続いて作戦会議

次はO田さんのところ。「最近どうですか」からはじまるいつものパターンです。で、わたしの答は「いや、最近一番困っているのは…」「はい」「ガイドライン第3版って、いつ発表になるんでしょう」「さぁ、そればかりは…」「そうですか。日本精神神経学会に電話したんですけど『わからない』って言っていました。だれに聞いたらいいんでしょうかねぇ」「それは、N島さんでしょう」。で、解決しました(笑)。
あとは、作戦会議。ふと気づくと1時間ほど経過していました。えらいこっちゃということで、荷物をまとめて外に出ると、6人ほど待っておられました。えらいすんません。みんなに謝りながら支払い→ヤクゲトに行きました。

まずは、ヤク関係

今日は2ヶ月ぶりの定例滝井参り。
先日の職場の健康診断の結果をIちゃんに見せたら「あ、いい結果じゃないですか」「はい、お酒を飲んでも気分が悪くなることが減りました」。どうやら、わたしの体調のバロメーターは「酒の量」のようです。
それにしても、たしかにプレマリンを4錠に減らしてから体調がいいです。
で、IちゃんからはE2の結果。195.5くらいあった。えらい増えていました。でも、これプレマリン5錠の頃の話。4錠に減らした現在はたぶん150あたりになっているはずで、更年期障害の人がプレマリンを補充しているのとほぼ同じくらいの数値だということです。どうやら、わたしにはこれくらいがちょうどいいみたいです。
あとは、この間こけたこととか、しょーもないネタで時間つぶしをしていました。なんでも、Iちゃんも右足をひねって骨折したとか。「お互い気をつけましょう」ということで…。
で、帰りそうになったところで、ふと思い出しました。2ヶ月前にO田さんからもらった紹介状があったんですよね。それを渡すと、ちょっとまじめモードになって、問診がはじまりました。「ホルモンをやってどうですか?」「ボディイメージにあってきたので、とても楽になりました」みたいな話。まぁ、必要らしいです。

新採研?

なんか、新規採用の方は、自分でテーマを見つけて研究することが要求されるそうな。いや、違うかもしれませんが…。で、「「性同一性障害」について研究しようと思っている」という他校の新採の方が見えられました。まぁ、「あたしじゃない方がいいと思うけどなぁ…」とは思いながら、引き受けたんですけどね。
で、その方の知っている高校生に、MtFの子がいるそうな。MtFの子はめったとカムアウトしていないので、珍しいなぁとは思っていたのですが…。「なにをすればいいと思いますか?」と聞かれたので、「その子の好きなことをやらせることじゃないでしょうか」と答えておきました。
なんでそんな答えになったかというとですね。
ほんとうに「雨後の竹の子」のようにトランスの子が顕在化している。で、その子らの中に、けっこう「自分は性同一性障害だ」「SRSを受けたい」「将来は戸籍を変更」「幸せな結婚」などと言う子がたくさんいるみたいな印象を受けます。でも、なんか違うような気がする。ていうより、かなり違うような気がする。なんでそんな将来展望しか持てないのかなぁ。たぶん、自分ときちんと向きあっていないんじゃないだろうか。
そう考えた時に、もしかしたら「好きなことをさせてもらえていない」→「好きなことがしたい」→「性同一性障害という名目が必要」という回路があるんじゃないかという気がするわけです。じゃぁ、「好きなことをさせてあげたら、別に名目が必要じゃなくなるやん」と思ったということなんですよ。
やっぱ、「ダメダメダメ」と言われていると「やりたいやりたいやりたい」と思うけど、そういう抑圧が働かなければ、もう少し自分の中にあるものと向きあう余裕ができるし、掘り下げて考えるための時間の余裕もできるかなぁと思うわけです。
なので、トランスの訴えをする子には、まずは好きにさせてあげようよ。FTMには学ランを、FTMMTFにはセーラー服を着せてあげたらええやん。わたしもこんなんとかやって、「QOLが著しく向上(笑)」したもんね。

で、K中学校へ

今日は、K中学校の生徒・PTA合同の人権研修会とか。すごいですわ。
K中学校について、Gさん*1に昨晩のお礼を言って、レジュメの印刷。というのは、パソコンの不具合があったので、メールの受信ができなかったとのことで、レジュメがなかったという…。
その後、いろいろ打ち合わせをしているうちに、昼ご飯。PTAの方の手づくりの「団子汁」をごちそうになりました。それにしても、大分に来てからずっと食べているような気がします。心配になったので、保健室の体重計にのったら1kg増えていた(ToT)。
K中学校の生徒さんたち、きちんと笑ってくれて、これまたわたしは絶好調。1時間10分でしゃべれといわれていたのに、ボチボチボチボチひきのばしてしまいました。でも、収穫だったのは、中学生に対しても「最近思っていること」を話せたこと。さらに、「質問は」という司会の方に呼応して生徒さんからどんどん質問が出てきます。すごい中学校だわ。感心しました。最後に「戸籍」の問題まで話をして終了。で、「お礼の言葉を誰か」という司会の方に呼応して、これまた生徒さんが一人「はい」と手をあげて、きちんとお礼の言葉をアドリブで話をするという…。いや、すごすぎ。

*1:K中学校の養護教諭

問題になるのは(笑)

長湯は、「日本一の炭酸泉」の街とのことです。てことは、温泉に入らにゃぁもったいないです。でも、どっちに入る?というか、湯船でビールをプシュッとやるのが趣味のわたしにとって、これはかなりの問題か?
と迷っていたのですが、最終的には家族風呂にはいることになりました。50分間の貸し切り。これはかなりのぜいたくです。もちろん、ビールも飲み放題(笑)。考えてみると、ひざのためのリハビリも必要だったので、家族風呂は正解でした。しかし、一人ではいる50分はかなりのものです。最後の方はのぼせそうだったけど、本当に気持ちよかったです。

で、日田で話

朝9時半から話。朝早いのに、しかも土曜日なのにみなさんご苦労様です。
話の方は、みなさんのご協力*1のおかげで、まぁええ感じやったんとちゃうかなぁ。あと、最大の収穫は、「カムアウトって?*2」ということとか「最近考えること*3」というレジュメの最後のところまで話ができたこと。これ、いままで話ができなかったんですよね。でも、そのかわり40分ほど時間をオーバーしてしまったけど*4

*1:よく笑って下さいました。ドッと笑いがわいた時の、あの浮きあがるような快感は忘れられません(笑)

*2:自分のためのメモ:「自分をエンパワーメントしてくれたのはだれか」ということだった

*3:自分のためのメモ:包含図を有効に使おう!

*4:まぁそのうち30分は質疑応答だったので、想定内か(笑)?

ところで、新しいリンク先

わたしのサイトのリンクのページなんて、だれも見ていないと思いますので、こっちの方にもはりつけましょうか。
リンクのページに追加させていただいたことのは。さんですが、実は、わたしの11月29日の日記に出てきた人なんです。その後、自分の母校で(!)、ご自分のことについて講演されました。その様子を見ていると、なんかこう「くるもの」があります。せっかくなので、紹介しますね。
まぁ、わたしなんて、「ストーリー」ができてしまっていて、緊張感なんてぜんぜんなくなっています。ていうか、いつも緊張するのは「マクラをどうしよう」「ウケなかったらどうしよう」「時間が足りなかったらどうしよう」くらいのもので、3番目なんて結局最終的には無視してますから(笑)。どーしよーもないヤツだな>自分。

ふと昔のことを見ると…

メモメモ
http://sayoko.info/1045225268.html

いや、某板を見ていると、「人物図鑑がほしい」という書き込みがあって、「そういえば」と思い出したのが上のところなんですよね〜。2003年上旬の人間相関図ですが、いや、感慨深いものがあります。あれから3年、ギョーカイも大きく変わったなぁ。
でも、なんだかなぁと思うのは、なんとなくみんな仲が悪くなったというか、仲が悪くなったあと、修復できなくなってしまっているというか。わたしとしては、それが一番「なんだかなぁ」なんですよね。
懐古をしてばかりではダメなことはわかっているし、なにごとも遷っていくことはわかっているんだけど、でもなぁ…。
でも、うん。「暗いと不平を言うよりも、いつもニコニコ現金払いすすんで灯りをつけましょう」(心の灯)だな。

補習にて

放課後、試験前なので教科の補習でした。わたしの教え方は「典型」からはずれていることを自覚はしているのですが、こういう時は難しいですね。「教え方が違う」といわれそうだし、下手すると採点の時にはねられる危険性もありますから。でも、まぁ苦手な子の相手を小一時間やっていました。で、最後に残った3人組の女の子*1。わたしにメールが来たのをみて「彼氏から?」で、わたしの答え。「(笑)、いや、ちゃうねん」。で、あとは「前から思ってたんやけど、先生、男か女かどっちが好きなん?」「う〜ん、最近好きになったらこだわらへんみたいなんがわかってきたかなぁ」「あ、そうなんや〜。また彼氏できたら教えてな〜」「はぃよ」
まずは「彼氏」からきたか(笑)。

*1:たぶん

電車で行ったわけは…

東海地方の某都市で話。なんか、中学生と小学生の合同の人権学習だそうです。しかし、小学生にわかるのかなぁ。できるだけていねいにかみ砕いて話をしたけど、「アンビバレンツ」みたいなものはとうてい理解ができるわけないので、やっぱりすごく表面的な話になってしまいました。
それでも、1時間20分、子どもたちは聞いてくれたわけで、すごいなぁと思いました。そうそう、小学生の中には、あくびをしている子もいたけど、まっすぐこちらを向いて聞いてくれる子もいました。いい意味の好奇心とか知的欲求がある子なんだろうなぁという感じが伝わってきました。
ちなみに、ここの中学校、とってもお行儀がいい学校のようです。でも、その仮面の下には、生き生きとした中学生の顔がありました。というのは、話の最後に写真のさらしあげをやったんです。ところが、先生たちは「教室にもどるよ」と誘導しようとします。みんないちおう、先生たちについていこうとしています。でも、「写真、見たいよ〜」という感じが伝わってくるんです。で、「見たけりゃ見に来たら…」と近くにいる子にささやくと、その子が見に来る。すると、みんなが一斉に列を崩して、そのまま写真のまわりに群がります。その時の顔のいいこと!しかも、先に見た子は時間に余裕があるので、てきとうにわたしにちょっかい出しをしてくれます。
どこの中学生も、基本は一緒やなぁと思いましたねぇ…。