見ると、アプリが動いてませんでした。なので、詳細がわからない。ただこないだと同じコースなので、距離は4.5kmのはずです。ここを26分48秒で走ったので、アベレージは…。
走った直後に計算する気が起こりません(笑)[1]5分57秒でした。。まぁこないだよりは少し速いってことかな^^;。

さてと。シャワーからのビールだな。

footnotes

footnotes
1 5分57秒でした。