統一見解の重要性

今日は上の子どもの学校の文化祭。パートナーは「ぜひとも行きたい」とのこと。なので、わたしは早めに帰って下の子どもの習い事の送り迎えの担当ということになりました。
さて、お家に帰ってまずは送り。習い事の場所は近いと言えば近いのですが、微妙な距離なんですよね。で、日が落ちるのも早いことだから、めんどくさいけど送った方がいいらしいです。それにしても、家を出る瞬間までマンガを読むの、やめてくれないか^^;;?
帰ってきて、ホッと一息。考えてみると、6時過ぎに家に帰ってきてゴロゴロするのはいつ以来だろうと思います。せっかくなので、テレビを見て、お風呂に入ってしばしなごみのひとときです。
そうこうするうちに、あっという間に迎えの時間。
送りは送るだけだからいいんですが、迎えがめんどくさいんですよね。まず、床に引いてあるリノリウムを巻いて運ぶという片づけ作業があります。しかも、それを同じく迎えに来ておられるお母様たちと一緒にやらなくちゃなりません。となると、当然会話もあるわけで…。
で、迎えの場所に到着。「あ、どうも、どうも」とあいさつをしていると、
「あの…、◯◯ちゃんのところの…」
「あ、はいはいはい」
「あの〜、お母さんにこれ渡しておいていただけますでしょうか」
「あ、はいはいはい」
「また、説明は電話でしますから」
「あ、はいはいはい」
あとは、向こうで来年の役員のことを話しておられます。なんでも、うちのパートナーが役員をやる気だそうです。また仕事を増やすのかいな…。にしても、なんでわたしがいるのにそういう話をしているのかなぁ…。
などと思っていると、片づけの時間。
リノリウムを巻きはじめると、となりで作業をしているお母ちゃんが、わたしにこう言いました。
「たいへんですね、妹さんですか?」
「へ*1?、あ、いやちがいます」
「あ、じゃぁどんな…」
「あ、まぁいろいろと…」
「あ、そうですか、たいへんですね」
「いえ…」
なかなかとっさには答えられないものです(笑)。
あとは無事作業をやって子どもを連れてお家へ。
しばらくして、今度はパートナーの迎えです。
「あ、今日な、お母ちゃんに「妹さんですか?」って聞かれたよ*2
「なんでやの!」
「まぁ、そう見えるんやろ*3
「ほんまにもう…」
「そやけど、どう答えたらいい?1妹、2娘、3パートナー」
「どれでもいいけど、ややこしくなるから、あんたとわたしで統一しよな」
「へいへい」
そりゃそうだ。
それにしても、ノンカムってむずかしいなぁ…。

*1:\(^o^)/

*2:わほほーい!

*3:へへーん!

トリプルヘッダー

昨日までの体力的なダメージを回復すべく、家でグダグダしていたのですが、パートナーから「間にあうん?」とひとこと。時計をみると、8時過ぎ。9時過ぎには阪急に乗っていないといけません。てことは、ギリギリやんか…。
あわててコーヒーを飲んで、パートナーに駅まで送ってもらって地下鉄に飛び乗りました。
途中、Y子ちゃんと待ちあわせ。阪急電車の車窓をながめながらグダグダと沿線の某所にまつわる話。
降りたのは、崇禅寺。ここでさらに4人が合流して、近くのスーパーで今日の昼ご飯の食材の買い物です。
実は、今日は「トランスジェンダー生徒交流会・秋の交流会」です。
今日は日程的につまっているので、鍋だな。
重い荷物をみんなで持ちながら、A鳥から日之出へ移動です。まぁ、重い荷物もみんなで分担すると楽ですけどね。
みんなはそのまま会場へ。わたしは待ちあわせ場所の新大阪駅へ。しばらくすると、なんかぁゃιぃのが続々とやってきます(笑)。今日は盛況だな\(^o^)/。それにしても、2年ぶりにあったAちゃん、ぜんぜんわからんかったわ。「なんかやってる?」って言ったら「なんにも」という答え。若いってうらやましいです。他にも、東京からわざわざ夜行バスでこられた方もいたりして、もう、感激です。
会場の日之出人権文化センターに着くと、すでに調理ははじまっていました。中には、支部の人たちも混じって鍋の用意をして下さっています。ん〜、11時半に解禁になるものを呑むのがはばかられるな(笑)。
やがて、完成した鍋を持って隣の部屋へ。鍋をつつきながら、支部長さんが語られる「肉の話」を聞いたり、それぞれの自己紹介をしたり、しばし交流の時間です。

で、2時から会場を移して、シンポジウムの開始。こんなんがあるんです。
このシンポジウム。実は事前の打ち合わせをしようと思っていたのですが、まったく時間がなくて、なにもなし。とりあえず話をしておいたのは

  1. 最初の自己紹介は名前と所属だけ
  2. 前半は「テクニカルターム」を使わずに話をする
  3. そのあと、わたしがテクニカルタームの説明をする
  4. あとは出たとこ勝負(笑)

の4点です。さてさてどうなることやら…。
やっていてわかったのが、「テクニカルターム」を使わずに話をするのって、けっこう難しいのかもしれませんね。というのは、たぶん、自分の感覚って、あとから振り返る時にはなんらかの概念にからめながら顕在化させているわけで、そこから「概念」を抜いて話をするとなると、伝え方が難しい。でも、「伝える側」としては、それをしないといけないというのが、わたしの持論なんですが…。まぁそれはいいです。
みなさん、その難しい注文によくこたえて下さいました。おかげさまで、約1時間、3人のパネラーの「半生」を聞くことができました。
そこからわたしが少し話。で、休憩。後半戦は30分しかありません。
後半戦は「いま、そしてこれから」というお題です。これ、まさに打ち合わせをしていなかった「出たとこ勝負」のところなんですね。ここもみなさん、うまくまとめてくださいました。
最後に質問を受けて終了。
まぁ、シンポの内容そのものは、いわゆる「性同一性障害」の3人を招きながらも*1性同一性障害らしくない」話というか、簡単に言うならば「いろんな人がいる」みたいなところに持っていくことが少しはできたかな、という感じです。
シンポジウムのあとは、生徒たち同士で感想の出しあい。
ある参加者*2の「なんでこだわるのか。こだわっているのがもったいない」という発言に微妙な空気が流れた気がして、これがまたいい感じです。「そうそうそう!」みたいな話ばっかりじゃ、やっぱり話が揉まれないです。そうそう、「成人式に振り袖が着たいけど…」というMTFの発言に、まわりにいた大人達が「へー、成人式に出たいんや〜」という根本的な違和感を感じていたのが、またなんとも(笑)。

その後、さらに場所を変えて、大人はちょっとビールなど。子どもは当然ノンアルコールで、話したりないことなんかを交流。
8時終了のつもりが9時までグダグダ話をしていました。
帰りの電車ではY子ちゃんが倒れそう。わたしも倒れそう。
がんばってお家に帰ろうね…。

*1:全員ジェンダークリニックに通っているので、厚生労働省のカウントに入っているはず(笑)

*2:≠トランス

壁に耳あり障子に目あり

で、「悪いことがでけへんようになってしもたなぁ」と思ったことがありました。
昨日の分科会の休憩の時、斜め前に座っていた人から「あの、NHKに出られていませんでしたか?」との発言が。思わず「あぁ、そんなこともありましたっけ」と噴き出しそうになってしまいましたが。
で、今日も電車を待っている時「あ、全同教の参加者やなぁ…」とぼんやり近くのグループの人を見ていると、軽く会釈されます。で、「どなたやったっけ」と思いながら近づくと「NHKに出られてましたよね」「はぁ」「うわぁ〜!」「いや、単なる飲んだくれなんですけど…」という会話。
昨日の人も今日の人も、「会うことがあれば話したいことがある」という思いを持っておられたみたいです。で、ちょっとだけの時間だったけどそんな話を聞かせてもらいました。
悪いことはでけへんわけやけど、そういう出会いの時を与えられるっていうのは、やっぱよかったかなぁ…。

巻頭かぁ…

今日、定期購読している雑誌が、本屋から配本されてきました。
これ、8月号で取材を受けてちょこっと載ったんですが、まぁそれはそれ。で、その後、E井さんから「12月号で「マイノリティの子どもと表現活動」という特集をするんだけど、それに原稿を書いてほしいんだけど」という依頼を受けていました。で、安請け合いをしたのですが…。かなり苦しみました(笑)。でも、〆切当日になんとか原稿を出しました。
今日来た本は、その12月号なんですよね。
で、パラパラとめくって…。
めくるまでもありませんでした^^;;。巻頭じゃんかよ〜。というか、「特集の意図」みたいな文章すらなく、目次のすぐ後やんか〜。
うぅむ…。知らなかった。いったい誰がこの順番にしたんだ…?
あ、さわりの部分は、いまならここにあるはずです。来月以降はアクセスできなくなるはずなので、pdfファイルもつくってみたりして…。

関東進出?

朝、そうっと起き出して、とりあえず朝食の準備とか荷づくりとか。パートナーも子どもも寝ています。
そのまま、みんなを起こさないように、そうっと家を出ました。向かうのは、ずいぶんと東の方です。
とりあえず、8時40分頃の新幹線に乗るべく、8時頃に家を出たのですが…。よく考えたら、駅まで歩いて15分ほど。で、京都駅まで20分ほど。てことは…。走りました。
なんとか新幹線に飛び乗って、東京へ。ここで新幹線を乗りかえて*1小山駅へ。そこから車に乗せてもらって着いたのは、O平町。
栃木県の特に南部の方は、そうとうさかんに人権関係のとりくみをされています。トランス関係についても、こんな方とかを呼ばれたりしています。それにしても、前回K川さんの話を聞かれた方が今回こられたらイヤだなぁ(笑)。だって、そもそも見栄えが全然違いますからねぇ(笑)。
で、会場にはいると…。すごいです。ご高齢の女性が真ん中に数人陣取っておられます。しかも、全体的にすごくまじめそう…。これが関東の雰囲気か…。
さて、どうするか…。関西のお笑い系としては、「ここでウケてこそ」とは思うのですが、いつものペースでいつもの内容を話しても、ぜったいに笑ってもらえもらえない感じです。とにかく、まわりの人たちを引きずり込みながら、本丸を攻めていくことにしました。
すると、はじめは固かった雰囲気もだんだんと柔らかくなっていって、最後は本丸の人たちも笑ってくださるようになりました。いやぁ…。ほんとうにあせった。
高座が終わってから、「わざわざお越しいただいてありがとうございました。みなさんがにっこりされたお顔を見させていただいて、ほんとうにほっとしました」とあいさつにいきました。すると「おもしろかったですよ」とお褒めの言葉をいただきました。よかったよかった。

*1:初体験!

つきそい人

パートナーはあいかわらず調子が悪いみたいです。なにより、原因がわからないのがこわいです。てことで、今日は検査でMRIをとることになりました。
ところで、パートナーは閉所が苦手。なので、CTとかMRIは大嫌いです。「イヤや〜、イヤや〜」と言いながら、でも、原因がわからないのはもっとイヤということで、やむを得ず撮ることになったのですが…。
重い扉の向こうに、技師さんとふたりで消えていきました。と、5分ほどしたら技師さんがあらわれて「中に入ってください」と(笑)。やっぱりな…。
結局、15分ほど一緒にMRIの部屋にいるハメになりました*1
撮影が終わって技師さんが入ってこられた時、ひとこと「なんでこわいのか、よくわからへんにゃけどなぁ…」確かに…。わたしも「んなもん、東大寺の柱に上向きに寝ているみたいなもんやんか」と思ってみていましたから。でも、こわい人にはこわいんでしょうね。
で、その後所見を聞いたのですが、「とくになにもない」とのことでした。たぶん、前に治療していたのを放ったら貸しにしていたのがよくなかったんでしょうね。

で、家に帰ってふたりで昼ご飯を食べながら*2「技師さん、わたしを呼ばはったなぁ」という話になったのですが…。
「わたしのことなんて言ってはったの?」
「表にいるの、お嬢さんですか?って」
「\(^o^)/で、なんて?」
「え、い、いえ…って答えた。ほしたら「お姉さんですか?」って」
「\(^o^)/で、なんて?」
「え、い、いえ…って答えた。ほしたら「お家の方ですね?」って言ったので「はい」って答えた」

お家の人…。便利な言葉です。
そう言えば、お医者さんから昨日の夜電話がかかってきて、わたしが受け答えしたんですが、診察に入った時に「あの…、昨日電話を…、とられた方です…か?」と、えらい戸惑ってはったなぁ。

まぁ、声パスしてないだけか_| ̄|◯

*1:えらい手が冷たかったので、そうとうきつかったんだろうと思いました。それにしても、終了間際のemergencyみたいな音、なんとかならんのかなぁ…

*2:あ、授業が終わったら休みをとって家に帰ったんですよね

で、夜は玖伊屋

ほんとうに、最近、夜歩きが多いのですが、今日は玖伊屋。
もう、メニューを考えるのがめんどくさいので、今晩は焼肉&ジンギスカン
とりあえず、ベランダに机・バーベキューセット・ライトをセットして、あとは野菜をひたすら切るのみです。できあがったら、焼肉&ジンギスカンのお守りをするのが得意な人におまかせ。
今回は、人数はとても少なかったのですが、遠来のお客さんもおられて、ずいぶんと話も盛りあがりました。
ベランダで話をしているうちにちょっと寒くなってきました。
「今何時?」
「1時」
「…」
速攻中に入りました。とたんに眠くなってきたので、ふとんを敷いてもぐり込んでいるうちにウトウト。なんか、遠くの方で「また押入の前にふとんを敷いてる」という声は聞こえた気はしたのですが、そのころには、わたしも遠いところに行っていました(笑)。

で、お楽しみ(笑)

受診の後は、「まんまるの会*1」があります。
いちおう、4時〜6時が会の時間なんですが、受診を終えた時点で5時過ぎです。まぁ、時間設定に無理があるんですけど、諸般の事情でこれが一番いいみたいです。
会場に着くと、新しい人が数人。古株が2〜3人。緊張するなぁ。
で、自己紹介をはじめると、だんだんと人が増えてきます。はじめて参加された人から、「親へのカムアウトについて」みたいな質問があったので、久しぶりにまじめな話しあいの時間を持つことができました。やっぱり、こういう時間も必要だなぁとあらためて思いました。それにしても、古株の終了時間あたりの参加って、何が目的かまるわかりやんか(笑)。
で、6時も少しまわったあたりでまじめな話はおしまい。会場を移して晩ご飯会宴会。
でも、最近、夜歩きが多すぎる気がしています*2。なので、「今日は終電より前に帰ります!」宣言。みなさんから「そんなん無理やろ!」という言葉があったのですが、「いや、終電の一本前で帰ります!」と再び宣言。
で、飲みはじめたのですが…。
やっぱり無理でした。気がついたら終電でした。はぁ…。

*1:関西医科大学附属病院ジェンダークリニック受診者の会

*2:またかい!

停滞期

今日は、通院日です。
まずは、女性診療科から。
待合室で待っていると、となりのおばさまが「予約は何時ですか?」と話しかけてこられます。やばっっっっっ!顔はニッコリ、心はドッキリしながら、そつなく会話を終了。あわてて音楽を聴きながら自分の世界に没頭しているフリをしました。はぁ…。
で、無事女性心療科の受診は終了。診察室の中の会話は、まぁいつもどおり、ろくでもない会話でしたわ。
続いて、精神神経科へ。
「最近いかがですか?」
「いやぁ、なんにもありません」
「そうですかぁ」
「なんというか、燃えるものがないんですよね」
みたいな会話。
もっともO田さんも同じような思いを持っておられるようで、やはりなんとも言えない停滞感があるみたいです。
「もう少し誰もが気軽にジェンダークリニックにアクセスできる状態で停滞期が来たらよかったんだけど、どうしようもない状態で停滞期が来ているのは、よくない状態かなぁと思うんです」
とのことでした。そうですね…。
まぁ、全体的に停滞期な気もするし、個人的にもマンネリだよなぁ…。