途中、子どもの銀行口座をつくる必要があったので、銀行へ。
「いかがされましたか?」
「子どもの銀行口座をつくろうと思いまして」
「お子様の保険証か何かありますか?あと、お母さんの写真入りの身分証明書かなにか…」
お母さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
あとは泥沼のようにお母さん扱いです。
最後に書く「代理に口座をつくる理由」の紙にも
「あ、ここにお子様の名前を書いていただいて、ここにお母様のお名前を書いていただいて…」
名前を書くと
「あ、ここには「母」と書いて下さい」
「あの、「親」でもいいですか?」
「「母」でいいです」
書けと言われたので書きました(笑)。
カテゴリー: trans
夏の交流会
去年の夏からはじめた「トランスジェンダー生徒交流会」も、とうとう季節を一巡して、2巡目に入りました。
今回のメニューは、夏らしく「麺づくし」。そうめん・そば・冷やしうどんをメインに、トッピングに凝ってみることにしました。そうそう、うどんは手打ちで攻めてみました。
トッピングの材料は、おあげ・なす・ミョウガ・キュウリ・舞茸です。
キュウリとミョウガは千切りですね。お揚げは細切りにしてミョウガと一緒に、ちょっと甘めに炊いてみました。なすは千切りしてサッと塩をしたもの*1と、多めの油でしっかりと炒めて舞茸と一緒にしたあとダシで炒め煮したもの*2。なるほど、やっぱりなすびは油とあうなぁ。
今回のゲストスピーカーは、ミックスルーツ関西を立ちあげられた方です。
トランスの問題とミックスルーツの問題はもちろん違うのですが、アイデンティティの問題も含め、いろいろ「ヒント」がもらえるんじゃないかというふうに思ったんです。M谷さんからご自分の話をしていただいた後、意見交流の時間。はじめは「ぜんぜん違う」みたいな意見が出ていたのですが、だんだん「このあたりでつながるかな」といった感想が出はじめました。
たぶん、トランスの抱える問題をトランスだけで考えることって、深まるところもあるけど、どこかにこぼれてしまうところが出てくるんじゃないかと思うのです。わたしとしては、異種格闘技戦から深まるところを大切にしてみたいなと思っていて、それをこの交流会にぶつけてみている感じですか。
そうそう、これって、トランスの側もそうなんですが、ミックスルーツの方々にとってもたぶん「異種格闘技戦」なわけで、こういう対話の場を設定することで、「相互乗り入れ」みたいな関係が生まれてくることんじゃないかとも思います。
刺激的な対話の時間の後は、皿洗い&ダラダラの時間。
その後、NPO法人JUMPの企画「おいしいお肉切ったんねん」に参加。向野の肉さばき職人の方の見事な包丁さばきと熱い話を堪能しました*3。
この企画が終わったあたりで、わたしのガスは完全に切れました。ウトウトしながら電車に乗って、ようやくお家へ…。
病院のはしご(その2)・精神神経科では近況報告
待合室にいると、いろんな人が声をかけてくださいます。で、今日はみなさん一様に「ここ、暑いでしょ?」でした。たしかに…。でも、わたし的には「外よりマシですよ。恩の時です」ですわ。中には「忙しいんでしょ?」と声をかけてくださる人もおられます。なにせ、その人にはわたしの行動は筒抜け。ここ、見ておられるもん(笑)。「「校長になられたか」でとまってますよね」と心配していただいたので、「今日の待合いですべて書きましたから、大丈夫です」と近況報告しておきました*1。
で、診察。相も変わらずよもやま話です。なにせ、トランスの進行状況とかについては話することがないもん。まぁ、その他諸々の近況報告ですね。でも、それはそれで診察になるのかもしれないです(かな?)。
診察終了が5時。今日は「五山の送り火」の日です*2。てことは、あまりゆっくりしたら京阪はダダ混みです。土居で飲むのはあきらめて、田中の立ち呑みに行こうかな(笑)*3。
病院のはしご(その1)・ヤクゲトとか
今日は2ヶ月に一回の病院のはしごの日です。ほんとうは先週行きたかったんですが、用事があったので今週になりました。
最寄りの駅に着いたところで、まずは昼ご飯。今回も血液検査があるので、検査の条件を一定にするために、吉野家で牛丼+ビールです(笑)。
で、いよいよ血液検査。それにしても、いつものことですが、看護士さんが「アルコール…」て言われるんですが、あれ、精神的によくないです。いや、「アルコールに反応して皮膚がかぶれたりしませんか?」って聞かれているんですが、つい「アルコールを飲んでおられませんか?」って言われるんじゃないかと、ドキドキしてしまうんです。あ、そんなん、わたしだけか(笑)。
で、検査結果。
E2(pg/mL) | 標準値(男性) | 標準値(女性) |
104.1 | 15〜35 | だいたい50〜100 |
です。ちなみに、過去の経緯を見ると
検査日 | E2(pg/mL) | 過去2ヶ月のプレマリンの服用量 |
2006/8/10 | 67.3 | 忘れた(笑) |
2007/2/8 | 1430.0 | 5錠 |
2007/4/12 | 1386.0 | 4錠 |
2007/6/14 | 587.2 | 3錠 |
2007/8/16 | 104.1 | 2錠 |
でした。
で、これからどうするかですね。
まずは、定番の質問「2錠にして体の調子はどうですか?」
で、定番の答え「ビールが500ml軽々と飲めるようになりました」
続いて大切なところです。「胸は…」
「こんなもんで」
「しぼんでないですね(笑)」
「しぼんでないと思います(笑)」
Iちゃんさんによると「女性の正常値は100以下なんですけど、それだと変化がないので100〜200ぐらいで保てばいいと思っています。だから、1錠にする必要はないと思います」とのこと。いや、これ以上減らすのは必要ないっしょ。問題は2錠にするか3錠にするかなんですよね。で、聞いてみると…。
「じゃ、ふだんは2錠にしておいて、胸のために週末3錠ということでいきましょう」
あいかわらずアバウトです(笑)。
今度はわたしのほうから質問。「プレマリンの量を減らして、わたしの雰囲気とか変化はあるみたいですか?」
で、答え「ないですよ。父親には見えないですね*1」
「そうですか。たしかにこの間、子どもが「1勝やで」って
*1:これ、複雑やなぁ…。そもそも、人の親に見えないという話もあるしなぁ…
1勝
朝、部屋を片づけてチェックアウト。
うちのパートナーがハーブ好きなのを知って、ペンションのオーナーさんが「クーラーをつけられなかったお詫びに」とハーブを苗ごとくださいました。ラッキーです。
ちなみに、このペンション、ごはんの時にふんだんに自家製ハーブを使われます。これがなかなかおいしいです。このペンション、あたりでした。
ちなみに、出発間際。わたしが荷物の積み込みをしていると、上の子どもがツツッとやってきてひとこと。
「父ちゃん、1勝やで」
「なにがや」
「ペンションのオーナーの人、父ちゃんのこと女の人やと思ってたみたいやで」
「「思ってた」って、誰かバラしたんか?」
「母ちゃんな、「父親や」って言ってたで」
「アウティングやんけ」
って、「男」とは言ってないな。たしかに…。
玖伊屋の朝
玖伊屋
なんで助かったかというと、玖伊屋の仕込みができるからです。
なにせ、今日は「誕生日メニュー」というリクエストが来ていたので、12月にできなかった*1スタッフドチキンをメインにすることにしました。
他に「冬瓜の葛引き」「うざく」「ゴーヤチャンプルー」「キュウリの甘酢炒め」などの夏野菜(てか、瓜系ばっか))で攻めることにしました。
で、下ごしらえをしている途中、東京の友だちWさん(FTM)からメール。「この夏、仮関西人になるのでよろしく」とのこと。なんでも、現在移動中で京都は素通りとか言っています。「なんだ、今日は玖伊屋なのに」と返信すると、「行きます」と速攻返事が返ってきました。
夕方、玖伊屋の会場に着いたら、すでにMちゃん*2が来ています。とるものもとりあえず、ダッチオーブンを火にかけたら、あとは一緒にゴチャゴチャとごはんづくり。と、そこにWさん登場。
このWさんとわたし、生き方も主義主張もぜんぜん違うんですが、なぜかなかよしなんです。1年ほど前に判明したところによると、FTMのWさんとMTFのわたし、身長・体重・腕の太さがほとんど同じという、妙な関係です。ちなみに、今日の服装、打ち合わせもしていないのにゴーヤがテーマのTシャツでした。こわ…。
なんだかんだと一通りつくりおえて、和室でホッと一息。ビールを飲んでなごみのひととき。と、ふと後ろを振り返ると、いきなりそこにいずみちゃん。マジでビックリしました。完璧に気配を消されていて、あんだけきっちりと「後ろをとられた」のは久しぶりと言うよりはじめてな気がします。
で、スタッフドチキンの味の方は…。今回はとろ火で2時間半ほど焼いたのですが、トロトロに焼きあがっていました。上からの火が使えないので「カリッ」とはいかないのですが、こういうのもいいです。もちろんあっという間になくなりました。お見事。
そうそう、今回からまりあさんが「当面活動休止」ということで、当分不参加になります。まりあさんの前にまりあさんはいないし、まりあさんの後ろにもまりあさんはいない。だれもまりあさんの穴を埋めることができないということをあらためて感じさせられました。なんとも言えない「不在」を感じさせられた玖伊屋でした。
それでも、大阪のはるかちゃんが来たりと、そうとうににぎやかなメンバーがそろったおかげで、延々と5時頃までもりあがった玖伊屋でした。
なんでもありらしい(笑)
今日は待ちに待った終業式の日です。
終業式というと、やっぱり大切な行事です(?)。てことは、服装にもちょっとぐらいは気を使わなくちゃ。かといって、完璧フォーマルというのはイヤです。というより、終業式ごときでまともな服を着てしまうと、入学式・卒業式に着る服がなくなってしまいます(笑)。
てことで、ジーンズはやめて黒の綿パン*1。トップスも無難なところで黒でそろえてみました。もっとも、ストレッチ系の服なのでちょっと迷ったのですけどね。
で、職場へ。
職員朝礼に向かうある女性教員と会うと、やはり黒です。「あ、黒ですね!」というと、「行事行事、黒黒」というお返事。こちらもそういう判断でしたか。もっともその隣を歩いている教員はいつもと変わらず白でしたけどね。
まぁ、そんな感じでつつがなく1日が過ぎたわけですが、実は少々拍子抜けです。やっぱり、ストレッチ系の服って、ちょっとドキドキするんですけど、結局、な〜んにもありませんでしたから。
ちなみにどんな服だったかというと…。
こんな感じでした。
まぁ、どうやらすでになんでもありらしいです。やれやれ…。
*1:あまりふだんと変わらない。
ESTOの大阪交流会
いつも思うのは、「なんであたしゃここにいるんだ?」という疑問です。
東京での交流会の時、なぜか5回も前に出てしまったのですが、そのうち2回はいまいち自覚がなかったんです。
で、そのうちの一つが、ESTOだったりします。
実は、去年の大阪交流会の時、友だちから「来ない?」という誘いがありました。わたしとしては、5年前の交流会があまりにも衝撃的&楽しかったので、「んじゃ行こうか」となったわけです。ところが、行ってみたら、宴会じゃなくて、マジメな交流会。「なんじゃこりゃぁ!」と思ったけど、それはそれで有意義な交流会でした。で、その時に「会員になって」と言われて、カンパの意味も込めて「はいはい」と会員になったのですが…。
「正会員って、そんなに少ないのか!てか、正会員って運営メンバーのことじゃんか!」ということに、後になって気づきました。
なので、現在は正会員らしいです。なので、今日は交流会に先立ち、3時から大阪で会議です(笑)。
で、ゴニャゴニャと話しあいをして、交流会。
今回は、「ユースサポートを考えよう!」というテーマで、若い人を中心にいろいろと交流をしたり思いを聞かせてもらったりしました。で、それはいいのですが、「若い人」とひとくくりにしてはいけないんですね。やはり、同じ「20歳近辺」であっても、学校に行っているか働いているかで全然違います。なので、25歳のすでに働いている「若い人」が、20歳くらいの子らに向かって「自分が若い時は…」などと話をするんです。思わずそこにいた「若くない人」たちは「お前がそういうことを言うな〜!」と猛反撃していました。ったくもう…。
ま、最後は「年齢の自己決定権」を盾に、わたしも「わたし、21歳」とかあらぬことを口走っていました*1。
交流会が終わると2次会です。会場から出ると、そこにはO島さんが…。いい時間に来られました。で、いでたちを見て思わず「あれ?今日はリュックはどうされました?」と聞いたのですが、なんでも、襟のところになんかついていたので、今日はおいてきたとか。不便だなぁ…。
2次会の会場は、近くのレトロなカフェバー。やはり、大阪にはおしゃれな場所があります。ここで、ビールだのワインだのを飲んで、年寄り同士で盛りあがっていました。
で、10時半頃に解散。そこからO島さんと一緒に梅田に向かって「もう一軒」ということになったのですが、新梅田食堂街はいずれも11時閉店らしいです。しかたなく、バイバイすることにしました。
で、梅田で快速急行に乗って時間を調べたのですが…。この電車が最寄り駅に接続する最終電車でした。あーこわ。もしもあそこでO島さんが「じゃぁ今日はやめよう」とすっぱり言って下さらなかったら、えらいことになってましたわ。
てことで、終電で帰還。やれやれ…。
*1:アホや…
バトン
今日は友だちと飲み。
そういえば、この友だちにはずいぶんとお世話になりました。はじめて会ったのが、いまから8年ほど前ですか。自分がこれからどう生きていくのか迷っている時に、この友だちと出会いました。そして、そのおかげで、ようやく次の一歩が踏み出せたような気がしています。そして、似たような道をずっと歩き続けてきました。もしかしたら、時として遠く離れていても励ましあい続けてきたのかもしれないです。
実はその友だち、わたしよりも前から走り続けていました。そして、わたしはその友だちと出会って、一緒に走ってきた。でも、今日、その友だちは言いました。「いまの道へのモチベーションが減ってきた。少し違う道を歩きたいと思うんだ」。
わたしがその友だちによって助けられたならば、そういう友だちからバトンを受けとるのはあたりまえのことです。
ちょっと重たいバトンだけど、まぁなんとかなるでしょ。