トリビアに!

瞬間、トランスが出たみたいです。「玉なしパッチ」の紹介でした*1。めっちゃきれいでした。ゲストは瞬間「え〜っ?」と言っただけで、その後誰もつっこみませんでした。

*1:まぁ、読み筋としては定番ですわな

書いてみた

なんか、机の上に人間ドックの申込用紙があったので「いらんわ」と思っていたのですが、なんでも、ある年齢になると無料で人間ドックが受けられるそうな。で、机の上の申込用紙は、その無料の人間ドック券をもらうための申込用紙だったみたいです。さらに、「脳ドック」もうけられるそうな。しかし、わたしが脳ドックを受けたとして、「頭が悪い」とか「性格が悪い」とか「異常」とかいうことがわかる程度のことで、そんなもん、検査しなくてもわかっている気がするのですが…。
で、ずいぶんと悩んだんですが、とりあえず券をもらうことにしました。あとで断ることができるみたいだし。いや、断る理由は「バリウム」か「胃カメラ」のどちらかを選択しなくちゃならないみたいで、そんなもん、体を悪くするだけじゃないかということなんですけどね。
まぁ、それはおいといて…。事務の方が「前立腺の検査もできますよ」とわざわざ言ってくれたので「いや、前立腺はなくてもいいですよ〜(笑)」と、これまたわざわざ返事したのはご愛敬です。
申込用紙に記入をしたのですが、やっぱりあります、性別欄。で、いつものように「空白」で出したんですが、事務の方が「ここ、書いてもらわないと困るんです」とのこと。「でも、むずかしいんですよ。どっちに◯をしてもピッタリ来ないし」などとごねてみました。すると「いや、別にどっちに◯をしてもいいので、とりあえず書いて下さい」とのことです。へ?どっちでもいいんすか?じゃぁ、◯しちゃいますよ?いいんですか?所蔵町のはんこもいるんですよ?いいんですか?
てことで、とりあえず(笑)、「女」に◯をしてみました。事務の方は受理されました。さて、どんなことになるかなぁ…。

優先順位

東京からのお客さんが来られたので、飲みに行きました。で、いろいろ話をしていたのですが…。その中で、「特例法の5つの要件で、一番問題があるのをひとつあげてほしいとすると、なんだと思うか?」という質問を受けました。
う〜ん。しばらく考えて「非婚要件」と答えました。
いま、うちはとりあえず「家族」という形態で生活をしています。例えば、「子なし要件」がなくなったとします。で、さらに例えばSRSを受けたとします。すると、仮に性別変更をしようとすると、「非婚要件」が問題になる。てことは、「家族」という形態を崩さないといけなくなるわけです。はたしてこれが、現実的に「望むべき形態」か?やっぱりちゃうと思います。端的に言うならば、「子なし要件」がなくなったら、特例法は今度は「離婚推進法」になるということです*1
もちろん、非婚要件は同性婚をさけるためにあるわけです。
ところで、法律上「性別」が必要になるのは、どういう理由なんだろうとつらつら考えると…。もしかして「婚姻の対象を限定するため」なんじゃないだろうかと、ふと思ったんです。もしもそうだとすると、同性婚がOKになったら、だれと婚姻関係を結んでもいいのだから、性別を確定する必要はなくなります。とすると、法律的な意味での「性別」の縛りって、ずいぶんと緩和されるんじゃないだろうか…。とすると、SRS要件の重要性ってかなりなくなる可能性が出てくるかな?あと、同性パートナー観で子どもを持つのが当たり前になると、断種要件も必要なくなる気がします。もちろん、子なし要件はその前に必要なくなる。
つまり、多様な家族制度が実現すると、それにともなって、法律上の「性別」の意味あいが変わってくるのではないかと。
もしかしたら、特例法の本丸って、「非婚要件」にあるんじゃないかなぁ。

*1:もちろん、離婚がいけないということではなく、離婚を強要されることがいけないということですけどね。

すごく探した…

なんでこんなに必死になるのか、自分でもぜんぜんわからなくなってきている「G.I.D.」です。木曜日は、ちょっとバタバタしていて買うヒマがなくて、そのままずるずると金曜日を過ぎて、きのうコンビニに寄ったのですが、すでにない。で、今日も数軒探したのですが、どこにもない。どないなってんねん。そんなに売れ行きがいいのか?それとも、全国のトランスとその仲間たち*1がこぞって買っている?
それでもあきらめずに探して…。とうとう見つけました。
う〜ん。あちこちに感想が書いてあるからあれだけど…。
まぁ、その気になって読んでみたら、意外とおもしろいのかもしれない。というか、まぁ、「いないとはいえないなぁ」という感じがないわけでもないです。また、ある意味、若年層トランスに対して「反面教師」として伝えるひとつの材料になるかもしれない。もちろん、変なところは多々あるにしても、ね。
でも、これはあくまでも「ええ年した」「(なんちゃって)当事者」としてわかること。あくまでも、個人的な「通としての楽しみ方」。諸刃の剣。素人には(ry。
ところで、サブリミナル効果、探しました。はじめは、トレーナーの中に埋もれているのかとも思ったのですが、ハタと気がつきました。まぁご立派な(笑)。

*1:身近に例あり(笑)

精華大学で盗講

今日は、1時間年休を取って、精華大学の「総合講座1」を聞きに行ってきました。ゲストスピーカーは、三橋順子さんです。
ところが、学校を出ようとした時に、忘れていた用事があったので、スタートが遅れてしまいました。家に帰ってバイクをおいて、駅まで走っていったのですが、駅に着いたら踏切が閉まっていました。てことで、電車も一本遅れてしまいました。
ということで、30分以上遅刻して教室に入ったのですが…。広い教室に8割ほど*1。かなり盛況です。前を見ると、三橋さんが話しておられます。さらにその後ろのスクリーンに映っているのは…。新宿のホステスさんです(笑)。
お話の内容は、「三橋順子という研究者」の誕生から現在までの軌跡でした。たしかに、大学入学直後の学生さんたちに話すにふさわしいテーマです。残念ながら、おくれてしまったためにわたしは聞くことができなかったのですが、「研究者三橋順子」の誕生秘話も話されたようです。レジュメの文字を読むだけでも「そんなことがあったんだ」と、考えさせられました。
講義が終わったあと、教室で三橋さんとダラダラと話。「遅れてすみませんでした」「うん、前で見ててね、『あ、社会人の人が来た』と思ったらいつきさんだった」「女子大生には見えませんでしたか(笑)」なんてことを話をしていると、学生さんがツツッと寄ってきて質問です。なかでも印象に残ったのが「ご自分のことに気づかれるまで、苦しいこととかあったんですよね?」という質問。答は…。わたしと一緒でした。ほんとうに一緒。子どもの頃のエピソードなんかも交えながらていねいに答えられているんですけど、ほんとうに似た体験があるんですよね。「あぁ、そうだったよなぁ」と自分のことを振り返りながら、いろいろ考えました。
考えてみると、最近の社会状況って、すでに「GID」という概念ができあがっています。なので、最近の若いトランスの中には、小さな時から「GID」という概念に触れ、はじめから自らをそうアイデンティファイしている人もけっこういるかもしれない。あと、社会規範みたいなものもずいぶんとゆるくなっているしね。そういう中では、三橋さんやわたしのような思いをすることもなくなっている。それは幸せなことかもしれないけど、それでほんとうにいいだろうか…。「あんな思い」をし、さまざまな葛藤と折りあいをつけながら、自分が自分であることを自らの力*2で見つけ出してきた、三橋さんや私たちのほうが、実は幸せだったんじゃないかなぁと、ふと思いました。

*1:ただし、前の方は5割くらい(笑)

*2:と、もちろんたくさんの「仲間」との出会い

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

もうひとつ、小さな宅急便も届いていました。箱の外側には、「4月分」とあります。なんだろう…。開けてみると、中から出てきたのは「G.I.D.第1巻」。
助かりました。とりあえず、原典にあたろうとしたのですが、動きはじめたのがかなり遅かったので、連載初期のものが手に入っていなかったので、「どうしよう」と思っていたんです。さっそく読ませていただいたのですが、3話ほど読んだところで頭が痛くなってきたので、中断しています(笑)。でも、がんばって読み続けようと思っています。
次回、29日の玖伊屋では、週刊誌と単行本の比較検証を行うというイベントも考えております*1
てことで、「講談社さん」、ありがとうございました。この場をかりてお礼申しあげます。

*1:これは、いつき個人がやるイベントであって、玖伊屋のイベントではありません、念のため

今回のヤクゲト

この間からヤクゲトのための処方箋を書いてくれる病院が枚方に移りました。なので、薬局も変えてみようかということで、せっかくなので、近所の薬屋に変えることにしました。で、この間行ったのですが「20錠ほど足りないんです」とのこと。「週明けに行きます」と行ったまま行けていませんでした。
今日、ちょうどパートナーが花粉の薬でその薬局に行ってくれることになっていました。その、パートナーからメール。「ついでにプレマリンも受けとっておいたし。全部で5000円(涙)」とのことでした。
それにしても、ありがたいのはありがたいんだけど、ふつう「(涙)」の場所は、ちょっと違うんとちゃうか(笑)?

悲しいトランス

夜、いつものように「世界まる見え特捜部」を見ていました。すると、「ウソのような本当の事件ファイル」に、あるトランスの話が出ていました。
テレビの中では「スーパーモデルの妹とだましてチアリーディングクラブに入った」「それがばれたけど、次にスーパーモデルの腹違いの妹とだまして地元で写真集をつくった」などと表現しながら、「「女装」するためのお金を稼ぐために「女装」して男性から金をだまし取った」みたいな描き方をしていました。
でもなぁ…。
何回ばれても、「女性としていきたい」ために、さまざまに生きざまをかえながら地元に帰ってくる姿って、すごいよなぁと思ってしまったのは、わたしだけなんだろうか。
地元のチアリーディングチームに女性として入る時に、履歴書に自分の本当の出身高校を書いたりしたのって、すごいよなぁと思うのですが。あくまでも自分の故郷にこだわり続け、そこであらたに「女性」として生き直したいという思い、なんとなくわかる気がする。でも、まわりの人たちはそういう生き方を許さない。
なんか、悲しいなぁ…。
あ、別に意見書なんて送っていないですけどね…。