2人会はむずかしい

午後は水口町でま゛さんと2人会。最初のウチは掛けあい漫才をしようと話をしていたのですが、考えてみると2人ともピン芸人、しかも漫才をしようにもふたりともボケなんで、つっこみのないままに延々と話が延びそうです。なので、漫才は断念して、2人会にすることになりました。
とりあえず3時間もらっているので、ま゛さんからライフヒストリーを1時間、わたしからそれを解題する内容で1時間、最後に2人でまとめを1時間するという時間設定をしてみました。
ところが、午前のスケジュールが延びたということで、午後の時間は2時間40分に減っていました。時間がオーバーフローする悪寒…。
で、2人会の開始です。
ま゛さんは、淡々と細かくネタを振ってきます。ネタの種類を変えながら、どの人にもまんべんなくウケるよう振っていくあたりは、わたしにはマネのできない話術です。しかも、ネタ帳もきちんとつくっておられます。アドリブが信条のわたしには、これもまたマネができません。ひとしきり話を振ったところで「お後がよろしいようで」でちょうど1時間。すごいなぁ。
休憩後、わたしの番です。
基本的にわたしは「基礎知識」的な話をするはずだったのですが、自分のことをなにも話さずにというのは無理です。なので、自分の話を織り交ぜながら「重箱」について説明しました。ところが、アドリブ人間の最大の弱点が露呈していきます。小ネタで終始すればいいものを、大ネタをいくつか入れてしまったために、後半になればなるほど時間がタイトになります。で、結局、ま゛さんにあやまりながらも、10分間のオーバー。まとめの時間が15分しかありません。
このタイトな時間の中で、ま゛さんはいつものプリントできれいにまとめ。わたしもなんとかまとめて5分オーバーくらいでなんとか終了。はぁ、まいった…。
終了後、近くで少し時間調整をしたあと、懇親会。みなさんの注文を聞いていると、みなさんノンアルコール系の飲み物です。アルコール系はわたしだけ。最近は喫煙者が肩身がせまい話は聞きますが、飲酒者も肩身がせまくなってきているんですね。寂しい…。
懇親会の途中から、研究会の事務局長(たぶん)も参戦。この人がまた、「造花はダメ」というええ感じの人です。脳みそが裏返りそうな話*1を連発しながら、素面の懇親会は大盛りあがりをしました。
帰りは、草津まで車で送ってもらえることに。助手席にま゛さんに乗ってもらって、わたしは後部座席。おかげさまで寝られました。駅に近づいてふと目が覚めると、検問です。思わず緊張するのはなぜ?それでも無事、検問を通過して、ようやく駅にたどりつきました。終電より1時間ほど前に家に帰着。寝よう。あしたはまたまたハードやしなぁ…。

*1:ふくらみはじめた胸がタンスにあたると痛いとか、ノーブラだとこすれるとか

場所を変えて作戦会議

ここから電車に乗って次の場所へ。久しぶりの精神神経科です。今日は作業療法の人たちもおられるようで待合室は大にぎわいです。わたしとしては友だちがいないので、少々寂しかったですけどね。
一人待ったあとすぐに診察室へ。その後、2ヶ月の間にあったさまざまなことについてちょと話。なかでも、トランスジェンダー生徒交流会での話はやっぱりしておかなくちゃならないだろうと思いました。
感触としては、FTMとMTFの非対称性がすごく気になったんです。FTMの生徒たちは、友だち関係もそれなりにこなせているし、トイレや更衣室もそれなりにこなしています。それに対して、MTFの生徒への周囲のバッシングはかなり厳しいものがあります。なにしろ、足の毛を剃っているだけでまわりはヒソヒソ話をするし、上級生や下級生がわざわざ教室をのぞきに来るなんていうこともよくあることのようです。もっとも、このあたり、よくわかりますけどねえ。
というのは、わたしだって同じような経験はたくさんしているんですよね。それを、無視をしたり、笑って過ごしたり、落ち込んだりしながらだんだんと慣れていく。慣れていくにつれてダメージも少なくなるし、そのころになると逆のそういうバッシングもなくなってくる。そこまでの数年間はやっぱりしんどかったです。
また、わたしたちのような「ええ歳」のトランスにとってのSRSっていったいなんだろうかみたいな話も出てきました。お医者さんが言われるには、やはりなんらかの、それも一つや二つではない「恵まれたもの」がないことにはやっていけない状況があるのではないかと。それがない場合は、それ相応のバッシングにも耐えていけるだけの覚悟がないと無理ということです。これもよくわかるわぁ…。
こんな話をしながら、いつの間にか適応判定会議の話に流れていきました。どうやら、ようやく第3版に準拠した適応判定会議の状況が整ったそうです。で、近々わたしにかかわる会議もあるそうな。でも、はたしていまのわたしが本当にSRSを必要としているのかというと、どうも微妙な感じがします。もちろん、したい気持ちがないというわけではありません。でも、身に迫った優先順位を考えると、「判定会議を通ったからすぐにSRS」というふうにはいかないわけです。なにを優先し、なにをあきらめるか。ただ、問題はその選択肢が整えられているかどうかということです。
おそらく一番大切なことは、「SRSをする/しない」ということに対して自由な選択肢が与えられ、その中で「今の自分にとってなにが一番必要か」という選択を自らの意思で行うことなんだと思います。ところが、ガイドラインに準拠した形でのSRSは、適応判定会議を通らなければその「選択肢」が与えられません。そのための順番待ちや面倒な手続きはあまりにも貴重な「時間」というものを奪ってしまうだけでなく、「SRSへの渇望」にって「選択の自由さ」すらも奪ってしまうのではないかと思います。やっぱそれはあかんだろうと思うのです。
こんなことを考えるがゆえに、わたしとしてはとりあえず適応判定会議を通してやろうと思っています。そのうえで、自らの意思で選択をしたい。「適応判定会議を通る=SRSをする」ではないんだと、わたしは思います。
そんなことを話しあっているうちに、あっというまに1時間ほどたってしまいました。いつものことだけど、「次の人」にはごめんなさいです。

ヤクゲト

7月に行き損ねたヤクの処方をもらいに行きました。
午後(夕方)からの用事を考えて、朝一番に予約していましたが、着いたのは予約の5分後。すでに待合室にはたくさんの人がいます。こりゃぁ待ち時間がすごいぞと思ったのですが、けっこう早い時間に名前を呼ばれました*1。あとのことを考えて早くにまわしてくれたのかなぁ。
診察そのものは、採血の結果を見せたりして、あっという間に終わりました。その後、アンドロゲンとテストステロンの数値を調べるための採血です。看護士さんが「どちらの腕からとりましょう」と言われるので、いつもの通り「お好きな方で」と返事。注射器にたっぷりと血があるのを見て、「あ、血が苦手なんです」「大丈夫ですか?」「冗談ですけど」としょーもない会話をして、採血もおしまい。それにしても、自費でやる血液検査は高いっす。なんとかならんのかなぁ…。

*1:正確にはPHSが呼ぶんですけどね。

徳島へ

本当は、きのうの夜から徳島に行く予定でした。でも、せっかく生徒と一緒にやってきたのに最後だけ「ゴメン」というのはやっぱりできませんでした。それと、「遊んでいただけます?」とお願いしていた相手の人がどうしても都合がつかなかったり、そのお友達が昨日は広島に行っていたりと、遊び相手がいなかったのもあるんですけどね(笑)。
てことで、朝一番のバスで徳島へ。総合教育センターで行われている「なるほど人権教育セミナー」という講座で話をしました。
徳島県教育委員会って、すごく人権教育に力を入れているみたいです。このセミナーも教育委員会主催で、保・幼・小・中・高の教職員対象に3年計画でやっておられるそうです。そんなところにわたしみたいな際物がええんやろうか…。
話の方は、まぁいつもの通り漫談です。ただ、久しぶりに2時間45分ももらったので、かなりゆっくりと話ができました。というか、最近1時間半バージョンばっかりだったので、最後の方は時間をもてあまし気味だったような気がします。ちょっとネタをつめんといかんなぁと思いました。
そういえば、11月に「去年の続きが聞きたい」と言っておられる方々がおられるんですよね。思わず「続きはないんです」と答えたんですけど、やっぱり聞きたいそうです。
考えてみると、「続き」って過去のことじゃなくて「今」のことなんですよね。まだ自分なりの評価は固まっていないし、わたし一人のことじゃないので、やっぱり難しいです。それと、あまり「しんどい目」にあっていないので、ネタがないんですよね。もっとも、「しんどい目」については、単に感じていないだけかもしれませんけどね。
でもまぁ、これから準備をしていこうかなぁ…。

夕方まで話をして、バタバタと帰りのバスに乗るためにターミナルへ。おみやげと晩ご飯をちょこっとゲットしてバスに乗車。
晩ご飯に買った鯖寿司がうまい!ほんのり香りがするので成分表を見ると、やっぱりゆずが入っています。さすが徳島です。ビールを一本飲むと、もうおねむ。明石海峡大橋を渡ったところで一度目が醒めて、あとは京都市内に入ったところで再び目が覚めました。8時半頃には家に帰って、F1の録画を見たら爆睡でした。

兵庫の中部へ

今日は、兵庫県中部に用事で遠征です。
せっかく京都駅に行くので、祖父地図に行ってiPod nano用のストラップをゲット。シリコンのケースもいいけど、ビニール製のケースにしました。コードがまとめられるのが魅力でした。
さて、途中でご飯を食べようと思ったのですが、尼崎駅には立ち食いそばがない。橋の上にコンビニがあるかと思いきや、実は本屋さん。ふぅむ…。で、しゃーないから宝塚駅へ。そば屋を見つけたと思ったら、駅の外側に入り口が。駅の内側には売ってくれないようです。だったら、値段表をおくなよ…。しかも「駅弁下さい」というと、「え〜」とか言われました。「そこで食べるから売ってください」と言って、やっと売ってもらえました。なんでやねん。
なんとかお昼ご飯をゲットして、再び電車に乗って快速の終着駅へ。ここの近くで学習会がありました。
集まってこられたのは80人ぐらい。みなさん、基本的にはまじめな方で、少々「沸き」が少なくて、はじめのうちはかなりきつかったです。でも、話しているうちにだんだんと呼吸がわかってきて、最後はなんとかなったようです。あーこわかった。
学習会のあとは、近くで宴会。まじめだった人たちも、実はTPOをわきまえているだけということがよくわかりました。楽しむべき時はきちんと楽しまれます。あたりまえですが…。部落史の話からお酒の味の話までいろんな話で盛りあがって、あっというまに9時過ぎ。もう少しで帰れなくなる時間です。そのことに気づいて下さった責任者の方のおかげで、突然お開き。なんとか帰れました。よかった…。

ありがたい電話

この夏休み、予期せぬ東京行きと、40数年に一回の「京都総文」というやつのおかげで、もうメチャクチャです。なので、某セミナーの運営委員会とか某秘密結社の学習会とかを不義理することにしました。特に、前者の方ですが、先日キャンセルした「ヤクゲト」が主たる理由なんです。で、某セミナーのMLに「ヤクを入手しないとストックが…」みたいなポストを投げておきました。
すると、今日突然電話が…。
「いつきさん、ホルモンって、プレマリン?」「そうですけど…」「0.625よね?」「ええ、そうです」「一日何錠飲んでるの?」「4錠ですけど」「そうか…多いなぁ」「…」「実は、ウチにあまっているから、もしも必要だったらあげようと思って」「え!」
どうやら、その方HRTをしておられるみたいで、少しあまっているそうな。なので、ヤクゲトが理由で運営委員会を欠席するんだったら、あまったので急場をしのげばということで電話を下さったみたいです。残念ながら、当日は血液検査もあるので、これ以上伸ばすわけにはいかないことを話したのですが…。それにしても、こんな申し出があるとは…。うれしいなぁ…。

玖伊屋の朝

ふと目が覚めると、まだ7時台。まりあさんは帰ったみたいです。あと、若手MTFは、なにやらゴソゴソ戦闘準備に入っています。でも、他の人たちは爆睡。わたしは一度起きてしまうと2度寝ができないタイプなので、あきらめてコーヒーを淹れて、朝の準備です。昨日お寿司にしたご飯が残っているので、炒り卵とゴマの入ったおにぎりなんぞをつくってみました。
そうこうするうちに、みなさんもゴソゴソ起きてきました。で、なんとなく落ちついたのが、なんと9時過ぎ。今回は早じまいをしようと思っていたけど、あまりにも早すぎます。わたしは個人的には次の用事とのタイミングがよくないんです。ほかのお客さんもけっこう時間があったみたいで、あとはテレビをダラダラと見たりして、昼前に解散です。
それにしてもびっくりしたわ。

玖伊屋

で、夜は玖伊屋。
今日は、ウナギを持ってくる人がいるとのことで、うざくが一品に入ります。あとは、夏らしいメニューですね。
ちなみに、某若手MTFから「今日のつまむものはなんですか?」というメールが入ったので「枝豆と空豆!」と答えておきました。夏らしいっしょ(笑)?まぁ、それ以外にもつくりますけどね。
今回の玖伊屋は、人数は少ないものの久しぶりのお客さんやスタッフもいたりして、また〜りとした感じでした。12時を回ったあたりでそろそろおねむになってきたので、寝ようかな、と。今回は、なんと!出入り口の近くでも押入の前でもないところに、自分で敷き布団をひいて寝ました。えっへん。えらいだろう(笑)。

おまけ

午後からはアナウンス部門と朗読部門の決勝です。それぞれ10人が競います。アナウンス部門は、あらかじめつくったアナウンス原稿だけじゃなくて、午前のラジオドキュメント部門4作品からひとつを選んで、それにかかわる原稿をつくり、アナウンスする必要があります。また、朗読部門も、地区予選からずっと読み続けたものだけじゃなくて、決勝独自の文章も読まなくちゃなりません。みんなすごいです。
で、それらが終わったら、審査はすべて終了。あとは閉会式です。
このあたりになると、ウチの学校は用なしなので、もうええかと。せっかくNHKにあるstudio parkの入場券をもらっているので、そちらのほうに行くことにしました。個人的には別になにがどうということはなかったのですが、和服を羽織って記念写真をとるブースがあったので、せっかくだからとってもらいました

涙のキャンセル

実は、今日の午後はホルゲットの日だったんですよね。でも、予約の時間は2時半。すでに午後を回っているのに、まだNHKホールにいます。てことは、キャンセル。
たぶん、まだ売るほどホルは残っているけど、だんだん「予備」が少なくなるなぁ。
結局8月10日に行くことにしました。が、この日も午後から用事があるんだよなぁ。ごめんだけど、夕方からの参加にしますね。>某セミナー