3時間もどないすんねんと思ったのですが、気がつくとやっぱり時間が不足気味。まぁ、そういうのがちょうどいいんだと思うんですけどね。
Hさんとふたりで、かなりみなさんの頭の中を撹拌できたようで、よかったよかった。
カテゴリー: trans
トランスジェンダー生徒交流会
少し前に日記に書きましたが、今日はトランスジェンダー生徒の交流会という新しい試みの日です。すでに関東ではやっておられますが、関西でもやりたいと長い間思っていました。
関東はどうやっておられるのか詳しいことはわからないのですが、わたしの拠点はやはり学校ですから、教員との連携を保ちながら、生徒たちが自分たちでどうやって交流の場をつくっていくかというあたりに主眼を置くことにしました。
ふたを開けてみると、FTMが4人、MTFが1人参加してくれました。
いや、おもしろかったです。
ひとつには、最近の若年層の場合友だち関係についてはずいぶんと楽になっているんだなぁということ。そういう友だち関係と「学校」という価値観の間にずいぶんとギャップがあるということ。じゃぁ学校が生徒たちにとってなんの価値もないかというと、そうじゃない。学校は「出会いの場」として機能しているんですね。ある生徒が「もしも学校がなかったら、今日連れてきてくれた先生との出会いはなかった。もしもその先生と出会っていなかったら、この交流会でこうやってみんなと出会うこともできなかった」と話してくれました。「学校」がなにができるかということを、その生徒から端的に教えてもらった気がしました。
あと印象的だったのは、MTFとFTMの受けいれの差ですね。やっぱり、MTFへのバッシングはきついです。その中で、心に鎧をつけながら必死で生きている生徒の姿には、ある種すごみを感じました。って、わたしもあんまり変わらないんだけどね(笑)。てか、「少年と少女のポルカ」の世界は、いまでもあるんですよね、MTFには。
んなわけで約4時間みっちりと話しあいました。
交流会の一番最後に、わたしからふたつの提起をしました。
ひとつは、「今後もこんな交流会を続けていきたい?」ということ。みんな食い入るようなまなざしで、全身から「やりたい!」というオーラを発していました。ほんとうに、出会いに飢えているんだなぁと思いました。おそらく、彼らを分断しているのは、わたしたちなんです。だからこそ、彼らをつないでいかなくちゃならないなぁ、とそう思いました。もうひとつの提起は行動提起。「いまから晩ご飯を食べに行こうか」。
ということで、近所の焼肉屋へ。ここでひとしきり食べてから、「さてどうしよう」というところに、一人の生徒が「カラオケ行こう!」と行動提起。そのまま2時間歌いまくりました。
いや、疲れたけど、猛烈におもしろかったです。
最後、別れ際に「次はいつ頃やろう」とみんなに聞くと「季節に1回くらいかな」ということでまとまりました。てことで、次は秋にやります。今度はみんなで晩ご飯をつくってのんびり話をしたいなぁ。
いちおう、集まってくれた生徒たちから「みんなの思いを教員に届けるために」という意図でアンケートをとりました。このアンケートや交流会での出来事を、とりあえずは秋までにレポートにまとめていきたいと思っています。また、いろいろリソースにも公開していくつもりをしています。
やばっ
ウチのジムニーが、またまた車検ということで板金屋に持っていきました。この板金屋さん、ウチの学校の卒業生なので、いろいろ助かります。特に、代車を必ず手配してくれるのが大助かり。まぁ、ジムニーほどにぎやかできびきびとはしていないのですが、逆にオートマチックだったりして楽ですね。
で、帰り道。ちょっと急ぎだったので広い2車線道路で前の車をぬくべく車線変更をしようとしたその瞬間、ず〜っと前の方にちらりと見えたものがありました。バスと青い制服です。やべっ!と車線変更をやめました。やがて、右手に不穏な電波を出す機械が見えました。心臓がバクバクします。もう、ポリパスはすんだんで(笑)、必要ありません。で、制服の人たちが談笑している横を無事通過。セーフでした。
しばらくすると、今度は狭い道。えらい混んでるなぁと思ったら、またまた青い制服の人が見えました。いっぱい横道にとめられています。今度はシートベルトらしいです。こちらのほうは、ずっと前に捕まって以来きちんとするようにしていますから問題なし。
さらに、疎水の横を走っていると、対向車線の向こうにバスが見えました。ここでもやっているのかよ〜。ここ、ひどいです。疎水のほとりの「そんなところ、人が入れるんかい!」みたいなところに「アレ」を設置しています。バイクに乗っていたら一発です。
あ〜、気をつけよう…。
血液検査の結果
生徒の指摘
今年のウチの学校、まだ授業があります。いつまであるんだろう…。しかも、今日は授業の振り替えがあるのでほとんど出ずっぱりです。まいった…。
で、ある授業に行って生徒の質問に答えている時のことです。
生徒が質問する時って、たいてい生徒は座っていて、わたしは立って机の横にいます。高さが違うので、当然身体を少し曲げて話をします。
そんなわたしを見ていたある生徒が、いきなり言いました。「先生、アカンで」。「なにが?」「ポロシャツのボタン、とめんと」「は?あ、ごめん」。
みっともないもの(涙)が見えてたみたいです。「先生な、キャミとか中に着たらええのに」。それもそうやな…。
うれしくなんてねーよ!
出した…
昨日書いた「退会届」出しました。
なんというか…。Y◯CAには小学校の頃から行っていました。途中、高校時代はスキーしか関係していなかったけど、大学時代にはキャンプリーダーをやっていたし、卒業してからもずっとかかわってきました。ある意味、わたしのキャンパーとしての基礎をつくってくれたし、キャンプに対するものの考え方を育ててくれた場所なんです。また、グループワークというものもここで学んだし、そのことが教員としてのスキルにずいぶんと反映されています。まぁ、「わたし」という人間の一部分なわけですね。
そのY◯CAと決別するということですから、一方ではものすごく悲しいわけです。今までだったら、ひょいと事務所によってダラダラと話することもできたし、リーダーたちと雑談もできた。でも、もうそういうこともないだろうし、もしかしたら、京都におけるキャンプ関係とも、ほとんどおさらばです*1。
おそらく、「退会しよう」と思ってから、退会届を受けとってから、ずいぶんと時間がたってしまったのも、どっかで踏ん切れない自分がいたからだと思うんです。
でも、もう割り切った。てか、出すことによって割り切ろう、と。
*1:もっとも、いまでもおさらば状態ですけどね
やっと見つけた、やっと書いた
かれこれ20年くらい「正会員」だった某キリスト教系青少年育成団体ですが、退会しようと。で、退会届をもらっていたのですが、あまりにも大切にしまい込みすぎて、その束が家中を駆けめぐってしまって、どこに行ったかわからなくなっていました。なんでも、会員委員会とやらが9月にあるそうな。ここで審議の対象になるそうなので、それまでに書かなくちゃならないということで、少々あせっていました。
今日、晩ご飯の後必死で探して、応接室の中にある段ボールの中から発掘できました。
退会届には、たいてい「理由」を書かなくちゃならないですね*1。たいていの場合は、「一身上の理由」などという濁した書き方をするのですが、今回はそういうのは絶対にイヤです。このままわたしがやめた理由が闇に葬られるのは絶対にしたくありません。とりわけ、会員委員会の人たちにはとりあえずは伝えておきたいですね。てことで、書きました。
(理由)
トランスジェンダー(性同一性障害*2)であることを理由に、スキーキャンプへの指導者としての参加を拒否された。自分の人格の否定と感じ、会員活動へのモチベーションは著しく低下した。その後、スキー専門委員会の委嘱も一切の連絡なく、なくなった。そのため、Y◯CAとしては、自分は不必要な存在であると判断した。
京都Y◯CAのサイトを見ると「ミッション(使命)」として、以下のようなことが書いてあるんですよね。
- イエス・キリストによって示された愛と奉仕の精神にもとづき、 青少年と共に精神・知性・身体の全人的な成長を促す運動をすすめます。
- 人々との出会いを通じ、互いの人権を尊重し*3、生涯にわたって共に学び合う学習活動を展開します。
- 地球的な視点から、望ましい環境の実現につとめつつ、いのちあるすべてのものが共に生きる平和な世界を築く運動を展開します。
わたしの首を切った理由が経営上の問題だったわけで、ミッションと照らしあわせても、「なんだかなぁ」という感じですよね。いっそ「Y◯A」にしたらすっきりすると思うんだけど(笑)。
もっとも、特に第2項あたりについては、よく知っている人は、「まぁそんなもんだよ」とか「お金出すんだったら*4Y◯CA*5のほうがぜったいに生きると思うよ」などという意見をよく出されます。
まぁそれはそれとしても、しかし、アホやなぁと思いますよ。
だって、最近でいうと各種新聞にわたしという存在は完全に公表されていて、なかでも「京都新聞」などという、まぁY◯CAがターゲットにしている人たちが最も読むであろう新聞に出ちゃっているわけです。こんなん、完全に「ウリ」にできる話ですわな*6。「わたしのところの事業には昔からかかわってくれていて、トランス後も変わりなくかかわってくれています」なんていうの、「ウリ」になるって、3月に提言したんだけどなぁ。
まぁいいよ、Y◯CAさん。「カネのある」「ヘテロ」で「健全」な人々を対象にボランティアを集め、事業を打っていってください。まぁ、レズビアン・ゲイの親やトランスの親を持つ子どもって(たぶん)少ないから、そんなに影響はないでしょ、当面はね。
でも、これからは本気でたたくからね(笑)。
教え子の結婚式
うちの放送部の卒業生が、長い長い交際の後、今日結婚式を挙げるとか。で、2次会に呼ばれたので行きました。
こういうフォーマルな場所が、わたしのようなノンパスフルタイムには一番めんどくさいです。男装することも考えたのですが、やっぱりかなり精神的に(笑)無理がある。かといって、完全女装も精神的・金銭的(笑)に無理があります。なので、いつものリクルートみたいな服を着ていくことにしました。でもまぁ、せっかくですからかつて某国営放送局からもらったネックレスなんぞしてみました。鏡を見ると、「まぁ見ることができないわけでもないなぁ」という程度です。
で、会場に行くと…。「おぉ、だれかと思ったら」と卒業した部員たちからビックリされてしまいました。そりゃそうです。ヤツらはジーンズ姿か山登り*1の私しか知りませんからね。
で、わたしの役割は「乾杯の音頭」とのこと。まぁ主賓か誰かがしゃべってからやし…。と思って、卒業生たちといろんな話*2をしながらのんびりしていたら、ふたりの入場の後、いきなり乾杯です。いや、ひさしぶりに足が震えました。てか、あがりましたよ。
あとは、ビンゴとか*3を楽しみながら、いい時間を過ごさせてもらいました。
2次会が終了して、ふたたび卒業生と話をしていると、「実は、みんなでどんな服を着てくるか話してたんや」「もっとヒラヒラ着てくるかと思てたわ」などと、いらん期待をしていたことが判明しました。まぁ、君たちの結婚式の時は耳をつけていってあげよう(笑)。
大阪へ
今日は、夕方からestoの大阪交流会です。コンタクト屋さんを出て、そのまま大阪へ。会場に行くと、すでに真剣な話しあいがはじまっていました。わたし、遅れて入って、そんな空気を完全におちゃらけさせてしまいました。すんません。さらに、遅れてこられた◯島さんも、わたしと同じ路線ですね。ふたりでどうやら破壊してしまったみたいです。
それでも、「中解決」へ向けた作戦会議も練れたし、それはそれで収穫は大きかったように思います。
交流会のあとは、近くのネパール料理屋さんへ。おいしい料理とおいしいビール・ワイン。やっぱり、交流会はこれに限ります。
帰りは、すんごく若いFTMさんと一緒。いろいろ紆余曲折しながらも、自分の道を模索しているなぁ、と。やはり、若年層のトランスの人と話をすると、いろいろと触発されます。それにしても、アドバイス口調になりがちなのは、やっぱり歳のせいかなぁ(涙)。