ひとつ屋根の下で

10年近く使ってきた洗濯機、ここ1〜2年調子がイマイチだったのですが、とうとう脱水ができなくなったとか。まぁ、結果があるから原因があるんでしょうし、洗濯ができて脱水ができないならモーターではないんでしょうが、ここらが買い換え時かなぁと。だって、当時子どもは小学生と赤ちゃん。それがいまや高校生と小学生ですからねぇ。洗濯量が圧倒的に違います。
てことで、家に帰って速攻「買に行こう」とパートナーを誘います。
突然のことでパートナーもビックリしたみたいですが、「善は急げ」です(違)。
で、ふたりであーだこーだ言いながら品定め。店員さんがつつっと寄ってきて、さりげなくプッシュ。で、しばらく話をしてお買いあげ。
店「じゃ、どうぞこちらの方へ」
と机の方に移動して、いきなり
店「一緒にお住まいなんですか?」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
J「え、ええ…」
店「ごきょうだいかなにか?」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
J「え、ええ…」

やっぱ、「ひねり」を入れるのはむずかしいっす。

家に帰って、どちらが姉に見られたかで、しばし言いあい。
J「あんたの方が背が高いから姉に見られたと思うで」
ハイハイ…。

でもバレていました(笑)

今日は、某在日外国人教育関係の会議。
いつもの通り、新年会をしながらの会議です(笑)。コンビニで買ったK霧島が、会議が終わったらあいていました。
その後、宴会ですが、わたしはちょっと失礼して別コースへ。こちらのほうは、わたしがノンカムでおつきあいさせていただいている数少ないグループです。
会場に着くと、お一人来ておられます。しばらく話をしているともう一人。「中に入って先に呑もう」という言葉に甘えて、先に乾杯をしています。やがて「なんで先に呑んでるねん」みたいな感じで続々と来られます。まぁなんしか、ここはノンカム。おしとやかにしておきましょう。
と、突然わたしに質問が来ました。
「ところで、いっちゃん、男か女かどっちや?」
「へ、お、女ですよ」
「ふ〜ん…」
「ばれてました?」*1
「わかってたよ」
「いつから?」
「初めて会った時から」
ばれてるって、ぜんぜんわかりませんでした。なんでかというと、きちんとわたしを女性扱いしておられていたねす。
「わかってたけど、いっちゃんが自分のことを「女や」って言ってるんだからそうなんだろうと思ってたんや」「ふだんはどうしてるんや」
「いや、このままですよ。生徒たちは普通につきあってくれてますけど」
「それ聞けてよかったわ」
メッチャ驚きました。でも、すごく楽になった。だって、過去や現在をどう伝えるか、ウソをつく必要がなくなりましたから。
2次会のカラオケ。「みなさん男性ですか?」という店員さんの質問に「一人女性です」と答えて下さっていました(笑)。

*1:ここで、「そういう言い方があかんのや!」という指摘あり。これがまた、いいですね。

トランスってなんだ?

最近「トランスって何だろう?」と考えることがよくあります。
わたしはトランスをしているのかしていないのか。
確かに、ヒゲは脱毛しました。パーマをあてるのもやめました。髪を伸ばしました。服もレディスを着るようになりました。ホルモンもはじめました。でもそれがトランスか?少なくともわたしは違うと、いつも感じています。
じゃぁ、トランスっていったいなんだろう。
それはもしかしたら友達関係というか人間関係の中にあるのかもしれないと、最近思うのです。わたしの友達や家族が、わたしをわたしの望む性別で受け入れてくれているかどうか。そこにトランスの本質があるんじゃないかなぁと思ったりもするのです。
極論すれば、ヒゲ面のくちゃくちゃ頭の「わたし」を、わたしの望む性別で受け入れてくれる人間関係があれば、そこにトランスはあるんじゃないだろうか。
じゃぁ、なんのために脱毛をし、髪を伸ばし、レディスを着るのか。
簡単に言えば、「自己満足」なんだと思うのです。だって、自分にとって楽な姿になるというだけのことですから、それは「自己満足」と言えるのではないかと思うのです。で、その内容はというと、極めてジェンダライズされた「自己認識」に、自分をあわせているだけのことです。もちろん、「できること」「できないこと」はある程度は考えていますし、「あわせる」のは「受け入れてもらいやすくする」というところも含みこんではいるのですが…。

ということは、もしかしたら、「フルタイムのトランス」って、「いつも自分の望む姿でいる」ということじゃなくて、自分の望む性別で受け入れてくれる人間関係を、日常の場においてつくること、ということなんじゃないのかな。
でもね、そういう人間関係をつくっていくと、中には、自分自身のありようを問い直してくれる人が出てくるんだよね。いや、こういう言い方はよくないですね。おそらくは、もともと自分自身のありようを問い続けている人が、「トランス」という事象と触れることによって、ひとつのきっかけを手に入れるという方がいいのかもしれない。そういう「既得権益としての性別」を問い直す人は、おそらくは「トランスの仲間」なんじゃないかなぁ。

受診日

試験監督を終えて、やらなきゃならない仕事も終えて、大急ぎで病院へ。もちろん病院の前に、吉野家で燃料補給。
で、まずは、女性診療科です。この間、職場の健康診断の結果が出たので、いちおうそれを見ながらひとくさりしょーもない話をして、その後うだうだと話しあい。まぁ、このゆるさがいいんでしょうね。
にしても、「まだこれだけ残っているんですよ」と本日の受診者人数を見せてもらって、メチャクチャ驚きました。朝からまったく休憩せずにどんどん受診者をこなしていっても、3時の時点で今日の予定の半分にもなっていないという感じです。って、そんなん、こなすの無理やんか…。産婦人科医が少ない&病院が少ない&病院が雇用していない状態なんだなぁと、つくづく思いました。
てことで、いずみちゃんから「こんな話をしている場合じゃないんです(笑)」と言われたので、退散。
その後、滝井に移動して、O田さん参り。
こちらでも、最近のギョーカイについて「なんだかなぁ」みたいな話です。でも、O田さん曰く「そういう歳になってしまったんだと思うんです」。まぁそれはそうかもしれませんがねぇ…。てな話をしていると、延々と続きそうです。待合室には次の人がおられたので「そろそろやめますか」ということで診察終了(笑)。

ここにもいたか

昨日の夜、教員をやっている友達からメールが来ました。
「うちの学校にトランスの子がいるんやけど、あした会ってやれる?」
まぁいいですけどね(笑)。
てことで、学校の帰りに行くことにしました*1
待ちあわせ場所に着くと、それらしいのがいるのはいるんですが、なにやら友達とコソコソしています。
「あれかなぁ、どうかなぁ」
と思いながら
「友達といる?」
とメールすると、すぐに反応して、こっちに来ました。どうやら向こうも
「あれかなぁ、どうかなぁ」
と思っていたみたいです。まぁありがちな話です。
あとは、近くの喫茶店に行ってダラダラとよもやま話。
はじめはしんどい状況かなぁと思っていたのですが、まぁそれなりに楽しくやっているみたいです。
1時間ほどしゃべって、バイバイ。

会いに行くのって、行く前はおっくうなんだけど、行ったら
「よかったなぁ」
って思うんですよね。

*1:家とは正反対の方向やけどね(笑)

うれしはずかし

今日は年に一度の健康診断の日(はぁと)。今日はどんなハプニングが待っているかなぁ(ワクワク)。
で、受付で並んでいたら、事務長がやってきて
「胃部検診の担当の人には話してありますから」
と小声でささやかれます。いろいろご配慮ありがとうございますm(_ _)m。
でも、胃部検診って、
「白いドロッとした液体を一気に呑まされて、裸になって、あんな恰好やこんな恰好の写真をとられまくって、最後には下剤プレイ」
なわけで、わたしはイヤなんです。なので、「過去気分が悪くなった*1」に◯をして、受診拒否をしますので、結局は関係ないんですけどね。でも、配慮がうれしいじゃないですかぁ。
で、身長・体重→血圧測定で、本日のハプニング発生。
「ここ、どうですか?」
と指さされたのは「1、生理中である・2、生理中ではない・3、閉経している」の選択肢。しばし考えて、2番に◯をしてもらいました。まぁ永遠に来ないんですけどね(笑)。
それ以外は、心電図で
「きついブラジャーをしておられるならホックはずしてください」
とか言われる程度で、たいしたハプニングもなく終了。
にしても、メタボ関係の問診票、大きなお世話だよ。

*1:悪くならない人、いるのか?

「ひととき」続編

ここで書いた生徒が、今日「勉強教えて」と言って来ました。で、一通り教えたところで、
「ありがとう。で、先週言ってたやつな」
といいながら取り出したのが、試供品のファンデーション。
「これ、先生にはちょっと白いかなぁ」
とか言いながらくれました。
えへへ(^o^)。

航路変更の方法

大学の頃、キャンプ場でボランティアをしていました。そこのキャンプ場、8人漕ぎとか12人漕ぎのカッターがあるんです。これのスキッパーをしなくちゃならないんです。
はじめてスキッパーをする前に、先輩からいくつかのことを教えてもらいました。

  • 舵を切るのは、子どもたちがオールをもどすために水上にあげている時にすること。

そうしないと、舵が抵抗になって、そうでなくても非力な子どもたちがすごくしんどい思いをするんですね。

  • 舵は急激に切らないこと。

船は急には曲がらない。なので、行きたい方向を考えながら、そこまでに十分な余裕を持って、ゆっくりとめざしていく必要があるんですね。

  • 水の流れを読むこと。

沖から岸に向かって流れていると、しんどいけど安全なんです。逆に、岸から沖だと、楽だけど帰れなくなる。もちろん、それ以外にも右からか左からか。これから行きたい方向とあわせて、行きか帰りかどちらが楽でどちらがしんどいのか、そのあたりを読んでペース配分しないといけないんですよね。

  • 早く漕がせるよりも、息をそろえて大きく漕がせること。

オールは長いストロークで、みんなで息をそろえて漕ぐと、すごく効率よく動くみたいです。

  • 接岸する時は、どこで「漕ぎ方やめ!」を言うかを考えること。

接岸する時は舳先からなんですが、勢いよくつっこむと当然傷みます。なので、惰性で動かしながら、できるだけショックがないようにぴたりと岸につけるのがベストなんですよね。つまり、どこで漕ぐのをやめるのかを、これまた流れを読みながら考える必要があるんです。

他にもいろいろありました。
これ、うまくいくとおもしろいんですけど、なかなか会得するのは難しかったですね。
にしても、こういうのって、人生と似ているよなぁ(笑)。

テンパってきたっていうのに!

先週はO田さんと会えなかったので、今週再び病院へ。
完全に時間を間違えて、1時間遅れの4時半に到着したのですが、ちょうどよかったとか。
そこから、この間あったいろんなことやブログに書いたことをダラダラと話。まぁ、ひとつのターニングポイントを迎えたのかな。
結局診察室を出たら、あたりはすでに暗くなってきています。時計を見ると、もう6時前。久しぶりにゆっくり話をしたかも。
まぁ、今の精神状態も少し収まってきたし、今後の方向性も少し明らかになってきたみたいです。というか、もつれた糸にかかっていたテンションを少しゆるめられたのかな。このあともつれをほどいていくのは、私自身の作業なので、それはそれでOKですわ。

で、まんまるの会

O田さん参りがなくなったので、予想以上に早く会場に到着しました。到着すると、なんだかすでに盛りあがっています。ノンアルコールでみなさん元気です。たいしたものだ…。
で、開始時間になったところで、自己紹介からスタート。みなさん、ご自分の数奇な人生を語られます。
わたしは「自助グループ」には行ったことがないので、こういう時の自己紹介がどういうものなのかは知らないのですが、少なくとも「まんまるの会」の自己紹介は、皆さん長い。でも、ちゃんとオチを考えているあたりは、さすがは関西です。
その後の話しあいは、自己紹介の中から気になった内容をピックアップ。今回は「カムアウト」になりました。
「どなたか?」
と聞くと、ある方が家族へ向けたカムアウトについてアドバイスを求められました。すると、みなさん一斉砲火を浴びせるように、それぞれの体験や考えを語りはじめられます。たぶん、アドバイスを求められた方、ビビられたんじゃないかなぁ。いちおう「参考になりました」とは言っておられましたが…。

てことで、前座が終わって、お待ちかねの食事会。
もう、あとは呑めや歌えやのドンチャン騒ぎです。
今回、某大学附属病院に通院しはじめられた方がいらっしゃったのですが、びっくりしておられました。まぁ、当たり前だわな。みなさん、通院が目的なのか宴会が目的なのかわからないからなぁ(笑)*1

気がつくと、あっという間に10時半。終電の時間です。あわてて同じ方向の人と会場を飛び出して、電車に飛び乗りました。

家に帰ると、パートナーは爆睡中。よかったよかった*2

*1:それは自分のことか(笑)

*2:下の子が校外学習でお泊まり。なので、宿題がない。すると、早く寝られるという…